深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日
地域公共交通
2019年12月11日、深川市議会の一般質問で、山本時雄議員が「地域公共交通」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 山本時雄 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 山本時雄
元号が令和になり、はや1年が終わろうとしている今日、ことしを振り返ってみれば、北海道は災害も少なく、1年を通して過ごしやすい年だったのではないかと思います。なお、四国、九州、関西、関東、東北等においては、大雨や台風の被害を受け、いまだに千葉県ではブルーシートがかかったままの家が見受けられます。災害等でお亡くなりになった方には心よりお悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた方には心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願っています。それでは、通告書に従い、3項目にわたり質問させていただきます。1番目に、深川市民の足を守る地域公共交通について申し上げます。先日、11月14日に市担当所管と空知中央バス株式会社から、12月1日より始まる冬ダイヤに伴う更進線のバスの大幅な運行削減が示された。更進線を利用する内園、更進、吉住、菊丘、各地区の代表は地元議員とともに説明を聞いた。その中で、朝夕の1便が廃止、土日・祝日が全便運休と示された。さらに、バス会社からは、乗務員のなり手が不足し運行が厳しいとの説明があった。各地区代表からは、朝夕の便がないと困る、病院に行くのが間に合わない、いろいろな意見が出た。先日、2会派議員の視察研修の折、香川県坂出市に出向き、平成22年に策定した坂出市地域公共交通総合連携計画に基づき、市街地の総合病院や公共施設を回る循環バスや路線バスの通っていない郊外、市街地とを結ぶデマンド型乗り合いタクシーを導入し、マイカーがなくても、安心して生活できる環境整備をつくっている。同時に、利用促進も重視して、誰でも一目でわかる公共交通マップ等を作成していることなどを学んできた。そこで、1点目として、地域ごとに大幅なバスの便数が削減された。それに対する市の考え方をお伺いします。2点目といたしまして、今後、公共交通空白地域への交通手段として、どう確保していくのかを問うものです。高齢者が免許を返納した後、1人の足がとまるのではなく、夫婦2人の足がとまると悩んでいます。さきに話した坂出市の実例を参考に、深川市も今後地域の足を確保するためにデマンド型乗り合いタクシーを取り入れていただき、地域の要望に応えていただきたい。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
地域公共交通に関する質問にお答えいたします。まずは、1点目のバスの便数削減と、それに対する本市の考えについての質問であります。初めに、ことし10月10日に空知中央バスから本市に説明がありました、路線バスの運行便数削減の概要について申し上げますと、空知中央バスでは、深川営業所の乗務員不足が深刻化し、ちなみに会社が言うには、前年は21人の運転手がおられたそうでありますが、ことしは4月に3人が退職しまして、18人の乗務員となってしまった。それから、他の営業所からの応援勤務が常態化しているといったことなどから、ことしの12月1日からの冬ダイヤから五つの路線の便数削減などを実施したいという提案がありました。便数を削減する路線を申し上げますと、音江を経由して滝川市まで運行する滝深線、雨竜町経由で滝川市まで運行する深滝線、旭川市まで運行する深旭線、市内の音江町更進地区まで運行する更進線、そして市街地を運行する循環線の5路線について削減したいということでありました。この提案に対する本市の対応といたしましては、深川市、あるいは旭川市などの都市間を運行する路線バスの便数削減でもありましたので、滝川市、妹背牛町、雨竜町、そして旭川市の公共交通担当者による会議を開くなどして、協議を行うとともに、市内を運行する更進線につきましては、運行便数がもともと少ない路線でありますが、それをさらに削減するという提案でありましたので、音江地区の菊丘、吉住、更進、内園の町内会長さんなどにご参集いただきまして、空知中央バス役員の同席のもと、これも議員も言われましたが、11月14日にその説明会を開催して、ご意見等をお伺いしたところでございます。また、11月29日に開催いたしました深川市地域公共交通活性化協議会の会合におきましても、空知中央バスから便数削減等の経過の説明がありまして、それを受けて協議を行ったところでございます。以上が便数削減の概要と、それに係る対応の経過でありますが、本市におきましては、空知中央バスに対して、今後この手の提案というか、相談につきましては、事前に協議時間を十分確保して、その上で提案するよう強く申し入れをした上で、今回は乗務員不足を理由とした便数削減でありますので、やむを得ないものと判断いたしました。しかし、近年は空知中央バスに限らず、乗務員不足によるバス路線の維持確保の難しさが全国的な問題となっておりますので、今後も近隣市町村や深川市地域公共交通活性化協議会でよく議論するなどしまして、地域公共交通の維持確保の取り組みに一層努めてまいりたいと考えているところでございます。2点目の公共交通空白地域の交通手段の確保についてであります。本市では、バスや鉄道の路線から一定程度離れた公共交通空白地域の市民の移動手段の確保につきましては、深川市地域公共交通網形成計画におきまして、既にデマンド型乗り合いタクシーの導入を検討する方向性をきちんと打ち出しておりまして、これまでに先進地域視察や、担い手と想定されております深川ハイヤー協会との意見交換を実施するなどして、検討を進めているところであります。そうした検討を行う中で、現在は実証実験を行う地区の選定が主な課題の一つと捉えており、このことについては、どこが実証実験地区としてふさわしいか、先進地の担当者や北海道運輸局などから多くの助言などを受けております。デマンド型乗り合いタクシーは、バスの代替交通となる、言ってみれば最後の手段でもあるため、導入について要望が強い地域を実証実験地区としなければ、導入後に利用率が低下して、結果的に施策の維持が難しくなる、できなくなってしまうといった問題がほかの地域でも起きているといったことから、導入に際しましては、関係機関との協議、調整、それから事業の採算性の検討などを十分行う必要があるため、準備時間を十分に確保した上で、地域の関係者と一体となって進めていかなければならない、そのことが大事であるといった助言等をいただいているところでございます。デマンド型乗り合いタクシーの導入につきましては、今申し上げた助言などを参考にいたしまして、ともあれ地域関係者の協力をいただく中で、着実に検討を進めてまいりたいと考えております。あわせて、競合するバス路線との兼ね合いや、公平なサービスの提供のあり方、法令や補助制度の研究なども行いまして、公共交通空白地域における交通手段が着実に確保されるようにしっかり努力してまいりたいと考えております。