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深川市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月4日

胃がんの大きな要因とされるピロリ菌

2013年9月4日、深川市議会の一般質問で、北畑透議員が「胃がんの大きな要因とされるピロリ菌」について質問し、市民福祉部長 籔友博が答弁しました。

質問者
北畑透 議員
答弁者
市民福祉部長 籔友博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 北畑透

バランスシートが債務超過にならないことを祈りながら、次の質問に移りたいと思います。胃がんの大きな要因とされるピロリ菌について、何点かお伺いします。ピロリ菌が引き起こす病気には、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃ポリープ、萎縮性胃炎、そして胃がんなどがあり、感染している場合、除菌が早ければ早いほどいいと言われております。国のピロリ菌対策が大きく変わりました。それは、ピロリ菌と胃がんの因果関係を国が認め、本年2月に、検査によってピロリ菌感染を調べ、内視鏡で胃炎と確認されれば、ピロリ菌の除菌治療については保険適用になると発表がされました。これまでは、胃がん、胃潰瘍などに進行する前の慢性胃炎などでのピロリ菌の除菌治療は保険対象外でしたけれども、今後保険が適用されることで、胃がんの予防と除菌による胃がん患者数の減少が期待されております。しかし、ピロリ菌の除菌については保険適用がされましたが、ピロリ菌の感染検査に関しては従来と変わらない状況が続いております。先進的な取り組みをしているところでは、簡単な血液検査によるピロリ菌胃がんリスク判定を導入し、従来のバリウム検査による胃がん検診を段階的に廃止しております。バリウム検査よりも身体的、経済的負担が少なく、受診率の大幅向上が期待されており、検査でピロリ菌感染が確認されれば、医療機関でピロリ菌の除菌や内視鏡検査を受けることで、がんの予防や早期発見につながると期待されます。ピロリ菌の感染検査は、一度受けて菌が感染していないとわかれば、再度受ける必要はないだけに、早期の検査が最大の予防につながるとも言われております。本市におけるがん検診率は、大腸がんが22.3%、胃がんは22.5%に対し、胃がんバリウム検査は19.1%と低くなっております。大変苦しい検査でございます。高齢の方であればなおのこと苦痛だと思います。受診率が低いのもうなずけます。そこで、1点目に、本市においても、先進都市のような胃がんリスク検診制度を導入してはどうかということを提案したいと思います。2点目に、ピロリ菌の感染がなければバリウム検査の回数を減らすことが可能になります。そのために、まず感染の有無の検査を推進することについての所見と見解を伺います。3点目に、その感染検査の促進方策として、無料クーポン券の配布または検査費用の一部公的負担はできないものかも、あわせて伺いたいと思います。

答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)

胃がんの大きな要因とされるピロリ菌について、3点のご質問をいただきましたので、お答え申し上げます。初めに、がん検診の実施に当たりましては、国が定める「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に基づき実施をしておりますが、胃がん検診については、現在、国が推奨する胃部エックス線検査、胃バリウム検査のことでございますが、これを行っているところでございます。また、ご質問にありました胃がんリスク検査については、ピロリ菌感染の有無と胃粘膜萎縮の程度を測定し、被験者が胃がんになりやすい状態かどうかをAからDの4群に分類する新しい検査法で、血液による簡便な検体検査であるため、身体にも負担が少ない検査方法であります。そこで、ご質問の1点目の胃がんリスク検診の導入についてでありますが、胃がん検診の有効性については、ことし7月に厚生労働省の研究班により、有効性評価に基づく胃がん検診ガイドラインがまとめられておりまして、その中では、血液検査でピロリ菌の有無を確認するペプシノゲン検査やヘリコバクター・ピロリ抗体検査については、死亡率減少効果の確定的判断が得られなかったことから、住民検診には推奨しないとされており、胃のエックス線検査を推奨しておりますので、専門家による胃がん検診ガイドライン及び国の指針に基づき、引き続き胃のエックス線検査による検診を行っていく考えであり、現時点において胃がんリスク検診の導入は考えていないところでございます。また、ことし4月からは、内視鏡検査により胃炎と確定診断がなされた場合には、ピロリ菌の除菌は保険適用となりましたが、胃がん検診におけるピロリ菌検査を併用する効果の有効性が明確になっていないことから、現時点では、ピロリ菌検査については受診者の希望や同意に基づき、医師の判断により個別に対応したほうがよいものと考えますので、ご質問の2点目の検査を推進することについて及び3点目のピロリ菌検査に対する無料クーポン券の配布や検査費用の負担については、現時点では実施を考えてございません。なお、今後、国の調査、研究により胃がんリスク検査の胃がん検診における有効性などが示された場合には、検討してまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月4日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる