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深川市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月11日

有害鳥獣駆除

2017年12月11日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「有害鳥獣駆除」について質問し、経済・地域振興部長 伊藤久人が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
経済・地域振興部長 伊藤久人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 辻本智

それでは、次の質問に移ります。有害鳥獣駆除についてお聞きいたします。先月、北海道が発表しました2016年度の鳥獣被害額は、北海道全体では、前年度比8%減の46億7,500万円とのことです。北海道全体で被害額は減少していますが、空知、留萌を含む4管内では逆に増加している、このように報道されております。また、アライグマの被害でありますが、被害金額こそ目立っていませんが、捕獲数については激増しており、とりわけ空知管内での被害が目立っているとのことであります。このような状況を受け、本市においても、前回の9月定例会で関連の補正予算を可決し、箱わなの整備、補充を行っているところですが、ここで質問の1点目です。現行の鳥獣害被害対策は、深川市・北竜町被害防止計画に基づき実施されているところですが、本計画策定の経緯を改めてお聞きしたいのと、計画にある被害軽減目標との比較で、現状の取り組み状況をお示しください。2点目、深川市アライグマ等捕獲用箱ワナ貸出要領についてお聞きいたします。この要領策定の施行日が10月26日ということですから、箱わなに関する整備予算を可決した第3回定例会の後に要領が整備されたことになります。そこで、この要領策定の経緯についてお聞かせください。3点目、捕獲鳥獣の残滓処理に係る課題についてお聞きいたします。本年第1回定例会では、残滓処理は喫緊の課題との行政認識が示されており、本市の状況に合った処理方法の検討を関係機関とともに連携して早期に行う、このように答弁されております。先日、北空知猟友会の方とお会いした際に、この話題になりましたが、検討内容等必ずしも十分な連携がとれているとは言いがたい場面もあるのではないか、このような印象を受けました。仮に、行政が検討を進めるとした残滓処理施設ということになりますと、実証実験の範疇ではなくなりますし、規模と費用の面からして解決すべき課題も多いと考えます。具体的な例ですが、昨年度から福島県相馬市に有害鳥獣専用の焼却処理施設が稼働しております。これは東京電力福島原子力発電所の事故に起因するイノシシ増加対策が目的でありまして、近隣町との一部事務組合運営のようでありますが、工事費用に1億6,000万円、農林水産省の補助金と復興交付金を財源としております。ただし、焼却施設までの個体運搬方法等、詳細部分では課題も多いと仄聞しております。残滓処理は、施設整備とあわせ、現場での回収と施設までの運搬をトータルに考える必要があり、よくよく猟友会など防除実施隊のメンバーと連携をとって計画を進める必要があると考えます。また、アライグマ対策として箱わなを整備しましたが、今後は、市街地域でのそれら捕獲された後の個体処理も現実の課題となってまいります。これら残滓処理に係る課題についての見解をお聞かせください。

答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)

有害鳥獣駆除について3点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。まず1点目の深川市・北竜町鳥獣被害防止計画についてでありますが、本市では、鳥獣による農業被害の防止施策を総合的かつ効果的に実施するため、平成19年12月に制定された鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律の第4条第1項に規定いたします被害防止計画を21年度に初めて策定したところであります。その後、平成23年度からは、JAを同じくする北竜町と共同で策定しておりまして、現在は28年度から30年度までを計画期間とする被害防止計画を策定しているところであります。この計画に基づき、農業者みずからが農地を守ることを基本に、JAきたそらちや農業者代表、猟友会北空知支部などの関係機関、団体により構成する、きたそらち鳥獣害防止対策協議会において、国の補助金を受けながら、防護柵による侵入防止対策や銃やくくりわな、箱わななどによる有害鳥獣の捕獲や駆除が行われているところでございます。そこで、この計画に掲げる被害軽減目標の取り組み状況でありますが、これは深川市と北竜町との合計になりますが、エゾシカの被害につきましては、平成27年度は面積で252ヘクタール、農業被害額で2,314万円であったものを、30年度にそれぞれ176ヘクタール、1,619万円とすることが目標でありますが、28年度の実績では、面積は216ヘクタール、農業被害額は増大しまして、3,272万円となっております。そのほか、アライグマ、キツネ、タヌキ及び鳥類の被害につきましては、平成27年度は18ヘクタール、542万円であったものを、30年度に12ヘクタール、379万円とする目標でありますが、28年度の実績では、9ヘクタール、301万円となっております。また、ヒグマの被害につきましては、平成27年度は5ヘクタール、100万円であったものを、30年度に3ヘクタール、70万円とする目標でありますが、28年度においては、被害なしとの報告を、きたそらち鳥獣害防止対策協議会から受けているところでございます。次に、2点目の深川市アライグマ等捕獲用箱ワナ貸出要領についてでありますが、市においては、有害鳥獣の捕獲に備えるため、従前より箱わなを保有しておりましたが、一昨年、農業者ではない市民の方からのアライグマ防除の要望を受けまして、特定外来種であるアライグマの防除を図る観点から、市が保有する捕獲用箱わなの貸し出しを開始したところであります。また、アライグマ防除に関する市民の皆様からのお問い合わせの増加を踏まえまして、本年度、市において箱わな20台の追加購入を行ったところであります。こうしたことから、現在アライグマ捕獲用として30台の箱わなを貸し出すことができる状況にありますが、この箱わなの適正な管理運用を図るため、他自治体の例などを参考に、貸し出し手続や、貸し出し中の管理、それから箱わなの設置、防除活動状況の報告などを定めた要領を制定したところでございます。次に、3点目の捕獲鳥獣の残滓処理に係る課題についてでありますが、本市ではエゾシカの捕獲後の残滓処理につきまして、本市の状況に適した処理方法の早期確立に向け、猟友会北空知支部にも意見を伺いながら、低コストで確実な運用が可能な方策の検討を進めてきたところでありますが、既存の施設を含めた搬入処理施設の検討や、搬入、運搬方法、また運用に要する費用負担など、簡単に解決できない難しい課題が多く、先進的に取り組む道内の自治体にも話を伺いに行くなどして検討を重ねているところでございます。つきましては、議員ご指摘の、現場での回収と運搬のトータルな仕組みづくりといったことについても、まさに重要な検討課題と考えておりますので、今後、猟友会北空知支部とも情報を共有し、意見を伺いながら、来年度中の運用開始を目指して検討を急いでまいりたいと考えております。また、アライグマの捕獲個体の処理につきましても、捕獲従事者の負担軽減の観点から、課題であると認識しておりますので、あわせて対応を検討してまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる