深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月7日
災害時の備え
2018年12月7日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「災害時の備え」について質問し、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 吉村理明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松本雅祐
それでは、2点目、災害時の備えについてお伺いします。消防庁は、2015年度から毎年全国の自治体に対し、災害対策本部を置く庁舎に非常用発電機を整備することと72時間分の燃料の備蓄を備えることを通知しております。この72時間という定義は、寸断されたライフラインの復旧や、外部からの支援が入るまでの目安の時間ということであります。道内では半分以上の自治体で基準を満たしていないとの結果がありました。災害により停電となった場合、非常用発電機がなければ、災害対策本部となる市役所が機能不全になります。窓口業務のシステムが起動しない、メールや電話回線もつながらないなど、職員同士が連絡をとることもできず、災害の情報が把握できない、人命に影響が出るおそれもあります。また、非常用発電機を動かすため72時間分の燃料を確保しても、災害が長期化し、稼働時間が延長になれば、さらに燃料が必要となります。そのため、燃料調達には、まちのガソリンスタンドと自治体が災害協定を結び、燃料の供給をしてもらいます。それ以外にも、消防車や市内をパトロールする公用車に優先的に給油してもらい、病院や公共施設などに発電機用の燃料を配達するなど、重要な協定であります。また、避難所を開設するような災害時には、避難所の運営におきまして電気は重要であり、特に夜や冬場に移動式の発電機が必要となってまいります。そこで、お伺いします。まず、1点目、この質問は、初日の水上議員の答弁の中で、本市は停電時、小型の発電機5台で対応したとありましたが、本市は本庁舎全てを賄える非常用発電機をなぜ整備していないのか、また燃料の確保は基準を満たしていたのでしょうか。今回の停電時は、庁舎内では支障なく業務をできたのでしょうか、市民が災害情報を得ようと市のホームページにアクセスしてもつながらなかったとのお話をお聞きしているが、どのような状態だったのかお聞かせください。2点目、災害協定については、初日の辻本議員の質問にもありましたが、視点が違うので、お伺いします。災害時に優先的に燃料を調達できる災害協定ですが、ガソリンスタンドの中には、停電によりポンプが動かず、燃料を供給できないこともあると思います。本市が災害協定を結んでいるガソリンスタンド等は、停電しても自家発電機を備えており対応可能だったのでしょうか、また今回支障はなかったのかお聞かせください。3点目、避難所の非常用発電機の台数については、昨日の和田議員の答弁で確認させていただきましたが、非常用発電機というのは、いつでも使えるようにスタンバイしていなくてはいけません。いざというときに動くことを確認することは重要であります。消防法では、1年に一度、総合点検時に定格回転速度及び定格出力の30%の負荷で、必要な時間、連続運転を実施する負荷運転を義務づけております。本市の非常用発電機の定期点検の実施についてお聞かせください。4点目、今回の停電で自家用発電機の必要性、重要性を感じた方や事業所も多いのではないでしょうか。今後の備えとして、非常用発電機を購入される方や事業所に対して助成を行ってはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。5点目、今回のように地震、停電が冬場に発生した場合、避難所運営や備蓄、灯油ストーブなどの暖房器具の配置、雪道の安全な避難誘導などの対応について、市の考えをお聞かせください。6点目、近年、日本では自然災害の発生回数も多く、被害も甚大化しております。本市も一昨年、本年と大雨による災害、今回の地震、停電を体験し、想定外のことなど、多くの課題を発見できたのではないでしょうか。本市は、今まで災害の少ないまちとの認識でしたが、これからは自然環境の変化に伴い、さまざまなことを想定した防災・減災の計画が必要になってまいります。私は、昨年の第4回定例会で、災害時に制約を受けても、一定の業務を的確に行える重要な六つの要素を含む業務継続計画の策定について質問し、山下市長からは業務継続計画の策定に向けしっかり協議、検討する旨の答弁がありました。初日の水上議員の質問でも、深川市地域防災計画を見直すという答弁がありましたけれども、市民の皆様が安心して暮らせる共生社会を築くためにも、業務継続計画を含め、深川市地域防災計画の見直しをいつまでに行うのかお聞かせください。7点目、過去にも多くの議員が庁舎の建てかえについて質問しております。本市の庁舎及び東庁舎は、耐震性能を示す構造耐震指数Is値0.81以上を大きく下回っており、震度6から7の地震が発生した場合、倒壊する危険が高いと診断されており、本市もこの認識の上でその都度、質問に対し答弁されております。この答弁は、ある意味で地震が発生したらという想定での考えであったと思います。しかし、現段階では、実際に震度4の地震が深川市で発生しました。今までと違い、庁舎建てかえ計画が現実味を帯びてきたと思います。庁舎建てかえについて、どのように考えが変化し、今後進めていくのかお聞かせください。
答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)
災害時の備えについて7点にわたり質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目、庁舎における非常用電源等の状況でございますが、これにつきましては水上議員の質問にもお答えいたしましたけれども、現状、庁舎内の全ての電力を賄える自家発電設備は備えていないということで、当然通常の業務は行えておりませんでしたが、一部、市で所有しております小型発電機を使用いたしまして、災害対応に必要な最小限の電力は賄ったところでございます。現庁舎におきまして、大型の自家発電設備を備えるには、設置場所、あるいは費用面などからも難しいものと考えておりますが、停電時の照明確保など、今回の地震によりさまざまな課題が見えてまいりましたので、電力の確保対策につきまして今後検討させていただきたいと考えております。また、発電機の燃料につきましては、ある程度の備蓄をしておりまして、不足する場合には、災害協定により優先的に調達が可能となっている状況でありますが、今後におきましては、国が推奨しております72時間の備蓄につきまして、保管場所、あるいはその方法について検討してまいりたいと考えております。次に質問のありました市のホームページの状況につきましては、ホームページ上のサーバーが設置されております生きがい文化センターも同様に電源が失われたため、その機能が停止したことにより、ホームページへのアクセスができなかった状況でございます。そのため、電力確保対策、あるいはサーバーの設置場所について検討していくこととしているところであります。次に、2点目、燃料調達に関する協定でございますが、市と空知地方石油業協同組合北空知分会との間で災害時の協定を結んでおりまして、緊急車両や非常電源などの燃料については優先的に調達できることとなっておりますが、加盟給油所のほとんどは自家発電装置がないことから、今回の対応時には手動で地下タンクから燃料を取り出していただき、供給していただいたところでございます。次に、3点目、避難所における発電機についてでございますが、和田議員にもお答えいたしましたとおり、現在、避難所32施設のうち、移動式発電機を備えている施設は8施設にとどまっておりますが、経費面や調達方法などの課題もあり、また発電機の調達に関する災害協定を締結しておりますことから、まずは協定に基づく調達などに努めてまいりたいと考えているところであります。また、発電機の試運転につきましては、それぞれ配備しているところに点検をお願いしているところでありまして、行っていただいているものと考えておりますが、今後改めて確認などさせていただきたいと考えております。次に、4点目、自家発電機の購入助成についてであります。発電機をお持ちの家庭では、最低限の電力が賄え、不安の解消にもつながり、今回の災害においては大変有用であったものと思っておりますが、小型の発電機は余りにも汎用性が高く、また既にそろえられている市民の方や事業者の方もおられるということでございますので、これらのことを考慮いたしますと、市単独での助成の制度の創設は非常に難しいものと考えているところでございます。次に、5点目、冬場の災害の見直しについてでございますが、冬場に災害が起こった際には、暖房が生命線となります。近年、家庭で普及するストーブなどの暖房器具は、ほとんどが電力を消費する機器が多く、長期の停電の際には、命に危険を及ぼしかねない状況であると認識しております。まずは自助として、家庭において停電時でも使えるポータブル石油ストーブやカセットボンベ式ストーブの備えをしていただけるよう、防災訓練の際などを活用してお話をさせていただいているところでございます。あわせて、毛布や湯たんぽ、保温シート、使い捨てカイロなど、暖をとるための物資を防災用に一そろい購入していただくよう勧めているところでもございます。また、市としての冬期間での災害の対応につきましては、地域防災計画の中で積雪寒冷対策計画を定め、交通の確保や避難所等における寒冷対策の推進などを定めておりますが、今回の地震による停電を受けまして、冬場に同様の災害が発生した場合に、特に暖房の確保につきましては、現在36台保有しておりますが、電池式の石油ストーブの充実などを含め、どのような対応が必要であるのか、改めて検討する必要があると考えているところであります。次に、6点目の防災計画の見直しについてでございますが、水上議員にお答えいたしましたとおり、平成29年3月に石狩川の最大規模の浸水想定区域が明らかにされたことにより、それを反映したハザードマップの作成と避難所の見直しが必要になっております。このことを反映した地域防災計画の見直しを進めてまいる考えでありますが、今回の地震で得ました課題や教訓もあわせて、地域防災計画の見直しの中に含めていきたいと考えているところでございます。なお、地域防災計画に記載しております業務継続計画につきましても、現在策定作業を進めておりますけれども、年度内に素案等の策定ができればと考えているところでございます。次に、7点目の庁舎の建てかえの考え方についてでございますが、これまでも議会の中で質問いただき、答弁させていただいているところでございますが、現在の市役所庁舎につきましては、防災拠点として備えなければならない耐震等の基準を大きく下回っておりまして、震度6から7の地震においては倒壊の危険があると診断されており、庁舎の耐震性の確保が必要であると認識しているところでございます。今回の地震は、深川市において震度4を観測いたしましたが、幸いにも庁舎への被害はなかったものでございますが、長時間にわたり停電が発生したことにより、改めて災害への備えが重要であると認識したところでございます。庁舎の施設整備の考え方についてでございますが、本年8月に庁内において庁舎整備に向けた検討会議を開催したところでございますが、その後に今回の地震が発生したということでございます。これまでも災害対応機能を含め、庁舎機能につきまして検討を進めてまいりましたが、今回の地震を受けまして、電力確保の課題等も見えてきたところでございます。今後の庁舎のあり方につきましては、多額の費用が発生することを踏まえますと、財源確保が重要な課題となってまいりますので、庁舎機能や整備の内容等も含めまして、広く市民の皆様のご意見をお聞きする必要もございますことから、庁内における検討会議を重ねまして、基本構想素案の年度内の策定に向けて、鋭意努めてまいりたいと考えているところでございます。