深川市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日
新型コロナウイルスの課題対応
2020年6月9日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「新型コロナウイルスの課題対応」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 太田幸一 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 太田幸一
それでは、早速一般質問に入っていきたいと思います。まず、1番目の新型コロナウイルスの課題対応についてお伺いしてまいりたいと思います。中国湖北省の武漢市から発生した新型コロナウイルス感染症については、既にご承知のように爆発的な拡大を見せた。北海道においては、先ほど来言われていますように、12月から発生していますから、1月、2月の例えばさっぽろ雪まつりといったところでも既に自粛という傾向があったし、それと前後した旭川の氷雪まつりでも、必ずしも出足がよくなかったという状況にあったかと思います。こういった中で北海道の感染者というところでは、残念ながら極めて大きな状況になってきていたと振り返ることができるかと思います。これも多くの人から出ていましたけれども、感染者に対するバッシングということでありますが、非常に残念だけれども、医療関係、もしくは介護施設において、非常に大変な状況にあって、ご苦労いただいてきたわけでありますけれども、そういった人たちに対し、全国的には家に石を投げられるなど、業務ということで、命がけでやってこられた方たちに「石もて追われる」という残念な結果が出ているということでもあります。国の支援という部分では、私からも触れますが、現内閣の中で、非常に残念だけれども、リーダーシップを取るという状況にはなく、極めて右往左往していたと指摘できます。おまけに新型コロナウイルス感染症により、人が命を落としていく状況で、いかに第一義的に止めなければならないといった中で、残念ではあるけれども、既に皆さんご承知のように、国会は検事の取り扱いの関係で、とんでもない醜態を表したということが言えるのではないかと思います。コロナウイルスの関係については、多少盛りだくさんという格好になっていますけれども、7点にわたってお伺いしたいと思います。一つ目は、新型コロナウイルス感染症の爆発的拡大は、既に足取りの因果関係からも外れ、そして札幌市においては第2波という状況で緊急事態宣言規制の網がかけられたということであります。ここで特に国は人命第一であるべき対策に、予算の補正等含め、さらにこの折に、言葉は悪いですけれども、火事場泥棒と言われるような非難ごうごうの検察官の定年延長問題といったものを持ち込むという厚顔無恥な状況です。深川市の新型コロナウイルス感染症に対する基本的な方針を伺います。二つ目、37度5分以上の高熱が4日間以上続く状態を基準として、保健所なり病院の連絡、救急車といったものの要請、病院入り口から単独の隔離室につながる経路の指定というところで、特にPCR検査の機器が国際比較でも極めて顕著に残念な数字であり、OECD諸国の比較や、近隣の韓国や台湾と比較しても、雲泥の差であった。国の保健衛生に対する意識がいかに希薄かということが言える。国際的にも日本の対応への批判というものが極めて顕著であった。国は、PCR検査機器の補充を口にしていましたけれども、森友・加計問題と同じように、残念だけれども、うそと隠蔽という形になっていた。もとより国民からの不信を募らせているPCR検査の実施状況を伺う。三つ目、国の異常事態への対応での補正においては、極めて理解に苦しむ事柄があまりにも多かった。一つに、アベノマスクに466億円をつぎ込むが、その実態は90億円もかかっていないという極めて暴利な状況になっていた。衛生第一にもかかわらず、これを壊した上に、発注4社中、1社がしばらく明らかにされなかった。こうした無駄と言われるようなお金を、学校教育の中で言われておりますオンライン教育に回すべきではないのか。少し話が大きくなるのかもしれませんけれども、市長会等から強く要請するべきものと思いますが、いかがか。四つ目、感染は、道民の努力にかかわらず、第2波の様相で、3密回避の重要性が言われている中、ファーストレディーと言われております安倍昭恵夫人が50人の多数で宇佐神宮参詣ツアーに参加していた。さらに、国会答弁の中で首相は、戸外であり密閉という状態にはなっていない、したがって問題ないという詭弁とも言われる発言をしていた。こういった国民を愚弄した内容は、一国の上に立つ人間としての言動では決してない。市民を守るためにご尽力されている深川市としての思いを伺います。次に、五つ目ですけれども、個人経営者・小規模事業者に対する無利子・無担保の政府系融資は、仄聞すると、運転資金として5月連休明けぐらいまでには何とかしてほしい、あまり待たされるということになったら倒産しかなくなるといった声が大きくなっていた。日本政策金融公庫の中小企業貸付事業の今日的状況について伺います。次に、六つ目ですけれども、我が国の予防薬において、アビガンなど、実情としては有名人の回復に実用されていた。いずれも過去のインフルエンザ、MERS、SARS、リウマチ等それぞれの特効薬であり、今回のコロナウイルスには、副作用や臨床試験不足から、未知の治験が多くあるとされている。したがって、国民の命を第一に考えるのであれば、特効薬・ワクチンの研究開発に国を挙げて取り組むべきではないかと考える。市民の命と健康を守る地方自治体として、国に大きな声を出すべきではないか、市の考えを伺います。最後、七つ目ですけれども、緊急事態宣言が5月26日で全面解除されたが、この日のNHKで「安倍政権の焦り」と解説されておりました。多くのマスコミから、コロナの緊急事態を含めて失敗の屋上屋、私に責任があると言うが、責任の取り方すら知らないとされている。今次の緊急事態宣言解除は、解除基準からしても、神奈川県、北海道が基準から外れ、合理的な理由も聞かされずに、新しい社会は結局、事業予算を含め200兆円を超える第2次補正予算の累計をさらに大風呂敷として、アベノマスクで明確なように、実態90億円もかかっていないところの466億円は不誠実な内容に終始し、複数の状況から、安倍退陣の声が上がっている。解除規定にもかからない北海道にある本市として、道庁との連携は当然としつつ、市独自として重要な柱を確立しておくべきではないかと考えるが、市の所見を伺います。いずれにいたしましても、国民の命が最重要であって、経済とのはざまにあるドイツ等の比較においても見劣りし、国の保健医療行政の希薄さが大きく露呈したが、今後においても、国民の命、喫緊な課題として重視していかなければならない。以上、伺います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ただいまの太田議員の新型コロナウイルスの課題対応についてということでの7点の質問に順次お答えいたします。1点目の深川市の基本的対応についてでありますが、これも再々お話ししておりますように、道内におきましては5月25日の緊急事態宣言解除後におきましても、依然として毎日のように感染患者が出ております。感染拡大予防の対策を引き続き行う必要性というのは、依然として継続しております。また、深川市としては、これも何度かこの議場で申し上げておりますが、深川市民から新型コロナウイルス感染者を出さない、そしてクラスターを発生させないといったことを第一にして、人と人との距離の確保やマスクの着用、手洗いや咳エチケットの励行などの基本的な感染防止対策を確実に取り組んでいくとともに、三つの密を避けるなどの新しい生活様式、新北海道スタイルの実践徹底を図りまして、なおかつ社会活動や経済活動ができるだけ早期に元の状態に戻りますように、さまざまな対策を取っていくことが深川市の基本的な対応ということになります。次に、2点目のPCR検査の体制についてでありますが、北空知管内でのPCR検査につきましては、深川保健所が相談窓口となりまして、行政検査として実施されております。発熱や風邪症状の続く方が保健所にまず相談されて、そして指定された病院において検査を受けるという流れに今も変更はありません。国において、抗原検査を保険適用としたり、唾液での検査を導入するといったことを決定するなど、検査体制の拡充を図っておられるわけでありますけれども、検査に関する相談の流れという点では、今申し上げたとおりで従来と変わらないものであります。一方、道内の動きといたしましては、時期は不明でありますけれども、今後、検査センターが千歳市や江別市、旭川市などに開設される予定であると示されておりますし、また市内におきましても、深川市立病院において今後PCR検査及び抗原検査を自院で実施できるよう取り進められているところでございますので、今後、検査体制の強化、あるいは充実が進むものと考えているところであります。いずれにいたしましても、国においては、PCR検査を必要としている全ての人が、できれば速やかに検査が受けられるような体制の充実に向けまして、必要に応じて我々としても要請などしていく必要がある場合には、しっかりそれを検討してまいりたいと考えています。3点目、学校教育のオンライン教育に関する国への要請についてという点でありますが、これも重なりますけれども、国は学校におけるICT環境の早期実現のため、児童生徒1人1台の学習用端末、いわゆるタブレットの整備及び整備したタブレットが接続する学校内の高速大容量通信ネットワークを一体的に整備するためのGIGAスクール構想というものを昨年12月に閣議決定しております。この中でタブレット等の整備につきましては、当初国の補助事業により、令和5年度までに整備を行う計画となっておりましたが、今回の新型コロナウイルス感染症対策として、このスケジュールを加速させるため、2年度中に全国の学校に整備を完了できるように、本年度の政府の第1次補正予算において、総額2,292億円が措置されたところであります。さらに、国庫補助の補助残分としての地方負担につきましては、新型コロナウイルス感染症地方創生臨時交付金の対象にするといった措置などによりまして、市町村の負担軽減が図られる予算の枠組みとなったところであります。そこで、本市といたしましても、これらの財源を効果的に活用いたしまして、本年度内の整備に向けて、鋭意取り組みを進めているところであります。なお、学校におけるICT環境の推進に要する費用などにつきましては、全国的にさらに追加で財源措置が必要ということになりました場合には、しかるべくしっかり国等にそうした要請を我々としても行ってまいる考えであります。4点目、市民を守る深川市の思いについてということで、これは先ほど総理夫人の行動などについてご指摘がありましたが、我々としては、そうした実態をきちんと把握しているわけではありませんので、何とも申し上げようがありません。いずれにいたしましても、行政はもちろん、国においても、地方自治体においても、国であれば国民、そして自治体であれば地域の住民の利益、生活をしっかり守るというのが第一義であるものと承知いたしておりますので、本市としては、そのような思いをしっかり持ちながら、行政運営に当たってまいりたいと考えております。次に、5点目の無利子・無担保融資の実態についてであります。日本政策金融公庫の無利子・無担保融資について、迅速な対応が必要であるといった趣旨の質問であったかと思いますけれども、日本政策金融公庫の融資につきましては、融資開始後から非常に多くの申し込みが殺到して、申し込み後の融資の実行まで時間を要している状況が続いているとお聞きしております。このような状況から、政府としましては、スムーズな融資の実現を図るためにということだと思いますが、融資の窓口拡充を図りまして、今年の5月1日からは、政策金融公庫の窓口に加えて、民間金融機関の窓口においても、無利子・無担保の融資制度を開始したということでございます。この運用開始によりまして、事業者の方は、政策金融公庫と民間金融機関の両機関で無利子・無担保の融資を申請することが可能となっているところでありまして、現在は融資の対応の改善が図られ、円滑な融資の実行が行われているとお聞きしているところであります。そして、6点目の治療薬・ワクチン開発についてでありますが、国では令和2年度、厚生労働省の第2次補正予算において、治療薬やワクチンの開発と早期実用化に向けて、体制整備のための予算が計上されております。また、全国市長会では、国への提言として、去る6月3日に開催いたしました第90回全国市長会議、今年の会合は、参加者はごくごく限った全国会議となったわけでありますが、この全国会議において、治療薬やワクチンの早期開発及び供給に全力で取り組み、社会不安の解消に努めるとともに、第2波、第3波に備え、安心・安全な医療体制を構築することを国に適切かつ弾力的に講じるように求めるという決議がなされたところであります。今後におきましては、新型コロナウイルス感染症に係る医療提供体制の確保等につきまして、関係機関・団体等の動きを十分注視してまいりたいと考えているところであります。最後に、7点目の市としての重要な柱の確立についてといった趣旨の質問でありますが、緊急事態は解除されても、新型コロナウイルス感染症の収束まで、いましばらく感染予防への取り組みの継続は重要であると考えるということは再々申し上げております。こうして感染拡大防止対策を行政の最優先課題としながらも、これも再々申し上げておりますが、社会・経済活動について、できるだけ早期に以前の状態に戻せるようなさまざまな施策に取り組むといったことがやはり重要でありまして、生活や事業活動で大変大きな影響を受けられた皆様方に対して、国や道におけるさまざまな対策措置に加えて、市が独自に行います支援措置など、施策の効果が速やかに関係者に行き渡りますように、全庁一丸となりまして、しっかり仕事に取り組んでまいります。