みんなの議会

深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日

市立病院の現状と今後の見込み

2017年3月6日、深川市議会の一般質問で、木根昭夫議員が「市立病院の現状と今後の見込み」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
木根昭夫 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 木根昭夫

一般的に65歳以上とされている高齢者の定義について、日本老年学会と日本老年医学界は、ことし1月、75歳以上とすべきだとする提言を発表したことは、皆さんご高承のとおりと思います。65歳から75歳は心身とも元気な人が多く、高齢者とするには時代に合わないとして、新たに准高齢者と位置づけました。また、日本老年学会が発表した65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態についての分析で、「現在の高齢者は10年から20年前に比べて、5歳から10歳は若返っていると想定される」と評価しております。確かに、私たちが子供のころに抱いていた高齢者に対する感覚と現在の感覚では、10歳どころか、それ以上に若返っているのではないかと感じております。この3月で課長職以上の職員の皆さんが14名も定年を迎えます。深川市の発展と住みよい安全・安心のまちづくりに長年ご尽力いただいたことに敬意を表するとともに、まだまだ働き盛りの皆さんには、これからも従来と同様ご活躍いただくとともに、地域のコミュニティー活動にも今まで以上により一層協力をお願いしたいと思っております。いずれにしても、この人生の節目を迎える皆さんにお礼とお祝いの言葉を申し上げたいと思います。それでは、通告に従い質問いたします。まず1点目は、市立病院の現状と今後の見込みについてでございます。今定例会の初日において、累積不良債務抑制支援として3億1,300万円の補正予算が可決され、また、平成29年度の経営見込みについては、後日、予算審査特別委員会にて審査されますが、ここでは3点についてお伺いします。大学医局における医師不足や医師の都市部への偏在、また、小児科、産婦人科に見られるような地域センター化、集約化の流れによって、どこの地方都市も医師不足が続いております。北空知の中核病院として、地域住民の安心と安全のため、信頼される医療の提供とともに、救急医療への適切な対応を担う深川市立病院の重要性はますます高まっております。医師が不足することにより、入院患者や外来患者が減少し、その結果、医業収入が落ち込み、病院経営を圧迫することになります。また、外来患者の待ち時間が長くなるなど、患者サービスの低下も懸念されます。当然、医師個々への負担も相当なものがあり、食事をする時間さえないのではないかと、医師の健康面を心配するところであります。ここで一つ目の質問として、医師確保に対する考え方などは、深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略において示されているところですが、その現状と今後の見込みについて伺います。次に、二つ目として開かれた病院について伺います。昨年9月のホスピタル・フェアに参加し、院内探検ツアーの企画で初めて人工透析室等を見学しました。11月のすまいるサロン主催の落語会にも参加して、プロのはなし家の話を生で聞くことができました。会場は爆笑の渦に巻き込まれ、楽しい時間を過ごすことができました。さらに、私たち地域コミュニティー主体のすこやかサロンの今年度の活動において、市立病院の地域連携室から3回にわたって講師を派遣していただきました。テーマとして「リハビリと脳トレについて」「受診じゃなくても使える市立病院の活用法」等のテーマに基づき、講話とストレッチ体操等をご指導いただきました。参加者にはとても好評で、また来年度も機会があれば派遣をお願いしたいと思っております。このように、地域に開かれた市立病院として、私どもは有効に利用させていただいておりますが、その取り組みの現状と今後の予定について伺います。最後に3点目として、平成27年7月からメディカルショートステイ、また、27年10月から訪問看護ステーション「みのり」を新たな事業としてオープンしました。まだ1年半ほどですが、ケアマネジャー、深川地域訪問看護ステーション等との連携、利用状況等について、現在の体制を含めた状況と今後の見込みについて伺います。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

木根議員より、市立病院の現状と今後の見込みについてということで3点質問がありましたので、順次お答えいたします。1点目の医師確保の現状と見込みについてでありますが、深川市立病院における医師確保につきましては、今ほど議員も指摘されましたように、深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして数値目標を掲げております。すなわち、平成31年度までに、現在常勤医師が不在となっております整形外科、小児科、皮膚科、産婦人科の4診療科におきまして6人の常勤医師を確保するということ、及び内科におきましては2人の増員を図り6人体制とする、そういう目標を掲げているところでございます。そのために、病院長を中心に関係する医育大学の医局や担当の教授のところに赴きまして、地域の切実なる声や、常勤医師不足により、他の医療圏域での入院等を余儀なくされている地域住民の実態などをお伝えしまして、医師派遣を強く要請しているところでございます。それについての流れでありますが、昨年8月には、北空知1市4町の市長、町長がそろって旭川医科大学を訪問しまして、整形外科と小児科の担当教授に面談をさせてもらい、早期の常勤医師派遣について強く要請を行ってきたところであり、まさに圏域を挙げてこの問題の対応に努めているところであります。しかしながら、まことに残念ながら、現在におきましても、関係医育大学の医局における医師不足というのが続いている、また、医師の都市部への偏在という状況は、依然として変化なく続いているといったことなど、厳しい情勢が続いております。こうした状況の中ではありますが、昨年8月から常勤医師が不在となっておりました眼科につきましては、派遣元でございます札幌医科大学に対しまして、再三、常勤医師の早期の派遣復活を働きかけておりましたところ、このたび大学サイドのご理解をいただきまして、ことし5月から再び眼科の常勤医師が派遣されるということになりましたので、この点は報告を申し上げておきます。ともあれ、医師の確保に当たりましては、今後におきましても、旭川医科大学を初めとする道内の3医育大学との連携をさらに深めまして、それに加えて、市民や関係機関、医師紹介会社などからの情報を有効に活用し、医師確保の取り組みを強力に推進していく決意であります。次に2点目の、地域に開かれた病院として現在の取り組みと今後の計画についてという質問へのお答えであります。現在、市立病院が定めております基本理念というのがあります。この基本理念は、地域における役割・使命を明らかにするため、平成15年5月に制定したものでありますが、その中にも、地域住民の健康保持・増進を図り、地域の発展に貢献するということを掲げているところであります。この理念を具現化するため、病気やけがを治療するだけの医療機能の提供にとどまることなく、市立病院が主体的に医療や健康に関する事業を実施するなど、市民の皆様に親しまれ、地域に根差した病院となることが必要だと考えまして、さまざまな取り組みを図ってきております。具体的には、平成25年7月に医療相談サロン・がん相談室を開設いたしまして、これまで延べ313人の方の医療相談に応じておりますほか、医療技術者の専門知識を活用したミニ講座を33回開催しまして、延べ367人の方々に参加をいただいております。また、がんの患者さんやご家族の皆さんが集う「すまいるサロン」の毎月開催や、セラピードッグイベントあるいは議員も触れられた落語会といった、心の癒しとなる事業も実施しているところでございます。さらに、昨年9月には、地域の方々と病院との交流を図ることを目的でホスピタル・フェアを初めて開催しまして、院内体験ツアー、健康相談、血管年齢測定、そして、院長と語ろうといったことなどのイベントメニューに約180人の方々の参加をいただいたところであります。今後におきましても、これらの事業に工夫を加えまして、市民の皆さんが気軽にお越しいただける地域に開かれた身近な病院を目指して、積極的に取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。最後に3点目の、訪問看護ステーション及びメディカルショートステイの現状と今後の見込みについてという点のお答えを申し上げます。まず初めに、メディカルショートステイについてであります。この事業は、在宅療養中の患者さんに短期間入院をしていただき、在宅では困難な諸検査やケアを行うということを目的としたものでありますが、一方で、在宅での介護に当たっておられるご家族が、病気や冠婚葬祭などで自宅での介護が一時的に困難になるといった場合や、介護者の介護疲れの軽減を図ることなどの場合において、必要な対応が可能となる事業でもあると認識いたしております。これまでの利用状況でございますが、平成27年度は9カ月間でございましたが、9カ月間で5名の方に延べ59日間ご利用いただき、また、28年度は、本年2月末現在でありますが、14名の方に延べ201日間ご利用いただいておりまして、これに伴う収益といたしましては、27年度137万円、28年度は508万円となっているところでございます。次に、訪問看護ステーション「みのり」についてでありますが、訪問看護事業では、病気や障がいがあっても、住みなれた場所や自宅でその人らしく生活が送れるように、訪問看護師が自宅等を訪問しまして看護ケアなどを提供しながら、当事者の自立援助や療養生活を支援するサービスを行っております。訪問看護ステーション「みのり」では、経験豊富な4名の看護師が、北空知1市4町をサービスエリアとしてその対応に当たっているところでございます。利用状況は、開設から半年後の平成28年3月末の実績を申し上げますと、実利用者20人、延べ訪問件数83件でありましたが、ことし2月末の実績では、実利用者41人、延べ訪問件数219件でありまして、この二つの数字の比較で申し上げますと、利用者は2倍、訪問件数は2.6倍と伸びているところであります。また、地域別には、深川市民が7割、北空知4町の住民の利用が3割という状況でございます。なお、訪問看護ステーション「みのり」の訪問看護師と利用者のケアマネジャー等との連携ということにつきましては、利用者が安心して適切な訪問看護サービスを受けられるようにするためには、利用者に関するさまざまな情報が必要となりますので、日ごろより、主治医やケアマネジャーとの良好な関係性の構築と、利用者の情報共有ということに努めているところであります。もう一つ、北海道在宅ケア総合事業団が設置しております深川地域訪問看護ステーションと「みのり」との関係性については、深川地域訪問看護ステーション利用者の主治医が市立病院の医師である場合には、市立病院として連携を図りながら対応しているところでございますが、まだ訪問看護ステーション間で相互に利用者を紹介し合う、あるいは共同で訪問看護を行うといった状況にはなっていないところでございます。しかしながら、今後、利用者の増加により、新たな受け入れが一時的に困難となるような場合には、相互に利用者を受け入れるといった連携は必要になってくるものと考えているところでございます。最後に、メディカルショートステイ及び訪問看護事業の今後の利用見込みについてでありますが、いずれの事業におきましても、地域の高齢者人口の増加とともに、今後さらに需要は高まるものと考えております。特に訪問看護事業にあっては、要介護認定を受けた方の訪問看護を受ける利用の割合が、全道平均の3分の2程度にとどまっているという状況でございますので、制度の周知については、より積極的に努めまして、この地域において訪問看護を必要とする全ての方々へ適切な看護サービスを提供してまいりたいと考えているところであります。

出典:深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる