深川市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日
令和2年度予算の組み替え
2020年6月10日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「令和2年度予算の組み替え」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 田中昌幸 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 田中昌幸
2点目の質問に入ります。2020年度予算の組み替えについてお伺いいたします。ことし3月の第1回定例会で2020年度予算が審議され、可決成立しておりますが、審査時点から新型コロナウイルス感染症の影響について懸念されていたものの、ここまで長期にわたり大規模になるとは私自身も予想できていなかったのが本音のところであります。短縮日程により、山下市長の市政方針、当時の早川教育長の教育行政方針が書面提起となった経過の中で、その内容を改めて読み返してみると、かなりの部分では義務的経費や公共事業などではコロナ禍の影響が少ないところであります。一方、まちづくり、特にまちのにぎわいや芸術・文化・スポーツなどにより流入人口をふやして活性化を図ろうとする事業、健康づくり事業などはコロナ禍の影響が甚大で、事業の中止、縮小、延期を余儀なくされています。また、この影響のある事業は、そこに関わる方たち全体の生活や雇用に直結している内容が多く、市の予算のみならず、その業界や経済全体に深刻な影響を与えると言えます。こうした、計上したが予算の執行が少ないもの、行われないもの、これにより大きな影響をこうむる方たちへの施策などは、一定程度の方向性を持って早急に見直していかなければならないと考えます。例えば、事業の形を変えて、積極的な支援策として予算を見直すもの。あるいは、今年度の執行はやめて、来年度にその分を積み増すもの。過疎債ソフト事業に該当していれば、組みかえや見直しなど、財源を生かしつつ、影響を大きく受けている方たちへの最大限の支援に向け、国の補正予算財源だけでなく、市の本年度予算の積極的な組みかえにより、コロナ禍対策に対応することが求められていますが、このことについて山下市長の考えの方向性を伺います。また、その考えの方向性を明らかにすることによって、市役所職員の皆さんも、その対策をしっかりと練っていくことができるものと考えますが、いかがでしょうか。ここで質問の1点目でありますが、2020年度予算で予定されていた事業の中止、縮減などで生じる予算を、コロナ禍により大きな影響をこうむっている方々への予算へと組みかえるなど、山下市長の考えの方向性について伺います。2点目、また今後、国の第2次補正に対応する事業や事業の組みかえに際しては、当初予算で行う市政方針のような、自治体の長としての発信、市民の皆さん、あるいは議会への発信も必要と考えますが、山下市長の考えをお伺いします。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
令和2年度予算の組み替えについての質問にお答えいたします。1点目の予算の組み替えについてでありますが、まず初めに、現在の本市の歳出予算について、5月末までの執行状況を申し上げます。義務的経費であります人件費や扶助費につきましては通常どおりの執行をいたしております。公債費につきましては、支払いは実際もう少し後になりますが、これについても予定どおりの執行が見込まれているところであります。その他各種の建設事業、あるいは委託料等につきましても、現時点ではおおむね例年と同程度の執行率となっているところであります。また、先日、補正予算を行いました特別定額給付金事業は、20億円を超える予算で事業規模が大変大きいわけでありますが、その執行率は、5月末で申し上げますと約80%、そして金額では17億円の支払いとなっています。実際は、少し詳しくなりますが、現時点では93%以上に達し、金額も19億円以上になっているわけであります。そういう意味で、昨年と比較すると、この特別給付金事業分が予算全体の執行率を若干押し上げている状況になってはおりますけれども、こうした特殊な事業を除きますと、歳出全体としてはおおむね例年どおりの執行ということになっているものであります。また、各種イベント等の中止に伴い、予算を執行しない事業がありますが、これを別の事業に組みかえて執行する、あるいは本年度は行わない等、どのように展開をしていくかについての取り扱いは今後の検討課題と考えております。一方で、歳入について、普通交付税は7月に判明いたしますので、どうなるかは現在わからないわけであります。また、市税や譲与税、それから地方消費税交付金等については年度末に判明することになりますけれども、これらについては今後、大幅に減収する可能性が少なからずあると考えているところであります。また、イベント等の財源として、過疎ソフト事業債を充当している事業の中で、中止による過疎債分の振りかえといったことが考えられますけれども、これらについては、事業の執行時期を変える等の軽微な変更であれば、継続してその項目のもとでやっていくことに同意が得られるのではないかと考えております。しかし、事業内容を大幅に修正してやることになりますと、本年度の後半にかけて、新規事業としての申請ということになり、見通しははっきりしていない。それから、現時点では、既に起債計画の1次申請手続が完了しておりますので、これらの事業内容の変更による振りかえ、過疎債の振りかえを行うことはなかなかできない、難しい状況となっているわけであります。いろいろ申し上げましたが、このようなことから、今後の国の補正予算などの動向や、市の歳入状況を見極めながら、適切に財政運営を考えていく必要がありますので、議員も提起されましたけれども、今すぐ中止となっている事業費の減額、あるいは別の事業として組みかえて実施するといった判断には至らないものであります。また、コロナ禍により大きな影響をこうむっている方々を支援する事業といたしましては、繰り返しになるかもしれませんが、国の補正予算の中で、地方創生臨時交付金事業を有効に、しっかり効率よく活用していく方針としております。そういうことで、1点目については、なかなか組みかえには至らないというのが結論であります。次に、2点目の市政の方針について、改めて情報発信に努めてはどうかといった趣旨のお尋ねがありましたが、一部事業を除きまして、今予算に組んでいる事業の執行に大幅な変更が生じているわけではないこと、また国の動向をしっかり注視している状況でありますので、現時点において、繰り返しになりますが、市政の方針などを組みかえて何かまとめて発表するといった考え方は、今は持ち合わせておりません。しかし、繰り返しになりますが、国の補正予算への対応、とりわけ地方創生臨時交付金事業については、当然、市議会でのこの先の議決をいただいた後の話でありますが、こうした交付金を用いたさまざまな本市独自の事業につきましては、きちんと内容をまとめた資料を作成して、それを広報、あるいはホームページ等でしっかりお示しして、市民の皆様方の理解が得られるように、そういう意味での情報発信には努めてまいりたいと考えているところでございます。