深川市議会 令和5年第2回定例会 2023年7月14日
農業水利施設の電気料金高騰対策
2023年7月14日、深川市議会の一般質問で、村上誠議員が「農業水利施設の電気料金高騰対策」について質問し、経済・地域振興部長 香川貴敬が答弁しました。
- 質問者
- 村上誠 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 香川貴敬
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 村上誠
二つ目の質問に移ります。農業用水利施設の電気料金高騰に対する支援についてであります。深川市には、神竜、深川、多度志の三つの改良区と空知改良区、秩父別改良区所属の一部用水路等があります。米を生産するにはたくさんの水が必要であり、この5土地改良区がその必要量を市内全域にある水田に過不足なく供給しなくてはなりません。そのため水をくみ上げる揚水機場が市内には多数あり、高圧・低圧電源を使って、大型ポンプを稼働しているところであります。ところが、ロシアによるウクライナ侵攻と円安の進行で、火力発電に必要な液化天然ガスの原料となる原油の高騰や、ヨーロッパ諸国が不足分を石炭火力に頼ったため、石炭価格が上昇、それが我々の電気代に跳ね返され、令和4年度の電力料金が大幅に引き上げられたことは皆さん御承知のことと思います。本年度はさらに引上げが決定され、電気料金上昇前の令和3年度に比べて、5年度の電気代単価はおおむね50%増加している状況にあります。国や北海道では、このような状況を踏まえ、省エネルギー化推進への取組を要件としまして、農業水利施設の令和5年度の電気料高騰分に対し、10分の7の割合で支援を行うことが示されたところであります。しかし、これは令和4年度からの上昇分に対する支援であり、3年度から4年度の電気料金の引上げ分は含まれておりません。したがって、この令和3年度から4年度の引上げ分は全て土地改良区が負担することになります。このように改良区運営へ極めて深刻な影響がもたらされている状況下において、これ以上の電気料金の高騰に対しては、農家が面積当たり負担している土地改良区賦課金の引上げが避けられない状況にあります。しかし、コロナ禍の影響により、農産物価格の低迷は続いており、加えて燃料代、肥料代、農業用資材・機材の高騰など、農家経営は厳しい状況にあり、賦課金の引上げは難しい状況にあることから、去る6月22日、関係5土地改良区から深川市へ農業水利施設の電気料高騰に対する支援についての要請書を提出したところであります。要請書の内容は、令和5年度における電気料高騰分のうち、国・北海道における農業水利施設電気料高騰対策事業の補助対象外経費、すなわち5年度の電気料金高騰分の10分の3に対する支援をお願いするものです。このことについて、市としての今後の対応の考えについてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 経済・地域振興部長 香川貴敬
農業水利施設の電気料金高騰対策についてお答えいたします。農業水利施設につきましては、ダム、頭首工、用排水路、揚水機場などがあり、これらは食料の安定供給とともに流域内での水環境を支えるなど、多面的機能の発揮にも寄与するものでありますが、議員も触れられたとおり、ロシアのウクライナ侵攻などによる燃料価格の高騰などに伴い、農業水利施設における揚水機場等の電気料金が大幅に上昇している状況にあり、土地改良区の運営に影響を及ぼしている状況にあります。こうした中で、国においては農業水利施設省エネルギー化推進対策事業、北海道においては農業水利施設電気料金高騰対策緊急支援事業により、国営造成施設、土地改良区管理施設、それぞれに対し支援が行われることとなっております。しかし、これは令和4年度から5年度までの高騰分の7割相当分の支援であり、3年度から4年度にかけての高騰分は含まれていないこと、また国の水田活用の直接支払交付金の見直しに伴い、今後多くの生産者において、1か月間の湛水を実施し、このことで電気料金が増大することが見込まれることなどから、先般、関係する五つの土地改良区より本市に対し電気料金高騰に伴う支援要請があったものであります。そこで、質問の農業用水利施設の電気料金値上げに対する市としての今後の対応の考えについてでありますが、支援に当たっては、厳しい財政状況の中で財源の確保が非常に重要でありますが、活用可能な臨時交付金については、国から示された配分枠を消化する見込みとなっております。そのようなことで、今後の農業水利施設における電気料金の推移を注視しながら、今後臨時交付金など有利な財源が確保できた場合には、支援が可能かどうか検討してまいりたいと考えております。