深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日
高齢化社会における町内会と行政などの連携
2017年3月6日、深川市議会の一般質問で、近沢弘幸議員が「高齢化社会における町内会と行政などの連携」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 近沢弘幸 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 近沢弘幸
本年も暖冬の影響で、昨年に続き降雪量が少なく、このところの日中のプラス気温で融雪も進み、春の訪れが例年よりも早くなるような勢いです。昨年は、4月の熊本地震、8月には北海道に台風の直撃による河川の氾濫と土砂流入など、自然災害が日本列島の至るところで発生しました。8月の大雨の影響で、12月より復旧作業が急ピッチで進んでいますが、春作業に影響のないように願うものです。もうすぐ東日本大震災から6年を迎えようとし、復興は時間がかかりながらも進んでいます。しかし、多くの被災者が住みなれた土地を離れて生活している中で、子供たちが陰湿ないじめを受け、不登校になっていると報道がありました。非常に心が痛む問題であり、差別や偏見をなくさないといけないと感じております。昨年11月のアメリカ大統領選挙でトランプ政権が誕生し、選挙公約のTPP離脱が濃厚となったが、我が国は12月にTPP批准が可決され、手続を完了しました。1月20日の大統領就任に当たり、アメリカはTPP永久離脱の大統領令に署名され、協定発効は困難になったが、TPP協定で決まった内容をベースに、さらに厳しい条件を提示されるおそれが考えられます。2月6日から8日の行政視察で千葉県の清水物産本社を訪問し、本市にある北海道清水物産株式会社の工場の整備状況と農産物の調達などの報告を受けました。一日も早い工場の整備完了と工場の稼働をお願いしたところ、連携を密にして昨年から収穫が始まったニンニクの栽培技術などのサポートを行い、地域に貢献したいとお話をいただきました。また、深川産ふっくりんこを取り扱っている住友商事本社で、平成28年産の評価や農産物販路拡大について意見交換を行い、米の消費低迷や品質低下による販売環境が厳しい状況であること、米の輸出取り組みに向けた課題などを伺いました。経済状況や取り巻く環境が変わっていく状況の中ではありますが、高所大所からの判断と、市民の皆さんの目線での行政運営が求められていると思います。それでは、通告に従い、一般質問を行います。高齢化社会について。近年、高齢者の孤独死が、都会のみならず地方でも亡くなってから数日後に発見されるという事例をよく耳にします。私たちの周りでも、独居高齢者、高齢者世帯は増加しているところです。また、失業や経済不安、離婚等々の理由から、以前の大家族や核家族のみならず、多様な家族の形が生まれています。核家族化が進む都会では、思考が内々に向く傾向にあり、自治会・町内会に加入しないという世帯がふえていると言います。社会の多様化の中で、個々の考え方重視という社会性の弊害だと思います。また、一億総活躍の時代、母親が働く家庭の子供たちをどう安心・安全に育てるのか、父親・母親だけでなく、隣のおじさん・おばさんのかかわりも重要になってくるのではないでしょうか。そんな中でも、昨今の地震や台風の災害等が各地で頻繁に発生し、その都度みられる、地域住民同士の助け合いとかボランティアによる復旧活動などは、忘れかけていた人と人とのきずなの強さを思い出させるものです。このように、私たちの生活を考えると、子供たちや高齢者が安全・安心に生活していくために何が必要になってくるのでしょうか。いろいろありますが、やはりコミュニティーの充実ではないでしょうか。しかし、現在、町内会役員は高齢化していて、世代交代が望まれているところですが、担い手・後継者の育成など進まない状況でもあり、また、面倒で大変な仕事となかなか理解を得られず、町内会の存続は今後一層厳しさを増すことになります。市民生活が厳しさを増す格差社会で高齢化が進んでいますが、退職後は地域にお役に立ちたいと思う方は少なくないと思います。町内会の中での見回り、声かけを行うことはもちろんですが、郵便局員さんや宅急便の方など、一人でも多くの方の力が必要だと思います。そこでお伺いいたします。町内会と行政などの連携について伺いたいと思います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
高齢化社会における町内会と行政などの連携についての質問にお答えいたします。本市における地域コミュニティーの中心的組織であります町内会におきましては、日ごろから市と連携されつつ、住民の生活環境の向上のため、地域の課題解決や地域コミュニティーの推進活動を行っていただいております。これに加えて、町内会には、住民からの行政への要望項目などの取りまとめや、また、市からお知らせをしたい案件などについての周知を円滑に行っていただくなど、市民と協働で住みよいまちづくりを進めていくための、市にとりましてまさに大切なパートナーとしての役割を担っていただいております。議員の質問中にもちょっと触れられましたが、例えば大都市などでは、町内会組織への加入率が低下するといった状況が生じているやにお聞きしておりますが、幸い本市におきましては、ほとんどの世帯が町内会に加入をされておられまして、大変ありがたい状況になっております。しかしながら、近年、多くの町内会で、役員の高齢化や後継者不足などの問題を抱えるようになっておりまして、今後とも健全な活動を継続していくためには、市といたしましても、町内会と一緒になって、こうしたことに対する対策を検討していく時期に来ていると認識しているところでございます。このような状況の中ではありますけれども、町内会では、コミュニティー活動を初めさまざまな活動をしていただいているところであります。質問の高齢者支援との関係で申し上げますと、市が作成しております災害時要援護者避難支援プランというのがございますが、このプランでは、町内会に大きなご支援をいただき、要援護者をきちんと把握いたしますとともに、援護が必要な方々への援護の協力者の依頼を行うということにしております。この支援プランを通じまして、災害時の対応はもちろんのこと、日ごろの見守りや声かけなど、地域の安全体制づくりのため、町内会にはまさに多大な協力をいただいているところであります。また、市では、地域における高齢者の居場所づくりということで、介護予防ふれあいサロンの設置を進めており、現在、市内19カ所において、地域とのつながりを深める拠点としてサロンを開設しております。これらに対しましても、町内会や地域のボランティアの多大なる協力をいただいているところでございます。さらに、市では、社会福祉協議会が実施しております高齢者に対する夕食の宅配や交流会、それから安否確認などの援護活動を行う小地域ネットワーク活動事業というものに助成を行っております。この事業も、現在、67の町内会の協力を得まして、市内18カ所においてこの事業が推進されております。このほか、議員も触れられましたが、地域での見守り活動としまして、新聞や宅配、それから郵便物の配達などを行っておられる市内の業者と、本市の間では地域見守りネットワークに関する協定を結ばせてもらいまして、こうした方々に通常業務の傍ら、高齢者の安否確認を行ってもらっているところでございます。ともあれ、本市といたしましては、今後とも住民に身近な存在でございます町内会とは、高齢者対策を初め、地域活動などのさまざまな取り組みにおきまして、より一層連携を深めまして、安心で安全な地域づくり、そして住んでいてよかったと住民の皆さんに思っていただけるようなまちづくりのために、一層努力を傾けてまいりたいと考えております。