みんなの議会

富良野市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日

(1)ふるさと納税について/(2)国民健康保険について

2008年3月12日、富良野市議会の一般質問で、佐々木優議員が「ふるさと納税について」「国民健康保険について」について質問し、市長 能登芳昭、総務部長 下口信彦が答弁しました。

質問者
佐々木優 議員
答弁者
市長 能登芳昭、総務部長 下口信彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 佐々木優

-登壇-通告に従いまして質問いたします。初めに、ふるさと納税について、お伺いをいたします。多くの国民が地方のふるさとで生まれ教育を受け、育ち、進学や就職を機に都会に出て、そこで納税をします。その結果、都会の自治体は税収を得るが、彼らを育てたふるさとの自治体には、税収はない。そこで、いまは都会に住んでいても、自分をはぐくんでくれたふるさとに、幾らかでも納税のできる制度があってもよいのではないか。これが、ふるさと納税の問題提起です。お世話になったふるさとに恩返しをしたい。多くの共感が表明され、メディアでも頻繁に報道されています。地域格差の是正のためにも必要なテーマとして、理解ができます。しかし、ふるさとの概念や税を分割する方式など、理論的、制度的、技術的に困難さも指摘されております。制度として定着するには、課題解決が必要であり、まだまだ時間のかかる問題だとは思います。新年度予算案では、個人住民税における寄附金税制の拡充ということで、一つは、条例による控除対象寄附金を指定する仕組みの導入。二つ目に、地方公共団体に対する寄附金税制の見直しということをしております。寄附控除を拡大することで、ふるさと納税がしやすい環境づくりがされたのだと認識しています。大阪府池田市では、幾つかの事業から使い道を選べるようにする条例案を、今3月の議会に提案をされているそうです。条例案によると、寄附の受け皿となるみんなでつくる推進基金を創設し、子育て支援や環境保護など使途をホームページや広報誌に示し、寄附者はあらかじめ使途を決めることができます。寄附金には…、寄附者にはワインをプレゼントするほか、市民と同じ料金で体育館やプールを利用できる池田サポート証を発行するとしております。全国で、自治体のPR合戦が熱を帯びているとの報道もされております。一時的なものにならないように、また、費用対効果の面からも、十分な調査研究の努力が必要だと思います。現在の厳しい経済状況から考え、直接大きな税収に結びつくとは考えにくいですが、寄附者に使い道を示し、同意を得ることができる事業、また、地域の特産品のPRや観光客の増加など、少しでも地域経済のために活用することができないのか、さらに発展すれば、移住、定住につながる施策にならないのかと考えます。こうしたことを含め、地域経済の活性化のために知恵を集め、具体的な施策が早急に必要です。全国的に知名度の高い富良野市として、静観していてはならないと思います。富良野市財政健全化計画素案では、新たな収入確保への積極的な取り組みとして唯一、具体的に掲げている制度です。今後、年間の財政不足の総額を43億8,000万円。健全化による改善額を、39億100万円としております。しかし、それでもなお、4億7,900万円の財源不足と見込んでおります。改善額の6割以上を人件費の削減抑制。その他生活支援サービスの見直しと廃止、受益者負担、水道料などの受益者負担増、公共事業の抑制など、地域経済をとことん冷え込ませる内容になっています。この計画が予定どおり進んで、財政健全化が図られたとしても、まちの経済は死んでしまうと思います。夢あるまちづくりが示されておりません。経済を活性化させ、税収を上げる努力がなくてはなりません。唯一、この計画に書かれているふるさと納税制度。これからのまちづくりのために寄附金の呼びかけ、寄附金の使い方など、どのように行おうと考えているのか。市民だれもが夢を持てる、夢ある回答をお願いいたします。次に、国民健康保険制度についてお伺いをいたします。全国で約4,700万人、2,530万2,000世帯が加入をしている国民健康保険、国民健康保険制度。今、土台を掘り崩すような危機に陥っております。住んでいる地域によって差はありますが、年収200万円台で30万円、40万円の負担。住民の負担能力をはるかに超える額となっています。06年6月時点で、国保料の滞納は480万世帯、滞納率は19%、5世帯に1世帯が滞納している状況になっております。制裁措置ということで保険証が取り上げられた世帯は、35万世帯を超えました。この10年間で3.6倍、また、有効期限を1カ月、3カ月などに限定した短期証交付も122万5,000世帯、10年間で8倍にも激増しております。保険証を取り上げられ、資格証明書では窓口で医療費の全額を負担しなければなりません。全日本民医連の調査では、保険証を取り上げられ、受診できなかった結果、2年間で25件もの死亡があったと報告されております。国保加入者の半数、過半数が、年金生活者など無職者で、加入世帯の平均所得が165万円にすぎない国保制度。この制度は国や行政の手厚い援助があって初めて成り立つ医療制度です。ところが、自民党政府は1984年の法改悪で、国庫負担率を引き下げたのを皮切りに、国の責任を次々と後退させてきました。ここに国保崩壊の現況があります。1984年度から2004年度の間に、市町村国保への国庫支出金が、49.8%から34.5%に減る一方、住民1人当たりの国保料は、3万9,020円から7万8,959円に2倍以上にふえております。さらに、この間、公的年金控除の縮小など、税制改悪に連動した国保料の大幅値上げが、高齢者に襲いかかっております。4月から始まる後期高齢者医療制度によって、75歳以上の高齢者はこの制度から排除され、さらに重い負担と差別医療を強いられることになります。65歳以上74歳までの高齢者の保険料は、年金から天引き、医療費の窓口負担は1割から2割になります。こうした状況のもと、富良野でも一昨年から短期証が交付されました。昨年からは資格証明書も発行されるようになってしまいました。国保税の負担が重い、もう少し安くしてほしい、市民の切実な声です。資格証明書の発行の基準、現状の認識とその見解をお伺いいたします。市のホームページ、国保の仕組みの説明には、私たちがお金を出し合い、医療費などに充てる助け合いの制度と、書かれてあります。この表現の仕方は私は違うと思います。国民保険は、助け合いの相互補助の制度ではなく、社会保障の制度です。国民健康保険法第一条の目的では、この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与すること。そして、その第四条では、国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるように努めなければならないと、国の義務が書かれております。国民の生存権の確保を目的とする国家的な保障。つまり、社会保障の制度です。国保会計は、2分の1の自己負担と34%の国庫負担のほかに、国、道の調整基金によって、調整交付金によって賄われております。保険料の収納率が低い自治体に対し、国が制裁措置として、調整交付金の削減を行っております。その削減額は、最近5年間で1439億4,000万円。06年で、全自治体の半数近い839の自治体で、310億円の減税をしております。調整交付金の減額率は、収納率と、人口規模によって、5%から20%のランクづけがされています。最大20%削減の千葉県八街市では8,000万円。大阪府門真市では2億4,000万円が減額されているそうです。収納率の低下の原因は、景気の低迷、新設された税などの負担が重くなっていることにより、低所得者が多くなっているからで、収納の努力を怠っているからではありません。国保料を引き上げた結果、滞納者がふえ、さらに、保険料を上げなければならないという悪循環が起こっております。収納率低下の根本原因は、国庫負担が削減されたことにあります。社会保障制度は、国の責任として負担をふやすこと。そして、制裁措置を早急にやめるべきだと思います。市長の見解を伺います。以上で質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-佐々木議員の御質問にお答えをいたします。1件目のふるさと納税についての取り組みについてでございますが、ふるさと納税は、当初、税の一部を納税者が自分の意思で納税先を選択できる制度として議論が始まりましたが、受益と負担の原則に反するなど、理論的な問題がございまして、寄附金税制を応用することになったところでございます。今回の改正では、これまで、所得控除方式でありました個人住民税の寄附金控除、税額控除方式とすることを中心とした、地方税法改正案が、第169回通常国会に提出されて、現在審議中でございます。この制度改正は、平成21年度の市道民税から適用予定でありますことから、今後の対応といたしまして、道内はもとより、広く日本国内への発信方法として、市のホームページへの掲載など、必要なPRを検討してまいりたいと考えているところでございます。次に、2件目の国民健康保険についてお答えをいたします。国民健康保険制度のあり方についてでございますが、国民健康保険制度は、医療保険制度の中核をなす制度として、国民生活に定着し、地域住民の医療の確保、健康保持増進、福祉の向上等に重要な役割を果たしてきていると考えているところでございます。今日の国民健康保険を取り巻く情勢は、少子高齢化の急速な進行や、社会経済情勢の変化などによる医療費の増大や、保険税収入の伸びの鈍化など、財政的に大きな影響を受けているところでございます。加えて、地域格差による経済環境の悪化などにより、国民健康保険事業の運営は、年々厳しさを増してきている状況になっており、さらに、国の行財政改革により、公的年金控除の縮小や、老年者控除の廃止など、国民健康保険税を含め、高齢者の税負担は大きくなってきていると認識をいたしているところでございます。次に、資格証明書の発行の件についてでございますが、平成18年10月より、短期被保険者証を発行するため、富良野市国民健康保険被保険者資格証明書等の交付等に関する要綱を策定し、あわせて、資格証明書に適用しているところでございます。平成19年9月までの1年間で、対象者162世帯のうち、最終的には28の世帯の方と納税相談ができないことから、資格証明書交付対象者に係る審査委員会を開催し、被保険者証返還命令通知書を交付する前に対象者と折衝をいたしましたが、特別な事情や分納等の結果が得られず、最終的に11世帯の方に資格証明書を発行したところでございます。発行の基準につきましては、特別な事情として、災害や盗難、世帯主等の傷病、事業の倒産、会社の離職等に当たった場合は交付しないように定め、また、老人保健法対象者には交付しないよう、基準を設けておるところでございます。なお現在、納税相談のあったケース、あるいは分納誓約に至ったケースなど4世帯を解除しているところでございます。次に、国の制裁措置についてでございますが、現年度の一般収納率が93%を下回った場合、国の調整交付金が減額となる、いわゆるペナルティー措置が課せられることになり、収納率向上に向けた経営努力が自治体に求められてきているところでございます。本来、減額措置をすることは自治体にとって大きな課題ではございますが、収納率向上に向けて努力している自治体、何もしてない自治体の乖離があることから、このペナルティー措置は一定程度やむを得ないものと考えているところでございます。以上であります。

質問 1番 佐々木優

ふるさと納税の方からお伺いをいたします。先ほども言いましたけど、先に示された健全計画の中ですけれども、ほとんどのことが削減をされている中で、唯一このふるさと納税制度ということで、歳入の確保ということで、ここに掲載をされております。先ほども言いましたけども、7年間で40億円というお金、1年に直すと6億円のお金が、給与が少なくなったり、市民の福祉が多少削減されたり、いろいろなところで年6億円ぐらいのお金が市として減るということは、市民側からすれば受け取れなくなるということになると思うんです。その影響は本当に、地域経済に及ぼす影響というのはすごく大きなものになるだろうというふうに想像します。その辺をどのように判断のかわかりませんけれども、そうすると、当然、それに見合うだけの減った分をふやすための努力というのが、これが本当に大事ないま課題だというふうに思います。削減は簡単だとは言いませんけれども、お金を削るのは簡単ですけど、本当にふやす工夫というのはみんなで知恵を絞って努力しなければならないというふうに思います。でも、残念ながらいまの答弁では、確かに税法上難しいところがあって、なかなか進んでいないということは、国の政策としてありますけれども、しかし、先ほど言ったように大阪府では実際に条例を今3月の議会にこれから審議する。昨日電話をして確認をしましたけれども、提案されて審議をされるそうですけども、そういう自治体もあるわけですから、もっと積極的な取り組みが必要ではないかなというふうに思いますけどもこの税収確保に向けてのこの、ふるさと納税という、唯一ここに書いてあるわけですから、もう少し取り組みが早くなければならないというふうに思うのですけども、その考え方なり取り組み状況を少し詳しく、お知らせを願いたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木議員の再質問に対しまして、総務部長の方からお答えをさせていただきます。

答弁 総務部長 下口信彦(総務部長は2008年3月まで)

佐々木優議員の御質問にお答え申し上げたいと、このように思っているところでございます。ふるさと納税につきましては、言われたとおり、ふるさとに貢献というような形で、納税者が意思をもってそこに寄附をするというような形であろうかと思います。あわせまして、今回の条例改正という内容でございますが、これは、今後の地域づくりに大きな意味をもってくる民間が担う広域的な支援というような形の中で、この条例が単独でどううたっていくかということになろうかと思います。一つには、広域的という見地からいきますと、所得税法からいきますと、例えば、日赤ですとか、共同募金。日赤等については、これをうたい込んでございまして、これは市道民税につきましても、それは行っております。そのほかに、受益的なことで各自治体の管轄する地域内にそういうような団体等がおりましたら、例えば条例でですね設定をして、これに該当させるというような形になろうかと思います。これにつきましては、私どもも検討させていただいて、十分に検討させていただいて条例化をしていかなきゃならないと、例えば一つに考えられるものは、これは具体的でございませんが、一つにいわれるのは、社協とか、そういう団体がございます。そういうものがどうかという検討の材料になろうかと思います。そういうものを称しまして、条例を制定されて、なおかつそれが今回の寄附控除の拡大になっていくという形になろうかと、これについても十分検討していかなきゃならない。このように思うところでございます。もう一つ、ふるさと納税の関係でございますが、これにつきましては、やはり地方自治体におかれましては、適切に皆さん方の御要望にこたえてですね、適切にやはり、財源として活用していかなきゃならない。このように思っておるとこでございます。その中で一にはPR方法でございます。これにつきましては、いろいろな方法がございます。先ほど答弁させていただいたのですが、これから検討さしていただくということの中で、これらも早急にしなきゃならない事案でございます。いろいろと私ども、一般寄附金あるいは目的寄附金等の寄附採納がございます。そういうことで、多岐にわたってございますので、そういうふうにそういうものを調整しながら、PR誌等をつくっていかなきゃならないと、このように思っているところでございます。一に言いますと、例えば、指定がない場合の寄附がくる場合がございます。これにつきましては、一般財源等で活用していただくというようなことが言われるかと思います。それから、もう一つ言われることは、いろいろと本人が目的というものが出てくると思います。例えば、一つに環境美化に対して、私はしたいのだと、もう一つ言えば、青少年育成に対する取り組みに私はしていきたい。そういうふうないろいろな場面が、目的があろうかと思います。そういう…、そうしまして、私どもは、PR誌にきちんとそういうものを網羅しながら、PRしていきたいと、そういうようなの中で、PR誌をつくっていきたいと、このような考え方してございます。以上です。

質問 1番 佐々木優

いろいろ具体的な例として、お聞かせをいただきましたけども、やはりまだ確定していないことがたくさんありますので、こうだということは言えませんけれども、先ほど言ったように、池田町という…、池田市という…、大阪府池田市というとこでファックスでこの条例案を送っていただきましたけれども、ぜひこういうことをですね、参考にしている…、しながらですね、この条例をつくることによって優遇される部分というのは僕も一生懸命読んだんですけれども、よく理解できない。税法というのは難しいもので、よく御理解はできなかったんですけども、条例をつくることによって優遇される部分というのがたくさん出てくるような、いうふうに僕は理解したのです。そういうことで池田市では研究されて、こういう条例を早速、早々に出してきたという状況が片方にあるわけですから、富良野市もしっかりと検証されてですね、出せということではなくて、しっかり、早急に早い時期にこれを研究されて、何らかの処置をし、そして税収をふやす方法、このほかにもあるかもしれませんけれども、ぜひ検討されるべきだというふうに思います。次の質問に移ります。国保税ですけれども、大変厳しい状況というのは、市長の答弁の中で、僕も何年ですか、4年、5年議員をやらしていただいて、会計を見させていただいて大変厳しい状況があるというのは十分、知ってるつもりです。でも、市民の皆さんの声としては、やはりもう少し安くしてほしいという声がたくさんあります。そういうことで、現実…、事実ちょっとおいておきまして、原則論で市長のお考えを聞きたいんですけれども、先ほど言ったように、社会保障制度であるということなんです。その点、一致しないと次の話できませんけれども、それでですね、先ほど言ったようにホームページには、助け合いの制度のような表現の仕方がしてありますけども、これを変える、変えなければならないと僕は思っているのですけれども、そこのところの認識の社会保障制度なのか、相互扶助の制度なのかという点で、確認をさせいただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木優議員の再々質問にお答えを申し上げたいと思います。国民健康保険のあり方の中の御質問で、社会保障制度と、こういうお話でございました。私も社会保障、推移的にはですね、相互扶助から変わってきて、内容的には、社会保障制度の一役を担うのかなと、こんな感じがいたします。なぜそういうふうな感じかと申しますと、御承知のとおり国民健康保険というのは、入っている方々が、それぞれの担能力によって、そして行っていく事業ですから、それに国からと市町村からの助成を受けて運営するというのが、国民健康保険の特別会計の趣旨であります。ですから、佐々木優議員の御質問、社会保障制度に近いやり方だと、現実的には、被保険者同士の相互の扶助によって成り立っているものが国民健康保険であると、このように、私は理解しているところでございます。

