深川市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月3日
有害鳥獣の駆除
2014年12月3日、深川市議会の一般質問で、松沢一昭議員が「有害鳥獣の駆除」について質問し、経済・地域振興部長 藤田正男が答弁しました。
- 質問者
- 松沢一昭 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 藤田正男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 松沢一昭
次に4点目に移ります。有害鳥獣の駆除について伺います。私が自分で銃を持ってこのことを始めるまでには、さまざまな紆余曲折がありました。まず、子供のころに父親が村田銃を持っていて、自分もいつか大人になったら持とうと思い続けていたということもあります。そして、鹿がどんどんふえてきて、美深の国道40号で鹿ともろに衝突して車を大破したのもきっかけとなりました。それでも超忙しいし、銃を買うお金も必要だしということで、銃を持ったのは年金がもらえるようになった65歳になってからでした。それから丸5年がたとうとしています。1年目が20頭、2年目から4年目が毎年120頭と、それなりに実績を上げることができました。ことしは、これまでになく5月から9月までの出没等数が少なく、特に夏の間は1カ月に4頭くらいしか捕獲できていません。10月、11月がそれぞれ17頭で、4月から11月までの私のトータルは87頭と大きく減少しています。ちなみに、昨年の4月から11月末がちょうど100頭でした。ことし4月から11月末までの深川市内の駆除実態はどのようになっているでしょう。銃とわなの別がわかればそれもお伺いします。これまでも、駆除についてはたびたびここで質問もし、多くの点で改善もしてもらいました。あと一、二点改善や協力をしてもらいたい点があります。これだけ捕獲していると、よそから移動してきたのは別として、長年すみついているのは非常に素早く、神経質になってきています。どうしても射程の長いライフル銃が必要になってきています。しかし、現行の法律では、銃の所持許可を受けてから10年経過しないと、ライフル銃の所持許可が出ません。初心者に射程の長いライフル銃を持たすと危険だというのがその理由のようですが、実際に発生している重大事故は、全てがベテランハンターによるものばかりです。私のように許可を受けた当初から高齢者というのでは間に合いません。ただ、鹿、イノシシなどの被害増加の中で、この規定を見直そうという動きもあるように聞きます。銃砲店での情報では、この動きは国会の中でもあり、近々緩められるそうだとも言います。行政サイドからもこの規制緩和に向けて動けないものでしょうか。もう1点は、電牧柵の管理についてであります。電牧柵は被害防止に大きな効果を上げています。それだけに、これが張られているとなかなか駆除ができません。秋まき小麦などがまかれている地域はともかくとして、できるだけ駆除しやすい状況を協力し合ってつくっていきたいと思っています。その対応について伺います。
答弁 経済・地域振興部長 藤田正男(経済・地域振興部長は2015年3月まで)
有害鳥獣の駆除についてお答え申し上げます。初めに、今年度のエゾシカ駆除の実績につきましては、11月分の実績についてハンターから全て報告されていないため、10月末の数値となりますが、平成26年4月から10月末現在の7カ月間において109頭となっており、そのうち銃器による捕獲数が107頭、わなによる捕獲数が2頭となっております。11月分の捕獲数といたしましては約20頭が見込まれます。なお、過去の実績といたしましては、平成24年度は156頭、25年度は281頭が駆除されております。次に、2点目のライフル銃の所持に関してお答え申し上げます。ライフル銃につきましては、散弾銃と比べ、有効射程距離、殺傷能力において格段の性能を持ち、エゾシカの駆除に際しましては、議員ご指摘のとおり大変有効であると考えております。議員のおっしゃる規制緩和についてですが、最近改正されました法律といたしまして、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律がありまして、平成26年5月30日に公布され、1年以内に施行する予定となっており、その中における規制緩和といたしましては、わな猟免許等の取得年齢が20歳から18歳になったこと、住宅集合地域等において麻酔銃による鳥獣の捕獲を可能とすること、一定の条件のもとで夜間銃猟を可能とすること等であり、この法律の改正においてはライフル銃所持に関して触れられておりませんが、市といたしましてはハンターに十分な情報提供したいと考えております。猟銃の所持に対しての許可は、銃砲刀剣類所持等取締法第4条第1項の規定に基づき、都道府県公安委員会の許可を受けなければならないこととなっておりまして、ご質問のライフル銃に関しましては、同法の規定において、所持の許可を受けられるものとして三つの分類があり、一つ目は、ライフル銃による獣類の捕獲を職業とする者、二つ目は、有害鳥獣捕獲などの事業に対する被害を防止するため、ライフル銃による獣類の捕獲を必要とする者、三つ目は、継続して10年以上猟銃の所持の許可を受けている者と、いずれかに該当する者でなければ許可をしてはならない規定となっております。現在、深川市から有害鳥獣駆除のために委嘱しておりますハンターは、深川市・北竜町鳥獣被害防止計画により捕獲を行っていただいていることから、この規定の中の二つ目であります事業に対する被害を防止するためライフル銃による獣類の捕獲を必要とする者として分類されると考えておりますが、ライフル銃につきましては、大変強力な銃器であることから、許可権者であります公安委員会といたしましては、厳しい審査の上での許可となると伺っているところであります。この審査といたしましては、まず獣類により農林業被害を受けていることの事実があることとして、都道府県または市町村による証明書等の書類の提出とその内容の確認、次に、ライフル銃が必要であるかということに対しまして、各種柵の設置やわな、散弾銃等を利用した駆除が行われているにもかかわらず被害がおさまらないという事実の確認及び有害鳥獣駆除の実施状況について都道府県または市町村に確認を行うなどして、ライフル銃の必要性を判断することとなっております。深川市内では、過去3年間で637頭のエゾシカの駆除、電牧柵につきましては約29キロメートルの設置を行っているところでありますが、依然、農林業被害は多く、近年は、議員のご指摘のとおり、エゾシカが素早く用心深くなりまして、捕獲が困難な状況で、また電牧柵を上手にくぐり抜けるエゾシカも確認されておりまして、こうしたことから、市といたしましては、ライフル銃の必要性について、現在、公安委員会と協議を行っているところであります。次に、3点目の電牧柵の管理についてお答え申し上げます。電牧柵につきましては、深川市鳥獣害防止対策協議会が管理されておりますので、エゾシカ駆除の観点から、電牧柵の電線について収穫後早期に撤去いただけるよう、協議会に協力をお願いしてまいりたいと存じます。
再質問 16番 松沢一昭
再質問いたします。許認可権は警察にあるわけで、ここで議論したからといって、すぐ持たせてもらえるというものでないことは私も理解しながらも、対警察との話し合いの中で、ぜひ一層理解を深めた状況の中で交渉に当たってもらいたいと思いますし、所管の皆さん方もそういう立場で認識をしてほしいと思って、再質問いたします。私が使っている銃は、比較的射程の長いものを使わせてもらっていますが、12番のサポットスラッグと言われる銃は射程距離が70メートル前後ぐらいしかないわけで、一緒に撃ちに行っていても、同じ距離から撃ったら鹿に届かないで、地面に雪煙を上げるという状況を何度も目にしているわけです。そういう状況の中で、先ほど言われたように、鹿が非常に神経質になって、敏捷になってきているわけですが、全道的に見ると生息数は漸減している。6万頭くらい減っているだろうというふうに道のほうでは報告していますが、私が見てきた限りでは、深川は、電牧柵の普及と毎年相当駆除に力を入れているという関係もあって、姿を見る機会、出没頭数なども、被害面積もあるいは減っているのかなという気はしますけれども、幌加内以北の電牧が張っていないところへ行ったら、そこらじゅうで鹿を見る状況です。特に夕方なると、牧草地の中で、牛が放牧されているのではないかと思って目を凝らして見るぐらい、どこにでも鹿がいます。酪農家は、ハンターのマナーも余りよくなくて、残滓をそのまま投げられていくというのを非常に嫌って、牧草地の中で撃つのを極度に嫌がるということで、酪農専業地帯では余り駆除が進んでいないと聞いております。ですから、幌加内以北、美深、音威子府あるいは歌登、あちらのほうへ、北へ行けば行くほど、今、非常に多く鹿を見る状況にありますし、秋口になって山の中の餌が思うようにとれなくなると、やはり深川の畑への出没も極度にふえてくるわけです。ですから、私のとってきた実績でも、ことしの場合、6月から9月ぐらいまでは月4頭ぐらいしかとれていないのですが、10月、11月でいきなり17頭の駆除ができたというのは、やはり生息数というか、出没数が極端にふえてきているわけです。ですから、状況としては、電牧柵の影響があって被害面積、被害額が仮に減っていたとしても、今、駆除に息を抜くと鹿はどんどんふえていく、そういう状況にあると思いますので、ここで息を抜かないで実績が上がるような方法でということで、警察との交渉に当たってもらいたいと思います。私ももう71歳ですから、もう5年待たされたら76歳になるわけで、これはもう一日も早く、鹿の駆除という立場では力を入れてやっていってほしいと思います。交渉してほしいと思いますので、もう一度お答えください。
答弁 経済・地域振興部長 藤田正男(経済・地域振興部長は2015年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。有害鳥獣の駆除の関係でありますが、これは抜本的な解決というのは、電牧柵ではなくて、駆除していかないと全体の頭数は減らないということであります。それもご指摘のとおりだと思います。そういう観点から考えれば、やはりライフル銃の関係では、議員ご質問の趣旨を踏まえまして、深川市の過去からの有害鳥獣での被害状況などをしっかり警察のほうにご説明申し上げる中で、何とかハンターの皆さんがライフル銃の所持許可をいただけるように、しっかりと協議を進めてまいりたいと考えております。