深川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月5日
コロナ禍におけます困窮者・困窮世帯への対応
2021年3月5日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「コロナ禍におけます困窮者・困窮世帯への対応」について質問し、副市長 早川雅典が答弁しました。
- 質問者
- 太田幸一 議員
- 答弁者
- 副市長 早川雅典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 太田幸一
2点目に入ります。コロナ禍における国の困窮者・困窮世帯対応の強弁に問題があるのではないかについてお伺いいたします。まず、生存権、憲法になりますけれども、第25条の部分に少し触れておきます。憲法改正論議が盛んな1946年、終戦の翌年でありますけれども、帝国議会の小委員会、芦田均委員長において、社会党、森戸辰男議員提案の改正案第12条、現行法では第13条になっておりますが、幸福追求権で不十分と主張し、日本自由党議員からも賛同を得ながら、追加修正されたものであります。この生存権の規定により、国家は生活保護法の政策を進めるといった状況、現在、必ずしも十分とは言えない状態でありますけれども、社会保障政策の典型例として歩みを進めたということであります。さて、今日、コロナ禍で雇い止め・自宅待機・解雇等、また、アルバイト学生、さらに非正規の女性労働者といったところに大きくしわ寄せされ、家計収入が激減している現状の中で、国会予算委員会では、野党の声として手厚い援助をすべきでないかという質疑に対して、菅総理の答弁が再三マスコミで取り上げられておりますけれども、まずは国民の一人一人が自分の力を最大限に発揮することが大事なのだと。いわゆる自助を重視するかの持論を重ねている。そして、最終的には生活保護があるといった答弁を国会でしている。生活保護の関係ですけれども、受給手続に多くの難関が存在する。この難関の中身は、私も申請に同伴したことがありますけれども、精神的な負担、そして本人の覚悟といったものは大変なものであると。こういったものと今回のコロナ禍での瞬間的な困窮を、同列視する感覚に私ども強い疑問と戸惑いを禁じ得ないのであります。予算委員会での指摘のように、今日、中断せざるを得なかったGoToトラベルの1兆円をはるかに上回る多額の予算を補正し、困窮にある国民に給付する補正で、政府の新型コロナウイルス対策、後手後手と言われることのない国のリーダーシップ。残念ながら今支持率が30%台になっていると言われておりますけれども、これが間もなく20%に落ちるのではないかとも言われております。このような状態、国会の場でもマスコミから指摘されているように、後手後手の対応に翻弄されることもありますけれども、2点について伺いたいと思います。一つ、コロナ禍での大きく停滞する経済状況により困窮を強いられている世帯に対し、今こそ手元に届く支援金の支給が大切と考える。国民の生活を守る自治体の立場から、困窮している方を救うために、重ねての施策を国へ求めていくべきだと考えますがいかがか。二つ、コロナ禍において心身ともに疲弊している世帯では、特に女性への負担が大きくなり、統計の上からも女性の自殺が急増していると言われています。財政支援に加えて心の支えとなる組織的な支援の形態を、行政としても早急に構築すべきと考えるがいかがかお伺いします。
答弁 副市長 早川雅典(副市長は2023年3月まで)
ただいまコロナ禍におけます困窮者・困窮世帯への対応につきまして2点質問いただきましたので、お答え申し上げたいと存じます。1点目の困窮している方に対する施策についてであります。新型コロナウイルス感染症におけます感染拡大防止対策が長期化している現状におきましては、就業時間の短縮ですとか休業に伴います収入の減収などで困窮されている方の増加が非常に懸念されている状況になっております。全国にありましても、感染の再拡大防止に向けた対策の強化や経済・雇用対策等が実施されておりますけれども、暮らしへの影響は今なお続き、生活の維持や再建に向け、各種支援策の充実が求められているものと考えているところでございます。現在、厚生労働省におきましては、困窮者の方に対しまして、生活を支えるための支援策等について、ホームページなどを活用いたしまして情報提供しておりますし、各種相談窓口なども設けられているところでございます。本市におきましても、これらの施策の周知あるいは対応に努めているところでございますし、さらには地方創生臨時交付金などを活用いたしまして、様々な支援策を実施してきているところでございます。最近の更新された支援策の一例といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響によります休業や失業等で、生活資金にお悩みの方に対する総合支援資金、これは社会福祉協議会が主体でございますけれども、これの特例貸付けの貸付け限度額が120万円から再貸付けが最大60万円まで可能となり、その受付も2月19日からスタートしております。議員からは、さらなる施策を国に求めてという御意見をいただいたところでございます。市といたしましても今後の状況を踏まえまして、市民生活への影響を注意深く見極めるとともに、さらなる財政支援などが必要な場合には、北海道市長会あるいは全国市長会などを通じまして要請等を行ってまいりたいと考えているところでございます。いずれにいたしましても、現在、国や北海道において取り組んでおります様々な支援策の周知に努めるとともに、支援を必要とされる方へ必要な施策が確実に届くよう、本市といたしましても努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の心の支えとなる組織的な支援という質問をいただきました。質問にありました自殺ということで、本市における対策についてお答えさせていただきます。本市では、自殺の背景には精神保健上の問題だけではなく、過労ですとか生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立など様々な社会的要因がありますことから、保健・医療・福祉・教育・労働その他の関連分野との連携によりまして、生きることを支える支援が必要であるとの考えを基本とした様々な対策に取り組むため、平成31年3月に、深川市いのち支える自殺対策行動計画を策定したところでございます。この計画に基づきまして、市役所関係各課をメンバーとした自殺対策推進連絡会議を設立いたしまして、本市における自殺者の実情やその問題解決のための対策などについて情報共有に努める体制を整備するとともに、日常業務の対応の中で悩みや問題を抱える方の支援について、関係機関との協力が必要な場合には、庁内の関係所管が連携いたします、いのちとこころを支えるネットワークによりまして連携を図り、市民の皆様への相談対応をこれまで行ってきているところでございます。今年度におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、メンタルヘルス講演会やゲートキーパー養成講座などの開催ができませんでしたが、心身の不調を抱える市民の皆様に対しましては、電話や訪問などで個別に相談に応じるとともに、精神保健福祉士による心と体の健康相談を月2回開催するなどの対応にも努めているところでございます。今後とも自殺だけには限らないわけでございますけれども、こういった問題解決には一つの部署だけでは困難なケースが多いことが考えられますので、一層関係各課あるいは関係機関との連携を図りながら、自殺防止の対策なども進めてまいりたいと考えております。