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深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日

市立病院における新型コロナウイルス感染症の感染拡大の対応

2020年12月9日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「市立病院における新型コロナウイルス感染症の感染拡大の対応」について質問し、市立病院事務部長 吉田博昭が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
市立病院事務部長 吉田博昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 松本雅祐

続きまして、2点目、市立病院における新型コロナウイルス感染症の感染拡大の対応についてお聞きします。今、北海道で新型コロナウイルス感染症が拡大しており、空知管内では11月8日に岩見沢市の北海道中央労災病院で、滝川市では滝川中央病院でクラスターが発生し、また旭川市の旭川厚生病院や吉田病院でもクラスターが相次いでおり、病院関係者や患者さんに感染が広がっております。深川市民は、深川市立病院でもクラスターが発生しないかと不安を感じながら、個々人や企業・団体等では3密を避け、マスクの着用、手洗い、手指消毒など、感染防止対策を励行されております。市立病院でも、院内感染などが発生した場合、的確な対応や医療機能を維持しながら、診療を継続して、感染患者への対応とそのほかの慢性疾患の患者さんへの医療を、平時よりも少ない職員で提供することができるのかを考えたときに、診療継続の方法などを業務継続計画で策定しておく必要があるのではないかと考えます。また、新型コロナウイルス感染症の対応では、市立病院単独での事業継続にとどまらず、地元の医師会や近隣の医療機関と連携しながら、診療を確保していくことも必要ではないかと考えます。そして、今まで市内医療関係者の皆様には、市民の安心・安全な医療機関として、これまで幾重にも感染症の予防対策に取り組まれ、地域医療を支えていただき、改めて感謝申し上げます。特に感染症病床のある市立病院で勤務されている看護師、医療スタッフ、また関係機関の皆様は、日々緊迫した環境の中で仕事をされており、改めて感謝申し上げます。このような事態が一日も早く収束することを願うところであります。その上でお伺いいたします。1点目、市立病院において、新型コロナウイルス感染症に対する現状や院内感染に備えた体制についてお聞かせください。2点目、病院でクラスターが発生すると、通常の診療に影響が出る病院もあります。市立病院は、感染症病床を備えており、現在北海道より新型コロナウイルス感染症受入協力医療機関として指定を受けていることから、今後、感染拡大が広がり、市立病院の医療現場が逼迫し、診療や手術などに影響が出るのではないかと心配するところであり、そのような事態になると、救える命も救えなくなると地域住民には不安も広がっております。そうならないためにも、ほかの医療機関などとの連携が必要と考えますが、他の医療機関との連携についてお聞かせください。3点目、市立病院も自然災害に対応した業務継続計画を策定しております。今後、感染予防対策を維持した中で、安心・安全な医療提供を継続して行えることが重要であります。市立病院の業務継続計画の中に、新型コロナウイルス感染症対策を取り入れてはいかがでしょうか。考えをお聞かせください。

答弁 市立病院事務部長 吉田博昭(市立病院事務部長は2022年3月まで)

