みんなの議会

深川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日

2024年度市立病院の経営状況

2025年3月5日、深川市議会の一般質問で、伊藤美恵子議員が「2024年度市立病院の経営状況」について質問し、市立病院事務部長 高田光徳が答弁しました。

質問者
伊藤美恵子 議員
答弁者
市立病院事務部長 高田光徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 伊藤美恵子

3点目の質問に移ります。市立病院の経営状況についてお伺いします。公立病院は、地域の基幹的な医療機関として、民間病院の立地が困難な僻地における医療や救急、周産期、小児医療などの不採算部門に係る医療を担うなど地域医療の確保のため重要な役割を果たしていますが、経営悪化や医師不足などにより、医療提供体制の維持が厳しい公立病院が多く存在しています。深川市立病院にあっては、北空知医療圏域における中核病院として、高度医療機能と一般病床を有している唯一の病院として北空知圏域住民の皆さんにとって必要不可欠な存在であり、良質で安定した医療サービスの提供が求められています。市立病院の経営健全化に向けては、2023年度に策定された深川市立病院経営強化プランに掲げられた五つの基本方針に基づき、病院長をはじめ、病院の職員の皆さんが一丸となって経営改善に努めてこられました。この経営強化プランについては、実施状況を毎年市民の皆さんに公表することになっていますので、市立病院のホームページに掲載されている2024年度の点検・評価報告書を確認させていただきました。昨年度も新型コロナウイルス感染症による影響が残った年度であり、感染対策や入院制限、新型コロナウイルス感染症に関する補助金の減少により、経常収支は赤字となっています。入院・外来の患者数がなかなかコロナ禍前に戻っていない状況であり、赤字解消のためのさらなる対策が必要な時期に来ているのではないかと考えます。ここで2点についてお伺いいたします。1点目、人口減少に伴う患者数の減少や人件費や物価の高騰により非常に厳しい病院経営が強いられておりますが、2024年度の市立病院経営状況と決算見込みについてお伺いいたします。2点目、医業収入を上げて黒字化を目指すためには、医師や看護師の確保が不可欠ですが、新年度に向けた医師、看護師の確保状況についてお伺いします。

答弁 市立病院事務部長 高田光徳(市立病院事務部長は2025年3月まで)

2024年度市立病院の経営状況について、2点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。1点目の経営状況と決算見込みについて、初めに経営状況でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響として、令和5年10月以降の新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬の特例措置の廃止により診療単価が減少しておりますし、現在も感染患者は存在するため、入退院調整の難航や面会制限の継続、外来での発熱患者対応に要する人員配置や検査体制の維持なども必要となっております。加えて、新型コロナウイルス感染症関連補助金の終了に伴い、医業外収益の減少、人事院勧告に基づく給与改定による人件費増加や物価高騰による経費の増加などもあり、経営面での影響が生じている状況であります。しかしながら、入院患者数がコロナ禍前の水準になかなか戻らず、厳しい状況は続いておりますが、年明け以降はインフルエンザ・ノロウイルス患者等が増加傾向にありますので、収入確保に向けて努力している状況でございます。次に、決算見込みでありますが、前年度と比較し100万円単位で申し上げますと、医業収益では、入院の1日平均患者数の見込みは142人で、前年度133.5人に対し8.5人の増加であり、平均診療単価は4万2,900円で、前年度4万3,582円に対し682円の減少ではありますが、入院収益は22億3,600万円を見込み、前年度より1億2,000万円、5.3ポイントの増加となる見込みであります。外来の1日平均患者数の見込みは478人で、前年度481.5人に対し3.5人の減少見込みではありますが、平均診療単価は1万1,800円で、前年度1万1,608円に対し192円の増加でありますことから、外来収益は13億6,800万円を見込み、前年度より1,000万円、0.7ポイントの増加となる見込みであります。医業外収益は、感染症病床確保促進事業補助金が終了しておりますので、その他一般会計繰入金などを含め4億9,600万円となりまして、前年度8億800万円に対し3億1,200万円、38.6ポイントの減少となり、事業収益としては44億5,800万円となる見込みであります。事業費用は50億6,800万円で、前年度の48億1,500万円より2億5,300万円増の見込み、当初予算との比較では1,400万円の増加となり、事業収益との差といたしましては6億1,000万円程度の当年度純損失が見込まれますが、流動資産と流動負債から算出します資金不足額は、前年度と同様に発生しない見込みであります。次に、新年度に向けた医師、看護師の確保状況についてでありますが、医師については、常勤医師数に変動がある内科と泌尿器科についてお答えいたします。内科は、現在8人の常勤医師が在籍しております。3年間の定年延長を終えた医師とフルタイム雇用の非常勤医師、計2人の減となりますが、この医師2人は、今後も外来診療を中心に勤務いただく予定であります。また、新規着任予定として、旭川医科大学の常勤医師2人の派遣を受けることとしておりますし、さらに、当院で2年間の初期臨床研修を終えた医師を常勤雇用としまして、当院の総合診療専門研修プログラムの専攻医として在籍いたしますので、常勤医師は10人となり、先ほど述べましたベテラン医師2人も非常勤医師として外来診療の継続を予定しておりますので、充実した医師数になると考えております。泌尿器科は、現在常勤医師1人が欠員でありましたので、旭川医科大学より1人派遣される予定であります。また、初期臨床研修医は1年次目が1人、2年次目が2人、計3人が在籍することとしております。最後に、看護師につきましては、本年度も複数の退職者はおりますが、市立高等看護学院などから11人の入職を予定しておりますし、会計年度任用職員も雇用いたしますので、看護師不足と言われる中にあっても、看護師の配置基準を満たしている状況を維持できると考えております。

出典:深川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる