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深川市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日

国の臨時交付金を活用した市独自の支援事業

2020年6月10日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「国の臨時交付金を活用した市独自の支援事業」について質問し、市民福祉部長 安田浩人、経済・地域振興部長 宮森栄治が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
市民福祉部長 安田浩人、経済・地域振興部長 宮森栄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 辻本智

それでは、次の質問に移ります。新型コロナウイルス感染症に関連しまして、国の臨時交付金を活用した本市の独自支援対策について、お聞きします。現在、国会で審議されております第2次補正予算の中で、地方創生臨時交付金の内容はこれまでもさまざまな議員から一般質問が出されているところであります。私にも市民の方から相談が寄せられております。当事者の方から話をお聞きして初めて自分が気づかされた内容もあります。今回の質問内容は、次の第2次臨時交付金に向けた市民生活の維持と、地域の取り組みを支援するため必要な内容と考え、提案させていただきます。まず質問の1点目、障がい者就労支援施設及び通所介護事業所の現況把握と支援策の検討についてでありますが、この前半部分の障がい者の就労支援施設に関しましては、昨日、松本議員に対する山下市長の答弁から、必要な支援策を講ずる考えがあると私は受け止めさせていただきましたので、この点は割愛させていただきます。後半部分、高齢者の通所介護事業に係る部分についてお聞きいたします。今回の新型コロナウイルス感染症は、持病を持たれた方、高齢の方が重症化しやすいといったことから高齢者の介護施設が大変注目を集めております。石狩管内で実際に発生したクラスターによる介護施設の職員・スタッフの皆さんの状況については新聞等でも報道されておりますし、関係する家族も含め、極めて深刻な状況にあると受け止めております。今回の緊急事態宣言では、医療・福祉分野にわたりましては、厚生労働省からさまざまな通達が連続して出されております。特に介護サービス事業所向けには通知が幾つも出されておりますし、感染予防に必要な対策は北海道からも当然マニュアルとして出されております。ですが、その具体の対応判断は全て現場に任されております。万が一、何らかの要因が重なって感染クラスターが発生すれば、それは全て施設側の責任となりますし、当然ながら関係者・家族も含めた深刻な打撃となります。また、仮に事業を継続する場合にあっても、対応が全て現場の事業者の判断、あるいはスタッフの手探り状態の緊張した努力によって維持されていると受け止めております。先般、一般社団法人全国介護事業者連盟が緊急調査を行っております。全国の1,789事業者から回答が寄せられておりますが、経営への影響について、受けていると回答した事業所が49.3%、受ける可能性があるという回答が44%で8割を超える事業所が何らかの形で経営に影響があると回答を寄せております。サービス事業別に見ますと、特別養護老人ホームで23%、有料老人ホームで29%、訪問介護で31%、通所介護では82%の事業者から経営に影響があるといった結果が出されております。今回、緊急事態宣言は解除されましたが、新北海道スタイルの提唱、あるいは道からは当面の間、札幌圏と地方との不要不急の行き来を自粛するといった要請も現在出されております。ですから、施設入居者の家族からたとえ面会の連絡があっても、極端な言い方をすれば、札幌圏近郊にお住まいの息子さん・娘さんの訪問は控えていただくという対応を継続している事業所もあると聞いております。高齢者の中には、親しい家族との面会がかなわなかったり、通所事業所の利用を控える状況の中で、身体や認知機能の低下が心配される事例も出てきております。このような、事業所の一時利用の休止、あるいは時間短縮による経営面への影響が出てくるのは、介護保険給付制度の組み立てから、実際には約2カ月後からとなりますから、この春の新型コロナウイルス感染症に対する経営影響は、今月を含め、夏にかけて表面化してくることが想定されます。そこで質問の1点目です。通所介護事業所等での状況把握はどのように行われているのでしょうか。また、手洗いや消毒液、あるいは体温計なども含めた備品調達など、頻繁に消費される衛生備品等の予定外の支出についての必要な手当等と、この先の事業継続と高齢者のための支援について、行政の考え方をお聞かせください。2点目、地場産農産物を活用した地域の加工グループ等に対する支援についてお聞きいたします。今回の新型コロナウイルス感染症における農業分野全般の影響については、先ほど小田議員からの質問にもありました。そうした農業者の経営環境は大変心配な部分でありますが、農業を基幹産業とする本市は、いわゆる6次産業化の分野でも女性農業者の皆さんが積極的に取り組んでおられます。この春以降の外出自粛による道の駅の来客数の減少、ゴールデンウイーク中の直売所あるいは農産加工品の販売中止、各種イベントの中止により出店機会がなくなるなど、大変気持ちが沈んだ様子でササだんごを作っているグループの皆さんは、1年の売上げ・販売数の大半が見通せなくなったと話されておりました。また、全国第2位の生産量を誇る深川ソバを市民の皆さんに振る舞うなど、本来、農作業の忙しい合間に深川市のイベントに対してこれまで協力いただいている生産者団体も多数あると思います。活動の協力をいただいている皆さんに、来年度に向けて状況が許せば引き続き協力のお願いをすることも大切な視点ではないでしょうか。また、それ以外にも、道内のほかの自治体では、都会から帰省できない地元出身者の皆さんに、地元農産加工品など特産品を贈って、ふるさとを思ってもらう取り組みを行っている自治体が多数紹介されております。国が発信している地方創生臨時交付金についてのホームページでは、緊急時の対応段階から継続・回復段階に向けて、幅広い視点から地域の取り組みの検討を行うべきであるという趣旨が示されております。具体例示の中に、地元産品の販路の多様化、個別事業への助成金といった事業の継続と経済活動の回復に向けた支援についても推奨されているところです。ここで質問の2点目、地場産農産物を活用した加工グループに対する支援の考え方についてお聞かせください。

答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)

国の臨時交付金を活用した市独自の支援事業につきまして2点の質問をいただきましたが、私からは1点目の通所介護事業所の現況把握と支援策の検討についてお答え申し上げます。現在、市内にあります10カ所の通所介護事業所につきましては、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3月から5月にかけまして、多くの事業所においてサービスを一部休止や時間短縮して行わざるを得ない状況となり、利用者や家族の皆様に不便や心配をおかけすることになっていた状況であったとお聞きしているところであります。各事業所における事業の実施状況について申し上げますと、3月では10カ所中3カ所がサービスの休止をすることなく通常に運営を行う一方で、一部事業の中止、運営時間の短縮など、サービス内容を変更して実施した事業所が7カ所でございました。4月には6カ所が通常運営、4カ所において一部サービスの休止や内容を変更しての実施、5月におきましては7カ所が通常運営、3カ所が一部休止やサービスの内容を変更した状況となっておりました。これら介護サービスにおけます一部休止や提供時間の短縮等による内容の変更が事業所の経営にどのぐらいの影響があるのかにつきましては、先ほど議員の質問の中にございましたとおり、介護給付費の支払いが制度上、2カ月後となりますことから、現時点で全体像を把握することは困難な状況ではありますけれども、介護給付費の金額がわかる直近ということで、3月分の支払いの状況で申し上げます。10カ所中6カ所の事業所におきまして休止や内容を変更していたことにより、大幅に給付費が減少しているという影響が出ている一方で、通常運営、または利用者は午前と午後に分散させて、密にならないようにサービスの提供を続けておりました事業所につきましては、給付費の支払い額にほとんど変化がない、もしくは減少幅が少ないといった状況でございます。今回の新型コロナウイルス感染拡大によりまして、施設を利用する高齢者や家族に不安が広がる中、各事業所におかれましては、感染拡大防止を徹底する中で運営を続けていただいておりますし、利用者の皆様のニーズに即して柔軟な対応をいただいた事業所など、各事業者におかれましてはさまざまな対応と工夫をいただきながら、感染拡大防止を踏まえましたサービスの提供に日々ご尽力いただいておりますことに深く感謝を申し上げたいと存じます。新型コロナウイルス感染症の影響につきまして、収束が見えない中、介護サービスの利用控えなど、高齢者の体調等への影響が大きく懸念されますことから、今後におきましても、利用者の皆様の動向を十分見きわめてまいります。また、事業所におきまして多大な負担と経費をかけていると思われますので、先ほど議員の質問にございましたけれども、感染を防ぐためのさまざまな取り組みに対しまして、国の支援策などを注視しつつ、必要に応じて対応を検討してまいりたいと考えております。

答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)

私からは2点目の地場農産物を活用した地域の加工グループ等に対する支援についてお答えいたします。本市におきましては、JA女性部などの加工グループにおきまして、地元農産物を活用したみそや漬物、ササだんごなどの加工品を製造いただきまして、道の駅での販売のほか、各種イベントなどへ出店いただいており、また、手打ちソバ団体などにおきましても、イベントに対し協力いただくなど、本市の農業や農産品振興に多大な貢献をいただいているところであります。このような中、議員が触れられたとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛に伴う道の駅集客数の減少やイベントの自粛、そして事業所の販売自粛などにより、加工グループなどにおいては、少なからず影響が生じているものと承知しているところであります。このため、今後感染症が収束に向かい、イベント開催が可能となりましたら、加工グループの皆様に参加のご案内を申し上げるほか、市の既存施策の一つであります市内で生産された農林畜産物を活用した新商品の開発や加工品の普及拡大などを支援内容といたします農林畜産物付加価値向上促進事業の活用も図っていきたいと考えているところです。また、国の第2次臨時交付金の活用の提案もいただきましたが、これにつきましては、今後示される配分額の状況も勘案しながら、経済対策全体の中で、どういった支援もしくは対応が可能か考えていきたいと思っております。

出典:深川市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる