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深川市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月8日

国の防災計画と防災対策

2020年6月8日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「国の防災計画と防災対策」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 太田幸一

トップバッターでありますけれども、今回のコロナの一連の取り扱いの中で、この一般質問、本来3月議会でやるべきところを今回にということで、私の場合、国の防災計画の関係等について一般質問をただいまより始めていきたいと思います。防災計画と防災対策についての乖離といいますか、矛盾といった部分について取り上げてまいりたいと思います。国は、重い腰を上げて、ダムの計画放流について、全国のダムに対応させることを、政権の中枢、内閣府で取り扱うことを発表している。今日まで、国土交通省が極めて不十分な形で緊急放流対策について進めてきております。私たちの会派で視察した、四国の愛媛県西予市に肱川という川がありまして、その中に何カ所かダムがあるのですけれども、野村地区の野村ダムで、毎年のようにダムの緊急放流をしなければならない事態になっている。そして、堤防から住宅地区に越水して、毎年のように犠牲者が出るという実態がある。こういったところだけを見ても、非常に国の対策というものが、本来、人命は一番大切にしなければならない部分でありますけれども、おざなりにされてきている実態にあるということです。今回、深川市においても国のハザードマップの見直しといったところから、全国的な水害の犠牲の上に、100年というスパンでの災害に対する対応ということから、その10倍の1,000年というスパンでの捉え方を一つには挙げてきております。また、前段申し上げましたように、ダムの緊急放流についても、内閣府がわざわざ声を大にしてこの対策をするのだというような状態。さらにいま一つは、これも深川市の部分で、ハザードマップの説明のときにもありましたけれども、自分の地域だけではなくて、自治体をまたいだ形で、例えば今回改めて言われたのは、音江地区の内大部川を挟んで反対側の旭川市での大雨による地滑りによる土砂崩壊、さらに川をせきとめるようなことも大きく組み入れられる部分が入ってきております。冒頭も言いましたように、国の防災計画と災害対策において、計画はどんどん肥大化し、大きく捉えていく。しかしながら、実態として災害の対応という部分では、その計画に見合った形の対応策が果たしてできているのかと考えたら、残念だけれども、そのようなことにはなっていないと指摘せざるを得ない実態と思います。あえて言いますけれども、日本の国が、地形的には非常に急峻であって、線状降水帯というような新しい言葉も出てきた部分では、雨による災害や、あと深川市には海がないですけれども、海岸に住んでいる方たちにとっては、やはり津波という、いわゆるフィリピン海プレートや、北米プレートなど、プレートが幾重にも重なるという地形的・地勢的なものによる東日本大震災に象徴される事柄もあるのだというような、非常に災害に弱いと言ったほうがいい状況にあります。既に北海道でも、最近のデータを基にした数字なども示されていますが、えりも町で30メートルの高さの津波というのが、明らかに東日本大震災のスケールで来ると。それは決して遠くの話ではなくて、現実にあると言われていることは、皆さんもそれぞれ目にしていると思います。こういったことで、2点についてお伺いしたいと思いますが、1点目は、国の防災対応において、防災計画と防災対策に大きな乖離がある。計画では、先ほど言いましたように、一つ目には、ハザードマップの100年から1,000年遡りといったようなこと。二つ目には、全国でダムの緊急放流調整といった形。そして三つ目には、これもお話ししましたけれども、近隣自治体と境界を異にした中での、災害に対してどうするのかということがあるにもかかわらず、計画が提起されている中で、対策というのは、依然として遅れに遅れている。予算づけの関係などを見ても、国際的にOECDのかなり下位にあって、こういったところに批判があると言えるが、こういった部分をどのように考えるか。それから、2点目については、市民の命を守る立場で、自治体として、国に対してあらゆる機会で強く訴えていくべきと考えますがいかがか、お聞きしたいと思います。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

国の防災計画と防災対策について2点質問がありましたので、お答えいたします。まず1点目、最初に、国において策定しております防災基本計画は、我が国の災害対策の根幹をなすものでありまして、災害対策基本法に基づき中央防災会議が作成する防災分野の最上位計画として、防災体制の確立、防災事業の促進、災害復興の迅速適切化、防災に関する科学技術及び研究の振興、防災業務計画及び地域防災計画において重点を置くべき事柄などについて、基本的な方針を示している内容のものであります。この計画に基づきまして、指定行政機関及び指定公共機関は防災業務計画を、また、地方公共団体は地域防災計画を作成することになっておりまして、本市におきましても昭和40年に深川市地域防災計画を策定し、防災のために処理すべき業務などを具体的にこの中で定めております。その後、東日本大震災によりまして国の災害対策基本法が改正されたことに伴って、本市においても、平成27年1月に計画の大幅な改定を行っているところであります。なお、この計画の中ではハザードマップの作成についてもきちんと規定しており、今般行いましたハザードマップの見直しによりまして、防災ガイドブックという形で、先月、市内全世帯に配付いたしたところでございます。議員が質問の中で触れられておりますハザードマップについては、市内の主要な河川が氾濫した場合の浸水予想に基づきまして、想定される最大規模の浸水深を地図に示しているところであります。これまでのハザードマップの浸水想定は、議員からも再々ご指摘ありましたが、おおむね100年に一度起こるような大雨を想定していたわけでございますが、今回配付したものは、国から示されました、おおむね過去1,000年間に降ったような大変な大雨に基づくデータにより浸水想定をいたしております。より迅速かつ的確な避難行動に役立てていただけるものということで、今般、見直し、作成したものでございます。また、内閣府は、昨年12月に開催しました検討会議において、ダム下流域の浸水被害の軽減を図るために、事前放流や治水協定の内容を含む既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針を定めておりまして、この基本方針を受けて、本年5月29日には国や各地方公共団体、各関係団体の間で、石狩川水系を含む全ての一級河川水系について治水協定が締結されたところでございまして、本市もその協定に加わっているところであります。 なお、この水害については、近隣自治体との境界においても当然発生する可能性があり、本市への影響も十分に考えられることでございますので、今後、近隣の自治体のハザードマップなどを確認いたしまして、それぞれの自治体としっかり連携を図りまして、必要な対応を図ってまいりたいと考えているところであります。そして2点目の、国への予算の要望ということについてであります。一昨年7月に大雨がございました際にも、本市において、そのさらに2年前もございましたが、石狩川などで無堤防地区の一部が浸水するといったこともありまして、本市としては、それ以前からもそうでございますが、それ以降も引き続き強く、北海道開発局などに危険箇所の河道掘削等を実施するようにお願いしてきております。加えて、雨竜川の治水事業の促進を図ることを目的に、平成29年10月に関係する流域の本市を含む1市6町が集まり、雨竜川治水促進期成会を設立いたしまして、今はこの期成会を通じて雨竜ダム再生事業の推進、必要な箇所の河道掘削、そして危機管理対策の推進などについて、重々、何度も国に要望を行ってきているところでございます。いずれにせよ、今後におきましても、各市や町、それから各関係機関の意思統一に努めまして、防災・減災ということがしっかり図られるように、さまざまな機会を通じ、国や関係各機関に要望してまいる考えでございます。

出典:深川市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる