みんなの議会

富良野市議会 平成18年第4回定例会 2006年12月18日

(1)地産地消について/(2)少子化対策について/(3)教育推進について

2006年12月18日、富良野市議会の一般質問で、岡野孝則議員が「地産地消について」「少子化対策について」「教育推進について」について質問し、市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光、商工観光室長 高山和也が答弁しました。

質問者
岡野孝則 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育長 宇佐見正光、商工観光室長 高山和也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 岡野孝則

-登壇-私は、さきの通告に従い、順に質問いたしてまいります。最初に、商工行政の地産地消についてであります。本市の地産地消は、市民の多くの皆様に御理解をいただき、市内はもとより道内・道外へと広がりを見せております。今も昔も市民が生産する製造業を含めた産物は、個々にしっかりとした方針を持ち、安全かつ信頼と自信を持ち、生産をしております。―3地産地消の大いなる推進・展開は、地元の活性ばかりでなく、観光客を招き、循環型経済活性化による市民への波及効果をもたらし、市経済の発展に大きく貢献するものであります。今後も本市の産業と観光業が一体となることが最重要であります。さらには、来年1月より運航される商船三井フェリー株式会社による「サンフラワー」についてでありますが、大変期待の持てる事業であり、本市産業と観光をアピールする夢のある事業であると思います。今後も経済対策の地産地消、そしてそれを知る人、それに携わる土地の人、知人、いわゆる地産地消知人はなお一層の推進が必要と思われ、そこで4点について質問いたします。1点目、本年、本市の地産地消の取り組み状況とその成果について。2点目、19年以降、地産地消の取り組みの考え方。3点目、サンフラワーふらの運航にかかわる地元生産物の取り組みと乗船活動について。4点目、サンフラワーふらの運航により経済などの効果について。以上、4点質問いたします。次に、福祉行政少子化対策であります。日本の人口1億2,700万人、平成18年をピークに年々減り続けていきます。出生率は1.26、北海道は全国平均より少なく1.15で、残念な減少方向であります。少子化は、人間がだんだんいなくなる恐怖、人口減による社会細り現象、年金や医療関係、さまざまな部署に支障を来し、経済が単純に拡大しないということであります。さらには、労働生産性の低下、労働力不足、貯蓄率低下及び資金提供力の低下を招き、社会保障給付費などの増大、学校などの再編が余儀なくされ、経営難に陥り、税収不足による財政負担の増大、明らかに少子化は脅威であると、私は思います。本市の人口統計においても年々減少方向で、出生数も平成元年の1年には270名で―あったのが、平成13年より減り続け、平成17年には197名、単年度に計算すると約80名も減少であります。現在、本市の人口は2万5,164名、単純計算すると、50年後には1万3,000人を切ってしまうというおそれも出てきました。本市も対策として平成13年に策定したエンゼルプラン、そして平成17年より前期後期に分けた10カ年計画の富良野市次世代育成支援地域行動計画があります。約80項目からなる行動計画であります。そこで、3点質問いたします。1点目、17年より約2カ年経過し、行動計画をどのように市民に周知したか。また、市民がどの程度理解されているのか。2点目、行動計画の基本目標、5の職業生活と家庭生活との両立の推進、そして各事業所への推進状況と今後の方策について。3点目、少子化対策に関する国・道への要請内容、そして今後、本市の推進の考え方。以上、3点質問いたします。続きまして、教育行政、教育理念についてであります。このたびの国会において、改正教育基本法が可決されました。今後もなお十分議論され、国民の納得のいく基本法になるものと思います。元来、教育の始まりは親子、そして家庭からと言われています。三つ子の魂百までもの言葉どおりであります。成長過程として、家庭での対話から始まり、意見の食い違い、それを解決する家庭内による互いの思いやり、この事柄を習得し、学校教育、社会教育へと進み、人間形成が養われると私は確信いたしております。教育は、家庭、そして地域など、社会での連携が重要であると思います。そこで、質問いたします。本市における教育のあるべき姿の基本的な考えをお聞かせください。次に、教育行政キャリア教育の推進であります。現在の子供たちは、携帯電話やインター―4ネットの普及に伴い、子供部屋でひとりで過ごしたり、塾や習い事に忙しく放課後や休日に遊べなかったりと、私たちの子供時代に比べ、家族や友達、地域の人との人間関係が希薄化してきた結果、社会性の欠如という問題が浮かび上がっています。昨年度の内閣府の調査によると、若者15歳から34歳の約40人に1人がニートであるとの結果が出ており、少なからず、社会性の欠如はこのことにも影響を及ぼしていると考えられると思います。豊かさや便利さ、そして楽しさがあふれている今の時代だからこそ、社会性の育成に真剣に取り組まなければなりません。人間が社会生活を営んでいくには、ルールやマナーの遵守、互いの人格の尊重、コミュニケーションの方法などを身につけることが必要不可欠と考えております。そのような中で、学校教育において児童・生徒一人一人の勤労観、職業観を育てるために、富良野市では文部科学省実践協力校としてキャリア教育推進地域事業の指定を受け、平成16年より18年の3カ年間実践してきております。子供たちは、職場体験や直接触れ合う体験活動など、職業や仕事について正しい理解と自分の夢の実現に挑戦する絶好の機会であり、今後も連続性が求められると考えております。そこで3点について質問いたします。1点目、国の指定を受けた3年間推進した中での市教育委員会の現状認識について。2点目、取り組んだ成果はどうだったのか、特に企業・事業所の反応はどうだったのか。3点目、直接触れ合う体験活動は、今後、社会に出たときに役立つと考えており、継続することが重要と考えておりますが、19年以降はどうされるのか、お聞かせをいただきたい。以上、3点質問いたします。次に、教育行政の3点目、キャリア教育におけるいじめ対策であります。さきも述べたキャリア教育、この教育には―4点の能力をはぐくむことができます。特に、人間関係形成能力は、互いを認め合い、相手の身になって物事を考える能力をはぐくむことであります。現在、全国でいじめによる自殺をする子供たちがふえ、非常事態と言っても過言ではありません。とうとい命を決してむだにしてはならず、いじめはあってもならないし、させてもなりません。さきのキャリア教育推進でも述べたニート、このニートもいじめの原因の一つかもしれません。今、撲滅対策が急務であると考えます。そこで、質問いたします。私は、ただ漠然としたいじめをなくす対策ではなく、キャリア教育を通じてのいじめをなくす対策が必要であると思います。教育長のお考えをお聞かせください。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-岡野議員の御質問にお答えをいたします。1件目の地産地消の取り組み状況について、お答えをいたします。平成18年度の取り組みにつきましては、「ふらのを食べようキャンペーン」として、ファマーズマーケット・元気市場など、生産者と消費者の交流が活発に行われてまいりました。また、グリーンツーリズムの推進につきましては、平成17年度よりJR北海道と連携した実験ツアーを行い、本年はさらに市内農業者5戸とJAふらの、NPO法人との連携によりまして農業体験メニューなどを協議し、消費者を対象としたモニターツアーを実施してまいりました。この取り組みを通し、観光と農業のネットワークが構築されたところでございます。また、19年度以降の地産地消の取り組みにつきましては、生産者に対する対面販売の充実や農業体験ツアーの拡充、さらに消費者に対する農業への理解啓発などを主要事業として位置づけてまいりました。また、農業者の女性グループが行っている農産加工品な―5ど、魅力ある商品ができていることから、加工技術の向上及び販路拡大への支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。次に、「サンフラワーふらの」の運航に関する地元生産物の取り組みについてでございますが、本年11月、商船三井フェリー社長より、茨城大洗・苫小牧間を就航いたしますフェリーに北海道をイメージする名前として、「サンフラワーふらの」と命名したい要請を受けました。本市の知名度向上、さらに観光振興を念頭に許諾をいたしたところでございます。具体的には、平成19年1月30日より就航が決定いたしておりますことから、商船三井フェリー株式会社に対し、船内において、ふらのワインの販売及び観光や物産のパンフレット等を配置するよう要請をいたしているところでございます。また、船内誌でありますサンフラワーに富良野の観光情報を掲載していただけることになっているところでございます。また、これらの情報等もあわせて、富良野の特産品を特産物をPRしてまいりたいと考えているところでございます。また、サンフラワーふらのの運航により期待できる経済等の効果につきましては、フェリー船内での富良野のPRをすることにより観光客流入の増加が見込まれ、それに伴う食料品やお土産品の購買、富良野での宿泊やガソリン等の消費など、効果が期待できるものと考えているところでございます。さらに、商船三井フェリー株式会社では、団塊の世代の利用促進を図っていることから、本市とも綿密に連携をして、長期滞在や移住促進の効果も大いに期待しているところでございます。次に、2件目の少子化対策についてでございます。お答えを申し上げます。1点目の富良野市次世代育成支援地域行動計画につきましてでございますが、この計画は、次世代育成支援対策推進法におきまし―て、地方公共団体に策定が義務づけられた計画でございます。平成16年度に計画を決定したところでございます。次代を担う子供たちの成長、幸せを目指し、家族の豊かな愛情のもとで子供たちが健やかに育っていける環境づくりを総合的に進め、地域社会全体で支援していく体制づくりを推進するものであり、平成17年度から各種の施策を推進して、今日に至っているところでございます。計画書を冊子にして関係機関・団体に配付するとともに、概要版を全戸に配布して周知をしているところでございます。現在も市ホームページに掲載するとともに、各種会議の折にも周知に努めているところでございます。御質問の市民の認識度についてでございますが、こうした取り組みや地域子育て支援センターの充実、乳幼児健康診査、育児相談など、各種事業の推進を通して、本計画については年を追うごとに浸透し、理解が深まってきていると認識をいたしているところでございます。次に、基本目標5、職業生活と家庭生活との両立の推進についてお答えをいたします。産業構造の変化による女性労働力需要の増大や自己実現意識の高まり、経済的理由等から共稼ぎ家庭が増加する中で、子育てと仕事の両立、家族の触れ合いのために労働時間の短縮など、ゆとりのある労働環境づくりが必要とされております。このことから、認識と理解を深めていただくために、現在、育児介護休業制度や労働時間の短縮、女性の再就職への支援等について、関係するパンフレット等を商工観光課、関係機関の窓口に提示するなど、啓蒙普及に努めているところでございます。現在、市内の企業・事業所で働いている女性がどれくらいいらっしゃるか、企業・事業所でどういった取り組みがなされているのか、子育て支援の方策の提言、意見などを盛り込んだ実態調査を予定してございます。そ―6の実態調査終了後、本市独自の支援策を検討してまいりたいと存じます。次に、次世代支援行動計画につきましては、厚生労働省大臣を初め関係7大臣がそれぞれ行動計画策定指針を定め、市町村が行動計画に定められた措置を実施する場合、その措置が円滑に実施されるように必要な助言、その他の援助を努めるとされておりますので、特に国・道に対する要請はございません。市の今後の推進といたしましては、前期5カ年地域子育て支援センター事業など特定14事業を重点に、81項目の事業について目標値の達成に努めてまいりたいと存じます。厚生労働省は新たな消費者対策として、新生児・乳幼児から大学生まで、4段階に分けた子育て支援策及び頑張る地方応援プログラムを決定し、19年度概算要求をされているところでございますが、今後、富良野市におきましても、実現可能な施策につきましては協議・検討をしてまいりたいと存じます。以上でございます。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

-登壇-次に、岡野議員の3件目の教育推進についての1点目、教育理念についてお答えいたします。教育の理念、基本的な考え方についてでございますが、教育は人づくりでございます。特に、児童・生徒への教育の基本は、一人一人の個性と能力を伸ばし、人間性を高め、人格の完成を目指すことにございます。富良野は、豊かな自然景観と開拓のフロンティア精神を礎として、教育・文化・歴史が築かれてきたと思います。その培われてきたよさを継承して、富良野市の将来を担う子供たちが、他人を思いやり、夢を持って絶えずチャレンジすることを忘れずに、将来、社会人になってさまざまな分野に立ち向かうとき、恐れず活躍できる人間に育ってもらうことを基本にしながら、さらに市民一人一人が―生涯にわたり意欲的に学び、健康で心豊かな生活を送ることができるよう、家庭・学校・地域社会との連携のもと、学校教育・生涯教育の推進、さらには芸術・文化・スポーツの振興に努めてまいりたいと考えております。特に、教育の原点は家庭でございます。家庭は子供が基本的な生活習慣を身につけたり、成長する出発点として重要な場でございます。子供の健全な心と体の成長を図られるよう、家庭教育の充実に努めるとともに、次年度に向けましては、食育教育・特別支援教育・キャリア教育、そして学社融合事業等に重点を置きながら推進してまいりたいと考えております。次に、2点目のキャリア教育の推進についてお答えをいたします。キャリア教育の現状認識についてでございますが、キャリア教育のねらいは、社会人・職業人に求められる必要な基礎的な、また基本的な資質や能力を身につけさせることが基本でございます。将来の北海道を支え、また地域の産業を担う人材を育成するためにも、学校教育でのキャリア教育を推進することで、小学校、中学校、高校において、子供たちの発達段階に応じてさまざまな産業や職業に興味や関心を持ち、将来、社会人・職業人として必要とされる自立心や創造力、そしてチャレンジ精神などが今回の職場体験を通じて、徐々にではございますが、培われてきたと考えております。特に、高校生の場合、求人数の減少など、高校生を取り巻く就職は大変厳しい状況が続いていることから、高等学校における従来までの就職指導の改善と充実を図るためにも、就業体験を通して高校生たちは働くことの意義や感動、そして実社会に出たときに即戦力につながる足がかりになるものと、規範意識が高まってきていると考えております。さらに、実践することで企業とのつながりができ、効果的な求人開拓などが可能になると考えておりますし、現在、実践校として指定を受けていました5校によるキャリア教育―7実践校連絡会議において、3年間実践した成果、課題等を取りまとめているところでございます。市内のほかの中学校でも職場体験学習を実施しておりますので、実践校の成果を踏まえて、さらにキャリア教育を広めていきたいと考えているところでございます。次に、キャリア教育に取り組んだ成果はどうであったかと、特に企業・事業所の反応でございますけれども、まずキャリア教育の成果についてでございますが、小学校におきましては、勤労体験に視点を置き、身近な人や物などに直接触れ合う体験活動を主に、事前の調べ学習や事後の発表会、交流会の充実、キャリアアドバイザーの有効活用を図ることで、児童の学ぶ意欲や興味・関心を高めたり、驚きや感動を味わうことができたと考えております。中学校におきましては、発達段階を踏まえて能力等の到達目標を明確にし、各教科等の有機的な関連を図り、3年間の系統性を踏まえた体験活動を実施し、それぞれの時期の発達課題の達成につなげることができたと考えております。次に、高等学校でございますが、ホームルーム活動を充実し、個人面談を中心とした進路指導を進めることにより、生徒一人一人に応じた、きめ細やかな指導に努めることができたと考えております。特に、緑峰高校の就業体験報告会の中で、生徒を受け入れしていただいた企業側の反応でございますが、生徒たちは2日目から変わったと、1日目の経験を生かし自分で仕事を始めていたと。そこで次の段階に進み、難しい業務をすることになり自信をつけていた、やり遂げた達成感を味わっていた、さらに素直でよく働いてくれた、生徒たちを受け入れすることで職場が活気づくなど、従業員も勉強になったなどの報告がございました。さらに、保護者からは、子供と話し合える接点がふえた、目を輝かせて1日の仕事の内容を熱く語ってくれた、ふだんとは違った子供の側面を見た、そういう声も寄せられたと―ころでございます。このように、キャリア教育を推進した実績が高く評価されまして、去る11月25日に、キャリア教育に尽力した功績が認められまして、市教育委員会に対しまして、文部科学大臣より、キャリア教育優良教育委員会、学校等文部科学大臣表彰を授与されたところでございます。次に、平成19年度以降のキャリア教育の取り組みについて、お答えをさせていただきます。キャリア教育は、児童・生徒にとっても授業では決して味わうことができない経験をすることで、子供たちが成長する過程で大変役に立つと考えておりますし、また、今回の職業体験において、子供たち自身に達成感や満足感があったと思います。そこでキャリア教育は、教育課程での新たな負担になるのではなく、総合的な学習の時間の中で十分対応可能と考えておりますので、今後も上川教育局の御指導をいただきながら、キャリア教育の推進に努めてまいりたいと考えております。3点目のキャリア教育におけるいじめ対策についてでございますが、キャリア教育のねらいは、児童・生徒一人一人の望ましい勤労観・職業観の育成を図ることにございます。それを実践する過程の中で、人間関係形成能力、情報活用能力、将来設計能力、意思決定能力をはぐくむことも重要と考えております。人間が社会生活を営んでいくには、社会のルールやマナーの遵守、お互いの人権の尊重やコミュニケーションの方法などを身につけなければなりません。キャリア教育を通して、人間関係形成能力を発達段階に応じて高めることが期待されるところでございます。特に、友達の気持ちや考えをお互いに理解しようとすること、また、友達と協力して学習や活動に取り組むなど、支え合い、わかり合える友人を得ることができ、そこには憎しみやいじめなどはなく、感謝し合う心が培われるものとございます。―8いずれにいたしましても、キャリア教育を推進することは、人間関係形成能力をはぐくみ、いじめの防止・予防にも役立つものと認識しておりますので、今後とも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 14番 岡野孝則

それでは、再質問させていただきます。今、最初に市長の方から、地産地消の御答弁をいただきました。平成18年度の事業はグリーンツーリズム等を中心にして対応されたということであります。それで、平成18年度の実施をした中においての反省点というのがあるのかどうか、その点について、1点お聞きをいたしたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えをさせていただきます。18年度の実施に反省点はあるのかないのかと、こういうことでございますけれども、地産地消は、私の農村観光都市形成という一つの公約実現の一部門を占める状況にあるという観点を感じているところでございますけれども、そういう中で、農業と観光をいかに結びつけていくかという中の一翼を担うのが、やはり今、質問のございましたグリーンツーリズムほか、そういう事業でございますけれども、私は、これをやることによって、一つには都市と町村の交流が図られる中で、お互いのそれぞれ持った特徴をお互いに伝達し合う、これがひとつこれからの富良野の大きく高めていく状況づくりになるのではないかと。さらにもう一つは、富良野のブランド力という形の中で、それにあぐらをかいてやるような状況づくりは、これからもっと謙虚な形の中で進めていく必要性があろうと、こういう認識をいたしております。そういう観点から、反省点はどうかという状況でございますけれども、私は、それに携―わる人たちの迎え得る心がけといいますか、そういう接点・接客、そういう状況をもっと親切・丁寧な形の中で、態度であらわしていくような状況づくりがなお一層必要ではないかと、こういう観点が一つございます。それから、もう一つは、富良野の地域を含めた、沿線も含めて、非常に自然に恵まれている状況ですから、この自然活用をもっともっとこれから次世代に育つ子供たちの教育の場と、それから体験を含めた中での人間関係の構築、こういったことが、これからことしやっている中で、まだまだ必要性があるのではないかと、こういう感じがいたしているところでございます。

再質問 14番 岡野孝則

地産地消については、今、市長から御答弁をいただきました。自分もこれは経済対策の一つでは、大変重要なことであろうという理解を持っております。今、反省点も含めて、自分たちもそして市民の皆さん方も態度で接客をしていく、そして自然環境ということの中でありまして、このことについては今後もなお推進をしていただければと、このように思います。次に、サンフラワーふらのに関して質問をいたしていきたいと思います。今、単発的な事業ではなくして、長期にわたっての事業であるというふうにして御答弁をいただきました。その中で、ふらの号の運航によって商船三井株式会社が、自主的に大いに富良野を観光も兼ねてPRをしていただけるのかなと、大変ありがたく思っております。それで、先ほど乗船活動ということで、今後、富良野農産物、そして観光についても対外的にPRをしていきたいというような御答弁でありました。それで、私は市民の側に立った中での質問をしていきたいと思いますが、ふらの号がフェリーが運航していますという単なる富良野市民に対してその通知をすることによって、本市、または個々において―9も経済波及を追及するケースもあるやもしれません。それで市民に対して、これから「サンフラワーふらのの運航が始まります」ということの中で、どのような形で市民の皆さん方までに通知をするのか、お尋ねをいたしたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今、岡野議員から2点目のふらのの運航についての経済波及等についての再質問ございました。この件につきましては、観光室長の方からお答えをさせていただきます。

答弁 商工観光室長 高山和也(商工観光室長は2008年3月まで)

岡野議員の御質問にお答えいたします。市民向けのPRはいかようにするかと、このような内容であったかと存じますが、まず1月30日に就航されます苫小牧に到着するのが31日午後になります。この点につきまして、私ども就航の記念式典がございますので、市関係者が出向くことになっております。それとあわせまして、新聞各社に同行取材をお願いするのが第1点、このような形でまずは市民に周知を図ってまいりたいと思います。その他、広報等を通じまして、できる限りのPR活動を行ってまいりたいと存じております。さらに、この際には、記念式典には北海道を代表する本市の「へそ踊り」のイベント等もあわせて行うことを今計画中でございます。以上でございます。

再質問 14番 岡野孝則

では、地産地消については以上で質問を終えて、次に行きたいと思います。次に、福祉行政の次世代育成支援地域行動計画についてであります。今、るる市長より御答弁をいただきました。その中で、市長の答弁の中で、次世代育―成支援行動計画書が戸々に配布ということなのでありますけれども、これ戸々に配布されていますか、これはあくまでも回覧かなと思っているのですが、その点、1点質問いたしたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡野議員の次世代行動計画の御質問にお答えをさせていただきますけれども、戸々に配布という形で先ほど御答弁させていただいたわけでございますけれども、私は戸々という形の中で、これは17年から10年計画ということでございます。前期5年と後期5年と、こういう形の中で、毎年それぞれ行動計画の推進状況含めた中をお知らせ申し上げているわけでございますけれども、今、お話があった中で、これは17年の2月にパブリックコメントをやって、それぞれ御意見を拝聴を市民からいたして、それを集約して進めてきた状況でございますけれども、概要版をまず広報紙に載せて周知徹底を図ったと、こういう中身でございます。ですから、市民に戸々に回覧というのは、広報紙を通じて概要版を配布させたということで御理解を賜りたいと、このように思います。

再質問 14番 岡野孝則

わかりました。では、次世代支援行動計画なのでありますが、私、3点質問させていただきました。その中で、今後も推進をされるということで、これは大いにやっていただければと、このように思います。それで、今、ここにも富良野市次世代育成支援地域行動計画書があります。それで、今回、数組の御夫婦に、このことをちょっと聞いてみました。「このことをごらんになったことありますか」と言ったときに、皆さん方はこのグリーン色については見たことない、これは回覧ですからね、「見たことない」ということなのです。それで、これを数組の方々に見せた中で、私は少子化対策の冊子で―10すということは言わずに見せたのです。そうすると、数組の御夫婦はこれをぱっと見た中で、「どういう冊子なんだかわからない、わかりづらい」がほとんどだったのですね。そして中には一組だけ、「これは少子化対策ですか」と、わかっていただいた御夫婦もありました。それで、私は、今後、皆さん方にこれは理解をしていただくという意味合いにおいて、次世代育成支援地域行動計画、この字についてはやはり行政の中の字なのかな、文言なのなかと気がいたします。それで、これから出す冊子のときには、子供は宝ですだとか、そういうわかりやすい形を載せてはいかがなものかなと思うのですが、その点の見解をいただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

岡野議員の再質問にお答え申し上げたいと存じます。今、それぞれ次世代行動計画の配布された冊子についてでございますけれども、私は、公用語というのは今御指摘を受けましたとおり、これからの時代というのは、住民の方々が十分理解できるようなものをつくっていくいうことが基本であると、同感でございます。ただ、公用語の中に、全部中身を崩してしまった形の中でお知らせするということは、これは基本的にはそういう形はとれないような状況でございますけれども、私はわかりやすく、それから理解ができる中身のものをつくっていくのが基本であると、こういう考え方を持っておりますので、今後についてはこの方法を取り入れてまいりたいと、このように考えております。

再質問 14番 岡野孝則

了解いたしました。次に、教育行政に行きたいと思います。最初に、教育理念でありますが、次年度以降、食育教育、そしてキャリア教育等を重点―に置くという、私にしてみると、大変納得のできる御答弁をいただきました。それで、今後もなお一層の推進をいただければと、このように思います。次のキャリア教育の推進でありますが、継続されるということで御答弁をいただきました。それで、平成16、17、18年の3カ年については、5校によるキャリア教育の推進ということでありました。19年度以降継続されるということで、私は全校にキャリア教育の推進がどうなのかなという気がいたしますが、この点についてお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

岡野議員のキャリア教育の再質問にお答えをさせていただきます。19年度以降どうするのかということでございます。キャリア教育につきましては、児童・生徒にとっても授業では味わうことのできないことが経験も含めてございます。子供たちの成長過程に大変役立つと思っております。それで、19年度につきましても、できれば市内全校にこの事業に取り組んでいきたいなと、こんなふうに考えているところでございます。

再質問 14番 岡野孝則

わかりました。次に、昨年の第4回定例会でも、私はキャリア教育の推進ということで質問をさせていただきました。そのときに、その当時の市長と教育長からも、教育の推進に当たっては、行政ばかりではなく商工会など経済界も連携をしながら、今後推進してまいりたいという御答弁をいただきました。これが1年前だったのでありますが、連携をしていくということに関して今後どうされるのか、質問をいたしたいと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

岡野議員の再々質問にお答えしますけれども、これは私どももキャリア教育進めるためには、職業体験も含めて経済界とは連携をとっていかなければならないと、これは十分そう考えておりますので、今後も経済界を含めて、市の窓口が経済部でございますので、経済団体も含めて当然連携をとっていきたいと、このように考えております。

再質問 14番 岡野孝則

今、連携をとっていくということであります。では、どういう内容で連携をとられるのか、より具体的に御答弁いただければと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

お答えをさせていただきますけれども、実はこれまでも労働部門におきまして、進路指導の担当教育と事業主との懇談会というのを商工会議所・市・ハローワーク等を含めて、設置をさせていただいてございます。それから私どもも、ことしの3月15日に、富良野市職場体験学習改善協議会というのを設置させていただいてございます。これは、先ほども御答弁をさせていただいてございますおりますけれども、職場体験を効果的にまた円滑的に推進するために、富良野市内の中学校7校、富良野高校、緑峰高等学校、商工会議所、山部商工会、富良野農業協同組合、ハローワーク等を含めて、それぞれ22の機関・団体を加盟して、それぞれ富良野市職場体験学習改善協議会というのを設置させていただいてございまして、今後においても、ここを中心にしてキャリア教育というか、職場体験を効果的に推進するために進めていきたいと、こんなふうに思っております。以上です。

再質問 14番 岡野孝則

今、るる具体的に説明をいただきました。その中で、キャリア教育を実施をした学校が、静岡県のある県立高校がこれを取り入れたと、取り入れて5年目から就職率が100%達成できたという実例があります。ですから、やはり本市の子供たちの将来のためにも、ぜひキャリア教育推進については今後もいただければと、このように思います。と同時に、先ほど御答弁がありました教育長の方から、今、文部科学大臣表彰ですか、これが市教育委員会、そして学校に対して重賞があったと、本当に心からおめでとうございますということで、お祝い申し上げたいと思います。それでは、次のいじめの関係について行きたいと思います。先日の総務文教委員会において、市内の学校においていじめがあったというような報告がありました。その後も含めて、いじめの件数についてお知らせをいただければと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

いじめのお話でございますけれども、先般、議会の総務文教委員会の中でも御報告をさせていただいてございますけれども、その件数は変わってございません。中学校で4件、小学校で1件、これは変わってございません。以上でございます。

再質問 14番 岡野孝則

では、いじめがあったということで今の報告なので、どういう対策をとられているのか、そのことをちょっとお聞かせをいただければと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

このうち、今、5件ありましたけれども、それぞれ学級指導―12を含めて保護者とお会いしたり、それから、加害者、被害者の指導も含めて、4件は解消をさせていただいてございます。ただ、もう1件につきましては、現在、指導を継続中でございます。以上でございます。

再質問 14番 岡野孝則

今、まだ未解決が1件ということなのでありますが、先日、新聞報道等に、齋藤亮三教育委員長を会長とする富良野市少年育成協議会が設立されたという記事が載ってございました。それで、今後のいじめ対策ということを考えながら、今までの経過と取り組み状況をお知らせをいただければと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

御質問にお答えをさせていただきますけれども、新聞紙上に10月でございましたか、滝川市のいじめ問題が出てから、私どもも危機管理を徹底するために、各学校に同日付でメール回覧をさせていただきました。その後、各学校において、含めて、緊急の教育委員会協議会、あるいは、校長会・教頭会を開催させていただきまして、弱い者いじめをすることは絶対許さないと。そして、いじめはあると、いつでも起こると、こういうことをきちっと危機意識を持って取り組もうということで、それぞれ取り組みをさせていただいているところでございます。特に私ども、いじめをしている加害者、特に加害者につきましては、心とか、あるいは家庭的な、これは一般的でございますけれども、悩みがあるということも含めて、その中で、生徒指導の先生、あるいは養護教諭の先生、さらにはスクールカウンセラー、あるいは子供と親の相談員と、こういうものを活用しているところでございまして、そことも連携をとっているというような状況でございます。それから、あわせて、これは単に学校だけ―でなくて、先ほども御答弁をさせていただいておりますけれども、これはやはり家庭が重要でございますので、今、学校と市教委と家庭と地域ぐるみで連携をとるということで、先般、12月8日でございますけれども、少年育成協議会というのを立ち上げさせていただいたところでございます。以上でございます。

再質問 14番 岡野孝則

いじめについては、あってもならないし、させてもならないということの中で、十分な行動の中で推進をしていただければと思いますし、それで最後に、このことについてはキャリア教育を通じてのいじめ対策ということで、私も御質問をさせていただきました。これで、先ほども4点の能力をはぐくむことができるのだということで御答弁をいただきました。それで最後に、いじめとして、教育長として今まで御答弁をいただきましたが、今後に対する教育長のお考えというのをお聞かせをいただいて、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 教育長 宇佐見正光(教育長は2007年12月まで)

先ほどもお答えをさせていただいておりますけれども、何といっても、いじめる側というか、やっぱり心の問題、あるいは家庭的な問題で、どうしても子供たちの居場所がなくなるのかなと。そして、何というのでしょう、弱い者にターゲットを当てて攻撃すると。私は、先ほどもお答えをさせていただいておりますけれども、その中で家庭というのは一番重要ではないかなと思っています。やはりいつも子供たちがいる居場所、家庭の中でしっかり子供と向き合って対話をして、いろいろな悩み事や何かも含めて、共感できる、あるいは、いろいろな形で話し合いをしながら、また次につなげていくというようなことも、当然、大事になってくるのかなと。家庭の重要さというのがやっぱりこれからも、私―13ども、今、実はこういうのを全戸に配布して、広報で流しますけれども、いじめられている子供の心をいち早くキャッチするのは親だということで、こんなチラシを全戸に配布させていただいて啓発活動をさせていただきたいと、こんなふうに思っているところでございます。いじめ根絶に向けて、私ども市教委といたしましても、学校、あるいは地域とPTAを含めて連携をとりながら進めていきたいと、こんなふうに思っております。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成18年第4回定例会 2006年12月18日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる