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富良野市議会 平成19年第1回定例会 2007年3月5日

基本的な考えについて

2007年3月5日、富良野市議会の一般質問で、上田勉議員が「基本的な考えについて」質問し、市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光が答弁しました。

質問者
上田勉 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 上田勉

-登壇-―92私は、市長の執行方針並びに教育長の教育行政執行方針について、正風クラブを代表し、さきの通告に従い質問してまいります。地方分権時代の大きな潮流は動きを加速させ、まさに地方の時代到来しつつある地方行政のあり方について、一層の検討と広域行政も視野に入れた地方における行政運営の充実を目指さなければならない時期と考えます。地方行財政を取り巻く環境は、言うまでもなく厳しさを増し、高齢化社会や環境問題への関心の高まり、社会経済情勢の変化に的確に対応し、効果的な住民サービスの提供に資する施策の展開を図り、効率的かつ効果的な行政運営の推進が不可欠であります。こうした情勢を背景に、平成の新時代対応は、行財政基盤の確立を目指して積極的に推進し、行政改革案の自主的策定、計画的に取り組むことが肝要と考えます。市長は、本市においても、市民本位の市政、自主自立を揚げ、だれもが誇りを持てるまちづくりを推進していくとなっております。国の背景をかんがみながら、景気拡大が続いている中にあっても、地域間格差が拡大していることを重点課題としております。本市の方向づけを、三位一体改革や市町村合併の中で社会経済構造の変換を揚げ、聖域なき改革に取り組み、行政効果を上げることこそ市民本位のまちづくりであり、市政に対する基本的姿勢を述べてございまして、国が提唱する自治体形成にも沿うものと私は判断するものでございます。1点目、基本的な考えについてお伺いいたします。市民対話と情報開示であります。市長は、市民対話と市民本位をまちづくりの基本として、地域懇談会や連合会会長会議、市長室トークなどの開催や、各地域に出向き、市民の幅広い意見の積み重ねによって、行政施策の取り組み、市政に信頼を求めながら、行政運営に取り組まれてございます。しかし、その取り組みに対する市民の反―応は、大変厳しいものであります。地域懇談会においても、決められた時間内の6割以上は、行政側の一方的な考え方の説明などであり、民意が受け入れられなかった状況の懇談会であったとの指摘もございます。あわせて、予算がない、お金がない、したがって何もできないでありまして、市民は、市長が民意を受け入れる姿勢が見えにくいのではないかという声も多くあるところであります。私は、自己責任や自己決定、協働の時代であるからこそ、できる、できないは別として、市民の声を真摯に受けとめ、市民に対し、情報の提供に努めるべきと考えますときに、市長がおっしゃる市民本位の市政と言えるのかどうか、疑問を抱かざるを得ないのであります。せっかくこうした市政取り組みの機会を設け、まちづくりに取り組んでいるわけでありますから、市民の声を慎重に、真剣に耳を傾け、市長はみずからが経験豊かな知識と知恵、体を張って汗を流しながらまちづくりに取り組まなければならないと思うところであります。それが市長のおっしゃる市民本位の基本的なまちづくりであると私は考えますので、市長に対する意思反映、民意の受けとめ方、情報提供の考えを市長にお伺いいたします。次に、財政健全化計画についてお伺いいたします。市長は、財政運営の見通しに当たり、自主性、自立性のあり方を強く認識されてございますが、その中にあって、財政健全化計画は、身の丈に合った健全財政を目指すとされてございます。本市行財政改革推進計画を提唱し、積極的に市民と行政の役割分担、事務事業の見直しなどのため、民間活力などを導入し、富良野市行革推進市民委員会による外部評価の実施をするとされてございます。私は、市長にお伺いいたしますが、財政健全化計画を必要とする大きな問題内容は、ど―93の点が重要課題となるのかをお伺いいたします。あわせて、財政健全化計画の取り組みについてもお伺いいたします。次に、富良野市行革推進市民委員会による外部評価を実施する目的と、委員会に何を求めていくのかをお伺いいたします。次に、2点目、市町村合併についてであります。広域連合との関連の判断については、本市は自治の形として示された市町村連携、広域連合市町村合併、広域都市の中から、富良野地区広域市町村圏振興協議会委員会で合意し、本年1月、広域連合準備委員会が設置されてございます。平成20年4月に向けて、広域連合の設置に向けた具体的な取り組みを進めようとするところでありますが、市長は、まちづくり構想、基本的な考え方の中にも、市町村合併問題は触れてございません。私は、地方分権により、地方公共団体の役割分担が明確にされた今、地方の時代に向けた体制整備を図るとともに、新たな行政課題や住民の多様なニーズに即応して行政サービスの展開ができるよう、政策形成機能、総合調整機能の充実を図る一方、機能的な施策の推進は、組織機構のあり方を検討し、現行の組織機構の見直しを図ることなどを考えると、21世紀の富良野のまちづくりは、スクラップアンドビルドの徹底を図り、組織機構の簡素、合理化を推進することなどが最も重要課題と考えます。ただいま申し上げましたことを考えますときに、市町村合併をなくして21世紀の展望は考えられないと判断しております。平成20年4月に向けた広域連合を検討する中で、市町村合併について将来どのように考えているかをお伺いいたします。なお、広域連合で進むとしたら、将来の市町村合併はないとするのか。取り組むとするのであれば、広域連合と合併の整合性はどのようなつながりになっていくのかをお伺いいたします。―3点目、中心市街地活性化についてお伺いいたします。地域センター病院跡地利用についてでありますが、長年にわたり、地域住民の生命と健康を担ってきた地域センター病院も、本年5月1日より富良野駅東側に改築されました新病棟にて、新たなセンター病院運営となります。現センター病院は、多くの地域住民の生命、健康を守ってきただけでなく、地域中心市街地活性化にかかわる大きな役目を果たしてこられた病院でありまして、その歴史に敬意を表し、感謝申し上げるところでございます。センター病院が移転決定以来、中心市街地活性化の一角を担ってきただけに、商店街事業主の方や市民の不安はぬぐい切れません。私は、一時も早く跡地利用の方向づけを発表し、本市としての責任を全うしながら、市民に対し安心していただかなければならないと思うのであります。その取り組みと進捗状況について、具体的な考えをお伺いいたします。4点目、安心して暮らせるまちづくりについてであります。ごみの分別方法についてでありますが、ごみ対策は、従来、環境問題、地球環境や生活型公害など、近年悪化が顕著な問題としてございます。排出源が多数化、多様化しており、国もその対策にさまざまな手法が必要としてございます。本市は全国にも先がけ、昭和58年からごみ分別収集が進められてまいりました。農業観光の町でもあり、環境対策においては、ごみ処理先進地の町として、全国にその名をはせてございます。市民の誇りでもございます。しかし、たびを重ねるごと、ごみの減量化やその処理方法は多岐となり、市民にとって、生活上、大変な悩み事を発生させてございます。まずは現在、14分別は現実的には不可能とされる状態であり、廃棄の取り扱い内容な―94どから、地域住民がお互いにいがみ合ったり、紛争が起こり、各町内会などにおいても手の施しようもない状態でございます。協働の時代に逆行する事態となってまいりました。地域住民がきずなのもとに、地域社会が一層構築しなければならない中にあって、人間関係や地域社会を悪化させるその対応は先が見えません。市長がおっしゃる市民本位を基本としたまちづくりを進めるには、地域住民に不安や争い事があってはならないなどのことから、ごみの分別方法を早期に検討、見直しすべきと考えますので、市長の考えをお伺いいたします。次に、合併浄化槽整備であります。合併浄化槽は、公共下水道の行き届かないところを対象として、地域住民が公平に生活ができるように、国も補助金制度を設置し、国の文化生活向上に取り組み、国民の生活文化向上に取り組み、本市においても広く普及されてきたところでございます。しかし、東山、西達布、麓郷、布部、布部などは、合併浄化槽設置基準などにより、流末が不可能なところが多いことから、水洗化することができないところが多々ございます。こうした問題を早期に解決し、合併浄化槽の普及に一層の全力を挙げるべきと考えますので、市長の考えをお伺いいたします。5点目、健康的なまちづくりについて、地域センター病院の地域医療についてであります。センター病院は、5月1日より新たな開院の運びでありまして、地域医療の充実に向けた核となる病院だけに、富良野市はもとより、富良野圏域の住民の期待と喜びは大変大きいところでございます。しかし、医師の研修制度改善などにより、新たな勉学のため、地方から医局へ医師が戻らなくてはならないなどから、地方の病院運営に大きな打撃を受けていると伺ってござい―ます。本市センター病院も例外ではないと思ってございます。しかし、そんな中で、市長の先ほどのお話を聞いてございますと、おおむね計画に沿った医師確保が予定されているとの答弁がございました。しかし、決定ではなく予定ということでございますので、地域医療の充実に向けた開院に当たり、現状はどうなっているのかをもう一度確認させていただきますことと、今後の対応についてお伺いいたします。次に、高齢者福祉についてお伺いいたします。高齢者福祉は、高齢者が心豊かに生活できるよう、高齢者元気づくり事業、生き生き事業などが本市においても進められてございます。そんな中にあって、医療ホームやら保健法にかかわる、対応の変化によって、病状が完治しなくても病院には置いてもらえず、病院から出ても行き先のないなどの高齢者もいらっしゃるとのことでございまして、そうした事態の解決には、なすすべもない状態にて、日々の生活に悩んでいらっしゃる高齢者の皆様方がふえ続けておる状態であります。今、医療福祉向上を目指す本市の高齢者に対する支援の取り組みが必要と考えますので、市長の考えをお伺いいたします。次に、児童福祉であります。子育て支援に対して、市長は、働く女性が仕事の両立ができ、子供が健やかに育っていける職場づくりを図るとして、放課後の児童対策の中で、学童保育センターの開設時間の拡大を図るとなってございます。お伺いいたしますが、現状に対し、どのくらいの拡大を図ろうとしているのかを具体的にお伺いいたします。なお、児童館などの開所拡大についても、どういう考え方をなされているのか、あわせてお伺いいたします。次に、公衆浴場確保対策についてお伺いをいたします。―95浴場確保対策は、現在、富良野市内において、民間や公共など合わせて不足と判断しますが、必要量についてお伺いいたします。また、その取り組み方についても、お考えをお伺いいたします。6点目、産業をはぐくむまちづくりについてでございます。農業振興と地産地消の取り組みについて、市長は、経営改善支援、集落営農の促進、生産者の経営安定など、農業振興に対して、地産地消の推進を上げてございます。経営改善や生産者の経営安定に向けたその取り組みに敬意を表したいと思うところであります。しかし、そんな中にあって、地産地消の政策が不透明さを感じるところでございまして、地産地消に対する具体的なビジョンはどこにあるのかをお伺いいたします。次に、商工観光と雇用対策についてお伺いいたします。後継者の減少や国際競争激化を背景に、企業の合併、そして生き残り戦略などが進められてございますが、上川管内あるいは本市においても、商工業などの対策はままなりません。事業縮小する者、企業を廃止する者は後を絶たず、労働者は窮地に陥ってございます。臨時雇用の皆様方は、1年で10カ月働いていた人が8カ月、8カ月働いた人が6カ月も働けない。今後の生活はどうするのか。本当に火のつく思いで、現状の雇用問題はやむところを知らないわけであります。観光に当たっても、外国人到来の朗報を伺ってございますが、しかし、地元宿泊などは満度に至らず、苦渋の形を余儀なくされている方も多いと伺ってございます。市長は、市内企業間の消費拡大による雇用などにより、経済基盤の確立を図っていこうと考えておられるようでございますが、実になる商工観光振興と雇用対策の確立について、改めてお伺いいたします。特に、地域資源を活用する企業との拡大について、具体的にお聞かせ願います。―次に、7点目、教育行政であります。いじめ問題について。1947年に制定された教育基本法は、憲法の理念の実現を教育に託すことを定め、憲法とともに、戦後日本の民主主義の骨格を形成してきょうに至ったと思っております。しかし、子供や現場教師の事故は一向に後を絶たず、いじめ問題は、傷害や自殺に至るまで、社会を大きく揺るがしてございます。こうしたことから、教育のあり方や指導体制の見直しなどによる教育改革が強く叫ばれてございます。教育の未来はどうなるのか、不安が教育現場を覆っていると言わざるを得ません。地域の教育力を鍛える地域社会形成が必要と考えます。教育長は、基本的な判断や行動について、豊かな心を育てるため、道徳教育の充実を上げてございます。いじめのない安全で安心な学校づくりとしてございますが、私も同感であり、教育長にお伺いいたしますが、道徳教育の指導体制については、どのような考え方をしていらっしゃるのかをお伺いいたします。また、いじめ問題は、子供だけでなく、社会全体の問題として取り上げるべきであると思いますことから、地域社会、家庭のあり方などの指導についても、あわせてお伺いいたします。最後に、市長におかれましては、予算編成に当たっては、一般会計、特別会計、企業会計226億3,300万円の緊縮予算であり、市長は既に財政の再建計画を必要とする考えまで報道されているところでありまして、その厳しい状況は殊のほかと判断しているところでございます。財政の健全化が必要であり、決められた予算の範囲での執行でありますから、事務事業等についても、賢明な計画に基づき、公平公正を原則に、効率効果を図り、予算執行に取り組まれるよう付して、代表質問とする次第であります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-上田議員の代表質問にお答えをいたします。1件目の基本的な考え方についての1点目、市民対話と情報開示についてでありますが、現在、地域懇談会、連合会長会議におきましては、行政課題をテーマに取り上げて対話を重ねることによって、市政に反映されるものと考えているところでございます。行政課題の解決には、当然、市民の協力を得なければならないことが多々ありますので、市民が必要としている情報の把握に努めるとともに、行政情報の提供、さらに共有、対話により、信頼関係の構築を図り、行政課題の解決に向け取り組んでまいりたいと考えているところでございます。2点目の財政健全化計画についてでございますが、本市の財政規模は、経済成長とあわせた市税や地方交付税の増加とともに年々増加の一途をたどり、平成8年度から11年度にかけては、一般会計決算でも150億円を超えるまでに達しております。その間、本市では、保健福祉や教育文化、生活環境や都市基盤の整備、経済振興など、幅広く行政サービスの拡充に努めてきたところでございます。しかし、その後の景気の低迷は、国、地方を通じて財政状況の悪化をもたらし、地方交付税などの歳入の大幅な減少から、歳出の抑制が大きな課題となったところでございます。このため、本市におきましては、積極的な行政改革の取り組みにより歳出の抑制を図ってまいりましたが、平成19年度は、公債費がピークとなるなど、義務的経費の負担が増大したところでございます。財政健全化計画におきましては、歳入と歳出の均衡のとれた財政運営の確立が最大の課題であり、地方交付税などの歳入の伸びが期待できない現状のもとでは、歳出の抑制、削減は避けられず、予算配分の重点化と事務事業の中止を含めた取捨選択が不可欠でありま―す。このため行政が直接行える住民サービスも、一定程度、抑制せざるを得ない状況も想定され、市民の福祉を守り、自立した財政運営を行う上からも、市民との共通認識の醸成と協働がますます重要になるものと認識をしているところでございます。しかし、現状の財源不足からすると、非常に厳しい内容の計画になるものと認識をしているところでございます。3点目の行革推進市民委員会の外部評価についてでありますが、行政改革を推進する上では、さまざまな手法などで取り組みが図られることとなりますが、最大のキーポイントは、市民や企業、団体等の御協力と市職員の意識改革にあると考えております。また、行政改革の取り組みを進めるに当たっては、従前の枠組みや前例にとらわれない前向きな姿勢と行動も重要であると考えております。行政改革の取り組みの内容の評価等につきましては、市内部による検証や評価も行いますが、より一層効果的に推進するためには、市民の視点による評価も重要であると考えております。そのために、当委員会に広角的な行政改革による行政運営を図る上で、意見提言をいただいてまいりたいと考えております。2件目の市町村合併についての広域連合との関連の判断についてでございますが、圏域5市町村は、将来、富良野圏域5市町村は一つであるという共通認識を持っていることから、この広域連合の実践の積み重ねが、将来の合併に向かう土壌づくりであると考えているところでございます。3件目の中心市街地活性化についてでございますが、地域センター病院跡地利活用につきましては、平成18年2月にまちづくり推進協議会より、跡地利活用に向け早期に計画策定に向けた取り組みが必要との提言をいただいているところでございます。利活用計画の方針策定に向けて、富良野市―97中心市街地事業推進本部会議の中心市街地商業等活性化部会にて、現状分析、事業の手法、整備方策等について総合的に検討を行い、市民の意見募集と地元商店街や富良野商工会議所など関係団体との意見交換を重ねて、最終的な利活用計画の方針を定めるところでございます。4件目の安全、安心で暮らせるまちづくり、1点目のごみ分別方法についてでございますが、プラスチックごみの分別につきましては、再資源化工場より異物混入と汚れが多いとの指摘を受けましたことから、プラスチックごみを排出する際には、分別の徹底とあわせ、これまでの分別方法では容器包装リサイクル法の分別基準に適合しないため、見直しをすることといたしました。分別の見直しは市民への周知徹底が最重要と考えますので、各町内会と連絡調整を図りながら、分別説明会や現場での分別指導、電話による分別相談、チラシ、広報での周知、さらに説明ビデオテープの貸し出しや、ごみ分別手引きを改定し全戸配布するなどして周知徹底化を図り、市民の理解と協力をお願いをしてまいりたいと考えております。2点目の合併浄化槽についてでありますが、市民が等しく文化的で清潔な生活空間の確保、公衆衛生の向上を図る上からも必要な事業と認識をいたしております。合併浄化槽の流末処理が不可能な地域につきましては、浄化槽の処理水を公共用水等に放流せず地下に浸透させる工法もございますが、現状を踏まえますと難しいものと判断をいたしているところでございます。次に、5件目の触れ合いの心がつくる健康なまちづくりの1点目の地域センター病院の地域医療についてでございますが、平成16年度から始まった臨床研修医制度の影響により、地域における医師確保が非常に厳しくなっている現状でございます。このような現状から、本市としては、いち早く医師の確保に向けて、旭川医科大学を初め北海道大学等に、富良野医師会長とともに―要請を重ね、医師確保が非常に厳しい状況にございましたが、開院までには29名の医師の確保がされる見通しとなりました。地域センター病院の充実に向け、今後も引き続き医師確保に向けて努力をしてまいります。次に、2点目の高齢者福祉についてでございますが、今日的な状況といたしまして、医療制度に係る国の施策は、地域医療の低迷に拍車をかける施策となっており、特に、医療従事者の確保問題、医療型及び介護型療養病床の削減、診療報酬改定によるリハビリテーションの日数制限などは深刻な課題として認識をしているところでございます。医療従事者確保の課題につきましては、北海道市長会としても決議を行い、全国的な展開として、全国市長会とともに、衆参両院議員及び厚生労働省等に対して要望書を提出し、改善を求めているところでございます。特に、診療報酬改定によるリハビリテーションの日数制限は、退院を余儀なくされる患者、リハビリを継続して受けられない患者が多くなるものと想定されます。本人及び家族にとっては、大きな問題と受けとめているところでございます。このようなことから、本市としても重要な課題と認識し、今後も地域医療の充実に向け、各種要望の展開とあわせて、北海道市長会を通じて、関係機関、団体及び厚生労働省に強く要請してまいります。次に、3点目の児童福祉についてでありますが、学童保育は、小学3年以下の児童で、保護者が労働等により昼間家庭にいない児童について、きちんと登録をしていただいて、施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、児童の健全な育成、福祉の増進を図ることを目的といたしております。また、学童保育に子供たちが入所して安心して生活を送ることのできることによって、親も仕事を続けられることで、親の働く権利と家族の生活を守る役割もあると言われております。―98学童保育センターにつきましては、以前より働く親から迎えの時間を延ばしてほしいとの強い要望があり、この間、内部で検討を重ね職員体制を確保したことから、平日については閉所時間を30分延長し、午後6時まで、学校休業日につきましては、開所と閉所時間をそれぞれ30分拡大し、午前8時30分から午後6時までとし、平成19年4月より実施するものでございます。御質問の児童館につきましては、児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、または情操を豊かにすることを目的としています。学童保育のように登録とか定員とかはございません。自由な時間に遊びにきて、帰りたくなったら帰るという形態で現在運営をいたしております。平日につきましては、午後1時から午後5時まで、学校休業日につきましては、午前10時から午後5時まででございます。したがいまして、児童館については、子供の自由な意思により遊びにきていただいておりますので、現在の時間で運営をしていきたいと、このように考えているところでございます。次に、4点目の公衆浴場確保対策についてでありますが、公衆浴場は、市民生活、保健衛生上欠くことのできない施設と認識しておりますので、社会情勢の変化から、現在、市内には1カ所でございます。唯一の公衆浴場を継続していただくために、市といたしましても、運営に対して財政支援を行っているところでございます。経営は利用者が減少の傾向にあり、厳しい現状にございますが、利用される地域の皆さんの要望にこたえて努力をされておりますので、市といたしましても可能な限り運営を継続していただきたいことから、新たな公衆浴場を建設する予定はありません。6件目の産業をはぐくむまちづくりについての1点目の農業振興と地産地消の取り組みについてでございますが、地産地消は、生産者の顔が見える農畜産物を消費者に販売する―ことにより、流通や販売コストの低減、さらに販路の拡大を目指すものでございます。また、市内の飲食店や食品加工業におきましても、地元食材を利用することで、地域の魅力向上が図られるものと考えております。さらに、市内消費者にとっても、生産者の顔が見え、新鮮で栄養価の高い安全で安心できる地元の農畜産物を入手できる取り組みであると認識をいたしているところでございます。市といたしましては、地産地消の取り組みは農業振興の一環としての認識のもと、これまでも市内で生産された農畜産物の地域内消費及び利用を高めるため、富良野産小麦キャンペーン、富良野を食べようキャンペーン、ふるさと学校給食のほか、市内スーパーなどに富良野産農産物コーナーの設置などを推進してきたところでございます。今後も関係機関、団体と連携しながら、地元食材の利用促進、特産品づくり、農産物情報の提供、農産加工グループの支援、食の教育の推進などを進めることで、地域農業の活性化に貢献できる取り組みとしていきたいと考えているところでございます。次に、2点目の商工観光振興と雇用対策についてでございますが、全国的には、大都市圏を中心に景気が回復し、雇用の改善が進む中、北海道を含め一部の地方では求人が伸び悩み、雇用面でも地域の格差が広がっている状況にございます。雇用状況を見ますと、平均求人倍率は全国1.06倍、北海道は0.61倍、さらに道北は0.55倍と厳しい状況にございます。このような中、富良野地区における求人倍率は0.7倍と全道平均は上回っておりますが、依然厳しい状況にあると言えます。このことを踏まえ、平成16年度から循環型経済活性化促進協議会が中心となって、企業化促進や人材育成などに取り組んできたところでございます。また、平成19年度の取り組みといたしましては、農畜産物の加工開発や地域資源の活―99用によるブランド化、中小企業による新製品、サービスの開発などの事業を支援していきたいと考えているところでございます。以上でございます。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

-登壇-上田議員の代表質問にお答えいたします。学校教育についてのいじめ問題についてでございますが、いじめは子供の心と体に大きな影響を及ぼすだけでなく、教育の根幹にかかわる大きな問題であると認識しているところでございます。そのため根絶に向けては、学校、家庭、地域社会が一体となって取り組みを進めることが最も重要であると考えております。これまでも学校においては、全校集会、学級指導、教育相談、命の大切さの指導や学習を積み重ねており、また心の問題をケアできる校内体制づくりとともに、小学校にあっては、子供と親の相談員、大規模中学校には巡回スクールカウンセラー、臨床心理士を配置しているところであり、一方、教育委員会としては、いじめ対策だけでなく、不登校の防止、虐待の防止、登下校時等の安全対策について、学校、PTA、関係機関、団体などが連携して富良野市少年育成協会を設置し、学校、家庭、地域でのネットワーク化を図り、情報を共有し、迅速な対応に努めているところでございます。今後におきましても、心の教育に重点を置き、他人を思いやる心や豊かな心を育てる道徳教育を充実しながら、また、いじめ根絶に向けては、学校、家庭、地域などが連携し、いじめない、いじめられない、いじめをさせないを合い言葉に、地域ぐるみで取り組んでまいります。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成19年第1回定例会 2007年3月5日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる