みんなの議会

深川市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月4日

マイナンバー制度、いわゆる番号法

2016年3月4日、深川市議会の一般質問で、和田秀隆議員が「マイナンバー制度、いわゆる番号法」について質問し、企画総務部長 早川雅典が答弁しました。

質問者
和田秀隆 議員
答弁者
企画総務部長 早川雅典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 和田秀隆

それでは、次の質問に移ります。5番目の質問は、マイナンバー制度についてです。この制度に関しては、制度そのものが国民の利益ではなく、国が最終的には個人の資産の把握と給付削減のために使うシステムになってしまうとして、すぐにでも廃止してほしい制度の一つと考えます。中小零細企業は頭が痛いところで、雇用関係で特定個人情報を管理するための人員配置やシステム導入で数百万円とも言われています。また、特定個人情報を取得した途端に個人番号関係事務実施者になり、情報漏えいには4年以下の懲役、立入検査、質問を受ける義務が発生し、断れば1年以下の懲役、または50万円以下の罰金に科せられます。景気の悪化にあえぐ中小零細企業にとって、とても受けとめられる責務とは思えません。これに対し、昨年、全国中小業者団体連絡会が番号の記載がなくても提出書類を受け取り、不利益を与えないことなどを各省庁に申し入れ、内閣府の回答は、個人番号カードの取得は申請によるもので、強制ではない。カードを取得しないことで不利益はない。扶養控除等申告書、源泉徴収票などの法定資料や雇用保険、健康保険、厚生年金保険等の書類に番号がなくても、書類は受け取る。記載されていないことで従業員、事業者に不利益はないというもので、国税庁は確定申告書などに番号未記載でも受理し、罰則、不利益はない。事業者が従業員などの番号を扱わないことに対する国税上の罰則や不利益はない。個人でも法人でも、窓口で番号通知、本人確認ができなくても、申告書は受理する。そして、厚生労働省は労働保険に関して共通番号の提示が拒否され、雇用保険取得の届け出で番号の記載がなくても、ハローワークは従来どおり受理する。労働保険事務組合が番号を使わないことによる罰則や不利益はないとのことで、法律の専門家、弁護士の回答も同様のものでした。中小零細企業には非常に重い費用負担と、情報が漏れれば重い罰則が科せられるマイナンバーの管理ですが、個人番号を取得しない、扱わないという選択ができるのであれば、この情勢の中では中小零細企業の不利益を回避する選択になると考えます。市は国から個人番号の利用を進めるよう依頼されておりますので、もちろん極端なアナウンスはできないかと思いますが、例えば事業主の皆さんは担当の税理士や弁護士、民商団体などとよく相談してくださいといったようなアナウンスはできないのか、市の考えを伺います。

答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)

マイナンバー制度、いわゆる番号法について質問にお答えさせていただきます。番号法では、民間の事業者につきましても、税や社会保障の手続で従業員の方のマイナンバーを取り扱うこととなるわけで、番号法では、個人番号利用事務を処理するために必要がある場合等には、個人番号の提供を求めることができると規定されております。例えば市に提出される支払報告書、届出書等では、番号制度導入後の平成28年1月以降に提出されるものには、マイナンバーの記載が必要となります。番号法では、事業主がマイナンバーの提供を強制することはできませんが、一方、地方税法では、例えば給与支払報告書は支払い者に提出が義務づけされておりますので、これを1月31日までに総務省令の定めるところによって、市町村の長に提出しなければならないという規定があるわけでございます。それで、総務省令が番号法の施行後に改正されまして、給与支払報告書の様式中に個人番号の記載欄が設けられておりますことから、このことによって、地方税法の規定では、個人番号の記載は義務づけられているということになるわけでございます。しかし、給与支払報告書の提出がない場合の罰則規定は設けられておりますが、この報告書に個人番号を記載しなかった場合の罰則の規定はございません。市の対応といたしましては、個人番号の記載がない場合、記載の指導ということは行ってまいりますが、個人番号の記載のないことをもって、書類を受理しないという対応はしない考えでございます。これは議員も今質問の中でおっしゃいましたけれども、国等の機関においても同様であると伺っております。零細な事業者には負担が大きく、それに対する支援もないとの指摘が今あったわけでございますけれども、マイナンバー制度は、法律に基づく社会保障、税制度の効率性、透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平公正な社会を実現するための社会基盤ということでありますので、民間業者の皆様にもご理解いただき、対応願いたいと考えているところでございまして、私どもといたしましても、丁寧な説明、指導といったものに心がけてまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月4日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる