みんなの議会

富良野市議会 平成18年第2回定例会 2006年7月4日

(1)医療行政について/(2)所得税制について

2006年7月4日、富良野市議会の一般質問で、佐々木優議員が「医療行政について」「所得税制について」について質問し、市長 能登芳昭、助役 石井隆が答弁しました。

質問者
佐々木優 議員
答弁者
市長 能登芳昭、助役 石井隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 佐々木優

-登壇-通告に従いまして、質問をしてまいります。初めに、医療行政について伺います。高齢者の患者への負担増を初め、国民にさらなる痛みを押しつける医療制度改悪法が去る6月14日、参議院本会議で自民党・公明党の賛成多数で可決・成立いたしました。国会の審議の中では、与党議員からも欠陥があるとの意見も出されるほど問題が噴出しました。療養病床の削減については、与党推薦の公述人からも疑問が相次ぎ、改悪反対の署名に願いを託した国民は約2,000万人にも上りました。多くの問題点を放置したまま国民の世論に背を向け、衆議院でも参議院でも審議を打ち切り、数の力で採決を強行した自民党・公明党の責任は重大です。今後、国民から厳しく問われることになります。早速、ことし10月から70歳以上の現役並み所得者の窓口負担が2割から3割に、70歳以上の療養病床入院高齢者の食費、居住費が自己負担となり、月約3万円の負担増になります。また、高額療養費の自己負担限度額も引き上げられます。08年4月からは、70歳から74歳の窓口負担が1割から2割に、そして65歳から69歳の療養病床入院患者の食費、居住費が自己負担となります。また、75歳以上の高齢者だけの医療制度、後期高齢者医療制度が創設されます。これまで扶養家族として保険料を払う必要のなかった高齢者を含め、すべての人から保険料を徴収します。保険料の滞納による保険証の取り上げまで法制化し、資格証明書発行の措置が可能になります。診療報酬の評価も、現役世代とは別立てにすることができ、高齢者への差別診療につながる可能性があります。入院患者の追い出しにつながる療養病床の6割以上を削減、38万床を15万床にすることや保険がきく診療ときかない診療を組み合わせる混合診療の拡大など、高齢者、重症患者への情け容赦ない負担増の数々です。世界一の長寿国日本を支えてきた日本の医療制度を変質させ、国民皆保険の基盤を崩すものです。国民の医療を受ける権利、憲法25条に明記された生存権を根底から破壊するものです。この改悪の目的は、公的保険から医療給付費を抑制することによって、企業の社会保険料負担を軽減し、保険外診療の拡大で民間保険の市場を拡大したいという日米財界大企業の要求を色濃く反映したものになっています。日米経済界のもうけのために、国民皆保険制度を犠牲にするのは、言語道断なことです。絶対に許すことはできません。小泉内閣のこの5年間、社会保障改悪の連続、健康保険本人3割負担、年金改悪、介護保険改悪、障害者自立支援法の強行、そして最後にまた医療制度の改悪です。国民の圧倒的な支持を得て誕生した小泉内閣、痛みの向こうにはあすがあると言って行われてきた小泉構造改革の数々、間もなく小泉内閣は終わりますが、この内閣が残していく格差社会の傷跡は余りにも大きいものです。だれのために何をしたのか、日米財界のもうけのために国民の暮らしと命を破壊し続けた小泉自公政権でした。今回の医療制度の改悪からも、そのことがはっきりと読み取ることができます。市長の所信表明には、地域で安心して暮らせる地域医療計画を策定するとあります。しかし、こうした国民の痛みを押しつけ続ける国の悪政のもとで、地方の政治がどれだけできるのか、安心して暮らせる地域医療の実現は、極めて難しい問題であると言わざるを得ません。しかし、一方、それがどんなに悪条件のもとであったとしても、市民の暮らしを守る最高責任者は市長です。さきの選挙で、市民の皆さんはその願いを能登市長に託しました。その負託にこたえるため、国の悪政から少しでも市民の暮らしを守る防波堤としての行政を実現するために、これからの4年間全力を傾けていただくことを心よりお願いを申し上げます。今回の医療制度の改悪の影響は、この10月以降、徐々にあらわれてくると思います。しかし、これらの影響が全くあらわれていないはずの現状でも、既に医療をめぐる市民の不安・不満の声を多く耳にいたします。こうした状況を踏まえて、質問いたします。1点目、所信表明にある地域医療計画について、昨日の横山議員からもありましたが、改めてお伺いをいたします。その中心は、高齢者、医療弱者、緊急医療、センター病院の診療体制など、市民の医療ニーズをしっかりとらえ、不安を解消するものでなければなりません。内容や方向性についてお伺いいたします。2点目、前回の定例会でも地域センター病院の診療体制について質問をいたしました。その後、4月から産婦人科に固定医師を迎えることができました。住んでいる自分の町で、子供が産めないという異常事態を回避することができました。少子化対策の面でも大きな効果があると思います。理事者の皆さんの努力に、心から感謝をいたします。しかし、その一方で、内科外来など医師不足はさらに深刻になっております。市民要望と診療体制については、今後も長い期間において大きな課題となってまいります。定期的、継続的に意見交換をしていく必要があります。今後の対応について伺います。3点目、医師の確保に向けて要望運動の取り組みの内容は報告されました。しかし、現在の制度のもとでは、医師確保ができたとしても一時的なものであり、将来に向けての抜本的解決にはなりません。また、先ほど申し上げましたが医療制度の改悪によって、医療に対する不安は今後さらに広がります。市民の不安の大もとは、国の政治に欠陥があるからです。国に対する要望活動は絶対に不可欠です。国の政策に対する市長の見解、今後の要望活動の具体的な行動とその決意を伺います。次に、所得税制改悪による影響について伺います。小泉内閣が5年間で行った国民負担の合計は13兆5,800億円、そのうち既に実行されているものが6兆7,400億円、そしてこれから実行されるものが、今回の住民税を含め6兆8,400億円です。まだ半分、これからも負担増が続くことになります。しかもさきに言いましたように、医療制度の改悪による窓口負担1割から2割、また、75歳以上の後期高齢者医療制度の創設、このことに関しては試算ができていないために含まれておりません。さらに、住民税に連動している介護保険料、国民健康保険税などの増額も含まれておりません。6月23日付の道新には、お年寄り増税、困惑・悲鳴の記事が掲載してありました。6月に届いた住民税の納付通知書を見て驚いた、昨年と比較して3倍、5倍、中には10倍にふえた人もいます。暮らしていけないと、納付通知書を握りしめたお年寄りが詰め寄る役所の窓口はパニック状態、日本じゅうの役所に苦情、抗議が殺到しました。しかし、先ほど言いましたように、これで終わりではありません。さらに、来年、再来年と負担増は続きます。04年に、公的年金等控除の縮小、老年者控除の廃止を決定、05年度には高齢者の住民税の非課税減額を廃止、定率減税半減を盛り込みました。これらによる住民税増税が、ことし6月徴収分から一気に高齢者に襲いかかっています。全国で500万人の高齢者に影響し、定率減税の半減を含め、増税規模は約5,500億円に上ります。住民税に連動している介護保険料、国民健康保険税、保育料、公営住宅使用料などの階層区分が上がることにより、負担増も雪だるま式にふえることになります。質問の1点目は、この6月の住民税負担増に関して、苦情や問い合わせなどの件数とその対応、そして現状認識について伺います。2点目、住民税の負担増に加え、連動する介護保険料、国民健康保険税、保育料、公営住宅使用料などの負担がふえることから、市民の暮らしは冷え込み、購買力が低下し、地域経済全体にも多大な影響が出てきます。このことに関して市長の見解を伺います。3点目、高齢者の介護保険料は、今年度から基準額で年額6,600円の値上げになったばかりです。また、国民健康保険税についても、昨年度平均で年額9,808円値上げになったばかりです。それに加えての連続の値上げになります。2年間は激変緩和措置がとられますが、高齢者の暮らしに及ぼす影響は、余りにも大き過ぎると思います。行政として、増税になった分を軽減できる施策が必要だと思いますが、市長の見解を伺います。4点目、本来、社会的責任を果たされ、社会的弱者である高齢者の負担はできる限り抑えて、余生を安心して暮らしてもらうのが社会全体の義務です。しかし、こうした税制改悪や医療制度の改悪などによって、高齢者の置かれている状況は、異常な事態に陥っております。今後、高齢者の生活苦、将来への不安、これが広がります。不安は心労となり、健康を損ない病気になる確立がより高くなってきます。病気になれば、さらに負担が待っています。元気な高齢者はいつまでも元気なまま居続けてほしい、居続けなければいけないというような大変難しい課題があります。しかし、行政がやらなければならない方策として、ここが重要な課題となります。元気な高齢者の健康維持の方策、考え方、取り組みなどについて見解を伺います。5点目、保育料についてですが、これは既に廃止になった配偶者特別控除などが住民税、所得税に連動して保育料の負担がふえています。今後、さらに定率減税の廃止にも連動し、さらに負担がふえることになります。収入がふえて相応の負担がふえるのは当然です。しかし、そうではありません。収入が全くふえていないのに、負担だけがふえてくる、働く女性にとって新たな負担となります。少子化対策を緊急で、最重要課題と位置づけるならば、市の収入として保育料収入がふえた分をもとの額に戻すことは、ごくごく当然のことです。市長の所信表明の中でも、子育て支援について、働く女性が子育てと安心して仕事の両立ができるよう支援するとあります。これは新たな支援策ではありません。新たな負担にならないようにするために、保育料を税制改悪前の額に戻すべきです。市長の見解を伺います。今言ってきました医療制度、税制改革、どたらも高齢者をターゲットにした国の制度の大改悪です。これに対して、地方行政がどれだけできるかはわずかなことでしかありません。しかし、自治体としての役割は、住民の福祉増進を図ることを基本としています。問題の根元がどこにあろうとも、自治体は住民の福祉の増進を妨げているものを取り払うために全力を尽くさなければなりません。市民の立場にしっかり立ち、ほかの自治体とも協力・連携し、国民全体の世論としてねばり強く国に対し要望活動を続けることが、国の政治を動かず原動力となります。・迫した財政状況であっても、知恵を出し合い、地域の将来のためによりよい環境づくり、町づくりを進めることが行政の仕事です。市民の暮らしを守る最高責任者として、その立場に立って、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。これで1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-佐々木議員の御質問にお答えをいたします。1件目の医療行政についての地域医療計画についての内容と方向性についてでございますが、昨日、横山議員について御答弁させていただいておりますが、改めて私は住みなれた地域で住民が安心して暮らせる地域医療の充実は重要であると、認識をいたしているところでございます。地域医療の計画につきましての中身については、特に救急医療、病病、病診連携、小児救急医療、災害時の保健医療対策、遠隔地の医療、在宅医療、さらに地域センター病院の役割などを盛り込んだ内容で、本年度中に策定する考えでございます。2点目の市民要望と地域センター病院の診療体制についての意見交換会が定期的、継続的に必要ではないかという御質問でございますけれども、地域医療センター病院の改築に伴う基本構想についての確認書の項目の一つとして、富良野沿線市町村長を初め、医師会、保健所等が運営委員となり、病院の健全経営の促進と住民医療ニーズを的確にとらえ、意見反映ができる運営委員会を設置しております。また、運営委員会の開催につきましては、8月中に予定をしているところでございます。今後も地域医療及び地域センター病院の充実に向け、積極的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。3点目の医師確保とあわせ、医療制度がさらに改悪されることによる国に対する見解とその行動についてでございますが、平成16年度からの新研修医療制度による地方での医師不足、さらには高齢者及び後期高齢者の一部負担の増など、医療費抑制を図るための各種施策は、特に地方の医療体系を圧迫する現状となっております。地域医療の充実は、医師確保はもとより、病医院の診療確保も含めて重要であると認識をいたしているところでございます。特に、医師確保に関しましては、横山議員の御質問にもお答えしているところでございますけれども、北海道に対しまして地域医療充実にかかわる医療専門技術者の確保の対策についての要望書を提出しておるところでございます。医師確保対策につきましても去る6月21日に、再度、御報告申し上げますけれども、富良野医師会会長とともに旭川医科大学に、さらに翌日22日には北海道大学医学部に赴きまして、それぞれ医師派遣と固定医を強く要望してまいったところでございます。医療制度につきましては、今後とも道選出国会議員を初め市長会を通じまして、関係省庁に要望してまいります。2件目の所得税制につきましては、助役より答弁をさせていただきます。

答弁 助役 石井隆

-登壇-所得税割について、市民負担増と地域経済における影響についてお答え申し上げます。市民税負担増に係る苦情や問い合わせの件数と対応及び市の現状認識につきましては、少子高齢社会の到来など大きな転換期を迎える中、国は危機的な財政状況を踏まえ、歳出歳入両面からの財政構造改革を推進しております。税制改正におきましても、平成16年度から、所得税の配偶者特別控除の廃止、公的年金控除の縮小、老年者控除の廃止、定率減税の縮小など、国・地方を通じた個人所得課税の抜本的改革を行ってきているところでございます。平成18年度の市・道民税につきましては、65歳以上に適用されておりました老年者控除や非課税措置の廃止、公的年金控除の縮小など、高齢者の市税に対する負担が非常に大きくなってきていると認識しているところでございます。特に、65歳以上の年金250万円の受給者では、非課税措置の廃止もありまして、個人差はございますが、新たに約5万円の課税となっているところでございます。課税者全体では、約540名の方が新たに課税対象となり、年金課税者1人当たり平均約1万8,000円が増税となっているところでございます。高齢者にとって大きな負担となったところでございます。課税に対する問い合わせの件数につきましては、毎年ある程度の問い合わせはございますが、本年は電話、来庁での説明、納税相談など150件程度があり、例年より多くの問い合わせがあったものと認識をしているところでございます。このたびの主な改正点につきましては、パンフレットを広報ふらのに同封をいたしまして、納税者の方々に周知したところでございますが、明年度におきましても非課税措置の減額などがありますことから、改正内容の一層の周知を図るとともに、納税相談の充実などによりまして、市税に対する理解と協力を求めてまいりたいと考えているところでございます。また、市民税負担増による地域経済の影響につきましては、法令や条例などで規定され、市民税の課税所得や税額を算定基準として用いている国民健康保険税、介護保険料、保育料なども市・道民税と連動して、負担がふえてくる状況にあると認識をしているところでございます。特に、65歳以上の高齢者にとりましては、減額措置や緩和措置はあるものの、国民健康保険税や介護保険料などと合わせますと、大きな負担となるものと考えているところでございます。高齢化が進む本市にとりまして、個人消費の低迷や高齢者の購買力の低下、経済の停滞を初め、子育て、教育への負担など、地域経済に及ぼす影響は大きいものであると考えているところでございます。次に、介護保険料、国民健康保険税の負担増の他の施策での対応につきましては、制度が基本的にほとんど国の法令等で規定されておりますことから、軽減等の対応は難しいと考えておりますので、公的扶助や医療、社会福祉など、市民の権利としての社会保障制度の中で、病気治療や市民生活の不安の解消など、市民が誇りを持って安心して暮らせる環境整備に努めるとともに、医療や高齢者、低所得者対策について国の制度として財政措置を含め、総合的に対策を講ずるよう北海道選出国会議員や市長会を通じまして、国に要望してまいりたいと存じます。次に、高齢者の健康維持の方策や考え方でございますが、高齢者が住みなれた地域で日常生活を元気に営むことは、市民の多くが望むところでございます。自分の健康は自分で守ることが、健康維持、増進の基本となっておりますが、現在、健康に関する講演会や相談会、介護予防事業、高齢者生きがい対策事業、老人クラブ事業、また、本年度から国保ヘルスアップ事業、地域支援事業など、行政といたしましても、さまざまな分野で健康維持の施策を推進しているところでございます。医療費の抑制、介護を考える上では、健康管理の徹底は今後も必要不可欠と考えてございますので、市民に対する啓蒙啓発に努めるとともに、関係部署との連携を図りながら、取り組んでまいりたいと存じます。次に、少子化対策、保育所保育料についてでございますが、保育料につきましては、国の徴収金基準額表を参考に、市の保育料を決定しているところでございます。国の所得税の改正がなされた場合、過去の例からいたしますと、本年度中には徴収金の基準額が示されると思われますので、その段階で市の保育料についても見直しを行っていく考えでございます。また、見直しに当たりましては、現在、国の基準額階層区分は7階層でございますが、市といたしましては、今後も階層区分を細分化して負担軽減を図り、子育ての支援を図ってまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。

再質問 2番 佐々木優

それでは、再質問いたします。今、二つの問題を上げたわけですけれども、両方の政策、もちろん国の政策なわけで、国の政策に対する市長の明快な回答、とりありえず先にこのことをお伺いしておきたいと思うのですけれども、国の政策だからしようがないというのは当然あるのですけれども、国の政策に欠陥があるからだという立場に立つのか、しようがないという立場に立つのか、そのことによって今後施策を推進していく、運営していく上で大きな違いが出てくると思います。まず、その1点についてお伺いをしておきます。それで、4月18日の選挙戦のさなかの新聞、市長に聞くという新聞報道があります。これは農業問題での市長の考え方をちょっと読ませていただきますけれども、「農業政策の基本は国、自治体はあくまで国の政策に対して補完的な役割を担う立場にある。市が独自で農業政策を打ち立てることはなかなか難しい」、なかなか難しいというのは絶対にでません、議会用語ではそうとらえるのですけれども、そういう考え方、今回今質問しているのは福祉に関する問題ですから、それと多分同じなのかなということで、この中身を少し詳しく教えていただきたいのですけれども、言っているとおりなのはわかるのですけれども、補完的な役割、補完というのは足りない分を補って完全にする、でも補完的がつくとそうではなくて、そちらの方向に性質を帯びると、少しはやりますよと、そういう意味にとらえるのかなと思います。そういう意味で、このことに関しての御答弁をまずいただきたいと思います。そして、医療問題についてお伺いいたします。医療計画大変すばらしい答弁、きのうも横山議員にも同じ答弁がされて、本当に完璧な答弁なのですけれども、先ほど言いましたように、そのことがたやすくできるような環境にはまずないと思うのです。いろいろ市民の今の現況を考えると、不安・不満がたくさん存在しているわけで、それをどうやって解消するかというのは本当に至難のわざだと思うのですけれども、今年度中ということは半年かもう少ししかないわけで、少しは具体的になりつつあるものもあるのかなと思いますので、例えばという話でもししていただければお願いをしたいと思います。それから、市民要望と診療体制ということで、改築に伴う基本構想の項目ということで説明をされたのですけれども、地域センター病院という意味では、改築してもしなくても地域センター病院には変わりはないわけで、その病院が市民の暮らし、健康、命を守る拠点だという考え方では、改築にということでは関係はないと思うのです。それで、運営委員会というのをもちろん必要だと思います。これはこれとして必要なのですけれども、その運営委員会がしっかり市民の要望をとらえてくれるのかどうか、このところが私は疑問に思っております。いろいろな集会でも医療の問題、先ほど言いましたけれども、不安が必ず出てくると。国の制度はこういう制度で、なかなか市民の要望にこたえるのは難しい、そういうそれぞれの立場に立って意見交換をする場所、これが必要だと思うのです。不満をいつまでも不満ではなくて、やっぱりこれだからこうなのだ、もう少しこうするよというお互いの意見交換の場所、それを積み重ねてそのことを運営委員会に諮るというそういう方向性が、しっかり市民の意見をそこに入れるというこのことが大事だと思いますので、そういう制度になるのかどうなのかお聞きいたしたいと思います。それから、国の政策に対する先ほど言いましたように、新しい医療制度が今通りましたけれども、きのうは横山議員の答弁に「憤りを感じる」と市長は、きょうはしていただけなかったのですけれども、そうおっしゃったのですけれども、これは高くこのことは僕から見ると評価をさせていただきたいと思うのですけれども、憤りを感じるのであれば、やっぱりもう少し具体的に国の政治に言い方悪いかも知れない、文句をつけるというか、異議ありということを言うわけですから、もっと決意とか覚悟とかそういうことがまず必要ではないのかなと。そういう意味で、国に対する施策、一番最初にもいたしましたけれども、改めてお伺いをしたいと思います。それから、税制改革について。相談件数が150件と伺ったのですけれども、例年はどれぐらいだったのか、多分、大きな違いがあったのだと思うのですけれども、それをまず。それと、大きな件数があったということの現状認識、高齢者に痛みが重くのしかかっているという認識、強く持たれたとは思うのですけれども、もう一度その辺認識というところで御答弁お願いしたいと思います。それから、対応なのですけれども、お知らせ版にパンフレットが入っていたそうなのですけれども、非常に、これはコピーですけれども、わかりづらいというか、確かに税金はふだん接していないものですから、簡単にはわからないのですけれども、これでは余りにも周知する上で不足ではないのかなと。特に今回の場合、高齢者の方に負担がかかるわけですから、もう少し字を大きくして簡単な方法が、来年も再来年もまた上がりますので、対応するべきだと思います。平均で1万8,000円と先ほどお聞きをしたのですけれども、緩和措置があります。来年、再来年と、どのように上がっていくのか、全国的な平均、全国の数字ですけれども、高齢者に今言った三つの控除廃止の影響が1,597億円で500万人、これを割ると大体3万から4万ぐらい負担がなる、平均でですよ。なるのですけれども、富良野の場合、所得が低いから、それと一緒にはならないかもしれないですけれども、1万8,000円よりは来年、再来年とさらに負担がふえると思いますので、その辺の数字わかりましたらお願いをいたします。地域経済に及ぼす影響、これは同じ認識に立っていると思うのですけれども、きのうから所信表明についての行財政改革ということも盛んに質疑されておりましたけれども、そういう職員の削減やら給与の削減、使用料・手数料は値上げをする。指定管理者制度も民間活力にはなるのでしょうけれども、そこで働く労働者というは低賃金になると。郵便局の話も何日か前の新聞になりましたし、そういう国の出先機関はなくなってしまう、そういうもろもろの総合的に考えると、これはただごとではない、大変だなんていうことではなくて、本当に富良野の地域がなくなってしまうぐらい経済に及ぼす影響というのは、そしてさらにこれ以上先ほど言ったようにまだ負担は半分なわけですから、まだまだ負担かけられるわけです。購買力がどんどん落ちて、商店だとかそこで買い物する人がいなくなってしまう、そういう本当に危機的な状況だと思うのですけれども、その辺の認識がいまいち甘いのかなと。それに対する先ほども言ったように、行政としてそれほど大きな力は出せないかもしれないですけれども、それに対する少しでも手だてが必要だと、そう思いますので、その点お願いいたします。それから、同じようなことなのですけれども、高齢者の人はほとんど今、年金生活で、年金の収入というのはこの4月から0.3%、3年前に0.9%、おととしに0.3%、これは下げられているのですね、収入がふえて負担がふえるのだったら、それは少しはやむを得ないかもしれません。しかし、収入が減っているのに負担だけがふえる、さっき250万円の収入の人がという例でお話もされましたけれども、僕も役所の職員の人に計算をしてもらいまして、夫婦2人暮らし、ともに70歳で夫は年金収入200万円、妻は基礎年金80万円、社会保険料が一定の控除額があるものとするという例題で試算をしてもらいました。すると今納めている国保税が7万3,700円、これが3分の1、3分の1となって、08年に納めるお金が12万2,500円、4万8,800円上がります。介護保険税が今5万5,800円の方が3年後9万8,500円、4万2,700円になります。これを合わせると9万1,500円、70%、年間200何十万円かで生活している総収入が、その人にやや10万円近いお金が必要になる。これは本当に先ほども言いましたけれども、暮らしていけない、そのことが本当にひしひしとこの数字からも読み取れると思うのです。先ほども言いましたけれども、国保も去年から上がりました。資産割はゼロになったからこれはよかったのですけれども、所得割というのが10%から11.8%、介護給付分の所得割が0.6から0.9%、所得にかかるわけですから、所得割というのはふえたものですから、さらなる負担がふえるというふうになります。今、高齢者の方は、戦前・戦後本当に厳しい時代を生き抜かれてきた、戦後日本を立て直していただいた本当に大きな功績を持った方たちなわけで、この人たちにこんなひどい仕打ちをしていいのか。よく僕は小さいころ、じいちゃん、ばあちゃんに、そんなことしたら罰当たるよ、よく怒られたものですけれども、こんなことしたら本当に罰当たるのではないかと、僕はそう思います。罰は間違いなく当たるのです。これをやっていると、自分たちだってそうなるわけです。あと10年後、20年後には、年を取ってそういうことになるわけですから、住民の大変な暮らし、これ大事なのです。そのことをしっかり認識しないと、これからの施策、国に対する要望だってできないわけですから、この辺のところをお願いしたいと思います。それから、健康ということでいろいろな政策があるというお話先ほどされました。僕は自治の形という住民懇談会、西地区のコミュニティセンターにお邪魔をしました。そしてずっと聞いていたのですけれども、その話が終わった後に、何かありませんかと言ったときに、ある御老人が僕の二つ前に座っていた人なのですけれども、ハイランドにおふろに行きたいのだけれども、バス賃が高くて行けないのだ、何とか昔は幾らか補助があったので安く行けたのだけれども、今は行けなくなってしまった、何とかしてもらえないだろうかということを市長に質問していた。僕も立って質問すると、すごく緊張するのですけれども、足がふえているのですけれども、その方も僕の二つ前にいて、足が震えているのが僕は見えたのです。本当にこの人は切実な要求をしているなと、死にものぐるいで質問しているなと思ったのですけれども、これに市長は冷たい答弁されたのですよ。前向きか後ろ向きかわからないけれども、検討しますなんて、いいかげんなことを言ったのです。その方も、それだけ一生懸命やったので何回もしつこく迫っていったわけですね、そうすると、市長、何言うかなと思ったら、高齢者ばかり余りそんなにサービスはできないよと、そういうような意味合いのことをおっしゃった。ここであれですけれども、それは認める認めないは別ですけれども、そういうふうに僕は聞きました。これは大した問題では僕はないと思ったのですけれども、高齢者とハイランドふらのとバス会社、この三つの方が話し合いをして何らかの方策が僕はできると思うのです。先ほどハイランドふらのにも電話したのですけれども、今はラベンダーの時期で忙しいからまずできないけれども、もう少しお客さんが少なくなったらできないこともないですよと、前向きに今考えていますのでというような答弁でした。だから、お金がかかることではないのです。ハイランドふらのに、少し時間がある従業員と車があれば送り迎えできるのです。バス会社だって、たまには今、空のバス走っている、空と言ったら失礼ですけれども、そういう場合もあるわけですから、三者で協議をして、その仲介に役所の職員が入ればいいと、(「時間がなくなるのですが、もう少し簡潔にお願いします」と議長発言あり)そういうところでお願いしたい。それから、少子化対策ですけれども、16年と17年の比較です。保育料の収入がどうふえたか、669万6,160円ふえております。少子化対策は大事だよという話は何度も何度もされたわけで、先日の新聞にも15歳以下の年少人口は14%で世界最小、世界一夢が持てないとか住みづらい国になってしまいそうなわけで、ここに手だてをしないと本当に大変なことになる、そういう意味で少子化対策、この収入がふえた分をもとに戻すことはできないかと。2回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

佐々木議員の再質問にお答えをしてまいりたいと思います。1点目は、国の政策についての市長の見解と、こういう中身だったと思うのですけれども、欠陥なのかしようがないのか、こういう御質問があったわけでございますけれども、私は、それぞれ国の施策に対しましては、当然、国会がございます。国民が選んだ方々が国会に出てそれぞれ審議をしていると、大きく言えば国民にそれぞれ国会に委託というか、全任、委任をした形の行政が国会で行われている、こういうことをまず私は念頭に置く必要性があると。そういう形の中で答弁をさせていただきますけれども、それぞれ市町村の役割というのは自治法で定められております。市民福祉の向上を目的にして、行政が行われていることになるわけでございますけれども、私はそういう立場でいきますと、国における政策、それから都道府県による政策、市町村における施策、こういうものがそれぞれ住民の福祉につながっていく行政を行うというのが私は基本であると、このように考えているところでございます。先ほど、選挙戦の公約の中での農業行政についての御質問というか、新聞を見てお話されていたことについて、ちょっと触れておきたいと思うのですけれども、私は、国策として農業行政がどうあるべきかという中で、行政市町村における農業行政については施策的にはやはり国に沿った方策が、それに沿って市町村も行っていかなければならない。独自にやる場合については、それぞれ財政的にもそれだけの人員的にもこういうものが必要になってくるわけですから、そういうことを基準に考えた場合に、新聞報道でお話ししているとおり、補完的、補完という言葉使っておりません。補完的形の中で市政の日本農業行政を行う形をとっていくのが、現在の状況では望ましい姿ではないかと、こういう私の見解でございます。それから、2点目の御質問の中にありました医療行政の所信表明に対する中で、1点目にございました市民要望と地域センター病院の診療体制の意見交換を定期的・継続的に行うべきでないかと。これにつきましては、私もある程度この問題については、当然、市民の健康を守るというセンター病院の大きな役割があるわけですから、これは当然そういう中でお話し合いをしていく必要性があると、このように私も認識をいたしているところでございます。そこで、先ほど御答弁した中で、病院の改築に伴う基本構想についての確認の項目の一つの中にもそういう話し合いが、市町村長を含めた中で行う必要性があると、こういうことで御答弁を申し上げたところでございますので、二つ経緯があるということで御理解を賜れば幸いだと思います。それから、次に移りますけれども、国に医療対策含めて医師確保のことも含めまして、もう少し強い姿勢で佐々木議員は臨むべきではないかと、こういう御質問だったと思うのですけれども、私もこれは先ほどから御答弁させていただいておりますけれども、この一連の後ほど助役が御答弁する中の問題はそれぞれ別といたしまして、1点目の地域医療の計画と2点目のセンター病院の問題、あるいは医療対策の関係に対する市長の見解としての考え方につきましては、当然、これについては市民の立場を考えて行っていかなければなりませんし、さらに市の上部団体でございます北海道市長会、あるいは全国市長会、こういう機関を通して働きかけていかなければならないと、これは私は基本だと思います。そこで、もう1点答弁につけ加えさせていただきますけれども、7月の12日に全国市長会におきまして、国医療(対策)会議というのを設置するようになったという通知を受けたところでございますので、これらを通じまして、ただいま問題になっております医師の確保初め、これらについて強力に全国市長会において、国会なり、あるいは国会議員の方々、あるいはそれに関係する方々の方に強く働きかけていく状況づくりになると、このように考えているところでございます。

答弁 助役 石井隆

御答弁申し上げます。本年度についての相談件数が150件と、例年より上回っているということでございますが、昨年度につきましては30件ということで、120件の増となったところでございます。それから、お知らせの方法についての御質問でございますが、このお知らせについては、私も、家に高齢の親がおります。家の親がこの内容を見たときに、内容がわからないということでございますが、説明をある程度させていただきましたけれども、それでもわかってはもらえない。それだけ高齢になっているということだと思いますが、もうちょっとわかりやすい方法にしたいと思いますが、いかんせん先ほど議員おっしゃられましたように、税というものが入りづらいという点があるかと思いますので、その辺については工夫をさせていただきたいと存じます。それから、明年度の税の状況ということでございますが、本年度2,100万円が増となったところでございます。納税者が1,192名ということで、それを割り返して先ほど1万8,000円という金額になったところでございます。議員おっしゃられましたように、今後については軽減の経過措置等がとれてくるということから、ますます増税になる形というのは、必至と認識をしているところでございます。それから、認識の甘さということから言われた点が3点合わせると、3点聞かれたものがすべてそうなのかなということでございます。内容といたしましては、今回の税制改正につきましては、65歳以上の公的年金控除、それから老年者控除の非課税廃止、定率減税等々総体見ますと、やはり高齢者に負担の多くなる税制に対する政策なのかなと認識をしているところでございます。このことから、厳しい状況というのは先ほど市長もちょっとお話をされたように、国の方で決定をしているということからして、それを選択をしている我々の責任もあると認識をしておりますし、この政策が将来を見据えた税制の改正と認識をしているところでございますので、この政策に沿っていかざるを得ないのかなと認識をしているところでございます。それから、増額の認識と税に対する施策ということでございますが、税は税金としては増額になってございますが、富良野市としての施策、先ほどから説明をさせていただきましたように、国保のヘルスアップ事業という事業を今後検討してございます。税は負担増になりますが、医療費を少しでも減らす方策ということで、その医療費に対する施策ということでございます。中身といたしましては、医療費分析事業を行う、これはレセプトから生活習慣病の特徴、また、生活習慣病の選定を行う、基本検診等の結果を分析いたしまして、その習慣病はどういうものであるかと、こういうもの。それから、習慣病等の実態調査の実施等をさせていただきながら、医療費の縮減に寄与してまいりたいということで、これによりまして社会保障制度に対する不安の解消を基本として行っていきたいと考えているところでございます。それから、先ほどちょっと出たハイランドふらのの件ですが、これについては政策の選択ということになろうかなと思いますので、これについては今後、こういう問題については先ほどおっしゃられましたように、議員と合わせて選択をしてまいることになろうかと思います。答弁漏れがあったようでございますので、少子化対策についてでございますが、少子化対策につきましては、先ほど御答弁をさせていただきましたように、国で持っております基準が7階層という形に分けてございますが、これを倍の14階層に分けて軽減をしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成18年第2回定例会 2006年7月4日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる