深川市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月4日
それでは、私のほうから、ご質問の市立病院の経営健全化
2013年12月4日、深川市議会の一般質問で、水上真由美議員が「それでは、私のほうから、ご質問の市立病院の経営健全化」について質問し、市立病院事務部長 高田智之が答弁しました。
- 質問者
- 水上真由美 議員
- 答弁者
- 市立病院事務部長 高田智之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 水上真由美
おはようございます。ふと気がつきますと、早いもので今年も最後の月となりました。振り返ってみますと、今年は、伊豆大島の24時間に824ミリの豪雨、フィリピンの最大瞬間風速105メートルの突風など、国内外で予測が困難なほどの突発的な自然災害が発生しました。想像を超える経験のしたことのない自然災害により、甚大な被害をこうむったことは記憶に新たなところです。これらの災害で被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げたいと思います。また、東日本大震災から2年8カ月が経過しておりますが、今なお被害の傷跡は深く、復興の道半ばであります。一日も早い復興を願うものですが、同時に、自然災害の脅威を知り、防災の意識を高めなければいけないと痛感しております。先シーズン、深川は豪雪で大変な冬でありました。そのおかげで、今シーズンは、同じくらい雪が降るのかどうかと、雪がちらつくたびに悪い想像をしております。しかしながら、本市のすばらしい除雪体制からすると、余計な心配かなとも思いますので、まずは安心して本格的な冬を迎えたいと思います。それでは、通告に従い一般質問に入りたいと思います。まず1番目に、市立病院の経営健全化についてお伺いしたいと思います。毎度おなじみのフレーズではありますが、深川市立病院は、本市はもとより北空知、広くは留萌方面などの近隣市町の住民にとって、なくてはならない地域医療の拠点であります。それゆえに、市立病院の経営に関しては、市民を初め地域住民の皆様は常に注目しているところであります。特に医師不足、看護師不足は、私たち関係する者は、全国的に慢性的な医師不足という事情にまだ多少の理解ができるものの、市民の皆さんにとっては、なぜ立派な病院があるのに先生がいないのだ、ほかの病院には先生がいっぱいいるのにどうして呼べないのだと不満を寄せる方も少なくありません。医師確保を初め、地域住民へ良質な医療サービスを提供するため、日夜努力を重ねていただいていることを承知しているゆえ、私自身も市民の皆さんの気持ちを酌み取ると複雑な心境ではあります。一方で、以前からたびたび指摘のあった病院スタッフの接遇がよろしくないという面は、病院スタッフの努力もあり、最近になってかなり改善されており、今では非常に評判もよく、病院を利用されている市民の方からは、親切でいいよとお褒めの声を聞きます。また、病院スタッフの顔写真を廊下に張り出すなどして、直接接することがなくとも、こんなスタッフがいるのだということで安心感にも結びついているようです。入院された方からは病院食が非常においしいという声も聞きました。病院に関しましては、どちらかといいますとご不満のご指摘をいただくことが多い中、お褒めの言葉をいただくということは私も大変うれしいことです。病院スタッフの皆様にもぜひお伝えいただきたいと思います。さて、市立病院は、引き続き経営健全化計画に基づき収益の確保、経費の縮減等に精力的に取り組み、経営の改善に努めていただいているところでありますが、今後、計画どおりに累積不良債務が解消されたとしても、再度不良債務が発生するようなことにならないように、実質的な赤字体質を改善すべきであるということは、機会あるごとに述べさせていただいております。支出面では、一定の削減効果を上げているという点は評価しておりますが、収入面では、患者数の減少が直接的に収入減に結びつきますので、一定の患者数確保が必要であります。ご承知のとおり、病院事業に対しては、経営改善対策支援、経営改善特別支援、累積不良債務解消支援といった累積不良債務を解消するための特別な繰り出しが行われておりますが、それらの支援もいつまでも続くわけではありません。もう何度も申し上げておりますが、思い切った経営改善と累積不良債務の解消を断行するしかありません。そういった観点から何点か質問させていただきます。まず1点目に、収入面の大根幹であります診療報酬でありますが、市立病院の不良債務の発生要因は、過去の診療報酬改定に大きな要因があったとされています。この診療報酬の改定が平成26年度にされるということですが、この改定次第では、当然収入にも大きく影響が出てくると考えられます。動向のいかんによって患者数の確保にも影響が出てくると思いますが、診療報酬改定に向けた患者数確保などの収益を上げるための取り組みについて伺っておきたいと思います。2点目に、医師の充実について伺いたいと思います。この問題は、さきにも述べましたが、本当に難しい問題であると思います。しかしながら、努力の手をとめてはならないですし、ご縁であったり何かのきっかけというのも考えられると思います。連携する医大との協議も出てくると思いますが、引き続きあらゆる手段を使って粘り強く、諦めずに努力いただきたいという思いであります。これまでの医師確保の状況と今後のお考えをお聞かせください。なお、3点目の夜間・休日診療につきましては、昨日の楠議員への答弁で理解いたしましたので、割愛させていただきます。
答弁 市立病院事務部長 高田智之(市立病院事務部長は2017年3月まで)
それでは、私のほうから、ご質問の市立病院の経営健全化についてお答えさせていただきます。初めに、診療報酬改定に向けた患者数確保等の取り組みについてであります。本年11月に厚生労働省から、社会保障審議会の関係部会に対し、平成26年度診療報酬改定の基本方針、いわゆる骨子案が提案されております。その内容につきましては、社会保障・税の一体改革で打ち出した医療提供体制の再構築、地域包括ケアシステムの構築を主眼に、入院治療、外来治療を含めた医療機関の機能分化・強化と連携、在宅医療の充実等を重点課題に位置づけるものであり、検討の方向性として、充実が求められる分野を適切に評価していくなど、四つの視点に沿った内容となっております。その中で、評価充実する項目としては、がん医療、精神疾患、認知症対策、救急医療、リハビリテーションの推進などが挙げられており、一方で、適正化すべき項目として、平均在院日数の減少、社会的入院の是正なども掲げられています。また、消費税8%への引き上げに伴う対応につきましては、診療報酬とは別立ての高額投資対応などは実施せず、診療報酬改定により対応することなどが示されているところでございますが、現時点におきましては、平成26年度の診療報酬の改定率など詳細が不明でありますことから、収益確保に向けた具体的な取り組みを図ることは困難なところでございます。そうした中、当市立病院に大きな影響を及ぼすと考えられます改正点につきましては、やはり一般病棟入院基本料の見直しであろうと考えておりまして、現状におきまして、短期間で退院可能な手術や検査に関する入院が平均在院日数から除外されるなど、7対1入院基本料の要件がより厳しくなる方向で検討されていることは懸念されるところでございます。当市立病院では、平成25年度は7対1入院基本料の経過措置をとっておりますことから、26年4月からは10対1の入院基本料をとることが基本となるところでございますが、さきの第3回定例会でもお答え申し上げておりますとおり、25年度のこれまでの患者数や平均在院日数の実績から、可能であれば診療報酬の面で有利な7対1入院基本料に移行したいと考えているところでございます。現在の報酬改定の見通しでは、この要件がさらに厳しくなる方向ではありますが、一方で医療現場への影響を考慮し、一定の経過措置を設けるべきという審議もされてございまして、今の時点では、当院の入院基本料をどちらに向けるのかが見きわめられる状況にないものと考えてございます。今後詳細が示されるであろう国の診療報酬の見直しの動向を注視し、見定められる段階におきまして当院の入院基本料を見きわめて、その体制を整え、可能な限りの対応に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目の医師の充実についてであります。現在まで、医師確保に向けてさまざまな取り組みを行っているところでありますが、本年度の主な状況といたしましては、常勤医師の派遣に際し最も重要となります道内の三医育大学講座に対しましては、例年同様、当市立病院の院長が各大学の医局を訪問し、それぞれの担当教授に地域の実情や当院の窮状などを訴えながら、特に常勤医師が不在の整形外科や皮膚科を初め、各般にわたり医師派遣要請を行っているところでございます。また、これまで接点を持っております道外の大学や医師紹介機関、あっせん会社などを、私や担当課長が定期的に訪問し、医師派遣の検討や紹介に向けた取り組みを行うとともに、当市立病院や深川市にかかわりのある医師の方々との接触や懇談の機会を設けるなど、粘り強く医師確保に努めているところでありまして、そうした中、現時点におきましては、来年春までに2人程度の常勤医師を確保できる感触を得ている状況であります。また、出張医につきましては、本年10月末で延べ112人を確保しているところでございまして、昨年同期と比べ、ほぼ同数の状況となっております。なお、本年4月に在籍していた21人の常勤医師のうち、脳外科医師1人につきましては、9月末に自己都合により退職しておりますが、その他の医師につきましては、今後、所属している大学医局の人事異動による出入り等も想定されますけれども、極力、現在の人数が確保できるよう努めてまいりたいと思います。いずれにいたしましても、市立病院の最重要課題でございます医師確保につきましては、今後ともあらゆる対策を講じながら全力で取り組んでまいりたいと考えます。