市立病院における新型コロナウイルス感染症の感染拡大の対応について、3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。1点目の新型コロナウイルス感染症に対する現状や院内感染に備えた体制についてであります。当院は、新型コロナウイルス感染症受入協力医療機関として、地域などでの感染患者の発生状況によりまして、北海道が設定するフェーズ1からフェーズ3までの状況に応じて求められます新型コロナウイルス感染患者用の病床を確保するとともに、陽性患者、あるいは擬陽性患者を受け入れるべく、看護体制などを確保しているところでございます。この状況について報告いたしますと、まず本年8月1日から11月8日までの間はフェーズ1。フェーズ1とは、感染患者が散発に発生する状況となっておりますが、フェーズ1の段階にありまして、当院では8室20床を確保して、陽性患者4人と擬陽性患者3人の受入体制を整えていたところです。しかし、今般の道内における感染状況の拡大を受け、11月9日より道央圏、道北圏におきましてはフェーズ2。フェーズ2とは、比較的大規模なクラスター発生時となっております。このフェーズ2に移行することが北海道より示されまして、当院では12室33床を確保し、陽性患者20人と擬陽性患者4人の受入体制を現在においても確保しているところでございます。これら病棟における感染対策でありますが、クラスターが発生しないよう、開閉式のビニールシートの間仕切りを敷設し、陽性患者及び擬陽性患者が入院するエリアと、それ以外のエリアを完全に隔離しているところであり、また感染症病室以外の感染患者受入病室には、陰圧対応の空気清浄機を配置するなど、感染対策に努めているところでございます。次に、外来における感染対策でありますが、今冬におけるインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行に備えまして、北海道の補助金を活用し、院外に簡易診察室を設置し、11月9日から発熱などの症状により、新型コロナウイルス、あるいはインフルエンザの感染が疑われる患者につきましては、全てこの屋外に設置した簡易診察室で診療を行っており、外来におきましても、一般の患者と感染が疑われる患者との動線を明確に区分するなど、感染対策に努めているところでございます。次に、院内における職員の感染予防対策でございますが、医療機関として診療を継続するためには、職員の感染を予防することが第一義でありますので、院内における職員などの統一的な感染予防策として、健康管理表を用いて日々の体温と体調管理を行い、体調の変化を確認しているところであり、また手洗い、手指消毒、不織布マスク着用に加え、アイシールド、またはフェースシールドの装着を、全職員及び委託事業者職員にも装着範囲を拡大し、業務に当たっている状況でございます。さらに、感染病床を含む感染隔離エリア内に従事する職員は、N95マスク、フェースシールド、グローブ、ガウンなどの感染予防具を身につけ、感染対策を図っているところでございます。このように当院では、可能な限りの感染対策に努めているところでありますが、仮に院内クラスターが発生した場合には、病院長を本部長とする新型インフルエンザ等対策本部において、院内感染者やその症状、濃厚接触者などに該当し、自宅待機となる職員数など、様々な情報を集約しまして、深川保健所との情報共有も密にしながら、感染拡大の防止を図るとともに、外来や入院診療などの一部診療制限や、最悪の場合は診療停止措置なども検討し、また感染源と考えられる場所を危険エリアとして閉鎖するなど、さらなる感染拡大を招かない対策等が想定されますが、いずれにいたしましても、時々の状況に応じまして、適切な対応に努める所存でございます。次に、2点目の他の医療機関との連携についてであります。新型コロナウイルス感染症患者に対応するために、感染症以外の患者の入院制限や退院、あるいは転院調整が必要となる場合も想定されるところでありますが、軽症者にあっては、自宅などへ退院していただく、また継続して入院治療が必要な患者は、他の医療機関との転院調整を行うなど、その時々の状況に応じ、適切な対応に努めるものであります。また、これまでクラスターが発生した医療機関においては、入院や外来診療の制限など、診療体制の縮小を余儀なくされているところですが、当院におきましても、職員への感染拡大などにより、医療現場が一部機能不全に陥ることは十分想定されるところであります。その場合にあっては、深川医師会との情報共有を密にし、圏域内の他の医療機関へ診療協力を求めるほか、他の医療圏域の医療機関への協力要請を行うなど、できる限りの対応に努め、議員御案内の救える命も救えなくなるといった状況が決して発生することがないよう、適宜適切な対応に努める所存でございます。最後に、3点目の市立病院においても危機管理体制を維持するために業務継続計画に新型コロナウイルス感染症対策を取り入れる考えについてでございます。当院は、災害拠点病院の指定病院でありますことから、洪水、地震など、様々な災害時を想定した業務継続計画を策定しているところでありますが、新型コロナウイルス感染症といった新感染症の発生を見据えた診療継続計画として、深川市立病院新型インフルエンザ等発生時における診療継続計画を、昨年策定しているところでございます。コロナ禍の現在におきましては、本計画に基づき、診療継続に必要な対策を進めることを基本としており、また加えまして、新型コロナウイルス感染症に関しては、日本感染症学会、日本呼吸器学会などのメンバーで構成された診療の手引検討委員会が作成します新型コロナウイルス感染症診療の手引も参考に、感染対策等を適宜直しながら、保健所とも情報共有を図り、感染対策に努め、コロナ禍での診療継続体制を確保しているところであります。

出典:深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる