深川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日
避難所の運営
2021年3月8日、深川市議会の一般質問で、近沢弘幸議員が「避難所の運営」について質問し、企画総務部長 三浦浩二が答弁しました。
- 質問者
- 近沢弘幸 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 三浦浩二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 近沢弘幸
3番目の質問、避難所の運用について。過去には北海道への台風の上陸があり、本市でも平成28年と30年には、市内で記録的な大雨により河川が一部氾濫し、河川、道路、農地等に甚大な被害をもたらしました。平成17年に深川市洪水避難地図、洪水ハザードマップが作成されたが、近年多発する豪雨災害により、国または北海道が指定した河川において、千年に一度起こり得る降雨による水害を想定した洪水ハザードマップの改定が行われ、多くの市民が本市でも豪雨による河川の氾濫による浸水、土砂災害、土石流、地滑り、崖崩れ等の区域が広範囲に起き得ることが確認できたと思います。また、平成30年9月の胆振東部地震では、北海道全域でブラックアウト、電源喪失が発生し、電力の供給が不可能となり、水道水は一部地域で供給できず、給湯器、洗濯機などの電気製品は使用できず、半日、地域によっては1日半も復旧に時間を要しました。避難所はどこなのか、どのタイミングで避難するのか、子供、お年寄り、障がい者の方を誰が手助けして避難するかなど、自主防災組織を設立し訓練することで、全員が避難できるようにしなければなりません。避難所では食料も備蓄されていますが、食物アレルギーにより、原因食物を摂取した後に皮膚、粘膜、消化器、呼吸器などに症状が出る場合があり、病院での治療も必要になる場合があります。学校給食では、どのような食物アレルギーがあるのか、事前にアンケート調査などで把握されていると思いますが、避難所でアレルギーを持っている方が安心して食べられる食品も用意しておく必要があると考えます。また、昨年発生した新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、11都府県では緊急事態宣言が発出されました。しかし、警戒レベル4以下、医療の逼迫状況の改善など、3月7日を待たず解除された地域がありますが、現在、まだ2週間の延長になっているところもございます。一方で、まだまだ予断を許さない中、先日より医療従事者の新型コロナワクチン接種が始まりましたが、全体に行き渡るには1年くらい要するようであります。このようなコロナ禍にあって、必要な資器材は用意されておりますが、器材の組立て、設置、片づけなど、使用方法の講習を行うことなどが必要と考えますが、どのように計画されているのでしょうか。5点について、市の考えをお伺いします。1点目、現在設置されている自主防災組織数について。2点目、災害時の住民の避難所への情報伝達について。3点目、防災資器材の使用方法等の講習会開催について。4点目、避難所におけるソーシャルディスタンスの確保について。5点目、食物アレルギーに配慮した食品の備蓄について、お伺いします。
答弁 企画総務部長 三浦浩二(企画総務部長は2022年3月まで)
避難所の運営についての質問にお答えします。1点目の自主防災組織数についてでございますが、市内における自主防災組織は、六つの組織がございまして、その組織名を申し上げますと、納内地区、多度志地区、菊丘・吉住・更進地区、緑町東、文光町、旭区でございまして、令和2年4月現在における六つの組織の世帯数の合計は2,876世帯でありまして、市内全世帯数に占める割合、私どもこれを組織率と言っておりますが、この率は27.0%となっているところでございます。2年前の平成30年4月時点では、3団体で1,586世帯、組織率は14.7%でありましたので、少しずつではありますが、組織化されている状況にございます。自主防災組織は、防災活動の一翼を担っていただく大変重要な組織でありますので、今後とも設立の促進に努めてまいりたいと考えております。2点目の災害時の住民や避難所への情報伝達についてでありますけれども、災害時には深川市地域防災計画における災害情報通信計画によりまして、民間放送や緊急速報メール、広報車などを用いまして、避難所開設の市民周知などを行うこととしております。避難所におきましては、市が作成しております避難所運営マニュアルに基づいて、避難所へ派遣している職員が深川市防災対策本部との連絡を行うこととしておりまして、対応が困難な場合には、町内会長、あるいは自主防災組織の会長が行うこととしているものでございます。また、避難所へ避難された方への災害情報の周知につきましては、円滑な避難所運営を行うため、避難誘導救援班、救護・給食班、情報班の三つの活動班を設置して、その中の情報班が災害対策本部からの情報を避難者に周知することとしているところであります。ただし、避難者が少ない場合は市職員だけで対応することもございます。次に、3点目の防災資器材の使用方法等の講習会の開催について、本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響もありまして、例年に比べまして、地域防災教室や防災講習会の開催が少ない状況でございますが、昨年9月に実施しました深川中学校での防災講習会では、生徒に実際に段ボールベッドを組み立ててもらうなど、資器材の利用の仕方も取り入れて実施させていただいておりますし、昨年10月には5地区の町内会連合会の研修会において、深川市防災ガイドブックの説明と併せて資器材についての説明も行ったところであります。今後も、町内会や各団体等が実施する防災講習会などにおいて、防災資器材の設営や撤去に関して説明する場面を設けさせていただき、いざというときに円滑に利用できる体制づくりに努めたいと考えております。次に、4点目の避難所におけるソーシャルディスタンスの確保についてでありますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、避難所運営におきましても、3密の回避が求められておりますことから、密集を回避するために、避難人数の把握、密接を回避するためのレイアウト構成の工夫、密閉を回避するための十分な換気を行ってまいりたいと思いますが、このことによって、指定避難所の受入れ人数が少なくなる場合もありますので、その場合は、近くの避難所も開設して利用いただくといったことも考えておりますし、また、学校のような避難所では、体育館以外の教室などの利用についても各施設管理者等と協議を行ってまいりたいと考えております。最後に、5点目の食物アレルギーに配慮した食品の備蓄についてでございます。市民の食物アレルギーの状況は把握できておりませんけれども、深川市教育委員会によりますと、学校給食のアレルギーによる欠食状況の調査によって、市内小中学生全体の1.5%の方が食物アレルギーをお持ちとお聞きしているところでございます。そして、食料品の備蓄についてですが、本市では、御飯やレトルトカレーなどの食料品を備蓄しておりますけれども、備蓄品のうち、アレルギー物質のない食料品はレトルト御飯とようかんの2種類で、約4,200食分でございます。卵や小麦などのアレルギー物質が含まれる食料品は、保存パン、ビスケットなど、約8,700食となっているところであります。このように、アレルギーに配慮した食料品の数はそれなりにありますけれども、種類が少ない状況になっております。したがいまして、アレルギーに配慮した食料品につきましては、本市で必要量の備蓄を行う方法がよいのか、また、防災協定による企業からの支援により確保する方法もあり得ますので、どういった方法がよいのか、他市の状況を把握するなどして検討してまいりたいと思っております。