深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月20日
空き家・廃屋対策
2016年6月20日、深川市議会の一般質問で、鶴岡恵司議員が「空き家・廃屋対策」について質問し、企画総務部長 早川雅典、建設水道部長 堀川正樹が答弁しました。
- 質問者
- 鶴岡恵司 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 早川雅典、建設水道部長 堀川正樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 鶴岡恵司
まずもって、熊本地震で犠牲となられた皆さんのご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災者にお見舞いを申し上げ、あわせて一日も早い復興を願う次第であります。本定例会の運びについて協議した議会運営委員会を経て、その後、一番に通告書を提出し、順番を決める抽せん箱を回したのですが、「1」が見えまして、1番かと思いましたら、もう一つ「1」がついていまして、11番でありました。最後の質問者になるのは2回目でありますけれども、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。今まさに地元納内では、全国大会を目指し、練習に訓練にひたすら頑張っている2チームがあります。一つは、クラーク記念国際高校の野球部でありますが、もう一つ、深川消防団第3分団の北海道消防操法訓練大会に空知を代表して出場するチームであります。昨年の暮れから体力訓練をし、今年に入ってからは出場選手も決め、4月以降は連日訓練に励んでいます。農家の人ばかりであり、忙しい農作業をこなしながらの訓練であり、そうした真摯な取り組みに心から敬意を表します。7月15日の全道大会では、悔いのない操法をしていただきたいと思う次第であります。私も、40数年前に消防団に入団し、30年余り活動した経験があります。消防団員としての本来の活動は当然重要なものでしたが、私が入団した当時は、納内の市街地はまだにぎわいのあるころで、駅前通りには店が軒を連ねていまして、消防団員の多くは市街地の人であり、また農協、改良区、企業を通じての団員もいたところであります。多くの異業種の方と消防団活動を通じて交流ができ、今の立場の中でも生きていると思います。消防団員も定数を割っています。本来の消防団活動は、地域にとって、なくてはならないものであります。私も日ごろより若い人に入団を勧めていますが、議員の皆さんもぜひ消防団員がふえるようにお力添えをいただきたいと思います。それでは、通告に従い一般質問を行います。初めに、空き家・廃屋対策についてであります。一般質問では、空き家・廃屋対策については4回目の質問になります。この間、町内会長さんに協力いただき、空き家・廃屋の調査が行われ、所管では、周辺に被害が及ぶおそれのある空き家の改善通知の発送、空き家情報の充実等に取り組んでいただいています。また、国においても平成25年で空き家は全国で820万戸とされ、今後さらに増加することが見込まれ、適切な管理が行われない空き家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしており、地域住民の生命・身体・財産の保護、生活環境の保全、また空き家等の活用のため対策が必要とし、空家等対策の推進に関する特別措置法を制定し、26年11月27日に公布、翌27年2月26日に施行し、関連の規程を5月26日に施行したところであります。当然この特別措置法により、空き家の解消に向け前進するものと期待を寄せたところであります。しかしながら、現状では、空き家等の所有者等を把握するために固定資産税情報の内部利用以外には生かされていない状況に見受けられます。昨年10月、公政クラブの行政視察で長崎県平戸市において、平戸市移住定住環境整備事業補助金について調査してきました。補助事業には、新規転入者住宅取得支援事業、市内在住者住宅取得支援事業、中古住宅改修費用支援事業、移住費用支援事業の4事業であり、その中の中古住宅改修費用支援事業について紹介しますと、平戸市の空き家バンクに登録した物件で、居宅の用に供するため改修する経費及び放置されていた家財道具の撤去費用として、補助対象経費の2分の1以内とし、50万円を限度とするとあります。ここにある空き家バンクとは、移住者に対する居宅の情報提供を行うため、空き家バンクを設置し、市内に一戸建て住宅を所有し、他人に貸してもよいという人は、空き家バンクに登録をお願いし、空き家バンクに登録すると、他人に貸す際に生じる物件のリフォーム等について、中古住宅改修費用支援事業の補助対象となり、空き家バンク登録後の市の紹介で借り手があらわれた場合には、市内の不動産業者の仲介にて、賃貸借契約を締結していただくものであります。空き家バンクには、空き家の所有者、入居希望者、仲介業者、不動産業者がかかわり、空き家所有者への周知については、固定資産税納付書の送付にあわせて行っているとのことでありました。深川市においても、空き家はふえる傾向にあると思われます。移住、転居を希望される方も少なくないように感じています。空き家の所有者がネットで購入希望者を探していたり、不動産業者、またはリフォーム業者の仲介、また知人の紹介等もあります。私自身も「深川の住環境が気に入り、深川に住みたいので、住宅を紹介してください」との依頼が幾つかあり、納内の集落対策協議会等に情報提供をお願いするのですが、空き家は確かに存在するものの、家財道具がそのまま放置されており、入居するのが難しいケースが多く、なかなかすぐに入居できる物件が見つからない残念な思いをしばしばしています。また、利用が難しい廃屋に対する苦情もしばしば耳にしますし、このことは年を追うごとに深刻であります。そこで、1点目に、空家等対策の推進に関する特別措置法に「市町村は、国の基本指針に即した空家等対策計画を策定、協議会を設置」とあり、昨年の第2回定例会、木根議員への答弁の中で、深川市としても対策計画策定に向け進めたいとありますので、策定に向けての進捗状況についてお伺いします。2点目に、空き家情報の活用について伺います。平戸市では、売買より賃貸借のケースが多いですが、深川市の場合には、売買によるケースが多いように思われます。そうした状況の違いはあるものの、深川版空き家バンクの設置も検討していただきたいと考えますので、あわせてお伺いします。3点目に、廃屋解体、空き家の家財等の整理に対する支援についてでありますが、廃屋解体費用に関しては、特別措置法の中でも対策が講じられる可能性はあるわけですが、喫緊の対応が必要でありますし、市町村独自で助成措置を実施しているところもあります。また、放置家財道具の撤去費用をリフォーム費用に含めるなどの対応はできないものなのかお伺いいたします。
答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)
空き家・廃屋対策について3点質問いただきましたので、私からは1点目と3点目についてお答え申し上げたいと存じます。1点目の空き家等対策計画策定に向けての進捗状況についてでございますが、現在、道内では103市町村がこの計画の策定を予定していると伺っておりまして、現在までのところ、策定された自治体は札幌市及び4町という状況のようでございます。この問題につきましては、議員もおっしゃっていましたが、一般質問を今までいただいておりまして、本市といたしましても、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づきまして、空家等対策計画の策定に向け検討を行ってきているところでございます。国からの特定空家として判断するための基準の数値が明確に今まで示されないなどという課題もあったところでございましたが、実はこのたび北海道から、北海道の地域特性・地域事情を考慮いたしまして、「市町村による特定空き家の判断の手引き」が今月3日に発表されたところでございます。この手引きをもとに、北海道による説明会・研修会を8月ごろから開催する予定であるという連絡がございましたので、これらの説明会に積極的に参加いたしまして、情報収集に努めてまいりたいと考えております。また、平成25年に町内会長の皆さんに協力いただきまして、適正に管理されていない空き家等の調査を行い、所有者の確認ですとか、適正管理の促進に向け対応してきたところでございますけれども、実はその後もいろいろ問題である俗にいう特定空家と思われる家屋の報告をいただくなど、改めて実態を把握する必要がありますことから、これも昨年度から実施しておりますスローライフ推進事業の空き家等実態調査が29年2月末ごろには完了するとなっておりますので、その実態調査の結果をもとに、特定空家に該当するおそれがある建物の現地調査などもあわせて実施してまいる考えでございます。市といたしましては、今ほど前段申し上げました北海道からの特定空家に関する情報提供などと空き家の実態調査結果とそれに基づく現地調査等を踏まえまして、庁内の関係する課で検討を行うなどいたしまして、計画策定を進めてまいりたいと考えているところでございます。次に、廃屋解体、空き家の家財等の整理に対する支援についてでございますけれども、所有者が空き家を解体する場合の支援策につきましては、道内の市町村におきましても、解体後の跡地利用や更地になった後の適正な管理などを条件として、解体費用などの一部について助成を行っている自治体がございます。1点目でお答えいたしましたスローライフ推進事業の空き家の実態調査が平成29年2月末ぐらいに完了すると申し上げましたが、これを踏まえました上で、空き家の計画を策定することにしておりますので、この計画を策定する際に特別措置法で定める協議会などにおいてご意見を伺うとともに、国の財政支援措置などの状況ですとか、議員が質問でも触れられておりました平戸市等の先進地の助成制度などにつきましても十分検討してまいりたいと考えております。
答弁 建設水道部長 堀川正樹(建設水道部長は2017年3月まで)
空き家・廃屋対策の2点目の空き家情報の活用についてお答えいたします。空き家情報につきましては、平成15年度に作成しました住宅マスタープラン及び25年度に住宅マスタープランを見直し、新たに策定いたしました住生活基本計画に基づき、空き家住宅の情報不足を解消するため、市内の賃貸及び売買できる空き家住宅の所有者から物件を登録いただき、賃借や購入希望者へ市のホームページや市庁舎内での閲覧などにより紹介しているところでございます。この情報は、本年4月より北海道で取り組んでおります「北海道空き家情報バンク」ともホームページでリンクを行い、広く情報を発信しているところでございます。空き家所有者への周知につきましては、少しでも多くの方からご登録いただき、情報発信していくことが空き家対策の一つの方策と考えておりまして、今年度は例年行っておりますホームページや広報ふかがわでの登録のご案内に加えて、市の固定資産税の納税通知書に「空き家情報をご活用ください」と題した登録に向けてのご案内文書を同封させていただくなどの取り組みを行ったところでございます。また、空き家対策に対する新規事業といたしまして、本年4月より取得した中古住宅をリフォームする場合に、工事費の一部を助成する制度を創設し、実施しているところでございます。質問にあります深川版空き家バンク設置も検討いただきたいについてでございますが、議員が例に挙げられました平戸市が行っている空き家バンク事業につきましては、リフォームなどに対しての支援策や不動産業者が仲介に入り、取引に安心感があるなど、空き家対策に有効な手段と私どもも考えているところでございまして、現在行っている空き家情報をもとに、どのような事業を展開していくことが本市の空き家対策として有効であるかなど、議員からのご提言も踏まえ、先進的に空き家対策に取り組んでいる自治体の事業も参考にし、関係する所管とも連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。