深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日
市内公立高校への進学者数確保に向けた取組
2025年6月18日、深川市議会の一般質問で、村上誠議員が「市内公立高校への進学者数確保に向けた取組」について質問し、教育長 三浦浩二が答弁しました。
- 質問者
- 村上誠 議員
- 答弁者
- 教育長 三浦浩二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 村上誠
二つ目の質問にまいります。市内公立高校への進学者数確保に向けた取組についてであります。市内公立高校は、本年度の入学者数は深川西高校が64人、深川東高校が19人であり、開設学級数は深川西高校が1学級減の2クラス、深川東高校はそのままの1クラスであります。教育長の報告にもありましたが、6月3日に北海道教育委員会が公表した令和8年から10年度の公立高等学校配置計画案では、深川西高校の令和8年度募集学級数は計画決定時に公表するということになっております。両校とも入学者数が増えず、厳しい状況であると思われます。また、国の高等学校等就学支援金制度が改められ、公立、私立を問わず、高校に通う子供がいる世帯向けに支給する最大年11万8,800円について、年収910万円未満の所得制限が撤廃されました。また来年度からは、私立高校に通う世帯向けの上乗せ分についても所得制限を外し、上限額を年39万6,000円から、全国の私立高校における授業料の平均45万7,000円に引き上げられる予定であり、実質授業料無償化となります。大都市では私立シフトが起こっており、大阪府では公立高校131校のうち、半数近くが定員割れ、東京都では都立高校の応募倍率が平均1.29倍で、比較可能な1994年以降最低となったと報じられております。無償化となれば、旭川市から深川市へ通ってくる生徒の減少や、逆に深川市から私立高校へ通う生徒が増えるものと思われます。北海道教育委員会でも、道内全中学生とその保護者を対象としたアンケートを取り、無償化拡大が進路にどう影響するのか把握するとしております。そこで1点目の質問として、市内中学校の近年の進路実績について、また授業料無償化による影響はなかったのか併せてお伺いします。市内公立高校への進学者数の減少は、少子化と相まって今後も続くと思われます。それを抑えるべく、本年度予算においても公立高等学校の魅力づくり事業が継続されております。令和5年度の実績では、各学校への交付額が734万円のうち、模擬試験や資格試験等受験助成に347万円、通学交通費助成に229万円の合計576万円で、交付額の約78%を占めております。試験費用や交通費の助成で魅力を感じてもらえるでしょうか。私は、例えば進学クラスの設置など、もう一歩進めた施策が必要ではないかと思っておりますが、市の考えをお聞かせください。
答弁 教育長 三浦浩二
市内公立高校への進学者数確保に向けた取組についての質問にお答えいたします。1点目の近年の市内中学校の進路実績と授業料無償化の影響についてでありますが、初めに、進路の実績につきまして直近2年間における市内中学校2校の合計人数で申し上げますと、令和5年度は、6年3月の卒業生116人中、深川西高校への進学が41人、深川東高校が13人で、そのほかの高校では、滝川市内の高校が27人、旭川市内の高校が19人、その他が16人でありまして、市内2校の公立高校への進学率は46.6%となっております。令和6年度につきましては、7年3月の卒業生118人中、深川西高校が43人、深川東高校が13人、滝川市内の高校が20人、旭川市内の高校が30人、その他が12人で、市内2校の公立高校への進学率は47.5%となっておりまして、市内の公立高校への進学率は微増となっております。次に、授業料の無償化の影響についてでありますが、議員も触れられておりますけれども、国の高等学校等就学支援金制度につきましては、平成22年に家庭の経済的負担の軽減を目的として創設され、その後令和7年度に限り、高校生等臨時支援金の名称で、年収約910万円以上の世帯に対しても基準額を上限に支援が行われているところであり、8年度以降につきましては、所得制限の撤廃や私立高校等の加算額の引上げを含めた、いわゆる高校授業料の無償化の実施が議論されているところであります。こうした国の動きを受け、現在、北海道教育委員会では、授業料無償化に伴う進路希望の変化を把握するため、中学校1年生から3年生とその保護者を対象に、今月末を期限として高校の授業料無償化に関するアンケート調査を実施しております。現在のところ、市内中学校における生徒及び保護者との進路指導等においては、無償化の影響は感じられないと両校から聞いておりますけれども、先ほど申し上げました北海道教育委員会におけるアンケート結果の周知が本年9月に予定されておりますので、本市といたしましては、その結果や国の動向を注視してまいりたいと考えているところであります。次に、2点目の市内公立高校への進学者確保に関する市の考えについてでありますが、本市の公立高等学校の魅力ある学校づくり事業支援交付金につきましては、これまでも学校関係者や保護者等からの意見をいただきながら、支援内容の見直しに努めてきております。また、高校の魅力についての情報発信や市内小中高の連携を進めるなど、取組を拡充しながら継続的に取り組んできており、このことにより、1点目でお答えしました市内公立高校への進学率の微増につながっているものと考えているところであります。議員から提言のありました進学クラスの設置につきましては、関係者に相談しましたところ、ハードルが高いのという私の認識ではありますけれども、引き続き、学校や地域の関係者で構成する意見交換会を開催しまして、意見や要望をお聞きするなどして、随時支援の見直しなどを進めてまいります。なお、今後の新たな取組といたしましては、深川東高等学校に関することになりますけれども、本年3月に策定いたしました第3期深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略にも掲載しておりますように、首都圏など道外からの生徒受入れ対策の推進について、市長部局で検討を進めておりますので、教育委員会としても連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。