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深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日

若手の離職を防ぐ働き方改革

2025年6月17日、深川市議会の一般質問で、伊藤美恵子議員が「若手の離職を防ぐ働き方改革」について質問し、企画総務部長 佐藤秀樹が答弁しました。

質問者
伊藤美恵子 議員
答弁者
企画総務部長 佐藤秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 伊藤美恵子

次の質問に移ります。若手職員の離職を防ぐ働き方改革についてです。総務省が発表している地方公務員の退職状況等調査によると、地方公務員の一般行政職の普通退職者数、自己都合で退職した方は、近年上昇傾向にあり、2022年度は1万2,501人となっており、10年前の2.2倍となっています。このうち40歳未満の若手・中堅職員の退職者数は8,417人、全体の67.3%でした。民間企業同様に、若い世代ほど転職へのハードルは低い状況で、人手不足による売手優位、終身雇用意識の変化や行政事務のデジタル化の遅れなどが退職の理由とされています。人事院が2024年度に採用した国家公務員総合職へのアンケートでは、定年まで働き続けたいと回答した職員は47.5%と半数以下で、若いうちに転職を考えたいや、条件が合えばいつでも転職したいが13.9%に上っています。人事院の担当者は、10年程度でも長く働いたと捉えるなど、若手職員の意識が変わってきている。大企業と待遇を比較して、新たな職場を求める傾向が強まっていると分析しています。若手職員の退職を防ぐには、人事配置や業務分担の適正化、労働条件や職場環境の改善などを定期的に行っていくことが必要だと思います。旭川市では、本年8月からフレックスタイム制のほか、時差出勤やテレワークを試験的に導入する予定です。市の人事課によると、2024年4月の採用で内定を辞退した率が44.8%だったことや、2023年度中の中途退職者が30人に達したことで、職員の意識調査を実施し、多様な働き方を支援していくということです。このような動きは全国的に広がっており、フレックスタイム制のほかにも、選択的週休3日制を導入している自治体も見受けられます。愛知県日進市では、1週間の総労働時間を維持すれば、育児や介護をしている職員を対象に週休3日制を導入しています。栃木県宇都宮市では、1日の最短勤務時間を5時間、最長は10時間として、4週間の総労働時間155時間を維持すれば、この範囲の中で1日の勤務時間を変更できるシステムとしています。このようにワーク・ライフ・バランスを重視する若手職員が増えてきている状況に対応した柔軟な働き方を取り入れる自治体が増えてきている現状です。多様な働き方、職場環境の見直しと併せて、若手職員のモチベーションを高めていくためには、職員の意向や技能を踏まえた人事配置やキャリア形成のための研修、資格取得の支援の実施などが必要ではないでしょうか。また、自治体の財政難が全国的な課題となっている中、財源確保のために職員の給与や手当を削減するといった事例も耳にしますが、給与削減は職員の大量退職につながり、地域の行政力そのものが低下し、住民サービスがままならない状況を生み出してしまいます。財政健全化に向けた様々な取組は必要ではありますが、職員の士気や人材確保、市民サービスを損なうことがないようにしなければなりません。ここで質問させていただきます。1点目、ライフステージなど環境の変化に合わせて働き方を選択できるフレックスタイムなどの多様な働き方の導入について、令和5年第2回定例会でワーク・ライフ・バランスの推進について質問させていただいた際には、国や他自治体の取組を参考にしながら、誰もが働きやすい職場環境の整備に向けて様々な手法を検討するとの答弁をいただいていますが、多くの自治体で取組が進んできている状況の中、改めて本市の考えをお伺いします。質問の2点目、職員の職務の遂行に有用な資格や免許を取得するための費用の助成について、旭川市では建築士資格を取得した場合の登録費用を、3万円を上限に市が助成しています。北見市でも、50以上の国家資格や職員のキャリア形成のための資格取得への支援を行っています。本市においても職員のキャリアアップに資するための支援を行う考えがないかお伺いします。3点目、若手職員が働き続けたいと思える職場づくりのためには、職員の皆さん、特に若手職員の意見を聞きながら、職場環境を改善していくことが大切だと思いますが、市の考えをお伺いいたします。

答弁 企画総務部長 佐藤秀樹

若手の離職を防ぐ働き方改革について、3点の質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。初めに、1点目のフレックスタイム制などの多様な働き方の導入についてでありますが、フレックスタイム制や時差出勤などの柔軟な勤務形態は、試験的な導入も含め取り入れる自治体が増えてきており、このような職員のライフスタイルに応じた働き方を可能とする制度は、業務の効率化や人材の定着につながるものの一つであると捉えております。しかし、こうした制度を導入するに当たっては、市民対応業務との両立や勤怠管理の在り方、制度運用における公平性の確保など、様々な課題の整理と対応策の検討が必要となりますので、他自治体の先行事例や運用実態を参考にしながら、その可能性について慎重に研究してまいりたいと考えております。次に、2点目の職員の職務遂行に有用な資格や免許を取得するための費用助成についてでありますが、本市の職務を遂行する上で必要な資格や免許については、令和2年に調査しておりますが、相談業務や施設管理業務など、業務の専門性確保や法令遵守の観点から、相応の知識・技能を有することが必要と判断するものについては、受講料をはじめ出張旅費などについて公費にて対応しているところであります。議員質問の職員の自発的なキャリアアップに対する支援につきましては、公費支出の公平性や財政負担などの観点から、現時点では制度を設けていない状況でございますが、職員の主体的な学びを組織として支援していくことも今後の課題であると認識しておりますことから、他自治体の取組状況なども参考にしながら、引き続き研究を進めてまいる考えであります。最後に、3点目の若手職員が働き続けたいと思える職場づくりについてでありますが、職員が安心して長く働き続けられる職場環境の整備は、少子高齢化や民間企業との人材獲得競争が激しさを増す中、人材の確保と定着の観点からも重要なことと認識しているところであります。将来にわたって安定した行政サービスを継続的に提供していくためには、職員一人一人が働きがいを感じられる環境の実現が持続可能な行政運営の基盤となりますことから、日常的な対話を含め、職員の意見を的確に把握できる環境についても研究を進め、より働きやすく、魅力ある職場づくりに努めてまいります。

出典:深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる