江別市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月12日
(1)介護予防活動について/(2)公共施設の暑熱対策について
2025年9月12日、江別市議会の一般質問で、長田旭輝議員が「介護予防活動について」「公共施設の暑熱対策について」について質問し、市長 後藤好人、健康福祉部長 白石陽一郎、教育部長 佐藤学が答弁しました。
- 質問者
- 長田旭輝 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、健康福祉部長 白石陽一郎、教育部長 佐藤学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 長田旭輝
議長に発言の許可を頂きましたので、通告に従い順次質問させていただきます。件名1、介護予防活動についてお伺いを致します。高齢化が進む中、市としても、様々な課題に対して日々取組を進めておられると承知をしております。その一つとして、市内でも積極的に取り組まれているのが社会参加を通して行われている介護予防活動であると感じております。江別市でも、自治会や高齢者クラブ、各種サークル活動、サロン活動、運動教室などが、コロナ禍の活動休止を乗り越えて活動を再開する団体も増え、以前のような活気も戻ってきているように聞いております。中には、活動が休止したままの団体もあると伺っておりますが、精力的に活動に参加される方々が再び増え始めることは喜ばしいことであります。2023年に発表された千葉大学などの研究グループが行った調査では、13市町の高齢者約5万2,000人を約6年間追跡したデータを分析し、社会参加の頻度について、年数回、月1回から3回、週1回以上を種類別に調査し、追跡期間中の要支援・要介護認定の関連が検証されました。その結果、スポーツや趣味の会に月1回から3回、週1回以上参加している高齢者は、参加していない高齢者と比べて、要支援・要介護認定リスクが14%から24%低く、参加頻度が高いほど要支援・要介護認定リスクが低いことが明らかになりました。また、町内会では、年数回、月1回から3回参加している高齢者でも、要支援・要介護認定リスクが10%低くなったとのことであります。そして、高齢者の社会参加の割合が10%高いと、ウェルビーイングの一つである幸せのポイントが3%から5%高くなることも示されました。ウェルビーイングとは、全てが満たされた状態、かつ継続性のある幸福を意味します。介護予防は、今ある状況を悪化させず、元気でいる期間を長くしてお元気に過ごしていただくための重要な取組であり、特に、高齢化率がこれからも増加することを考えれば、今後、さらなる取組が必要になると考えます。そして、比較的参加しやすく身近である地域活動の重要性は、今後も高まると考えます。一方で、活動に参加されていない高齢者の方も相当数おられると感じております。令和6年に行われた市民アンケートの結果を見ますと、65歳以上の方に聞いた日頃の生活の中で、地域の人との交流がありますかの問いに対し、定期的に自治会やサークル活動などを含めて、交流があると答えた方は31.3%であったのに対し、定期的な交流はないは62.3%であり、令和5年調査と比べて6.7%の増加となっております。また、第5期江別市地域福祉計画に記載されている地域活動などへの参加状況のデータを見ますと、地域活動に参加している、参加したことがあるは、60代で約39%、70歳以上が45%ですが、参加したことはないが、機会があれば参加したいは、60代が25%、70歳以上が約20%、参加したことがなく、今後も参加するつもりはないは、60代が約35%、70歳以上が約32%となっております。したがって、調査時に地域活動に参加していない方は、60代が約60%、70歳以上は約52%となります。もちろん参加していない要因も、就労や身体状況などで参加できないという方もおられると思いますが、それでも実際に参加に結びついていない方が一定数おられるものと考えます。そこで、1点目として、市としても、活動団体の情報の周知、各種イベントPR、体験会などを開催していると承知しておりますが、今ほど申し上げた参加に結びついていない方々に対しての介護予防活動に参加する意識の醸成について、市としての御認識と今後の取組についてお伺いいたします。項目2、介護予防の活動拠点を増やすことについてお伺いを致します。私も、市民相談を通して、実際に介護予防活動に参加されていない方々から様々なお声を伺っており、一部御紹介を致しますと、活動がある地区センターなどの拠点まで遠くて足を運びづらい、興味はあるが、足が向かない、自宅の近くに人と交流する場所がないので、あれば行ってみたいなどであります。場所に関しては、現在行われている活動拠点として、地区センターなど各住区会館や各公民館などがメインであります。これは設備的にも立地的にも利用しやすいという点から、理解をしております。他方、どうしても活動が行われる拠点から遠いという市民の方も多くおられます。札幌市や他の自治体では、学習塾や空き店舗、空き家などを拠点として活動が行われている事例もあります。また、市営住宅の集会所などを近隣の地域住民に開放して介護予防活動や健康教室を定期的に行っている事例もございます。今後、こういった活動拠点を増やすことについて、御見解をお伺いいたします。項目3、介護予防活動に参加する機会の拡大についてお伺いを致します。介護予防活動については、今まで参加したことがない方からすれば、ハードルが高いという声を実際に伺っております。例えば、運動や趣味活動など様々なことが行われていることは知っているが、自分でも何をしたらいいのか分からない。興味があることは今はないが、何かきっかけがあれば、自分に興味のあることに出会えるかもしれない。いきなり活動団体に出向くのはハードルが高いなどであります。厚生労働省の令和4年度少子高齢社会等調査検討事業のデータによりますと、社会参加活動に参加しない理由として、興味・関心がないからは、60代が36.6%で最も高く、70歳から89歳は30%、気軽に参加できる活動が少ないからは、60代で22.5%でしたが、70歳から89歳が33.4%と最も高い数値になっております。先日、他の自治体で、住民の方が週1回、地域の拠点を借りて軽い運動や脳トレーニングを行うサロンに見学に行かせていただきました。時間は午前中の1時間のみ。参加者からは好評で、何よりも内容が明確で、誰もが楽しみやすい内容でした。