深川市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月9日
「早いもので、市議会議員となって3年9カ月ほどが経過し、3カ月…」
2015年3月9日、深川市議会の一般質問で、鶴岡恵司議員が質問し、市立病院事務部長 高田智之が答弁しました。
- 質問者
- 鶴岡恵司 議員
- 答弁者
- 市立病院事務部長 高田智之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 鶴岡恵司
おはようございます。早いもので、市議会議員となって3年9カ月ほどが経過し、3カ月後には与えられた4年の任期を終えることになり、この第1回定例会が最後の定例会となります。一般質問に立つのも今期最後であります。議員になって当初は、大きな課題に目が行きがちでしたが、議員として活動する中で、市民の毎日の生活の中から生じる不安・不便が気になるようになっています。行政がその全てを解決できるわけではありませんが、行政、地域住民が市民生活の中にある課題に向き合うことが重要に感じられるようになっています。また、格差社会、格差の拡大が進んでいると言われます。当然、地域間格差は、経済、人口、医療の格差拡大が深刻であります。アベノミクスで景気のいい話もあり、1億円以上の資産を持つ方が大幅に増加し、一方で生活保護世帯が過去最多を更新したとの報道もあり、アベノミクスの経済成長が国民全体に波及していないものであり、格差は政策の責任にあるとの見方もあります。アベノミクスを全国津々浦々にまでと地方創生、まちづくり、人づくり、仕事づくりの推進を進めるところであります。地域経済の喚起にいかにつなげ継続させるか、丁寧な検討・協議が必要であります。また、昨年の水稲は、収量は平年を大きく上回ったものの、価格が平成25年産持ち越し在庫量が多く発生した影響等で下落し、農家の努力が報われない残念な年となりました。しかしながら、日本穀物検定協会の平成26年産米の食味ランキングが先月19日に公表されました。複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地・他品種を比較して、おおむね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として評価し、平成26年産米については133産地・品種について食味試験を実施し、北海道産のななつぼし、ゆめぴりかが前年に続き「特A」、きららが「A」となり、参考品種として、食味ランク外の話題性のある産地・品種について食味試験を実施し、参考品種の中で、ふっくりんこが初めて「特A」の評価を受け、この先の販売の力になるものであり、農家経済が冷え込む中、大きな収穫でありました。それでは、通告に従い一般質問を行います。初めに、市立病院についてであります。子育て支援、教育環境の充実、農業を初めとする産業振興、企業誘致による地域経済の活性化、雇用環境の充実、社会福祉、介護福祉、高齢者福祉対策等で、深川に住んでよかった、深川に住みたいと感じていただきたい、そうした思いで施策を進める中で、今年1月末に、この3月末で小児科常勤医師が不在となり、小児科の入院の受け入れができない、また、そのことにより分娩業務の対応もできないとの発表があり、市民から深川では子供も産めない、子供を育てることができない、息子の嫁が5月に出産予定だが心配して困っている。また、近隣町民の関心も高く、我々も困るので何とかならないのかなど多くの切実な声を耳にしました。整形外科に続いてのことであります。全国的な医師不足。自治体病院に医師を派遣する大学に、新医師臨床研修制度が施行され、大学に残る医師が大幅に減り、自治体病院の医師派遣要請に応えられない状況。また一方で、病院運営が医療費抑制策による診療報酬の引き下げで厳しい状況にあるところです。市民が何より安心して生活するには、地域医療を担う充実した医療機関が不可欠であります。私も先日、眼科の健診で市立病院を受診しました。市立病院で受診することがあまりないものですから、玄関を入り、診察券を手にどうしたものか戸惑っていましたら、ボランティアの方だと思いますが、早速声をかけていただきスムーズに受け付けができ、無事診察を受けて帰ってきましたが、医療スタッフ、事務スタッフ、ボランティアの皆さんが患者のために尽くしていただいても、肝心の医師がそろわないと色あせてしまうのは非常に残念な状況であります。医師がそろわないと、市立病院の経営再建も、市民の期待にも市立病院が応えることができないと考えます。そこで1点目に、平成26年度の決算見込みについてであります。平成26年4月の診療報酬改定による影響もあわせてお伺いします。2点目に、休日・時間外外来の受診状況についてであります。小児科及び主な診療科目の平成25年度、26年度の2月までについて、あわせて市内・市外別の受診状況についてお伺いします。3点目に、小児科常勤医師の不在による診療、平成27年度収支への影響についてでありますが、あわせて、27年4月からの小児科・産科の診療体制の市民への周知方法についてお伺いします。4点目に、市立高等看護学院の授業への影響についてであります。影響があるとすればどう対応するのかお伺いします。5点目に、医師確保に向けての市の対応についてであります。市立病院の医師確保対策は深川市の最重要課題の一つであり、北空知の中核病院ということで、北空知の重要課題でもあると考えます。道北・道東での医師不足が深刻な中、多くの自治体が医育大学に首長を先頭に間断なく医師派遣の要請行動を実施しているとも伺っています。病院に医師なくして、市民の期待に応えることも市立病院の経営健全化もないわけであります。深川市にあっても、山下市長を先頭に医師確保に向けた実効ある対策を期待するところであります。また、北空知の中核病院でもあり、北空知圏振興協議会と連携した医師確保対策を進めるべきと考えます。深川市の医師確保に向けた対応につきお伺いします。
答弁 市立病院事務部長 高田智之(市立病院事務部長は2017年3月まで)
私から、市立病院について5点にわたりご質問いただきましたので、順次お答えを申し上げます。初めに、1点目の平成26年度の決算見込みについてでございますが、今後の収入や支出に若干不安定要素がありますことから、1月末までの実績と前年対比で申し上げます。収益的収支は、事業収益が35億8,399万7,000円で前年比96.7%、このうち医業収益は30億1,581万9,000円で前年比96.3%であります。一方、事業費用は34億1,428万2,000円で前年比101.7%、このうち医業費用は31億2,368万3,000円で、前年比102.1%となっており、収支総体につきましては1億6,971万5,000円の黒字で、前年比48.8%という状況でございます。次に、資本的収支についてでございます。資本的収入は1億3,116万7,000円で前年比108.1%、支出は2億8,656万8,000円で112.3%、収支につきましては1億5,540万1,000円のマイナスで、前年比116.1%という状況でございます。また、単年度の不良債務の解消額につきましては、現時点ではおおよそ数千万円程度と見込んでいるところでございます。なお、平成26年4月の診療報酬改定によりまして、7対1から10対1の入院基本料を取らざるを得なかったことによる、年間の収益の影響額につきましては、マイナスで1億7,000万円程度と見込んでございます。次に、2点目の休日・時間外外来の受診状況についてであります。平成25年度の総数は年間4,898人でありますが、そのうち小児科の受診者数は1,058人で、全体の約2割を占めており、全体の約4割を占める内科の受診者数は2,139人、約1割を占める外科の受診者数は595人となっています。また、平成26年度の2月末での状況は総数5,122人、そのうち小児科は1,200人、全体の約2割でございます。それから、全体の約4割を占める内科につきましては2,171人、外科につきましては605人となってございます。そのほか、深川市と深川市以外の受診状況につきましては、本年2月末現在では、深川市が65%、それ以外が約35%という形でございます。このことは、平成25年度においても割合はほぼ同様でございます。次に、3点目の小児科常勤医師不在による診療、平成27年度収支への影響についてでございます。初めに、診療への影響でございますが、これは端的に申し上げまして、入院診療及び夜間・休日等の救急対応ができなくなることでございます。また、外来診療については、これまで週5日だったものが月・水・金の週3日となるほか、産婦人科の分娩対応などにも影響が出てくるもので、地域の皆様方には大変ご不便をおかけすることになり、申しわけなく思っているところでございます。こうした状況から、緊急時の対応等につきましては、基本的には旭川市の救急医療体制を活用させていただき、皆様方にご受診いただくことになります。その内容につきましては、先日の広報3月号及び同時に挟み込ませていただきましたチラシ等により、周知を図っているところでございまして、市内の小中学校及び幼稚園、保育所を通じ、全ての児童生徒及び園児等にチラシの配布を依頼しているところでもあります。また、乳幼児健診等でのチラシ配布や、子供たちが出入りする施設などにチラシを置くなど、可能な限りの対応に努めるとともに、北空知の4町に対しましても同様な対応を依頼しているところでございます。次に、平成27年度における収支への影響でございますが、明らかに影響のあるものとしては、25年度の決算ベースで試算いたしますと、収入では、小児科及び産科の入院及び外来の料金収入で約1億6,500万円程度の減少、支出では、常勤医師、出張医師の報償費などの経費において約9,200万円の減少が見られます。なお、収支全体への影響額については、直接影響額として見込むことが適当でないものなどもございますことから、実質的にはおおむね四、五千万円程度の影響になるものと考えております。次に、市立高等看護学院の授業への影響についてでありますが、高等看護学院では、深川市立病院を実習施設として、小児看護学及び母性看護学の実習授業を行ってまいりましたが、市立病院の診療体制が変わりますことから、4月以降の授業に支障が出るものでございます。そのため、この対応につきましては、市内の小児科医院及び市外の公立病院に実習等の受け入れをお願いしていく予定でございます。次に、5点目の医師確保に向けての市の対応についてであります。地方における医師不足は、もはや国家的手段が講じられなければ解決しない社会的、構造的な問題だと言われております。本市では、これまで道内の3医育大学に対し、市長や院長がたび重なる医師派遣要請等を行っておりますが、整形外科事案に見られますように、なかなか進展していないのが現状であります。そうした中、今後に向けましては、従来の手法や取り組みに加え、新たな視点での対応も必要と考えてございます。その一つとして、本定例会に提案させていただいております深川市医師養成修学資金貸付条例の制定があります。この条例は、これまで深川市立病院へ多くの医師を派遣いただいている、旭川医科大学の現役学生などを対象に、当院における初期臨床研修の履行など一定の条件のもとに修学資金を貸し付けるものでありますが、研修等を通じ地域医療になじんでいただき、将来この地域で勤務されることを期待するものであります。さらに、こうした取り組みを通し、本市と旭川医科大学との関係性を深め、信頼関係の強化を目指すものであります。また、本年1月には深川市立病院医師紹介奨励金要綱を定め、市民の皆様などからの医師紹介情報の提供促進を目指しております。寄せられた情報に基づき、例えば一定期間の勤務実績等があらわれた場合、情報提供者に奨励金を交付する制度でございます。そのほか、医師の派遣をいただいている大学医局との関係性を十分配慮しての上ではございますが、例えば都市圏の医療法人などから医師の派遣を受け入れる方策がないかなど、さまざまな検討を行っているところでございます。なお、議員からご提言のありました北空知圏振興協議会との連携につきましては、北空知二次医療圏における持続的な医療提供体制確保の観点から、極めて重要なことと考えますので、今後、関係する所管や他の自治体の意向等も伺う中で、どのような対応が適当であるかなど十分検討してまいりたいと考えますので、ご理解をいただきたいと存じます。