深川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日
小中学校のバリアフリー化
2021年3月9日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「小中学校のバリアフリー化」について質問し、教育長 吉村理明が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 教育長 吉村理明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 松本雅祐
それでは、次の質問に移ります。3点目、小中学校のバリアフリー化についてお伺いします。昨年5月、全国2万8,156の公立小中学校のバリアフリー化について、文部科学省が初めて調査しました。教室までの段差の解消や車椅子利用者のトイレの設置状況など、いずれも達成している学校は6割前後にとどまることが分かりました。調査した状況は、車椅子利用者が利用できる多機能トイレの設置は全体の65%、障がいなどで介助が必要な子供や教員がいる学校は6,303校ですが、そのうちでも79%。次に、避難所に指定されている2万2,669校では、多機能トイレの設置は約67%、学校門から校舎までスロープなどで段差を解消している学校は79%、そして校舎の玄関から教室や体育館までの段差を解消している学校は約59%で、介助が必要な子供がいる学校でも73%にとどまっておりました。ちなみにエレベーターの設置は約27%でした。こうした中、特別支援学級に通う障がいのある子供は昨年度27万8,000人余りと、この10年で倍増しており、障がいのある児童生徒のインクルーシブ教育システム構築の視点からも、誰もが安心して学び育つことができる教育環境の整備が求められております。また、小中学校については、その9割以上が災害時の避難所に指定されておりますので、高齢者や障がいの方に優しく、移動もスムーズにできることが求められます。ですから、文部科学省は、障がいへの配慮が必要な子供が増え、災害時の避難所としてバリアフリー化を求められる中で、整備がなかなか進んでいないと判断し、既存の施設を含めた学校施設のバリアフリー化を一層推進することとし、本年4月に施行されます改正バリアフリー法の中で、既存の学校にも改善の努力義務が課せられることとなり、対策の推進が求められます。そして、2025年までに集中的に整備する目標を提示し、自治体への補助金を拡充する方針も示しました。目標は、校舎や体育館ともに避難所に指定されている学校は、全て多機能トイレを設置する、段差については、校門から教室へ100%バリアフリー化することとなっております。この目標を達成するためには、まずは公立小中学校の設置者であります山下市長が改善を決断することが欠かせません。そこで、お伺いします。1点目、本市の小中学校のバリアフリー化に関する文部科学省の調査についてお聞かせください。2点目、避難所は、お年寄りの方や障がいのある方をはじめ、多くの住民を受け入れるため、バリアフリー化の整備が必要であります。文部科学省が示した目標値に対して、指定避難所でもある本市の小中学校のバリアフリー化についての考えをお聞かせください。
答弁 教育長 吉村理明(教育長は2024年3月まで)
小中学校のバリアフリー化について、2点の質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。小中学校等のバリアフリー化の推進につきましては、令和2年5月の高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー法の一部改正によりまして、建築物移動等円滑化基準の適合義務の対象に公立の小中学校が新たに位置づけられましたことから、文部科学省におきまして、学校施設バリアフリー化推進指針を改定し、あわせて議員の言われておりました整備目標が設定されたところでございます。そして、目標達成に向けた支援の一つに、国の財政支援として、文部科学省の令和3年度予算案におきまして、バリアフリー化工事への補助率について、これまでの3分の1から2分の1への引上げが盛り込まれているものでございます。そこで、質問の1点目、本市の小中学校のバリアフリー化に関する文部科学省の調査の結果についてでございます。車椅子の方が使用できる多機能トイレにつきましては、一已小学校と北新小学校を除く6校に設置しておりまして、設置率は75%となり、国の65%を上回っているところでございます。また、段差を解消するためのスロープにつきましては、学校の門から建物まで及び玄関から教室まで、それぞれの区分に分けての調査でございましたけれども、両区分とも市内8校全校におきまして設置されている状況でございます。次に、2点目の指定避難所である小中学校のバリアフリー化についてでございます。本市の小中学校は、全校が指定避難所となっておりますことから、学校としての機能のほか、避難所としての機能も考慮し、整備する必要があるものと考えているところでございます。平成30年度から供用を開始いたしました深川中学校につきましては、多機能トイレ及び段差解消のスロープ等を整備しており、バリアフリーに対応した最新の施設となっております。一方で、先ほど申し上げましたが、トイレなどが未整備の学校もございますので、車椅子を利用しているなど移動等に配慮が必要な児童生徒及び教職員がこういった未整備の学校に入る状況や、避難所を利用される方のため、バリアフリー化を図る必要がありますことから、課題となりますスペースの確保、あるいは多額と見込まれる改修費用について、改築あるいは大規模な改修などの機会を捉えまして、有利な補助制度等の活用による財源確保を図る中で取り進めたいと考えております。