深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月6日
空き家・空き地対策
2018年12月6日、深川市議会の一般質問で、小田雅一議員が「空き家・空き地対策」について質問し、企画総務部長 吉村理明、建設水道部次長 井原淳が答弁しました。
- 質問者
- 小田雅一 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 吉村理明、建設水道部次長 井原淳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 小田雅一
次に、空き家・空き地対策について伺います。現在、町なかの空き家が地域の問題となっております。空き家が発生する最も一般的な原因は、自宅を所有する高齢者が老人ホームなどの高齢者住宅や子供宅などへ転居することが要因と言えます。今後、団塊の世代を含めた高齢者は急激にふえ、それに伴い、空き家もますますふえてしまう状況にあります。平成25年の総務省調査によりますと、全国の空き家数は約820万戸、全住宅の7戸に1戸が空き家という状況になっております。何の対策も打たなければ、2033年ごろには空き家数2,150万戸、何と全住宅の3戸に1戸が空き家になってしまうという民間の予測がなされております。適切に管理していない建物や土地が引き起こす問題は、老朽化による倒壊、景観の悪化、放火による火災、雪の重みによる倒壊や落雪などが挙げられ、どれも近隣住民に深刻な被害をもたらす可能性があります。これまで深川市においては、適正に管理されていない空き家等の調査を行い、所有者の確認や適正管理の促進に向け対応してきておられますが、今後においても、ひとり暮らしの方が転居するなどして空き家がふえていく可能性もあることを踏まえ、特定空き家を発生させない施策も重要と考えますし、倒壊等、著しく危険な空き家に対して対応できるよう、空き家対策計画の策定も必要と考えますので、空き家・空き地対策について伺います。1点目は、平成25年に町内会長さんの協力をいただき、空き家、廃屋等の調査を行っておりますが、当時、62件の空き家、廃屋があったと仄聞しております。調査後5年が経過した現在の状況と、これまでの深川市の対応について伺います。2点目は、これまでに多くの議員から質問されております空き家等対策計画の策定であります。これまでの答弁の中で、空き家等実態調査が終了後、その結果をもとに特定空き家の判断をするための現地調査を行い、その結果を踏まえた上で庁内の関係課で検討を行い、空き家等対策計画の策定を進めてまいりたいとのことでありました。その後の進捗状況について伺います。3点目は、住宅助成制度の中に、本年、新たに三つの助成制度がスタートしました。老朽空き家解体助成制度、中古住宅等取得助成制度、まちなか空き地活用促進助成制度であります。いずれの制度にしましても、町なかの空き家・空き地問題を解消する上で有効な制度であります。そこで、本年、まだ申し込み期間中のものもありますが、各制度の実績について伺います。
答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)
空き家・空き地対策についての1点目と2点目について、私から答弁させていただきます。初めに、1点目の空き家の現在の状況でございますが、議員もおっしゃっていましたけれども、平成25年に町内会長の皆様に協力いただき、適正に管理されていない空き家等の調査を行い、さらに28年度と29年度に、地方創生推進交付金を活用いたしましたスローライフ推進事業により、市内の一部地域の調査を実施したところでございます。また、町内会や地域住民の方からの情報提供なども含めまして、平成26年6月時点では62件の空き家等を把握しておりましたが、本年11月末現在では80件を空き家、廃屋として把握しているところでございます。次に、深川市の対応でございますが、住民からの通報があった場合に現地調査の後、所有者を調査し、現況の写真とともに書面にて適正管理を求めているところでございます。直近3カ年の対応状況を申し上げますと、平成28年度は26件の通報をいただき、現況について文書等で連絡させていただいたところ、16件の方が対応していただきました。このうち4件は、解体などの対応もしていただいたところでございます。同様に、平成29年度は30件の通報を受け、文書で連絡したところ、対応していただいたものが16件、うち解体などの対応が4件、30年度は11月末現在で20件の通報を受け、文書等で連絡したところ、対応していただいたものが11件、うち解体などの対応2件となってございます。このほか、冬期間においては、所有者不明の空き家の雪おろしなどについても対応させていただいているところでございます。次に、2点目の空き家対策計画の策定の進捗状況についてでございます。空き家対策を総合的かつ計画的に実施することを目的といたしました空き家対策計画につきましては、現在、庁内の関係課による計画素案の協議を進めているところでございます。この計画素案は、基礎となる総務省の住宅土地統計調査につきまして公表されております平成25年度の調査をもとに検討を進めてきたところでございますが、この調査が本年10月1日を基準日として新たに行われましたので、公表される結果内容を反映する形で策定していこうという予定としております。その際には、有識者等による空き家等対策協議会などを設置いたしまして、計画策定に向け、ご意見をいただくなど、協議を進めていきたいと考えております。
答弁 建設水道部次長 井原淳(建設水道部次長は2019年12月まで)
空き家・空き地対策についての質問の3点目、本年、新たにスタートした三つの住宅助成制度の実績についてお答え申し上げます。本市では、今年度、七つの助成制度を実施しており、そのうち本年、新たに三つの助成制度を実施いたしました。一つ目は老朽空き家解体助成で、市街地に存在する未利用の老朽空き家の撤去を促進し、安全で安心な地域社会の確保及び住環境の向上並びに地域活性化に寄与することなどを目的として、市街地に存在する老朽空き家の解体費用の一部を助成するもの、二つ目は中古住宅等取得助成で、住宅地に存在する中古住宅の流通を促し、移住・定住の促進及び空き家の発生抑制を図ることなどを目的として、中古住宅及び宅地を取得した方に費用の一部を助成するもの、三つ目はまちなか空き地活用促進助成で、まちなか居住推進エリア内に存在する空き地の流通を促し、空き地の有効活用を図るとともに、まちなか居住の推進に資することなどを目的として、空き地の売却者、購入者それぞれの方に売買取引に係る費用の一部を助成するものでございます。11月30日現在の実績を申請件数、助成額、工事等契約金額、効果などの割合でお答えいたしますと、老朽空き家解体助成は、申請件数9件、助成額195万4,000円、工事契約金額1,210万8,000円。この助成額に対する工事契約金額の割合、約6.2倍。中古住宅等取得助成は、申請件数3件、助成額77万7,000円、取得契約金額1,960万円。この助成額に対する取得契約金額の割合、約25.2倍。まちなか空き地活用促進助成は、現在のところ申請件数ゼロ件でありますが、以前より相談に来られている方がございまして、助成要件にも合致いたしておりますことから、近々申請があるものと考えているところです。老朽空き家解体助成は11月30日で申請の受付を終了しておりますが、中古住宅等取得助成及びまちなか空き地活用促進助成は来年1月30日までを受付期限としておりますので、今後、申請者がふえるものと考えているところです。今後におきましても、これらの住宅助成制度が本市の空き家・空き地対策にとって有効な制度となるよう努めてまいります。