深川市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月6日
障がいのある方への投票所での対応
2023年9月6日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「障がいのある方への投票所での対応」について質問し、選挙管理委員会委員長 土井洋次が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 選挙管理委員会委員長 土井洋次
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 松本雅祐
次の質問に移らせていただきます。3番目、障がいのある方への投票所での対応についてお聞きします。選挙で市民の皆さんが一票を投じることは、市民の自立と社会参加を促す第一歩であると考えます。誰に投票するかを自分で考えて決め、自分で投票に行くことが大切であります。そのためには、市民が投票できる環境整備に取り組む必要があります。特に障がいのある方は、投票所に行って一票を投じることが難しいこともあり、例えば目が見えなかったり、耳が聞こえなかったり、歩けなかったり、書けなかったり、選挙の話が難し過ぎたり、そもそも投票所に行けない方など、様々な障がいをお持ちなので、近年、誰もが投票しやすい環境が十分に整備されているとは言えない状況が浮き彫りになっていると言われております。これまでの投票所の多くは、障がいのない人をベースに考えられていると言われております。しかし、選挙権行使は万人に認められた権利で、どういう境遇、障がいをお持ちであろうと、一票を行使する権利があり、投票弱者と言われる方々が投票しやすくなるユニバーサルな環境をつくることが必要であります。私は、以前、市民からこのようなお話を聞きました。その方は、事故で利き腕、上腕から下の腕をなくされた肢体不自由の方で、投票所へ行った際、利き腕をなくされたので投票用紙に記名することが大変難しく、苦慮されて困ったと言っておりました。しかし、投票会場におられた係員の方から援助の声はかけられなかったそうです。その方は、一言声をかけてくれてもいいのになと思ったそうであります。その話を聞き、私は、お手伝いが必要ですかとなぜ声をかけなかったのかと思い、本市の障がいのある方への投票所での対応について不安を抱きました。現在、投票所において、代理投票やその他の支援を必要とする方のために、投票支援カードを導入して、投票に必要な支援を受けられる体制が進められています。東京都東久留米市でも、障がいをお持ちの市民の方が外出などの支援を受けられるよう、投票支援カードを導入しており、内容は、代わりに書いてほしい、誘導してほしいなどのチェック欄に本人が記入することで、係員による支援を受けられるようになっております。この投票支援カードは、各投票所に設けられたほか、口頭で伝えることが苦手な方や困難な方は、自宅でダウンロード、印刷して、投票に当たって必要な事項を自分で記入し、投票所に持っていくというシステムでございます。こうした支援を行うことにより、多くの方が投票行為を通して市政を身近に感じていただける機会となると思います。そこでお伺いします。1点目、本市は障がいのある方を投票所ではどのように把握されているのでしょうか。例えば、選挙人名簿等で把握されているのでしょうか。また、障がいのある方や高齢者の方の負担を軽減するために、各投票所で土足のまま投票できるのか。車椅子利用者の対応など、投票所の運営についてお聞かせください。2点目、誰もが投票しやすい環境整備を進めるために、本市は、障がいのある方への対応マニュアルを作成されているのか。また、期日前投票期間や投票日を迎えるに当たり、職員等へ障がいのある方への対応についての説明会や研修などを行っているのか、お聞かせください。また、本市の投票所の課題についてもお聞かせください。3点目、投票所で身体の動きに関する器官が病気やけがで損なわれ、歩行や筆記などの日常生活動作が困難な肢体不自由の方は目視で分かることもありますが、見た目だけでは判断できない障がいのある方もおります。誰もが投票しやすい環境を整えることが重要であり、本市も投票支援カードを導入してはいかがでしょうか。本市の考えをお聞かせください。4点目、障がいのある方の対応については、総務省の選挙部管理課が本年1月、障がいのある方に対する投票所での対応例について発表しました。本市の今後の投票所での障がいのある方への対応の考えについてお聞かせください。この考え方は、障がいのある方だけでなく、高齢化社会の中で、投票に困難を感じる方々にも通ずる対応になると考えております。市の考えをお聞かせください。
答弁 選挙管理委員会委員長 土井洋次
障がいのある方への投票所での対応について4点質問をいただきましたので、順次お答えいたします。最初に、1点目の投票所の運営についてですが、選挙管理委員会及び投票所では、個々人の障がいのあるなしを把握してはおりません。また、17か所ある投票所のうち10か所のコミュニティセンターにつきましては、土足で入場できませんが、コミュニティセンターは、その地域の方々が日常的に靴を脱いで利用している施設であり、手すりを用意するなどの対応もしていることから、その地域ごとで施設管理の実情に即した使用をしております。車椅子につきましては、有権者が多い13か所の投票所で設置しており、あとの4か所につきましては、地域から車椅子の設置について要望がないため用意しておりませんが、要望があれば、選挙当日に準備することは可能となっております。2点目の投票所での障がいのある方への対応とマニュアル作成についてと、4点目の今後の対応の考え方について併せて答弁させていただきます。本市では、障がいのある方への対応マニュアルはなく、そのため、障がい者対応についての研修も行っておりませんが、今までは、投票従事者の心がまえという文書で、選挙人に対しては親切丁寧で公正な態度を取るよう職員に周知してまいりました。また、投票所において、代理投票などで投票を補助するときは2人の補助者が必要なため、各投票所に投票管理者を除き3人以上の事務従事者を配置し、対応しているところです。今後につきましては、今年1月に総務省通知により、障がいのある方に対する投票所での対応について例示されましたことから、この通知を投票管理者及び職務代理者に対する事務説明会を通して、職員に対し周知を図ってまいります。また、投票所での課題につきましては、事務従事者アンケートにより、各投票所で不具合がある点を掌握しており、一例として、靴を脱ぎ履きするときにふらつく選挙人がいるとの声に対し、持ち運びできるサポート取っ手を用意したり、机や椅子をつかまり台代わりにするなどの対応をしているところでございます。3点目の投票支援カードの導入についてですが、体が不自由な方や、けがなどで字が書けない人のために代理投票の制度があり、この代理投票は、本人の申出により初めて行うものでありますが、代理投票の申出方法が分からない方や、その他の支援を受けたいと思う方々に向けた投票支援カードがほかの自治体で開発されております。先ほどの総務省からの障がいのある方に対する投票所での対応例についての通知で、投票支援カードの導入について例示されていることから、本市においても、次回の選挙に向けて、市のホームページで投票支援カードをダウンロードできるように導入し、公式LINEなどで市民周知を図ってまいります。