みんなの議会

深川市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月17日

知床観光船沈没事故の経過と北海道観光における課題

2022年6月17日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「知床観光船沈没事故の経過と北海道観光における課題」について質問し、経済・地域振興部長 宮森栄治が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
経済・地域振興部長 宮森栄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 太田幸一

早速一般質問に入っていきたいと思います。1番目、知床観光船沈没事故の経過と北海道観光における課題について伺います。4月23日、知床半島沖合で観光船に乗船していた26人の全員が行方不明、恐らく生存者はいないというような状況かと思います。御承知のように当日の天候は急変し、この時期でも知床の海水温は2度という状況であります。こういったところに本来でしたら出るべきでないという中で、無理を押してこのような事故になったということ、またさらに命の綱とも言える無線設備がかなりいいかげんな状態にあったと報告されております。運航管理者という立場にありながら、当事者である事業者については、総じて多数の命を預かっている自覚が全くないような状態ではなかったかと思います。貴い犠牲者の皆さんには心から哀悼を申し上げ、犠牲者に対します御冥福を心からお祈りしたいと思います。ゴールデンウイークを前にした段階での観光地、北海道の立場から5点にわたりお伺いします。一つ、4月に起きた知床観光船沈没事故は、北海道観光にとっても大きな痛手である。事業者の無責任さは目に余る状況をさらしているが、どのように捉えるか。二つ、多くの問題の中で、運輸局の認証条件がずさんで、事業者の運航管理者の資格要件である乗船勤務が欠落していたことをはじめ、これらを監督官庁が見逃している状況は根本的に欠陥があったと思われるが、この部分についてどのように考えるか。三つ、事故の3日前に行われた国による船舶検査において、通信手段であるアンテナが破損し、携帯電話が圏外となる地域を抱えていることを認識しながら、承認を与えたのは大きな問題だったと思う。どのように考えるか。四つ、緊急時以外に業務でアマチュア無線を使うことは電波法で違法だが、沈没した観光船は使用していた。ここでも国の査察に甘さがあったのではないか、どのように考えるか。最後、五つ、船倉の改造により、構造の弱体化、安全性の低下を招いたとの事実が報道されていますが、この事故によって、北海道観光産業への与えた影響についてお伺いいたします。

答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)

知床観光船沈没事故の経過と北海道観光における課題について、5点の質問をいただきましたけれども、関連がありますので、一括してお答えさせていただきたいと思います。去る4月23日に発生いたしました斜里町の知床半島沖での小型観光船沈没事故につきましては、乗客・乗員26人のうち14人の方がお亡くなりになり、いまだ12人の方の捜索が続いております。行方不明の方々が一刻も早く救出されることを願いますとともに、お亡くなりになられました方々の御冥福を心からお祈り申し上げる次第でございます。今回の事故につきましては、運航会社の運航管理体制上の課題や、小型船による旅客運送に関する制度上の課題などが取り沙汰されておりまして、昨日付で運航会社の事業許可が取消しになったとの報道があったところですけれども、国では5月10日に小型旅客船の緊急安全対策を公表いたしまして、全国の小型旅客船事業者に対し運航基準の遵守に向けた指導や携帯電話に係る検査を実施したところです。また、翌11日には、有識者で構成する知床遊覧船事故対策検討委員会を設置いたしまして、旅客運送事業参入の際の安全確保に関するチェックの強化、安全管理規程の実効性の確保、監査・行政処分の在り方、船舶検査の実効性の向上など、大きく7項目を掲げ、これまでに4回の会議において検討が進められており、7月中旬に中間の取りまとめ、その後、年内を目途に最終の取りまとめを行うスケジュールとなっております。議員が述べられておりました点などにつきましては、この検討委員会での取りまとめを待たなければならないところでございますけれども、本市といたしましては、事故原因が究明され、二度と同様の事故が繰り返されないよう、しっかりとした対策が講じられることが極めて重要なことと考えているところでございます。そこで、今回の事故における北海道の観光産業への影響についてでございますけれども、観光船事業の分野では、斜里町に限らず、北海道各地の観光船事業者に影響が及んでいることは容易に察することができるところでございますが、加えて全国に認知されている北海道の観光ブランドにとってもマイナスイメージにつながっている可能性があると受け止めているところです。これから夏の観光シーズンを迎える中で、北海道全体でイメージアップを図ることが重要でありますし、また本市といたしましても、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えつつ、本市を訪れる観光客の皆様が安心・安全に楽しんでいただける環境づくりに引き続き努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる