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深川市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月9日

消費生活の現状と今後

2022年9月9日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「消費生活の現状と今後」について質問し、経済・地域振興部長 宮森栄治が答弁しました。

質問者
田畑陽美 議員
答弁者
経済・地域振興部長 宮森栄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 田畑陽美

最後の質問に入らせていただきます。消費生活の現状と課題についてお伺いいたします。昭和43年、国の消費者対策の基本的な枠組みとして、消費者保護基本法が制定されております。ここでは、消費者は行政に保護されるものとして捉えられていましたが、平成16年には消費者保護基本法が消費者基本法へと改正され、消費者の位置づけが保護されるものから自立した主体へと変換されました。平成21年9月には、消費者行政の司令塔となる消費者庁が発足し、あわせて、独立した第三者機関として、消費者行政全般への監視機能を有する消費者委員会が内閣府に設置されました。その後、様々な消費者被害の発生などに対応して消費者安全法、特定商取引法、不当景品類及び不当表示防止法などの改正のほか、食品表示の制度を一元化する食品表示法制定などの法整備が行われてきています。平成24年12月には、消費者教育を総合的、一体的に推進することを目指した消費者教育の推進に関する法律が施行され、平成25年3月に消費者教育の推進に関する基本的な方針が閣議決定されております。令和2年3月には、第4期となる消費者基本計画が作成されておりますが、1年でコロナ禍における新たな生活様式の実践に伴い、消費生活のデジタル化が加速するなど、消費者を取り巻く環境が大きく変化しております。消費者庁は、このことに的確に対応して消費者政策を推進するため、新しい生活様式の実践に関する部分について、計画の見直しを実施することとしています。本市においては、第六次深川市総合計画の中でも消費生活の安定・向上が掲げられており、策定前に実施されたまちづくりアンケートでは、消費者協会への活動支援、消費者被害の防止や救済、消費者センターの機能充実などの満足度に対し、約7割の方が普通と回答されていました。また、今後の重要度に関しては普通が約5割、やや重要、重要であると考えている方を含めると約9割となっており、消費生活に関する関心の高さがうかがえました。昨日の北名議員の一般質問の宮森経済・地域振興部長の答弁の中でも少し触れられていましたが、本市では、悪質業者に狙われやすい高齢者の被害を未然に防止することを目的としている深川地域消費者被害防止ネットワークを平成28年に設置しています。構成団体は深川市をはじめ、妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町の1市4町の行政機関はもとより、深川消費者協会、深川警察署、深川市の社会福祉協議会などの福祉関係、金融協会、町内会連合会、商工会議所など、設置当時は15団体でありましたが、現在は、深川市介護者と共に歩む会、きたそらち農業協同組合、北いぶき農業協同組合の3団体が加わり18団体となり、見守りの輪が広がっています。活動内容としては、情報交換のため年1回以上の定例会議を開催し、必要に応じて臨時会議を開催するとしています。設立時から、ホームページにて詐欺被害などの情報提供がされておりますが、さらなる周知、啓発活動を期待しております。そこで、3点についてお伺いいたします。1点目、深川地域消費者被害防止ネットワークが設置されていますが、高齢者単独世帯の割合も増加傾向にある中、近年の情報通信技術の進捗は目覚ましく、インターネット利用者の割合、スマートフォンの個人の保有割合も増加傾向にあり、高齢者層でも増えてきているようです。手軽に商品やサービスを購入することができ、操作の手軽さなどを悪用した詐欺などに利用されることもあり、消費者トラブルが発生した際も解決が困難となる場合も多くなってきています。家族や周囲の目が届きにくくなった高齢者を巻き込んだ消費者トラブルの増加が懸念されます。被害防止のため、これまで本市が行ってきた対応などを伺います。2点目、民法改正により、令和4年4月に施行された成年年齢の引下げにより、保護される年齢も引き下げられていますが、近年の周知、情報、通信技術の進歩は目覚ましく、若者の消費者被害が増加しています。若者への注意喚起が大切になっている中、日立市では「かしこい消費者になろう」という中学生のための消費生活ハンドブックを発行し、消費者の権利と責任など、イラストを交えて大変分かりやすく丁寧に説明されており、そのものが家族と共有でき、とてもためになる冊子になっていました。若者への注意喚起など、本市の現状と今後の考えについてお伺いいたします。3点目、深川消費者協会では、食品ロスを防ぐため、スプリングフェスタにおいてフードドライブの取組を行っていましたが、一人一人の食品廃棄の半減、消費者が安心・安全な消費生活を営むことにもつながり、持続可能な消費生活の取組の一つと考えますが、今後の考えについてお伺いいたします。

答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)

消費生活の現状と今後についての質問にお答えいたします。1点目の高齢者の消費者被害の防止についてでございますが、本市では、消費者センターを開設し、高齢者からの相談を含めた体制を整えておりまして、北空知1市4町分の相談状況を過去10年間の平均で申し上げますと、年間170件ほどとなっております。また、10年間における70歳代以上の相談者は全体の約4割を占めており、議員の御懸念のとおり、高齢者が消費者トラブルに巻き込まれるケースが多いことがうかがえまして、最近の特徴を見ますと、商品を勝手に送りつけ、代金を一方的に請求する送りつけ商法ですとか、市役所の職員などを語って現金をだまし取ろうとする、いわゆる特殊詐欺が多く、その手口も多様化しているところでございます。こうした中、本市では、深川市シルバークラブ連合会などを含む18団体で構成する深川地域消費者被害防止ネットワークを設置し、市内で発生している特殊詐欺等の情報発信や啓発グッズの配布等を行っておりまして、今後もこの組織を中心としながら関係機関との連携を図りつつ、高齢者を含めた消費者被害防止に向けた取組の充実に努めてまいりたいと思っております。次に、2点目の若者への消費者被害の注意喚起についてでございますが、教育現場では、学習指導要領に沿った内容での消費者教育の機会が確保されているところでございまして、中学校では、授業の中で消費者基本法などの消費者を守る法律、制度をはじめ、身近に潜む消費者被害や悪質商法などの学習をしているほか、高校では、授業における消費者教育はもちろんのこと、外部から講師を招き、消費者セミナーを実施している例もあるとお聞きしてございます。また、本市においては、成人式の際に、消費者被害防止のパンフレット等を配付し注意喚起を行っており、今後におきましても、学校における消費者教育と並行して、議員御提言の事例なども参考にしながら、若年者等に対する啓発の充実に努めてまいりたいと思っております。最後に、3点目のフードドライブについてでございますが、フードドライブとは、主に家庭で余っている食べ物を持ち寄り集め、地域の福祉団体などへ寄附する取組のことであり、道内の他の消費者協会においても、その活動が行われております。深川消費者協会では、今年度開催されたスプリングフェスタにおきまして初めてフードドライブが実施され、協会会員や一般市民の方から紙パックジュースや缶詰、食用油など15品目以上の提供を受け、それらを福祉施設へ寄附し、施設から感謝の声が届いているとのことでございます。消費者協会では、まだ今後の対応は決まっていませんけれども、活動を継続されるとなった場合には、協会の事務局を担う本市といたしましても、必要に応じて応援してまいりたいと思っております。

出典:深川市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる