深川市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月20日
スポーツ施設
2012年6月20日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「スポーツ施設」について質問し、教育部長 平山泰樹が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤孝司 議員
- 答弁者
- 教育部長 平山泰樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 宮澤孝司
昨年の震災から1年3カ月がたち、各被災地では瓦れきの撤去が進んでいるものと思っておりましたが、先月、宮城県気仙沼市を訪れてみると、港周辺では倒壊した建物や瓦れきが被災当時のまま残されていました。私も多くの被災地を回りましたが、このような状況があることは初めてでした。詳しい理由はわかりませんが、地盤沈下のためまち中でも満潮時には海水につかるとのこと。地盤の不安定さから作業ができないようです。1年以上たっても、復興の地域格差が大きいことを改めて感じました。また、被災地の岩手県山田町から山田町の小学生、中学生の作文を集めた文集「やまだの作文」をいただきました。第40集の記念号となった今回の文集には、被災を経験したさまざまな気持ちが書かれております。震災時の生々しい状況や家族と離れ離れになった不安、母親を亡くした子供の思い、地域住民とのきずな、復興支援に携わった自衛隊への感謝の気持ちなど、心を打たれる内容です。ある中学生の作文では、生き残れた自分たちが、今回の被災の状況と亡くなった人たちの思いを次世代へ伝えていく責任があると、強い決意が書かれてありました。ことし1月、深川市から一緒に支援活動に行かれた方がこんなことをおっしゃっておりました。「被災地の人を元気づけようと思って来たけれど、被災地の方々の元気な姿を見ていると、被災していない我々のほうが元気をもらい、感謝の気持ちでいっぱいになる」と。同じような言葉を、被災地を訪れた多くの方から聞いております。私も被災地から遠く離れた深川で何不自由なく暮らしていますが、同じ時代に生きた人間として、我々が知る被災地の現状をできるだけ次世代に伝えていけるよう努力していきたいと思います。それでは、通告に従い質問いたします。スポーツ施設についてお伺いします。総合運動公園は、昭和62年10月に開設され、総合体育館を中心に、野球場、テニスコート、陸上競技場、武道場と空知管内でもトップレベルの競技施設であります。しかし、総合体育館開設から25年がたち、施設全体では多くの改修が求められる中、部分的な修繕やメーンアリーナの屋根のふきかえ工事が行われ、限られた予算の中で維持管理が保たれております。工事費においても、さまざまな助成金との組み合わせで予算組みが行われ、改修計画が立てられているものと思われます。初めに、総合体育館施設の改修についてお伺いします。ボイラーは冬期間のみの運転のため耐久年数の判断は難しいところでありますが、開設から25年であることから改修工事が必要な時期に来ていると思われます。故障してからの対応では、工事期間中の閉館や他の暖房機器での開館にすると、利用者への対応や多くの余分な経費がかかると思われます。12月には全道レベルの大会、北海道学生バドミントン新人戦大会が予定され、その後も多くの市民レベルの大会が予定されております。また、サブアリーナ屋根のふきかえや武道場の雨漏り防水工事など多くの修繕箇所があります。早期の工事が必要だと考えますが、どのような工程で工事が行われるのか伺っておきます。また、今後の改修工事についてお聞かせください。次に、桜山公園パワーアップロードについてお伺いします。昨夜、東京の女子陸上実業団チームのヘッドコーチから、「あすから深川合宿です。よろしくお願いします」とのうれしいメールが届きました。ことしも合宿のシーズンになり、来週27日水曜日に開催されるホクレンディスタンスチャレンジ深川大会に合わせて多くのチームが深川合宿に入られます。近年、世界の陸上長距離界では、ケニア、エチオピアなどのアフリカ勢が圧倒的な強さを発揮しています。彼らのトレーニングの大半は、クロスカントリーコースです。アフリカという土地柄もありますが、アップダウンの多い不整地でのトレーニングは、心肺機能の強化や筋力アップに欠かせません。日本の練習コースの多くはタータンのトラックであり、かたいアスファルトのロードコースです。ウッドチップコースは適度な弾力性があり、ひざなどの関節には負担がかからず、故障が少ないトレーニングコースです。日本でもクロスカントリーコースを使ったトレーニングが大変重視されている中、桜山パワーアップロードは深川市での陸上競技合宿招致のセールスポイントとして重要なトレーニング施設です。同じ陸上合宿で有名な長野県菅平では、宿泊施設が独自のクロスカントリーコースを持つところもあるそうです。先日、大阪で開催されたロンドンオリンピック選考会を兼ねた陸上日本選手権では、長年深川市で合宿されている実業団、パナソニックの吉川美香選手が女子1万メートルで見事優勝し、オリンピック代表に選ばれました。吉川選手も桜山パワーアップロードで練習されている1人です。コース内は、雪解け水や雨などでウッドチップの張りかえが必要な箇所が多く、維持管理には多くの予算が必要となりますが、合宿チームの練習環境としては欠かせない場所です。近ごろ、朝早く起きて時間を有効利用することを「朝活」といいますが、私の朝活はジョギングです。桜山パワーアップロードも朝活のコースの一つです。改修された箇所はきれいで走りやすいですが、改修されていないコースは雑草が生えたり、折れ曲がった木の枝がコースの障害になるなど、整備されていないことがはっきりわかります。整備されていない自然の状態が、ある意味クロスカントリーコース本来の姿かもしませんが、コースを利用していただく合宿チームに対しては、大変失礼な状況です。また、近年全国的にランニングブームが起き、首都圏では皇居周辺がコースとして混雑している状況です。夏の観光シーズンに向けて多くのランナーが北海道を訪れます。市民ランナーの多くは観光地でのランニングを目的としています。桜山パワーアップロードも市民ランナー向けにPRできれば、観光ランニングの拠点となり得る場所です。ぜひ広い観点でのコース利用を考えてはいかがでしょうか。ここでお聞きします。所管としての桜山パワーアップロードの重要性をどのように認識しているのか。また、今後の維持管理についてのお考えについてもお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)
宮澤議員のスポーツ施設についてお答え申し上げます。最初の総合体育館の施設改修についてでございます。総合体育館は、質問にありましたように、昭和62年に開館して以来、市民のスポーツやレクリエーション活動の拠点施設として多くの皆様にご利用をいただいております。しかし、ことし10月で開館から25年となり、施設設備の改修が必要な箇所が出てきております。議員ご指摘の暖房用ボイラーは、メーン・サブアリーナ、事務室、ロビー側の系統と武道場側系統の2台設置して運転しておりますが、このうちメーン・サブアリーナ側の系統は開館当初から稼働している設備であります。これまで毎年、ボイラーのバーナーや熱交換器などの点検・清掃等を行い整備に努めており、現在のところ故障もなく稼働しておりますけれども、使用年数の経過とともに今後故障することが懸念されております。また、各施設の老朽化も進んでおり、体育館のメーンアリーナについては平成21年に屋根の大規模改修を実施いたしましたが、サブアリーナについてはさびなどが深刻な状況になっているほか、武道場の屋根及びブロック壁の防水工事も実施しなければならないと考えております。さらに、体育館以外では、陸上競技場の全天候グラウンド表層の改修が必要となってきているなど、各スポーツ施設の改修等については懸案として認識しているところであります。今後、各施設の改修計画を策定いたしまして、施設の実態と利用の状況を踏まえまして、改修の時期や工程、財源の手当てなどを検討しながら、早期に改修できますよう努めてまいりたいと思っております。2点目の桜山公園パワーアップロードにつきましてお答えいたします。桜山パワーアップロードはウッドチップの素材を生かしたランニングコースで、議員ご指摘のとおり弾力性にすぐれ、ひざの負担を軽くし、体に優しく、夏の木陰のコースとして陸上チーム、選手から好評を得ている施設であります。しかし、平成8年に設置してから15年が経過しており、これまでも適宜修復してまいりましたが、ウッドチップの性質上、耐用年数が比較的短く、整備が必要な箇所が出てきている現状にあります。修復には多額の費用がかかりますことから、一度にすべてを修復するのは困難でありますので、これまで部分的に補修をしながら使用しており、昨年は大規模な改修を行ったところであります。しかし、まだ改修しなければならない箇所がかなり残っておりまして、計画的な整備を行うことが必要と認識しております。桜山パワーアップロードは道内でも数少ないすぐれた施設で、市民の練習のほか、スポーツ合宿招致に欠くことのできない重要な施設でありますので、今後、財源の手当てなどを検討しながら継続的な改修と、安全にトレーニングができますよう維持管理に努めてまいりたいと考えております。