質問 1番 佐々木優

微妙にニュアンスが、一つ確認しておきたいのは、その前にですね先ほど言ったホームページの関係で、文言が変わらないのかどうなのかをまずそのことを、答弁、先にお願いしたいと思いますけれども、憲法第25条ですね、最低限、国民が最低限の生活を権利を持っているという、第25条に基づいて、これは唯一医療制度の機関なわけです。市長の見解と、いろんな学者さんの見解も違うのかもしれませんけども、多くの福祉的なことを一生懸命勉強されている学者さんの答えは、社会保障制度、相互扶助の制度ではない。こういうふうにはっきりおっしゃっている先生が、もう多数だというふうに、そういうふうに思います。それでなければ、次の質問に移れないわけですけども。それがあって、資格証明書のその見解の相違ですね。そこのところで証明書だとか、ペナルティーだとかという話が出てくるんだというふうに思いますけれども、もう一度、これ以上聞いても見解は変わらないかもしれないですけれども、ホームページの件について一点、お伺いをいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木優議員の再々質問にお答えいたします。ホームページで助け合いという言葉を使っているということで、お話ございましたけども、私はそれぞれ加入している人たち、保険そのものというのは国民健康保険だけでないんですね。共済組合あり、いろんな保険があるわけですね。その一つが、国民健康保険であると。さらに国民健康保険は、リタイアされた方々がみんな入ってくる。こういう制度の受け皿にもなっているわけですね、現実的に。ですから私は、そういう仲間の同士の助け合いということで表現を使っているという感じでござまして、助け合いが主体でない、助け合いが主体という意味でとられておりますけども、保険そのものの運営を行う上には、それぞれ入っている方々が皆さんがやはり協力して、助け合っていくのがこの保険のあり方だというふうに私は認識をいたしているところでございます。

質問 1番 佐々木優

そうするとホームページの文言は変えることはできないということで、了解せざるを得ないということですね。それでですね、いろんな保険があるというお話をされましたけども、国保というのはリタイアされた方、自営をされてる方、いわゆる先ほども言ったように低所得者、無職者というかな、職業持たない方が半数、過半数があって平均でも富良野はもっと低いでしょうけれども、全国平均でも165万円の年収しかないという、そういうところのための健康を守るための唯一の制度なわけですから、ほかの皆さんが入っている社会保険とは成り立ちが全然違うわけで、だからそういう意味で、社会保障制度なのだという定義がされるのだというふうに僕は理解をしているんですけれども、この辺は余り、あれですけども、そういうふうに少し見解が違うのかなというふうに思います。それでもう一つお伺いをいたします。ペナルティーの関係ですけれども、その収納に努力をしている自治体、努力をしてない自治体というふうな、それぞれ調べてみないと、調査をしてみないと実際にどういうことが行われているかということは、これは簡単にはわからないでしょうけれども、でも、大変困っている自治体がたくさんあるわけですね。先ほど言ったように310億円。大きな、先ほど言った千葉県のまちは7万7,000人の人口のまちで、8,000万円も減額をされている。それからもう一つのまちでは、13、4万ぐらいの人口の中で1億何ぼも、その2億何ぼですか、そんなにも減額されて国保会計がこれじゃ成り立たないですよね。国から来るお金が少なくなれば、当然先ほど言ったように、皆さんから集める国保料、国保税を高くしなければならない。余計、そうするとなおさら負担に耐えられない滞納者がふえてくる。悪循環を繰り返している自治体が数多く、富良野はそんなことないです。たくさん収納率高いですがそんなことないですけど、全国的に言うとそういうところが数多く出てきております。そういうときに、困っている自治体たくさん出てきているのに、しっかりやっている、しっかりやっていないという、本当であれば市長会なり議長会なりそういう地方の団体が一致団結して国に対して、そういうことを削減するなということを言わなきゃならばならないはずなのに、市町間で自治体同士でケンカをするような区別をするようなことになっては、これは国に物申すことができないというふうに思うわけです。そういうふうな見解ではなくて、やはり困るんだ、低所得者がどんどんふえているんだ、国はちゃんと、しっかり金を出しなさい。このことを、市長は言わなきゃならない。ほかの自治体の首長さんと協力してですね、やらなければならないと思うんですけれども、その辺の見解をお願いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木優議員の再々質問にお答えを申し上げたいと思います。それぞれ自治体は独立自治体でございます。その中で、手法的なやり方でございますけども、国民健康保険で言えば、4方式、3方式というのは、取り扱われております。本市においては3方式でございます。そういう方法というのはやはり、安定的な国保の現況を維持すると、こういうことが一つのねらいとしてあるのと、もう一つは、加入している人たちが、先ほど御指摘ございました収入のないのに、固定資産税にを主体とした賦課のあり方が4方式でございますから、そういうものをできるだけ取り除いて、そして3方式に切りかえていったというのが、富良野のあり方であります。そういうことを考えますと、いまお話ありました全道市長会あるいは全国市長会、これらについてはですね、私は、それぞれ所得のない方々については、いまはそれぞれ2割、4割、6割の減額制度がございます。ですから、減額制度のあり方がいまのままでいいのかどうかと、こういう問題の提起についてはですね、これはどんどんやっていかなければならないと、そのように考えております。ですから、そういう軽減措置をすることによって、収めれれる状況が、また出てくるかもしれない。こういうことも考え合わせてですね、これらについては、私も全道市長会の一員でございますので、含めてこれらについては要請をしていく必要性があるのかなと、そういう感じがいたします。

質問 1番 佐々木優

今ほど、さっきの、今の質問ですけれども、ほかの自治体との協力関係ですよね。一致団結して、市として、行政、自治体同士が、しっかりやっている、しっかりやってないということは、確かに、現実的にあるのかもしれませんけれども、そうではなくて、しっかり力を合わせて国に要望するということが必要だというふうに言ってるんですけども、確かに手法としてその7割、5割、2割という軽減の措置もそういう方向でのしっかりやらせるという方向もあるでしょうけども、大きな目で見てそういうことが非常に大事な今時代だと、先日の代表質問で、岡本議員が岩国のお話をされましたけれども、そういうふうに国は、自分の国のいうことを聞かない自治体に対して、制裁措置を与えることが最近すごく多くなってきております。新たに08年度からも国民年金の収納の悪いところも調整交付金で差別するような話も出ておりますので、本当にいま大事なのは、そういう地方自治体がしっかり力を合わせて国に要望するという、このことが大事だというふうに思っているので、その辺の見解をしっかりお話をさせて…、していただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木優議員の再々質問にお答え申し上げます。その前に先ほど私、6割、4割、2割と言いましたけれども、制度変わりまして、7割、5割、2割と、こういう制度が変わったということでございますので、前段申し上げました6割、4割、2割は御訂正をさしていただきます。さて、いま御質問ありました全市町村がこぞって国に働きかける。私は考え方としては、それは、それぞれの考え方がございますから、主張としては十分お聞きをしたいと、全体的な問題として、先ほど申し上げましたとおり、富良野市は全道市長会に加入しております。それぞれの地域の中で、この国民健康保険の問題というのは、いろんな機会に、提起をされて論議をされているのが現状であります。そういう状況の中で、国にもう少し調整交付金の額を多くする、多くしない、こういう論議が随分あったわけでございますけども、原則論としては、受益者負担をしてそれで足りない分を国の調整交付金、そして足りない分を税で賄う。こういうのが、今の国民健康保険の原則論でございますから、法律を改正を含めた問題としては、これから地道に、そういう運動展開をやっていかなきゃならないと、そういう考え方は私自身にも持っているということで、御理解を賜りたいと思います。

出典:富良野市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる