深川市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月18日
健康寿命の延伸を推進する事業として、ポイント制度の導入
2018年6月18日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「健康寿命の延伸を推進する事業として、ポイント制度の導入」について質問し、市民福祉部長 安田浩人が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 安田浩人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松本雅祐
それでは、4点目、健康寿命の延伸を推進する事業についてお伺いします。健康は誰もが願うところであり、日本人の平均寿命は2016年度で男性が80.98歳、女性が87.14歳となりました。また、健康上の問題がない状態で日常生活を送る期間である健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳となっております。この平均寿命と健康寿命の差が、いわゆる介護などが必要となる期間であります。男性で8.84年、女性で12.35年であります。昔から見ると、介護の大きな原因となる脳血管疾患の患者さんが生活習慣の改善で減っているとの指摘もあります。深川市は、市民の皆様の健康の増進を図ることを目的に、「第2次健康ふかがわ21」を策定しており、一人一人が自分の健康は自分でつくり、守るという自覚を持ち、生涯を通じて、健康づくりに取り組んでいくとともに、健康を支えるための地域づくりに取り組んでいくための計画であります。スローガンは、「健康は今から!自ら!仲間から!」であります。私の住んでいる町内会でも5月から9月末にかけ、ラジオ体操を開催し、町内会の方や近隣地域の方々が参加しております。ラジオ体操を通して、地域の人とのつながりを大切にしながら、健康寿命の延伸の活動に取り組んでおります。今、全国では市民全体を巻き込んだ健康寿命を延ばす取り組みを充実させる事業が展開されております。愛知県知多市では、健康増進や地域活動を後押しする「わ~くわくマイレージ」を実施し、健康づくりでは、1日20分以上歩く、毎日野菜を食べる、規則正しい生活をするなど、自分で決めた日常生活の目標を達成すると1日1ポイント、健康診断、検診の受診で10ポイントたまるそうです。また、生きがいづくりでは、趣味の講座や教室、ボランティア活動など、地域活動に参加することで5ポイントから10ポイント獲得、ポイントは専門のチャレンジシートに記録し、100ポイント獲得すると、県内の協力店で使える優待カードがもらえる、抽せんで商品が当たる特典も受けられ、好評を博しているそうです。また、兵庫県高砂市では、「高砂にこにこポイント制度」を開始し、対象は高校生を除く18歳以上の市民や市内在勤者で、がん検診の受診で50ポイント、婚姻届や出産届の提出で100ポイント、市民講座の参加で20ポイント、制度に参加している商店に行くと1日1ポイントもらえ、100ポイントためると、地元の名産品が当たる抽せんへの応募資格となる仕組みだそうであります。この事業の背景には、がん検診の受診率の低さがあり、この事業を開始したそうであります。このポイント制度の成果でありますが、筑波大学などは2014年度から2016年度まで、大阪府高石市や岡山市などの全国6市で実証実験を行い、日々の散歩や検診結果の改善でポイントがたまる仕組みで、商品券などと交換できる特典をつけたところ、1万2,600人が参加、開始から半年後で1日歩数が平均2,000歩増加したという結果が出ております。また、国民健康保険の加入者で同じ実証実験を行ったところ、参加した人と参加しなかった人の年間医療費を比べると、60代で約4万3,000円、70歳以上では約9万7,000円の削減効果が得られ、6市全体で試算すると年間約5億3,000万円の医療費が抑制されたことになるそうであります。そこで、お伺いします。健康づくりは、体を動かすことが大切です。市民一人一人が健康的な生活を習慣化し、健康づくりに取り組むとともに、地域や関係機関・団体などが連携し、健康づくりを進める環境を整えることにより、健康寿命の延伸や生活の質の向上を築くことができると思います。本市も健康寿命の延伸を目的としたポイント制度の健康事業を行ってはいかがでしょうか。市の考えをお聞かせください。
答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)
健康寿命の延伸を推進する事業として、ポイント制度の導入についてお答え申し上げます。議員からの質問にありますように、健康寿命の延伸に向け、市民が主体的に健康づくりに取り組むことは大変重要であると考えており、本市におきましても、今年度から健康づくりに関連する事業への参加者をよりふやしていくための取り組みの一つとして、北海道が実施しています「北海道健康マイレージ事業」を活用するポイント事業を実施することとしたところであります。この「北海道健康マイレージ事業」は、健康づくりへの動機づけを促進する環境整備を行い、健康に配慮した生活習慣を身につけるきっかけをつくることで、健康づくりへの無関心層を掘り起こし、各種健康診断、がん検診などの受診率向上や肥満者の減少、運動習慣者の増加などにつなげ、健康寿命を延伸させることを目的として、平成28年度から実施されております。当事業は、北海道と市町村及び協賛企業が連携して行っておりまして、市町村が実施する健康診断やがん検診、健康づくりに関連する事業へ参加することで、ポイントシールをもらい、6ポイントがたまると、協賛企業から特典がもらえる仕組みとなってございます。道の要綱によるポイントが付与される事業の基準としましては、健康診断の受診、がん検診の受診、実施市町村が設定する保健事業や健康づくりを目的とした取り組みとされておりまして、当市において今年度対象としました事業は、特定健診や健康診査、職域や個人で受ける健康診断の受診、市や職域で実施するがん検診や人間ドックなどのがん検診の受診、市が実施する健診結果相談会などの四つの保健事業に定めております。例えばポイント獲得の仕方について一例を申し上げますと、健診の受診は1健診について2ポイントとされておりますので、市の特定健診を受診しまして、同時に胃がん、肺がんの検診も受けた場合には、特定健診で2ポイント、胃がん検診で2ポイント、肺がん検診で2ポイントとなり、合計で6ポイントとなりますので、1回の受診で特典の応募が可能となります。つきましては、より多くの市民の皆様に当事業へ参加していただき、健康づくりへの一助となるよう広報、ホームページ等への掲載による周知を行い、健診や保健事業の際には、個別にも説明を行いPRするとともに、特定健診、がん検診未受診者への受診勧奨の際にも説明を行いまして、事業の周知に努めてまいりたいと考えております。なお、本年度の取り組みが初年度となりますことから、参加希望者の状況を把握しまして、次年度に向けて健診受診や健康推進係で実施する保健事業に加え、ポイント対象となる事業の拡大を行ってまいりたいと考えております。また、ほかの自治体の先進的な取り組みなどを参考にしながら、参加しやすく、魅力ある事業となるよう見直し等を行い、多くの市民の皆さんが健康づくりに関心を持っていただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。