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深川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月9日

子供の読書活動推進

2024年12月9日、深川市議会の一般質問で、伊藤美恵子議員が「子供の読書活動推進」について質問し、教育部長 伊藤正志が答弁しました。

質問者
伊藤美恵子 議員
答弁者
教育部長 伊藤正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 伊藤美恵子

先月執行されました兵庫県知事選挙では、SNSの影響がこんなにも大きいのかと大変驚かされました。そんな中、11月29日にはオーストラリア議会で、インターネット上の有害な情報から子供の心身を守るため、16歳未満の子供がSNSを利用することを禁止する法案が可決されました。この法律は、保護者や子供自身への罰則はありませんが、SNSの運営会社に16歳未満の子供が利用できないような措置を講じることを義務づけるもので、違反した場合には、日本円でおよそ49億円の罰金が科せられるというものであります。子供に対するSNSの規制は、ノルウェー、イギリスなどヨーロッパでも議論されております。アメリカでも、全米50州のうち35州がSNSの規制に乗り出しています。一方、日本では、表現の自由への観点などから、このような規制は行われていませんが、警察庁によると、日本では昨年SNSがきっかけの犯罪被害に遭った18歳未満の子供は1,665人に上っています。これは本当に氷山の一角かと思います。SNSやインターネットが、いじめなどで孤独に陥っている子供や悩みを抱えている子供のセーフティーネットになっている面もありますので、一律の規制がいいのかどうか、非常に悩ましい問題ではありますが、近い将来、日本においても子供のSNS規制について議論が巻き起こってくるのではないかと思っております。SNSだけを見ていると、そこに広がる価値観だけが全てと思いがちですので、子供たちがSNSから離れられる状況をつくったり、違う世界に目を向けさせてあげることも必要と思います。SNSで見ていることの全てが真実ではなくて、誤った情報も多く含まれていること、世界は思っているよりずっと広く、その子自身に大きな可能性と価値があるということを、大人として子供たちに伝えていかなければならないと思っております。子供たちの健やかな成長を願いつつ、一般質問させていただきたいと思います。初めに、子供の読書活動推進についてです。国が2001年に制定した子どもの読書活動の推進に関する法律の第2条、基本理念には「子どもの読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものであることに鑑み、全ての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう、積極的にそのための環境の整備が推進されなければならない」とうたわれています。SNSなど様々な情報やメディアの発達・普及に伴い、子供の読書離れが叫ばれて久しいですが、子供たちの末来を考えるとき、読書の重要性が増すことはあっても、減ることはないと考えます。情報化社会の進展は、自分で物事を考えずに、断片的な情報を受け取る受け身の姿勢となりますが、読書活動を通じて自分で考える力を養うことは、メディアリテラシー、情報を適切に理解、解釈して、活用する力を養うことにもなりますので、子供の読書活動推進は一層重要になってくるものと考えます。本市にあっても、2015年に深川市子どもの読書活動推進計画を策定し、現在、第2次計画の最終年度を迎えています。計画では、全ての子供たちがいつでもどこでも自主的に読書活動ができるよう、環境整備を図ることを基本理念として、家庭や学校、市立図書館や地域等における読書活動の推進を掲げ、様々な事業が展開されています。特に乳幼児期から家庭で本に親しんでいただくためのブックスタート事業については、他の自治体では既製の絵本を配付し、絵本に親しんでいただこうというものですが、本市では7か月健診時に子供の名前の入った手作りの布絵本をプレゼントしているということで、非常に好評であると伺っていますし、本に触れるよいきっかけになっているのではないかと思っております。このブックスタート事業のフォローアップ事業として、ブックセカンド事業に取り組んでいる自治体が増えてきています。3歳児健診の際に何種類か用意した絵本の中から1冊を選んでいただきプレゼントする事業です。3歳から行動範囲や語彙が広がり、いろいろな絵本に出会える読み聞かせの黄金期に絵本の楽しさを知ってもらい、親子で豊かな時間を過ごしてもらうことを目的としており、家庭での読書活動を推進する上で非常に有効な事業だと思います。また、学校における読書推進の取組も非常に重要と考えます。特に学校図書館は、児童生徒の読書活動や読書指導、学習や読書に対する興味関心を呼び起こす場であり、学校図書の充実、環境整備を求めるところです。ここで質問させていただきます。1点目、令和2年度から6年度までの5年間を計画期間とした第2次深川市子どもの読書活動推進計画の成果と今後に向けた課題についてお伺いします。質問の2点目、乳幼児期から本に親しんでもらうことを目的に行っているブックスタート事業に加えて、読書推進のフォローアップ事業とも言えるブックセカンド事業に取り組む考えについてお伺いします。3点目、子供の読書時間を確保するための取組として、小中学校では朝読書が実施されていますが、その取組状況についてお伺いいたします。4点目、保育園、幼稚園、小中学校に配置されているマナビィ文庫について、国の補助金を活用して購入されてから10年以上が経過して、本の内容が古くなっていないかなど、大規模な点検と入替えが必要な時期に来ているのではないかと思われますが、現在の蔵書の状況についてお伺いいたします。

答弁 教育部長 伊藤正志

子供の読書活動推進について、4点の質問をいただきましたので、順次お答えいたします。1点目の第2次深川市子どもの読書活動推進計画の成果と課題についてでございます。この計画は、子どもの読書活動の推進に関する法律に基づき、子供の読書活動の推進のため、家庭、学校、市立図書館、地域等が連携し、それぞれが役割を担いながら、社会全体で子供の読書活動の推進に取り組むための方向性を示したもので、令和2年度から6年度までの5年間を期間とした計画でございます。これまでの取組の一端を申し上げますと、市立図書館と家庭が連携して取り組む事業として、家読ワークショップを開催し、外部講師や読み聞かせボランティアによる絵本選びなどのアドバイスのほか、新たに自分だけのオリジナル絵本の制作なども取り入れ、好評を得ているところでございます。また、議員が述べられたブックスタート事業につきましては、令和2年度から5年度までの4年間で294冊の布絵本を配付しておりまして、全般的に高い評価をいただいております。市立図書館と学校などが連携する取組といたしましては、市内小中学校の図書担当職員と市立図書館、教育委員会による図書担当者会議を開催し、相互機能の利活用につなげております。学校においては、令和5年度から週に一度、一已小学校に学校司書を配置しておりまして、テーマに沿った図書の展示コーナーを設け、気軽に学校図書館に足を運んでもらえるような環境づくりに努めているほか、教師や児童に対し読書推進に関する指導や調べ方指導を行うなどの支援も行っております。課題といたしましては、学校司書未配置校への対応のほか、文部科学省が定めております学校図書館図書標準に示された蔵書充足率が不足している学校への対応などが挙げられまして、財源の確保などを含めた検討が必要な状況でございます。なお、最終年度を迎えております第2次子どもの読書活動推進計画につきましては、現時点では令和9年度まで現在の計画を延長し、10年度から5年間を期間とする第11次深川市社会教育中期計画に包含させる考えでございますが、個別の計画か否かにかかわらず、これまで同様、子供の読書活動の意義や重要性を損なうことのないよう努めてまいりたいと考えております。次に、2点目のブックセカンド事業の取組の考え方についてでございます。本市では、生後7か月の乳児を対象にブックスタート事業として、親子で楽しめるお子さんの名前入りの布絵本を配付しております。ブックセカンド事業は、この取組を発展させ、一定の年齢時点で再度図書を贈り、読書との関わりをさらに深め、生涯にわたり読書に親しむ習慣を身につけていただくことを後押しするもので、全国の多くの自治体で取り組まれているところでございます。本市といたしましても、子供の読書活動推進の観点から、事業の必要性を認識しているところでありますことから、対象とする年齢や選書、また係る経費等について検討し、早期に取り組んでまいりたいと考えております。次に、3点目、市内小中学校における朝読書の取組状況についてでございます。令和6年度は、市内全ての小中学校において、始業前の時間を利用して、朝読書に取り組んでおりまして、1週間のうち5日間実施している学校が3校、3日間が1校、2日間が4校ございまして、取組時間といたしましては、10分間が6校、5分間が2校であります。小学校では、市立図書館が配付する読書のアルバムに読んだ本を記録いたしまして、自分の読書の振り返りにも活用しております。朝読書は集中力を高め、気持ちを落ち着けてから授業に挑むことができるという効果も期待されておりますことから、今後も各校において取り組んでいただくよう働きかけてまいりたいと存じます。最後に4点目、マナビィ文庫の状況と今後の更新の考え方についてでございます。マナビィ文庫は、平成23年度から国の交付金を活用し、学校等支援図書事業として開始した事業の愛称でございまして、現在の蔵書数は3,187冊でございます。30冊から40冊が入ったコンテナを各教室に1箱、1か月から2か月の期間で配置し、定期的に入替え作業を行っております。令和5年度の総貸出し実績といたしましては2万279冊で、学校における朝読書などで活用していただいております。議員の御指摘のとおり、取組から13年が経過し、現在と内容がそぐわなくなっている図書があるほか、図書のリクエストなどにもお応えするため、毎年約1割程度を更新しておりますが、昨今の諸物価高騰により、図書の値上げも顕著なことから、大幅な蔵書の見直し、更新までには至らない状況でございます。しかし、子供の読書活動推進の観点からも、マナビィ文庫の更新は非常に重要と考えておりますことから、有利な財源などの研究に努めてまいりたいと存じます。

出典:深川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる