深川市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月11日
農業振興
2012年12月11日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「農業振興」について質問し、経済・地域振興部長 藤田正男が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤孝司 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 藤田正男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 宮澤孝司
10月22日、深川市開村120年・市制施行50年の式典に出席させていただき、深川で生まれた1人として、先人のご苦労、また変わりゆくまちの様子を改めて心に刻むことができました。11月12日には、作家、浅田次郎さんの記念講演があり、我々は歴史から多くのことを学び、そして今日の日本があることを知る大変よい機会に恵まれました。私も小学校のころ、授業で長年使い回された郷土史本を与えられ、深川の歴史を学んだ記憶があります。明治以降、さまざまな土地から移住された開拓者たちが、厳しい自然環境の中で開墾され、現在の深川があることも認識するところであり、また深川で生まれ育った一人一人が自分のルーツを改めて振り返る機会でもあります。私が常々思うことに、深川といえば必ず東京江東区深川との関係があるのではないかと思われることです。以前から東京の方に出身地を尋ねられ、「北海道深川市です。」と答えると「東京の深川ではないのですか。」と聞かれます。これは私だけの体験ではないと思います。また、以前読んだ本の中に、深川のことがこう書かれた一節がありました。作家、司馬遼太郎のライフワークでもあった歴史紀行作品「街道をゆく」の北海道諸道編です。著者が奈良県十津川村を母村(母なる村)とする新十津川町の取材を終え旭川に向かう途中、深川市を通過したときの場面です。一部ですが、こう表現しております。「途中、田園のただなかで、深川という標識にでくわした。市とはいえ、あたりは山なみはるかな田園地帯で、やがてゆきついた市街部も、道路わきにわずかに商店のたぐいがかたまっているにすぎない。その市街部を通るとき、ふと記憶がよみがえって「北海道へ行ったら、深川市も見てほしい」といった知人のことばをおもいだした。知人は東京の深川の人で農業土木学者である。北海道の深川市のひとびとの一部は、東京の深川を母村しているという。」中略です。「商店街の軒下に自転車が一台乗りすてられている。そばには荷物の空箱がつみあげられているが、その面ざしが深川に似ている。また、軒下に土を入れた古い石炭箱が置かれていて、花をすぎた朝顔の蔓がそのままになっている。小竹ほどに徒長したひまわりが一本植えてある家もある。この広大な田園地帯のなかで、軒下に朝顔やひまわりを植えなくてもよさそうなものだが、どうしてもそれを植えないと生活文化として落ちつかないというのが、深川ぶりというのではあるまいか。「深川湯」という銭湯もあった。この銭湯のたたずまいなどは、そのまま東京の深川の一角にあってもおかしくない。」このように書かれてあり、同じ深川という地名だけで誤った理解をされております。深川という地名はアイヌ語の「オオホ・ナイ」の意訳、「深い・川」からとの説があり、決して東京深川との関係からのものではありません。作家の視点や概念には、時として正確さを欠く場合もあることを感じました。最近、深川市でのテレビ取材や番組収録もふえ、深川市のPR環境は整ってきております。私も今後、北海道深川市の知名度アップに努め、山下市長をトップセールスマンとするオール深川のセールスマンの一員として、深川市を広く全国へ発信していく気持ちで行動してまいります。それでは、通告に従い質問いたします。初めに、農業振興についてお伺いします。深川市の基盤産業は農業であり、中でも米の生産に関しては昨年に引き続きことしも豊作であり、地域経済にも大きな影響を及ぼしているところであります。評価ランク、特Aを獲得した「ゆめぴりか」を代表とする北海道米は首都圏での販売もふえ、全国的にも高い評価を得ております。当市は道産米収穫量・品質ともに道内トップレベルであり、カントリーエレベーター・多目的低温倉庫などの施設「深川マイナリー」は、全国的にも大変評価の高い施設であります。私も昨年、ことしと2年続けて東京での米販売に携わっておりますが、買い物に来られた方々の多くが、北海道産米のおいしさをテレビ等で知り、買いに来られております。また、食べた方からいただいたメールには、「粒が大きく、冷めても艶々でおいしい、お米ってすばらしい」との感想には、深川米のおいしさが、これからの深川の発展に欠かせないものであることを実感いたしました。北海道深川市を知らない方々には、お米のおいしいところというイメージづけには最適です。また、米の販売PRに欠かせないものが、ご当地ゆるキャラ「こめッち」グッズです。昨年の販売では、JAきたそらちの協力のもと、エコバッグなど多くの「こめッち」グッズの提供をいただき、かわいいと評判で深川産米のイメージアップにつながりました。昨日の田中昌幸議員の一般質問でも取り上げられましたが、現在、携帯ストラップ・缶バッジなどのグッズ販売がされておりますが、「こめッち」グッズ作製には、JAきたそらちの承認があれば可能と聞いております。地域PRのためにも、「こめッち」グッズ生産拡大を図ることも必要であります。ことしはJAきたそらち職員のアイデアから、人気アイドルグループ「乃木坂46」の深川麻衣ちゃんとのコラボもあり、CDのプロモーションビデオも深川市内の水田をバックに撮影されました。また、彼女のブログには深川市について書かれており、ファンからは「深川のお米を食べてみたい」などのコメントが寄せられております。また、NHK、日曜朝の情報番組では、全国で特Aを獲得した米の特集があり、北海道産米「ゆめぴりか」の生産中心地として深川市が取り上げられるなど、注目される位置にあることは間違いありません。このような環境を生かして、深川市のPRにつなげる必要があると考えます。今後はさらに、きたそらち農業協同組合との連携を密にすることはもちろん、充実した施設を生かし、消費者に喜ばれる高品質米の生産・維持管理とともに、農業者の方々にも満足いただける販売戦略をとっていくことが望まれます。ここで、お聞きします。深川産米のPRについて、また今後の展開についてお聞かせください。
答弁 経済・地域振興部長 藤田正男(経済・地域振興部長は2015年3月まで)
農業振興についての深川産米のPRと今後の展開について、お答え申し上げます。本市は、道内有数の稲作地帯として、生産者を初め関係機関・団体が一体となって、良質・良食味米の安定生産に取り組んでおります。しかし、農業後継者不在など厳しい農業情勢の中で、農業所得の向上を図っていくためには、多様化するニーズに的確に対応できる生産・販売体制の一層の強化のほか、積極的な販売PR活動が非常に重要であると考えております。このような中で、議員の言われるとおり、日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」におきまして「ゆめぴりか・ななつぼし」が特Aを獲得するなど、北海道米は全国的にも非常に高い評価を受けており、その中でも、深川市においては、道内における米の責任産地としての役割はもとより、日本一の米産地として不動の地位を確立できるよう推進する必要があるものと考えております。このため、本年度、JAきたそらちにおいて深川マイナリーを増築し、それにあわせまして、市において多目的低温倉庫を整備したところで、このことによりまして深川産米の生産・販売体制が一層充実され、より安全・安心で良食味かつ高品位・高品質な米の供給が可能となったところであります。質問の深川産米のPR、今後の展開についてでありますが、PRの取り組みにつきましては、これまでも市とJAきたそらちが一体となって、さらなる深川産米の販売拡大に向けて、トップセールスによる道内外への取引先への消費拡大の働きかけを初め、深川産米キャラクター「こめッち」を前面に打ち出した市内外のイベントなど、さまざまな場面でのPRやグッズの配布のほか、JAきたそらちにおいては、インターネット等を通じ深川産米と「こめッち」グッズとのセット販売など、積極的な取り組みに努めてきたところでありまして、さらには本年11月末より、札幌市を初め道内のアークスグループのラルズ店舗、63店舗のうち60店舗において、深川産米の販売が開始されたところであります。今後におきましても、今回、整備を行った施設機能を十分に生かし、米のこれまで以上の有利販売に努めるとともに、さらなる販売拡大のため、トップセールスの実施や、市内外における各種イベント等での深川産米PR、「こめッち」グッズの作製・配布のほか、イベントや特産品などの情報発信など、深川市のPRにもつなげていくなど、関係機関・団体と一体となって、販売促進に向け運動を展開してまいりたいと考えております。