深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月5日
定住自立圏
2019年7月5日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「定住自立圏」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤孝司 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 宮澤孝司
それでは、次の質問に入ります。定住自立圏について伺います。昨年3月1日、第1回定例会において、山下市長が中心市宣言を行いました。また、6月には妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町と協定締結を行い、1市4町による北空知定住自立圏が形成され、10月には北空知定住自立圏共生ビジョンが策定され、北空知1市4町の連携による新たな取り組みがスタートしております。計画期間は、平成30年から令和4年までの5年間であり、北空知定住自立圏共生ビジョンの中での「圏域の将来像」では、「全ての住民が住み慣れた地域で暮らし続けることができる圏域づくりを進めます」「圏域を構成する市町がお互いに協力・連携しながら、地域資源を活かした魅力あふれる地域づくりを推進します」とあります。また、定住自立圏形成協定に基づき、推進する取り組みとして、大きく3分野に分けられ、1、生活機能の強化に係る政策分野、2、結びつきやネットワークの強化に係る政策分野、3、圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野となっており、政策分野ごとの項目により、広く連携した取り組みが期待されるところであります。ここで1点目ですが、地域FM局開設についてであります。これは生活機能の強化にかかわる政策分野の産業振興と防災、また福祉、教育にも関係するものと考えます。コミュニティFMにつきましては、私、以前も質問しており、今までも一般質問で何度か取り上げられておりますが、なかなか前向きな答弁をいただいていないのが現状であります。今回は、定住自立圏形成により、放送エリアが圏内全域となったことにより、既に全国数カ所で定住自立圏形成地域において、FM局が開設しておりますので、改めてお聞きします。道内でも室蘭市を中心市とした西胆振定住自立圏において、既に室蘭市、登別市をエリアとして開局していた「FMびゅー」がありますが、新たに伊達市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町エリアで平成27年4月にコミュニティFM放送「wi-radio」が開局され、有珠山噴火被害や地震、大雨などの被害時に、ラジオを通して、避難活動などの重要情報を速やかに伝えることを目的としており、平常時には地域に密着したきめ細やかな情報を発信し、地域の活性化に生かしております。コミュニティFMは、災害時の地域情報発信拠点としての重要性はますます高まっておりますが、観光や地元企業などの地域情報はもとより、少子高齢化を受け、教育・子育て番組や高齢者の楽しみや生きがいづくりに役立つ番組を制作することで、地域情報へのニーズを高めているものと考えます。また、インターネットサイマル放送により、電波が届かないエリアの方でもインターネット環境があれば放送を聞くことができるので、北空知を離れ、全国の方々へ災害時の状況を含む地域情報発信も可能となっております。地域と密着した運営としては、市民サポートスタッフや市民出演枠などの市民番組参加、各町の商店街にサテライトスタジオを設置し、地域イベントなどの特別番組を組むなど、住民参加型の番組づくりに取り組むなど、北空知の情報発信の拠点となる地域FM放送開設について考えを伺います。2点目ですが、JR留萌本線維持に向けた取り組みについてであります。これは結びつきやネットワークの強化にかかわる政策分野の地域公共交通に関する部分と考えます。JR留萌本線利用促進の取り組みとしては、本年、本市ではJR留萌本線団体利用助成を行っており、町内会での団体利用も多いようであります。JR留萌本線維持に向けた話し合いは、北空知JR留萌本線問題検討会議で行われておりますが、イベントなどの取り組みは、各自治体単独によるもので、連携したイベントや利用促進事業を考えるべきと思います。北空知定住自立圏では、妹背牛町と北竜町はJR留萌本線沿線ではありませんが、JR駅を起点にバスを運行するなど、圏内の路線維持の観点から、一体化した観光イベントなどに取り組む必要があると思いますので、考えを伺います。3点目ですが、北空知定住自立圏共生ビジョン作成後、具体的な取り組みについての話し合いが持たれていると思いますので、今年度の主な取り組みと今後の考え方について伺います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
定住自立圏についての質問にお答えします。北空知における定住自立圏につきましては、生活圏や経済圏をともにする北空知圏域の連携をさらに強めて、地域資源と地域力を高めながら、住民が安心して暮らし続けられる地域社会の形成、そして魅力ある地域づくりに積極的に取り組んでいくことといたしまして、昨年3月、本市が中心市宣言を行いまして、昨年6月には本市と妹背牛町、秩父別町、北竜町及び沼田町とそれぞれ定住自立圏の形成に関して協定を締結したところでございます。そこで、これに関連して、1点目の質問の地域FM局の開設についてでありますが、この地域FM放送であるコミュニティ放送には、放送法施行規則によりまして、対象地域の区分は、基本的には一自治体、一市区町村の区域とされているところでございますが、地域的一体性がある場合には、隣接する他の市区町村の区域も含めることができるとされておりまして、昨年締結いたしました北空知の各町との定住自立圏の形成に関する協定によりまして、議員が言われたように、広域でFM放送することが可能となったところでございます。コミュニティ放送につきましては、災害の発生、災害に関する警報ですとか、さまざまな情報、避難情報等の伝達などに大変有効でありますし、また観光情報の発信にも効果があると認識いたしております。ただ、開局に当たりましては、例えば陸上特殊無線技師などの資格を持った人の配置が求められますとか、あるいは当然でありますが、放送番組をしっかり編集してつくっていく作業でありますとか、基本的な運営計画も定めていかなければなりませんし、活動する組織の設立やスタッフをどう確保するか、さらにはスポンサーの確保など、開局後も大変資金面で実際に運営に苦労されている例もあるやに伺っているところでございます。このようにさまざま課題がありますので、実際に開局へというのは、ハードルは高いものと考えますけれども、議員のご指摘のようなことを前向きに受けとめまして、北空知の各町の意見、見解なども伺いながら、一定の研究はしてまいりたいと考えております。2点目、JR留萌本線の維持に向けた連携についてでありますが、昨年12月に開催しました北空知1市4町による北空知JR留萌本線問題検討会議におきまして、いろいろそこでも議論したのですが、そのとき議長であります私から、各町、あるいは経済団体の皆さんに対しまして、ぜひ今年度については、JR留萌本線の利用促進について、それぞれ一層の取り組みをお願いしたい旨、お願いしたところでございまして、言い出しっぺである深川市として、本市では、先ほど紹介があったJR留萌本線団体利用助成金事業を今年度取り組ませていただいておりますし、また沼田町においては、イベントの開催を企画されているとお伺いしているところでございます。ただ、現在のところ、それぞればらばらでの利用促進の取り組みにとどまっております。この先は、さらに連携した取り組みができないか考えていきたいと思っておりますが、北空知定住自立圏共生ビジョンにおきましては、JR留萌本線の問題も含め、北空知には函館本線も走っておりますけれども、鉄道の維持・確保につきましては、北空知1市4町で連携して、維持・確保を推進すると規定いたしておりますので、今後もしっかり情報共有しながら、特にJR留萌本線の維持に向けて、北空知1市4町が連携できるように努めてまいりたいと考えております。3点目に、今年度の定住自立圏としての主な取り組みと今後の考えについてということでありますが、北空知定住自立圏共生ビジョンの推進方策等につきましては、北空知圏振興協議会という、地方自治法上の根拠を持つ協議会でありますが、北空知圏振興協議会において協議することといたしておりますので、今年度は北空知圏振興協議会の中の担当課長等で組織しております専門部会におきまして、一つには、大規模災害時の対応、二つ目に、本市と4町のそれぞれ有している図書館の相互利用について、三つ目に、自転車による広域周遊ルート整備について、四つ目に、広域観光事業の推進について、この4点について今年度協議することになっておりまして、ぜひ前進を図りたいと思っております。このほか、既存の北空知1市4町間の協議機関等におきましても、例えば葬祭場の建てかえ問題、あるいは保育園の相互利用などについて協議を進め、情報共有を図るといったことに努めてまいりたいと考えております。今後におきましても、圏域が抱えるさまざまな課題の解決や新たな取り組みについても随時、できれば頻繁に協議を行いながら、北空知圏域に住む人々が安心して暮らし続けられるような定住自立圏の形成に向けて、さらに努力してまいりたいと考えております。