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深川市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日

安心して子供を産み育てるための支援と、その対策

2019年9月12日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「安心して子供を産み育てるための支援と、その対策」について質問し、企画総務部長 吉村理明、市民福祉部長 安田浩人が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
企画総務部長 吉村理明、市民福祉部長 安田浩人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 大前昭代

それでは、通告に従って一般質問を行います。1点目、安心して子供を産み育てるための支援と、その対策について伺います。現在、万人周知の事実として、日本国中、少子高齢化の現実があります。厚生労働省の平成30年人口動態統計月報年計概数が令和元年6月7日に発表されましたが、2018年の出生数が統計開始以来、最少となるなど、少子化傾向に歯どめがかからない現状にあります。その中において、深川市は、周産期医療の充実を図れないという現状、産み育てるということの核になる部分が欠如しているに等しいと言えるのではないかと考えます。しかしながら、このことについて、周産期前後あるいは一部であっても、支援、助成などにより補い、安心して子供を産み育てられる深川市にしていくことが最も大事であるのではないかとも考えます。バイオ医薬品事業を展開しているメルクバイオファーマが日本における妊活及び不妊治療に関する意識と実態について、全国の20代から40代を対象にインターネットによる調査をした結果、全国の20代から40代、男女2万3,237人のうち4人に1人、24%が「不妊に悩んだ経験あり」とし、特に働く20代から40代男女も24%、内訳は男性が24.7%、女性が22.8%が悩み、特に働く30代男女ともに約3割が「不妊に悩んだ経験があり」と回答しています。また、働く20代から40代男女では4人に1人が妊活経験者であり、その半数が不妊治療経験者という結果でもありました。そして、仕事と妊活の両立に悩む女性は61%、男性は47%となっており、理由として挙げられるのが「仕事をしながらの妊活は、事前のスケジュール調整が難しい」がトップに挙げられており、続いて挙げられるのは「妊活していることを知られたくない」、「妊活中であることを職場で悟られないようにしたい」などでした。これらのさまざまなリスクもありながらの妊活治療は、公的な医療保険はききません。治療技術が高度になるのに伴い、治療費も高額化になる傾向です。そして、妊活では、圧倒的に身体的にも精神的にも女性の負担が大きく、不妊治療を含む妊活費用の平均においても、男性が80万5,000円に対し、女性111万9,000円と、男女で差がありました。このようなことから、深川市においても、一般不妊治療費助成事業、特定不妊治療費助成事業などで対応されておりますが、費用の助成だけでなく、さきに述べたように、身体的、精神的にも負担が多い治療をされている方々への支援体制も必要ではないでしょうか。周産期の見守りだけでなく、その前の段階から、妊活、不妊治療における勉強会、悩み相談など、妊娠、出産、育児へと進んでいく努力をされている方々、進んでいる方々の支えになることも大変重要と思われます。厚生労働省子ども・子育て政策の一環として設置している不妊専門相談センターは、北海道では旭川医科大学で不妊で悩む夫婦に対し、不妊に関する医学的、専門的な相談や、不妊による心の悩みなどについて、医師、助産師等の専門家が電話、面接で相談の対応をしてくれますが、メールなどでの相談は受け付けてもらえず、電話、面接の相談は毎週火曜日、11時から16時となっており、面接相談は月曜日から金曜日の10時から16時に、あらかじめ予約をしなければなりません。このような支援体制はあるものの、働いている人やそうでない方々にも、曜日、時間を制限され、決して、利用しやすい環境ではないと思われます。そこを自分が住み暮らしている地元で、悩みや不安など話を聞いてくれて、相談に乗ってくれる体制づくりができないものでしょうか。また、産休、育児休暇といった部分に対しても、男性の育児休暇の取得が伸び悩んでいることも厳しい現実です。厚生労働省の雇用均等基本調査及び北海道就業環境実態調査のいずれも、2018年度速報値によりますと、育児休暇取得の全国平均は、女性は82.2%に対し、男性は6.2%とされており、この数値としても、男性の取得率は6年連続で上昇してきているのだそうです。しかしながら、道内においては、男性の育児休暇取得率は全国平均を大きく下回り、3.5%にとどまり、しかも全国では6年連続で上昇しているのにもかかわらず、道内男性育児休暇取得率は緩やかに増減を繰り返し、伸び悩んでおり、国が目標とする2020年度に13%の達成にはほど遠い状況になっています。育児・介護休業法により、男性も原則として、子供が満1歳になるまで育児休暇を取得することができ、これは、正規雇用者だけでなく、有期契約労働者についても、申し出時点で過去1年以上継続して雇用されており、子が1歳6カ月になるまでの間に雇用契約がなくなることが明らかでないことが条件ですが、育児休暇は取りたいと言えば取れるものなのです。また、育児・介護休業法では、妊娠、出産、育児休業、介護休業等を理由とする、上司、同僚からの嫌がらせ等を防止する措置を講じることを事業主へ義務づけもしています。しかし、現実はやはり厳しく、少し前になりますが、テレビで化学メーカー、スポーツ用品店の大企業で育児休暇を取得した男性が不利益な扱いを受けたと訴えているのを見ました。評価が下がったり、転勤を命じられたり、年収が下がったり、職場の空気も非常に冷たくなっていたりなど、なかなか難しいようです。仕事上、その人しかできない業務もあるでしょう。人手不足もあるでしょう。でも、子供を産み育てるのは女性だけでなく、男性もともに夫婦そろって、そして、周りの人たちも一緒に助け合っていかなくては、安心して子供を産み育てるまちにしていくことはできない。難しいと言えるのではないでしょうか。最初に述べたように、現時点では、深川市は残念ながら、周産期医療の充実を図れない。ならば、せめて安心して子供を産み育てる環境、支援、助成の充実を図っていくことが肝要であると私は考えます。そこで、3点質問いたします。一つ目、深川市職員の育児休暇取得に対する考え方と、男女それぞれの取得状況及び取得率について伺います。二つ目、深川市において、不妊治療の助成を利用している人数はどのくらいなのか。女性、男性、それぞれの数と割合について伺います。三つ目、今後の妊娠出産前後の見守り、相談体制の考えと今後の展望について伺います。

答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)

安心して子供を産み育てるための支援と、その対策について、私から市職員の育児休暇取得の考え方及び取得等の状況についてお答え申し上げます。まず、市立病院を含んでおりますけれども、本市の職員の育児休業の取得状況でございますが、平成30年度中に取得可能となった職員は、女性9人、男性8人となっております。このうち女性の育児休業取得者は8人でございましたので、女性の育児休業取得率は88.9%でございます。一方、男性職員の育児休業取得はございませんでした。なお、これまでに男性職員が育児休業を取得した事例につきましては、平成24年度及び27年度にそれぞれ1人が取得をしているところでございます。次に、育児休暇の考え方についてでございますけれども、本市では、平成28年3月に、女性の活躍推進法に基づく事業者である市としての特定事業主行動計画を策定しております。この計画において、職場環境に関する取り組みとして、妊娠中及び出産後における配慮、育児休業等を取得しやすい環境の整備、妻の出産に伴う特別休暇取得の促進など、市職員のワークライフバランスの推進が図られるよう努めることを定め、その取り組みを進めているところでございます。今後におきましても、特定事業主行動計画に定めた各種取り組み内容の一層の周知を図るとともに、その実践を促すことなどに意を用いて、職員が安心して子供を産み育てられる環境づくりに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)

安心して子供を産み育てるための支援策について、私からは、質問の2点目と3点目について答弁させていただきます。最初に、質問の2点目、深川市における不妊治療費についてであります。本市におきましては、少子化対策の一環として不妊治療に対し助成をしており、平成23年度から特定不妊治療費に対して、さらには、28年度から一般不妊治療費に対して助成を行ってきております。この特定不妊治療費助成事業は、体外受精や顕微受精を行う北海道特定不妊治療費助成事業の対象者に、その治療費から北海道が助成した額を差し引いた額の9割、15万円を限度に助成しているものであります。また、一般不妊治療助成事業は、医療保険適用となりますタイミング法や排卵誘発剤等の薬物療法などの治療に対しては、本人負担額の2分の1を、医療保険適用外となります人工授精などの治療に対しましては、本人負担額の9割を助成することとして、1年度につき1回10万円を上限に、通算3回までの助成を行ってきております。これらの事業の実績についてでありますが、特定不妊治療助成事業につきましては、平成28年度は11組の夫婦から延べ15件の申請があり、市の助成額は約183万円となっております。申請のうち7人の方から妊娠の届け出を受けている状況でございます。平成29年度は11組の夫婦から延べ21件の申請、市の助成額は約163万円、妊娠の届け出は、申請のうち4人であり、30年度は9組の夫婦から延べ15件の申請、市の助成額は約110万円、妊娠の届け出は申請のうち2人となってございます。この特定不妊治療費助成は、婚姻関係のある夫婦を対象としておりますことから、男女の内訳がございませんけれども、申請がありました夫婦のうち、男性からの不妊治療に係る費用の申請はない状況でございます。次に、一般不妊治療助成事業の実績ですが、平成28年度は夫婦での申請が1件、妻からの申請が5件、市助成額は約38万円、このうち妊娠の届け出が1人、29年度は夫婦での申請が1件、妻からの申請が6件、市助成額は約22万円で、このうち、妊娠の届け出は3人、30年度は夫婦での申請が1件、妻からの申請が8件、市助成額は約30万円で、このうち妊娠の届け出が5人となっております。3年間の実績では、男性3人、女性19人の申請となってございまして、女性からの申請が圧倒的に多い状況にございます。次に3点目、今後の妊娠、出産前後の見守り、相談体制の考え及び展望についてであります。本市では、平成27年3月に市立病院の産科が休診となって以降、妊娠、出産を応援する事業として、妊婦健診通院等支援事業、産後ケア育児サポート事業、一般不妊治療費助成事業、出産サポート安心ハイヤー事業など、さまざまな事業を毎年度取り組んできており、特に今年度は、妊娠届け出を行った時点で13万6,000円の応援金を交付するコウノトリ応援プランや、出産後の産婦健診の助成などといった事業を開始するなど、妊娠、出産を応援する体制の充実に向け、積極的に取り組んでいるところであります。一方、妊娠前の支援につきましては、ホームページへの掲載やパンフレットの作成など、不妊治療に対する助成制度の周知に努めるとともに、不妊治療を開始する方が先に相談することが多い北海道特定不妊治療費助成事業において、知事が指定しております医療機関に対し、本市の不妊治療の助成事業につきまして文書でお知らせしまして、治療に来られた方への周知を依頼するなど、医療機関とも連携して当事業の周知に努めているところであります。なお、窓口に相談に来られた際には、個室に案内するなどプライバシーに配慮するとともに、電話での相談などにおいても丁寧な対応に心がけており、より相談しやすい体制づくりにも努めてまいりたいと考えているところでございます。また、議員の質問にありますとおり、周産期医療の充実を図っていくことには難しい部分があると思われるところでございますけれども、費用の面だけではなく、身体的、精神的負担の多い治療を受けている方への支援体制も重要なことと考えております。産後ケアや育児サポート事業を共同で取り組んでいる市立病院の助産師とも連携を図りながら、よりよい相談支援体制のあり方について検討するなど、今後も安心して子供を産み育てるための環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

再質問 5番 大前昭代

再質問させていただきます。ただいまの三つ目、今後の妊娠、出産後の見守り、相談体制の考え方と今後の展望というところなのですが、窓口に相談に来られた際にはということで、私は、今現在ある相談体制が、働いている方にとって曜日ですとか時間が指定されていては利用しづらいので、地元でもっととお尋ねしました。ですので、現状では、市役所があいている時間の対応ということになってしまうようですので、今後、メールでの相談などは無理なのでしょうか。メールならば、相談するきっかけとしても利用しやすいと思うので、人手不足ですとか、行政多忙は理解しますが、将来的ということも含め、相談体制の充実は無理でしょうかということでお伺いしたいと思います。

答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)

再質問をいただきましたので、お答えいたします。不妊治療の助成制度につきましては、先ほど申し上げたとおり、ホームページに掲載し、相談窓口として担当係の電話番号と、質問ありました課のメールアドレスを掲載しておりますけれども、これまでメールでの相談実績がない状況でございます。しかしながら、質問にありましたように、休日や夜間の相談に対応する体制にはなっていないということでございますから、なかなか平日には来られない、または窓口に来にくい方に対しましては、議員質問のメールでの対応が可能であるということで、ホームページやさまざまな機会を通じてお知らせするなどして、より相談しやすい体制づくりに努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる