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深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日

病院・介護施設・福祉施設の災害時における避難計画など

2019年12月10日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「病院・介護施設・福祉施設の災害時における避難計画など」について質問し、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
企画総務部長 吉村理明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 大前昭代

12月に入り、このように第4回市議会定例会の会期になり、間もなくことしも終わりを告げようとしています。ことしは、6月に接近した台風3号が、沖縄、奄美・西日本太平洋側に非常に激しい雨を降らせたのを皮切りに、10月に上陸し日本列島に大きな被害をもたらした台風19号まで、日本に接近、上陸した台風は、11月現在で14となっています。この数字は、全国約150カ所、北海道だけでも23カ所ある気象台や測候所を総称する気象官署等で、ほとんどが自動化された状況で気温や降水量などの観測を行っており、決められた時間に観測データは国内外にリアルタイムに伝えられ、天気予報や気候変動の監視等の情報源にもなっているものです。その中で、ことしは本当に台風、大雨の被害に遭い、雪虫の姿を見かけ始めた10月の末まで、日本付近には上陸を危ぶまれる台風が近づき、近年は災害に見舞われることが多くなったと感じますし、また実際に深川市を含め、日本全国に多数の台風が上陸し、被害をもたらしました。これはやはり温暖化の影響もあるのだろうと思っています。環境省で作成している、家庭でできる10の温暖化対策として、1、冷房を1度高く、暖房を1度低く設定する。2、週2日、往復8キロの車の運転をやめる。3、アイドリングを1日5分ストップする。4、待機電力を90%削減する。5、家族全員がシャワーを1日1分減らす。6、風呂の残り湯を洗濯に使い回す。7、炊飯ジャーの保温をとめる。8、家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明を2割減らす。9、買い物袋を持ち歩き、包装の簡単な野菜を選ぶ。10、番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らすなどを挙げています。私たちも各個人で、日々できることをしっかりと心がけ、常に防災に対しても各個人が意識する必要があると感じました。しかしながら、異常気象、温暖化といえども、日本にはまだしっかりと四季があり、季節はめぐってきます。北海道はしばしの間、雪に包まれますが、気持ちには明るさと温かさを絶やすことなく、しっかりと通告に従って一般質問をさせていただきます。最初の質問、病院・介護施設・福祉施設の災害時における避難計画についてお伺いいたします。前段でお話しさせていただいたように、近年は深川市を含め、日本全体が災害に見舞われることが本当に多くなったと感じますし、事実、深川市内もことしの8月に台風8号から変わった低気圧の影響で大雨となり、雨竜川が氾濫危険水位に達したため、避難勧告が発令となり、避難所も開設されるという事態になりました。このことで被害に遭われた方々には、本当に心からお見舞いを申し上げます。そして、この後もまた台風10号に備え、深川市として、早目に避難所の開設、人員の配置などの準備を行い、市内をパトロールするなどの対応も早急に行っていただいたことは、一市民として大変心強く思いました。しかし、ことしは結果として6月に接近した台風3号を皮切りに、10月に上陸し日本列島に大きな被害をもたらした台風19号まで、日本に接近、上陸した台風は、11月現在14となっているということは先ほどもお話しさせていただきましたが、そのうち実際に日本に上陸した台風は五つでした。数だけ見れば、ほかにも多い年はありますが、7月に台風6号、8月に深川市も影響を受け被害のあった8号と10号、9月に15号、10月に台風被害のとどめを刺すかのように甚大な被害を日本各地にもたらした19号と、4カ月続けて上陸しています。そのため、記録的な大雨による河川の氾濫や堤防決壊などによる大規模な浸水、土砂災害などを引き起こし、特に台風19号による深過ぎるとも言える傷跡を残す災害は、過去最大クラスとも言われています。台風19号から1カ月後、発表された被害状況は、全国で死者90人、行方不明者5人、住宅全半壊1万1,685棟、住宅浸水6万4,305棟、土砂災害20都県884カ所、堤防決壊71河川140カ所とされており、平成以降で最大級の被害でした。このように、災害はもはや珍しいことではなく、いつでも自分のまちに、自分の身に起こり得るものだということを自覚せざるを得ないと思うのです。そのような中、深川市の最新ハザードマップは作成中でありますが、いつ起こるかわからない災害において、病院や民間の介護施設、福祉施設などの避難計画や連携体制はどうなっているのかと不安になりました。内閣府の防災担当が平成28年4月に発表した福祉避難所の確保・運営ガイドラインの中に、「東日本大震災では犠牲者の過半数を高齢者が占め、また、障がい者の犠牲者の割合についても、被災住民全体のそれと比較して2倍程度に上ったと言われている。高齢者や障がいのある方など特別に配慮が求められる方々にとっては、直接の被害だけではなく、必ずしも生活環境が十分に整備されたとはいえない避難所で、長く生活することを余儀なくされた結果として、健康を害し、復旧・復興に向けての生活再建フェーズへの移行に困難を生じているケースも見られる」とありました。また、「平時の取り組みなくして災害時の緊急対応を行うことは不可能であるとの認識に立ち、福祉避難所についても、市町村を中心として、平時から取り組みを進めていただきたい」ともありました。深川市では、介護保険における要介護・要支援の認定を受けている方や障がいのある方、難病を患っている方、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯の方、妊産婦、乳幼児など、本人・家族の同意により、町内会長、民生児童委員、社会福祉協議会、警察署、消防署など、避難時に支援していただく方と情報を共有した要援護者名簿があったと記憶しております。しかしながら、やはり病院や民間介護施設、福祉施設などの職員・入所者に対する災害教育や避難訓練の実施も重要なことであり、必要ではないでしょうか。深川市においても、市立病院、民間の介護施設、福祉施設の横のつながり、連携も当然必要となると思われますし、職員の防災教育や避難訓練の実施なども、防災においては不可欠だと思います。災害が起こったとき、市立病院は拠点病院としての機能も求められますが、入院患者の避難、介護施設などの寝たきり、投薬中の高齢者などのサポートも求められるでしょう。そのようなとき、訓練もなく、避難体制も明確になっておらず、連携もとっていないで、パニックにならずに行動できるのか、疑問に思います。平時においても避難体制について話し合い、連携についても確認し、訓練も行ってこそ、個々が非常時にも淡々と自分の役割をこなし、スムーズに行動することができるのではないかと思うのです。災害は突然やってきて、待ってくれません。だからこそ、日常からできること、教育、訓練は常に心がけなければならないこととして捉えなければならないと考えます。備えあれば憂いなし、日常から誰もが防災意識を持ち、備えることは今や常識であり、普通のこととなっているのだと私は思います。そこで伺います。1点目、深川市の病院・介護施設・福祉施設の災害時における基本の避難計画について伺います。2点目、病院や介護施設、福祉施設の職員や入所者の防災教育や災害時の避難に関する申し合わせなどを行っているのか伺います。3点目、病院や介護施設、福祉施設などの災害時における連携や避難体制の構築はできているのか伺います。4点目、今後、災害時での避難所の指定・整備の中で、介護施設、福祉施設などの入所者の避難についての把握や受け入れなどの考えを伺います。

答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)

病院・介護施設・福祉施設の災害時における避難計画などについてお答え申し上げます。初めに、1点目の深川市の病院・介護施設・福祉施設の災害時における基本の避難計画についてでございますが、病院・介護施設・福祉施設の入所者など、自力で避難が困難な方が多く利用されている施設・事業所につきましては、国の通知によりまして、利用者の安全を確保するために、火災や地震、風水害のほか、地域の特性等を考慮した自然災害に係る対策を含む非常災害対策計画の策定と定期的な避難訓練の実施が求められているほか、水防法や土砂災害防止法などに基づき、地域防災計画で指定した社会福祉施設などの要配慮者利用施設については、さらに避難確保計画の作成や避難訓練の実施が義務づけられているところでございます。非常災害対策計画の策定につきましては、北海道や本市が担当所管となり指導等を行っておりますが、道が所管する市内の高齢者介護入所施設、4施設はいずれも既に計画を策定済みでございまして、避難訓練も実施している状況にございます。また、本市が指導等を行っております12の介護施設のうち、既に計画策定済みで避難訓練を実施している施設は、今のところ10施設となっているところでございます。一方、避難確保計画の作成は、要配慮者利用施設のうち、その利用者の洪水時等の円滑かつ迅速な避難の確保を図る必要があると認められ、深川市地域防災計画にその名称及び所在地が定められた施設が対象となっておりまして、当該計画の策定と避難訓練の実施が義務として課されることとなっておりますけれども、本市では現在、新しいハザードマップの作成を進めておりますが、完成後は、新たな浸水想定区域に基づいて本市の地域防災計画に対象施設を定め、当該施設に対しまして、避難確保計画の作成を促すとともに、必要に応じて計画策定の支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目の病院や介護施設・福祉施設の職員や入所者の防災教育や災害時の避難に関する申し合わせと、3点目のこれら施設の災害時における連携や避難体制の構築につきましては関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。深川市地域防災計画第5章第7節の避難行動要支援者等の要配慮者に関する計画、この中では、防災教育・訓練の充実等について、市や施設管理者は、避難行動要支援者がみずからの対応能力を高めるために、避難行動要支援者の態様に応じた防災教育や防災訓練の充実強化を図るといたしまして、それぞれの施設で防災訓練などを定期的に実施するとしておりまして、避難訓練などの実施状況については1点目の答弁で述べたとおりでございます。また、本市と各福祉施設等とは、平成27年3月に災害発生時における福祉避難所設置運営に関する協定書を締結しておりまして、災害発生時において特別な配慮を要する方を福祉避難所で受け入れることなどについて定めていますほか、本年2月に福祉避難所担当者会議を開催いたしまして、災害対応に係る情報交換などを行ってきたところでございます。議員の質問にございました、本市と各施設間、あるいは施設同士での避難に関する申し合わせ等につきましては、現在のところはございませんけれども、本年度、自治防災室、それから地域包括支援センター、社会福祉協議会の担当職員が各施設を訪問し、施設・設備の確認や防災用備品、それから備蓄品の状況、担当者の連絡先の確認などを行っているところでございます。また、前段お答えいたしました福祉避難所担当者会議は、今後も継続して開催されりますので、その中で、避難に関する共通の申し合わせ事項の作成についても検討を行うなど、施設の連携や協力体制の構築に向けた検討に努めてまいりたいと考えております。また、病院との連携についてでございますけれども、まず、市立病院は地域の拠点病院としての役割もございますけれども、災害発生時には医療救護所として重要な施設となりますことから、今後ともしっかりと連携を密にして災害対応等を行っていくこととしていくものでございます。また、市内の病院などにつきましては、本市を含む1市6町が深川医師会と締結しております北空知地区災害時の医療救護活動に関する協定によりまして、市立病院での対応が困難な場合は、市からの要請に基づき、医師会加盟の医療機関が連携して円滑な医療救護活動を行うとしておりますことから、医師会を中心に、各医療機関の連携というものは一定程度図られているものと認識しているところでございますが、必要に応じて、医師会などとともに、連携内容の再確認などを行ってまいりたいと考えているところでございます。最後に、4点目の今後、災害時等での避難所の指定・整備の中で、介護施設、福祉施設などの入所者の避難について、その把握や受け入れなどの考えについてでございますけれども、市では、福祉避難所などと災害時要援護者避難支援プラン保有者の情報共有を行っているところでございますが、災害時には、介護施設、福祉施設などの入所者の避難が必要な場合も当然考えられます。市内の一部施設では、市外の施設と協定を結び、災害時には職員の派遣、それから支援物資の搬送、入所者の受け入れを行うと伺っております。こうした取り組みは、どの施設においても入所者の避難という面で有効であると考えられますので、本市といたしましても、今後、施設が災害などにより入所者の避難が必要な場合に、こういった受け入れ態勢の確保を含んだ市外または市内の施設間での連携につきましても、事例などを紹介する働きかけを行ってまいりたいと考えているところでございます。また、必要な場合には、関係する社会福祉協議会、それから警察、消防など、関係機関の協力を得ながら、しっかりと対応してまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる