深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
生成AIの行政事務への活用状況
2025年6月17日、深川市議会の一般質問で、伊藤美恵子議員が「生成AIの行政事務への活用状況」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤美恵子 議員
- 答弁者
- 市長 田中昌幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 伊藤美恵子
最後の質問に移ります。生成AIの行政事務への活用状況についてお伺いします。人工知能、いわゆるAIの能力は、膨大な量のデータを処理するだけでなく、分析し、学習し、予測し、AI自身が判断するレベルに達しています。生成AIを行政事務に導入した場合に期待される役割は、行政文書や資料の作成補助、様々な施策のアイデア出し、内部管理事務の自動化と効率化、データ分析による意思決定サポート、住民の皆さんの質問に回答するチャットボットなど活用範囲は多岐にわたります。兵庫県姫路市では、生成AIを活用して、職員の生産性を高めています。文書や議事録作成など、2時間程度かかっていた作業が15分で完了したり、議会の答弁書作成の作業時間が10分の1に短縮したということです。少子高齢化に伴う地方財政の縮小を背景に、人手不足が深刻な自治体の生成AIの活用が今後も広がっていくものと考えられます。生成AIを上手に活用すれば、業務の効率が上がると考えますが、データ収集時における著作権侵害や入力したデータによる情報漏えいなどの課題もあると聞いています。北海道では、職員による生成AIの適正利用を図るため、注意すべき事項や有効な活用方法等についてのルールとなる、北海道生成AIサービスの利用に係るガイドラインを令和6年6月に定めており、札幌市や富良野市でもガイドラインを定めています。ここでお伺いします。質問の1点目、令和5年第4回市議会定例会で本市における生成AIの行政事務への活用について一般質問させていただき、生成AIの庁内での試行運用を令和6年度の早い時期に一定期間行った上で、本格導入に向けて準備を進めたいとの答弁をいただきましたが、その後の本市での生成AIの運用状況についてお伺いいたします。2点目、生成AIの活用に当たっては、他者の権利を侵害したり、法令に違反することがないよう、利用に関するガイドラインを定めることが必要と考えますが、市の見解をお伺いいたします。
答弁 市長 田中昌幸
生成AIの行政事務への活用状況について質問いただきましたが、関連がありますので、一括してお答えさせていただきます。本市の生成AIに係る活用状況についてでありますが、令和5年第4回市議会定例会において伊藤議員から生成AIの行政事務への活用について質問いただき、本格導入に向けて準備を進めたい旨の答弁をさせていただいたところであります。その後、本市の自治体DXを推進する組織である深川市DX推進プロジェクトチームなどで生成AIの導入に向けた検討を重ね、令和6年10月から職員による利用を開始しているところであります。生成AIにつきましては、職員の業務効率化を図ることを目指すものでありますが、他者の権利侵害や法令に違反することがないよう配慮し、個人情報や機密事項など非公開とされている情報を入力しないことや、生成物の内容及び根拠については必ず確認することなどのほか、職員が入力したデータを学習されることなく利用ができるMicrosoft Copilot及び行政AIマサルくんの2種類のサービス利用に限定することを明記いたしました、深川市生成AI利用ガイドライン及び生成AIの利用マニュアルを作成し、職員掲示板により周知し運用しております。また、運用面におきましては、令和6年9月に設置いたしましたDX推進リーダーを中心に検証や利活用に向けた活動を行っており、文書作成や文章の要約、議事録作成などの業務に活用することで、事務負担の軽減や業務効率化が図られたとの声が寄せられているところであります。さらに、利活用に当たり、本年4月に職員向けの研修会を事業者の協力の下、開催しておりますが、今後もこのような職員のITに関する知識や、それを活用する能力の向上、いわゆるITリテラシーの向上を目的とした研修等も開催してまいります。また、現在、本市ではDX推進の一環として、マイクロソフト365の活用拡大に向けた事業を進めておりますが、本事業では新たなグループウエアやローコードアプリケーションの導入が予定されておりまして、この活用により、業務の内製化を図り、経費や人的負担の低減を図っていきたいと考えております。さらに、新たな生成AIサービスの導入についても検討しており、マイクロソフト365と組み合わせて利用することにより、さらなる業務の効率化が図られるものと考えており、住民サービスの向上につなげていきたいと考えております。