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深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月4日

地域公共交通

2019年7月4日、深川市議会の一般質問で、小田雅一議員が「地域公共交通」について質問し、企画総務部次長 三浦浩二が答弁しました。

質問者
小田雅一 議員
答弁者
企画総務部次長 三浦浩二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 小田雅一

それでは、次の質問に移ります。地域公共交通について伺います。深川市の人口も平成31年5月現在は2万608人という状況になっており、深川市人口ビジョンで示している2020年の目標人口2万633人にもう既に近づいてきており、人口減少に歯どめをかけるべき政策を進めていても、少子化、高齢化がなお進行しているところであります。高齢となり、買い物や病院への通院など、日々の生活に不自由を感じている高齢者の方はふえてきていると言えます。生活の足を確保することは重要な課題であります。こうした傾向は、深川だけでなく、既に多くの市町村で公共交通確保への取り組みを実施、または検討を始めている状況であります。一方で、高齢者にあっては、交通手段を自家用車に求めている方も多く、80歳を過ぎてもしっかりとした運転をされている方もいるところでありますが、政府は平成28年3月、75歳以上のドライバーの認知症対策を強化し、改正道路交通法を施行しました。約1年間で認知機能検査を受けた高齢者は210万5,477人、うち5万7,099人が医師の診断が必要な認知症のおそれと判断されたところであり、診断後に免許の取り消しや停止の処分を受けたのは1割強の1,892人になったところでありますが、全国では年々交通事故死が減少している中において、依然として高齢者ドライバーの事故が発生している状況が続いております。政府は、今後も一層高齢化が進展することに伴い、高齢者の交通安全は、歩行者としても運転者としても重要な課題であるとしており、今後、運転支援機能を備えた安全運転サポート車に限定した高齢者向け運転免許の導入に向けた検討を急ぎ、高齢ドライバーによる交通事故の防止に取り組む方針としております。このような状況下で、今後において運転免許を自主返納される高齢者もふえてくるものと考えられます。一方、深川市においては、これまでに既存のバス路線を確保するために、生活交通確保対策でバス事業者に対し助成を行っておりますし、加えて平成24年からスタートしている高齢者バス利用料金助成事業におきましても、29年度の利用者は580人となっており、公共交通の利用促進につながっておりますことは高く評価されるものであります。また、本年4月より、市内路線バス循環線が本格運行になったところであります。そこで、今の対策を継続しながらも、地域公共交通網形成計画にあるように、公共交通空白地域におけるデマンド型乗り合いタクシー等の導入検討に入るときに来ているのではないかと考えますので、4点について伺います。1点目は、深川市が単独で補助しているバス路線ごとの平成30年の助成額について。2点目は、高齢者バス利用料金助成事業であります。これまでの助成事業に加え、市内循環線も対象となっておりますが、平成29年度と比べどのくらい利用者がふえているのか、また高齢者バス利用料金助成事業により、高齢者の路線バスの利用者、利用回数が増加していると思われるが、そのことにより、市の助成金の減額につながるのかお伺いします。3点目に、市内路線バス循環線であります。平成30年4月1日より本年3月31日の期間、実証実験が行われましたが、この間の利用者数、そして本年4月より本格運行へ移行されましたが、実証実験で見えてきた課題や成果について伺います。また、循環線のコースについてでありますが、市街地西部地区において、市道10号線を迂回するコースとされておりますが、市道9号線を迂回するコースはとれないのでしょうか。市内1周約44分のコースでありますが、開西町町内会がありますので、コースを延伸できないのか、所管としての考えを伺います。4点目、これまでも公共交通空白地域におけるデマンド型乗り合いタクシー等の導入について、一般質問してきておりますが、既存の路線バスについて、利用状況を検証し、よりよい運行はないのか、公共交通が利用できない地域には、バス事業者、ハイヤー協会等と協議し、デマンド交通の可能性を協議するなど、生活の足を効率的に確保するシステムが必要と考えます。これまでの検討経過とデマンド交通実施に向けた課題についての所見をお伺いいたします。

答弁 企画総務部次長 三浦浩二(企画総務部次長は2020年3月まで)

地域公共交通についての質問にお答えいたします。1点目のバス路線ごとの助成額についてでありますけれども、市内を運行するバス路線は、高速バスの路線を除いて12路線ございますが、このうち本市が単独で補助する路線は、市内のみを運行する4路線ございます。これは更進線、多度志線、市内線、西北星線でございますが、この4路線について、平成30年度にバス事業者へ補助しました路線ごとの実績を申し上げたいと思います。更進線が704万5,000円、多度志線が515万9,000円、市内線が54万6,000円、西北星線が77万円となっており、4路線の合計では1,352万円となってございます。このほかに、平成30年度は循環線の実証実験を行っておりまして、運行につきましては、国の地方創生推進交付金を活用し、深川市地域公共交通活性化協議会の事業として実施したものでございますが、その運行委託料は821万7,000円でございまして、先ほどの補助金のほかに本市が負担したものでございます。次に、2点目の質問の高齢者バス利用料金助成事業の実績などについてお答えいたします。この事業は、市内にお住まいの70歳以上の方を対象にバスの利用料金を助成するものですが、地域間格差の解消、高齢者の積極的な社会参加の促進を目的としておりますが、加えて公共交通の利用促進にも寄与するものでございます。平成30年度の利用状況を申し上げますと、年度末の登録者数は730人、1年間の延べ利用者数は2万3,042人でございます。前年度の平成29年度は、年度末の登録者数598人、延べ利用者数2万544人でございましたので、比較しますと、登録者数は132人の増加、延べ利用者数は2,498人増加したものでございます。なお、平成30年度は循環線の利用に係る登録申請を多くいただきましたので、単年度の増加数は前年度と比較いたしまして、登録者数、利用者数ともに2倍近くふえた実績にもなっております。そして、高齢者の路線バス利用者の増加によって、バス事業者に対する補助金の減額につながっているのかという質問でございますが、利用者数や金額などを路線ごとに数値化して分析することはなかなか難しい作業でございまして、数値の根拠をもってお答えすることは本日できませんけれども、バス事業者に対する補助額が年々上昇している中で、この制度によりまして、上昇カーブが緩やかになっているものと推測しているものでございますし、路線バスの維持・確保に対する下支えにもなっているものと考えているものでございます。次に、3点目の市内路線バス循環線についてでございますが、循環線は実証実験を平成30年4月から1年間行いまして、本年4月から本格運行がスタートしております。平成30年度の利用者数は1万7,621人という数値となっております。この実証実験での成果といたしましては、路線バス体験乗車会の開催や公共交通ガイドを作成して、全戸配布した効果もございまして、そういったことから高齢者バス利用料金助成事業の登録者数もふえておりますので、循環線の認知度が向上し、利便性も向上したのではないかと考えているところでございます。一方、課題といたしましては、積雪等により停留所の位置にふぐあいが発生したこと、1年間の実証実験における運行委託料が少し高くなってしまったということが挙げられます。これらの課題に対しましては、停留所につきましては、新設したり、位置の見直しを行っております。また、運行経費につきましては、国の地域公共交通確保維持改善事業の補助金を活用するために、本年6月に開催しました深川市地域公共交通活性化協議会において、地域内フィーダー系統確保維持計画といった計画を採択いただきまして、現在国へ申請手続を進めているところでございます。そして、議員からご提言の9号線を迂回するコースはとれないかとのご提言でございますが、循環線につきましては、駅、病院、公共施設等の要所を通過するほか、住宅密集地を優先的にコース内に入れていくといったコンセプトによりまして、市街地西部地区には市営住宅が多く建ち並ぶ10号線を選択したものでございます。現に10号線の文西コミュニティセンター前の停留所については、全停留所の中でも常に上位の利用者数がある停留所となってございます。こういった状況にありますけれども、利便性をさらに高め、より多くの方々に利用いただけるよう、現在、コースやダイヤなどの見直しにも着手しているところでございますので、議員からのご提言いただいた件についても、これらの全体の見直しの中で検討してまいりたいと考えております。次に、4点目の公共交通空白地域におけるデマンド型乗り合いタクシー等の導入についてでございます。公共交通空白地域の市民の移動手段の確保については、深川市地域公共交通網形成計画の中で、デマンド型乗り合いタクシー等の導入について検討することとしておりまして、昨年までは地域公共交通活性化協議会において、検討状況や他市町村の導入事例などを各委員にお示ししましたほか、道内外の事例調査や先進地視察などを行ってまいりました。本年度の取り組みといたしましては、議員から以前の一般質問でご提言がありましたボランティアドライバーを担い手としたライドシェアの状況について、中頓別町と天塩町への視察を実施いたしました。このほか、北海道運輸局と連携を強めまして、本市の公共交通事情に類似したデマンド交通の情報収集などに現在努めているところでございます。今後の課題といたしましては、特に地区の選定に関することですとか、事業の担い手に関することが挙げられますけれども、その他、ほかの課題も含めまして、引き続き慎重に検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月4日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる