深川市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月7日
平成26年度の予算編成
2014年3月7日、深川市議会の一般質問で、田中裕章議員が「平成26年度の予算編成」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 田中裕章 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 田中裕章
平成26年となり最初の定例会となりましたが、ここ5年以上になりますが、第1回定例会では、市長の市政方針を受け、市長の思いである重点課題について幅広く質問させていただいております。今回も同じ形で質問させていただきますが、本日で一般質問3日目でありますので、何点か質問が重複しております。議会のルールに従って何点か割愛させていただきます。あらかじめ申し上げておきますが、6番目の北空知圏域における広域連携の推進については辻本議員、市立病院の連携、一部ですが、昨日の小田議員の質問と重複し、答弁で理解いたしましたので、割愛させていただきます。以下、何点か割愛がありますが、その都度申し上げます。それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。初めに、平成26年度の予算編成についてお伺いいたします。本年は、2期目の山下市政任期最終年の年であります。平成19年1月に前市長の辞職に伴う市長選で激しい選挙戦を制して当選し、市長に就任されました。就任当時は、官製談合の発覚によって、市政への信頼は大きく損なわれたことに加えて、予算編成の真っただ中で大変な時期であったと記憶いたしております。市長に就任されてからも、休む間もなく、市政の信頼回復や行財政運営の確立に取り組み、市債残高を減少させるとともに、事務事業の見直しなどによって、財政の健全化は着実に図られてまいりました。また、市長就任以来、国の動向も大変厳しいものであり、経済においてはリーマンショックがあり、そのあおりを受けて、長期的な日本の経済の低迷傾向が長引く厳しい状況でありました。さらに、自民党から民主党に政権が移り、その後、民主党から自民党に再び政権交代が行われるなど大きな転換もございました。こうした激動の時代に非常に厳しい難しいかじ取りだったと考えますが、よくここまで深川市を引っ張っていただいたと山下市長の行政手腕について評価させていただきます。現在でも、当市においては、人口対策問題、経済対策、雇用問題、市立病院の経営健全化など、その課題は山積しておりますが、ここで任期最終年の山下市長の意気込みについて、まずお伺いいたします。また、ここ最近、市民の間では、山下市長の今後の動向について話題となり、さまざまな臆測が飛び交っております。最終の決断をするには、時期的に早いと思いますが、山下市長が現在考えている今後の動向についてお聞かせください。次に、平成26年度予算の特徴と目玉についてお伺いいたします。昨年の予算編成は、政権交代の時期で先の見えない中での編成となり、大変ご苦労いただいたと記憶いたしておりますが、今年度の予算編成の発表は、昨年より10日も早い時期となりました。昨年までは緊縮財政予算が目立ちましたが、今年度においては、一般会計で168億5,500万円で8億4,000万円増、予算総額で305億4,475万円で、前年度に比べて13億7,993万円の増額であり、積極的な予算編成となりました。平成26年度の予算編成においても、市長を中心に財政収支改善の取り組みを引き続き反映させ、健全財政を確保しつつも、市民への良質な行政サービスを提供するために努力いただいたわけであります。ここで平成26年度予算の特徴と目玉について伺っておきます。次に、当市におけるアベノミクスの効果と国の平成26年度当初予算の影響と考え方についてお伺いいたします。政権交代以降、アベノミクス2年目となりますが、着実に日本の経済は上向き傾向であると認識いたしております。山下市長も市政方針に「地方の経済や中小企業にとりましては、その効果はまだまだ浸透していないのでは」と述べております。実際その効果は当市においても実感がなく、さまざまな格差が生じることが懸念されます。全国知事会を初めとする地方6団体は、アベノミクス効果は一部にとどまり、円安による原材料費高騰などで地域の中小企業は厳しい状況にあると指摘いたしております。また、成長力の違いで地域格差が拡大するおそれもあると指摘いたしております。企業間格差では、法人企業統計においては、資本金10億円以上の企業では23%以上の伸び率を示しておりますが、10億円以下の企業は2.3%、1億円未満は11.8%と企業間の格差は数字としてあらわれております。このような観点から質問させていただきます。まず、当市においてアベノミクス効果とアベノミクスがもたらす格差についての考え方、さらには平成26年度の国の当初予算案、25年度の補正予算を受けて、経済の好循環、景気回復が全国に行き渡るようにと政府は考えておりますが、4月からの消費税の増税も踏まえ、当市にどのような影響があるのかお伺いいたします。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ただいま平成26年度の予算編成についてということで3点お尋ねがありましたので、お答え申し上げます。初めに、私の任期最終年の意気込みと今後の動向についてということでありますが、これにつきましては4日の本会議の市政の方針でも冒頭述べさせていただいておりますとおり、また議員のご指摘のとおり、平成26年度は私の深川市長としての2期目の任期の最後の年度であります。そんなことで、第五次深川市総合計画、平成24年に策定いたしましたふかがわ未来創造プランの着実な推進のために、また時代に即した本市及び北空知全体の振興発展のために、もろもろの必要な事業に積極的に取り組む必要のある大変重要な年であると考えているところでございます。このため、7年前に市長に就任以来、掲げてきております財政の健全性確保、特に地方債の残高を着実に減少させるという方針、具体的には毎年毎年の市債の発行額を元金償還の範囲内に抑えることで残高を減らすという方針でありますが、これを平成26年度においても従来どおり継続するとともに、いろいろな予算を積み上げてまいりますと、予算の算定上、歳入不足がどうしても一定程度生じてまいりますが、その歳入不足を補うための基金からの繰り入れというものも極力抑制しつつ、必要な事務事業についてはしっかり計上していくという予算措置をさせていただいたところでございます。その結果、新年度一般会計予算は、対前年度比で5.2%増の168億5,500万円と、積極型の予算となっているものでございます。そしてまた、議員から今後の動向ということで質問がありましたが、私としましては市長として、間もなく議決いただくでありましょう予算を効果的に用いまして、もろもろの事務事業の万全な執行に全力を挙げて任期をしっかり務め上げていくということが、現在の私に課せられた責務であると考えますので、まずはそうした心構えで職務に専心していきたいと存じます。次に、新年度予算の特徴と目玉についてであります。これも先日の市政の方針で述べさせていただきましたが、新年度の重要な政策課題として、財政基盤の強化、少子高齢化への対応、地域経済の活性化、安全・安心な地域づくり、そして北空知圏域における広域連携の推進に重点を置いた予算案となっているものでございます。特に新年度予算の目玉となる事業につきましては、予算の概要でも紹介しておりますが、5つ挙げさせてもらっております。その第1点目は、町内会等で設置していただいている全ての街路灯についてLED灯に取りかえるという事業でありまして、これによって省エネのまちづくりと町内会負担が軽減される大変重要な事業だと思っております。2点目に、子ども医療費支援事業ということで、無料化の自己負担なしの子どもさんの対象の範囲を、これまでの就学前の児童の通院・入院、それから小学生の入院に限っておりました。これを8月診療分から中学生までの児童生徒の全てについて、通院・入院について自己負担なしで診ていただけるということで、こうしたことを通じた子育て環境の改善というのが2点目であります。3点目として、北空知圏域での取り組みということでありますが、学校給食調理施設を新たに建設いたします。これも大事な事業だと思っております。また、4点目で、これも本当に課題でございましたが、広域消防における消防無線のデジタル化、あわせて市の防災行政無線についてもデジタル化を図りますが、こうしたことも非常に大きな事業の一つと考えております。そして、5点目ということで、まとめて考え方を示しておりますが、今年度来進めております各種施設の整備の2年次目ということで、鉄北地区のコミュニティー施設の建設、地域資源活用施設、道の駅のリニューアル工事、そして都市農村交流センターの改修を今年度もやります。これらの各種の施設整備にも力を入れて取り組んでまいりたいというものでございます。これら5点のほかということで少しつけ加えますと、統合ということになります市内の中学校の空き校舎の利活用ということにも大いに資すると考えておりますが、クラーク記念国際高等学校の硬式野球部創設ということに対する支援も行っていきたいと思っております。また、深川にございます2つの公立高校、道立高校の魅力アップということがやはり課題となってきておりますので、そうした魅力アップのために学校が取り組まれることに対する支援ということにも新たに取り組んでまいる考えであります。これらが来年度予算における特徴と目玉ということになろうかと思います。次に、3点目のお答えといたしまして、本市におけるアベノミクス効果と国の平成26年度予算の影響、考え方ということでございますが、安倍内閣は政権発足直後から、24年度の第1次補正予算、これもかなり大型でありましたが、これを予算計上するといったことを皮切りに、25年度予算、そしてことしに入って25年度の第1次補正予算も相当の額でございます。この補正予算の編成、そして平成26年度予算、今、審議中でございます。このように切れ目なく経済財政対策を実施してきていると思っておりまして、本市におきましても、公共事業が中心ではありますが、国の予算を最大限活用して、課題でありました公共施設の大規模改修などに取り組みつつ、市内経済の回復にも資するような財政運営ということに努めてきたところでございます。しかしながら、市内の事業者にありましては、本当に大都市部の大手企業のような大幅な業績の回復といったことには、まだ我々の市内の業者の皆さんにとっては、そこまでは至っていないという実情もございますので、引き続き深川市としましては、さきに成立しております平成25年度の補正予算、また今、審議中の26年度の国の予算の中に、景気をさらに回復させるためのいろいろな目的を持った施策が盛り込まれておりますが、それらの中から本市全体の経済の回復に効果が上がるような施策を積極的に実施する、そうした取り組みに努めるということで進んでまいりたいと考えております。いずれにしても、そういうことで本市の景気、経済の回復に力を入れて頑張ってまいりたいと思っております。