主催している住民の方は、運動やスポーツに比べてハードルが低く、時間も短めで参加しやすいことを心がけているとのことであります。参加者には軽度の認知症の方もおられました。また、札幌市では、市から委託を受けて活動する介護予防センターの主催で、月に1回介護予防教室が行われ、内容も地域によりますが、毎月違う内容で行われ、運動や体操の月もあれば、健康講話を聴く月、レクリエーションをする月、地域で活動するサークルの方に来てもらって活動内容を体験させてもらえる月など、様々なプログラムがあり、参加者もその都度変化を致します。そして、様々な介護予防につながる体験や情報を得ることができることから、参加者も参加しやすく、また、興味のあるプログラムに出会った方は、その活動をしている団体に参加するようになるなど、自分に興味があることに出会える場ともなっておりました。市内では多くの活動が行われておりますけれども、今後、より多くの方に介護予防活動に参加していただけるように、まずは、より参加しやすい介護予防の場をつくり、その後自分に合った活動に結びつくように、活動参加の機会の拡大を図る取組を進めるべきと考えますが、市のお考えを伺います。件名2、公共施設の暑熱対策についてお伺いを致します。先日、大麻・文京台地区にお住まいの方で、大麻公民館や大麻体育館を利用されている方から、運動などの活動を行っていたが、夏の暑い日で、室内が高温になり、参加者が体調を崩してしまったというお声を伺いました。こういったお声は、私は世代を問わず伺っております。市としても、現在、市内小・中学校の普通教室へのエアコン整備を着実に行っており、公共施設のロビーなどにエアコンを設置し、クーリングスポットを増やす取組を進めるなど、市民の命を守るべく、懸命に暑さ対策に取り組んでいることは承知をしております。しかしながら、市民が幅広く活動されている公民館や体育館は、クーリングスポットとなっているロビーなどごく一部を除けば冷房設備がなく、扇風機を活用した暑さ対策にとどまっている現状であります。公民館や体育館は、世代を問わず多くの市民が活動する場であります。安全で活動しやすい環境づくりは、活動する上で意欲や活力にもつながるものであり、結果として、安心・安全な活気あふれるまちづくりにもつながるものと考えます。以上のことから、ぜひとも公共の公民館、体育館へのエアコン等、冷房設備の整備を前向きに御検討いただきたいと思うところですが、市のお考えを伺います。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 後藤好人
長田議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、介護予防活動に関しまして、まず、参加意識の醸成について御答弁を申し上げます。市では、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく生き生きと暮らし続けるためには、健康維持や社会参加に主体的に取り組むことが必要であると考えていることから、えべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)におきまして、地域交流と社会参加の促進、介護予防と自立生活の支援を推進することとしております。参加意識醸成のための取組としては、自治会や高齢者クラブなどに対して実施している介護予防出前講話や元気に暮らし続けたい高齢者を対象とした介護予防教室において、健康維持活動や社会参加活動を続けることが介護予防に効果的であることを周知・啓発しているところでございます。また、社会参加の場として、住民主体の通いの場のさらなる展開を図ることが必要と認識しておりますことから、通いの場情報誌を作成、配布しているほか、広報えべつ9月号に特集記事を掲載するなど、通いの場を知って、参加していただくための取組を行っております。市と致しましては、引き続き、これらの取組を通じて、高齢者が自身の望む生活を続けられるよう、介護予防活動に主体的に参加する意識の醸成に努めてまいります。次に、参加機会の拡大についてでありますが、通いの場は、身近で手軽な社会参加の場として、多くの方に気軽に利用していただける介護予防の場であります。市では、通いの場に参加していただくことは、介護予防のみならず、生活の質の向上のために必要であると認識しておりますことから、多くの方に利用いただくために、介護予防教室での周知や通いの場の情報誌の配布などにより情報提供を行っているほか、問合せを頂いた際には、4か所の地域包括支援センターと社会福祉法人江別市社会福祉協議会に配置した生活支援コーディネーターが、通いの場情報誌を基に、その方の興味・関心に合わせた通いの場を紹介しております。また、介護予防教室への参加後に、自身でも介護予防活動を行いたいと希望する方を対象として、介護予防サポーター養成講座を開催しており、通いの場の運営を担う人材の育成にも努めているところです。市と致しましては、様々な取組を通じて、高齢者が自分らしく生きがいのある生活を続けていくために、自分に合った介護予防活動へ参加する機会の拡大を図ってまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 健康福祉部長 白石陽一郎
私からは、介護予防活動についての御質問のうち、活動拠点を増やすことについて御答弁を申し上げます。市内で活動している通いの場につきましては、コロナ禍での活動自粛期間を経て、一時は127か所まで減少しましたが、現在は約180か所まで回復しております。活動拠点につきましては、議員が御指摘のとおり、設備的にも立地的にも利用しやすい公民館や住区会館を使用している活動団体が多く、会場確保は、通いの場を拡大するための課題の一つであると認識しております。現在、市では、通いの場の会場確保に対応するため、地域活動に使用できる地域交流スペースの情報収集を行っているところであり、地域包括支援センター4か所と社会福祉法人江別市社会福祉協議会に配置している生活支援コーディネーターに活用できる場所の調査を依頼しているほか、市内の介護保険施設等にも情報提供をお願いしております。市と致しましては、会場確保のための情報収集を継続するとともに、収集した情報について、活動団体及び活動を始めようとしている方々に提供していく予定であります。以上であります。
答弁 教育部長 佐藤学
私から、公共施設の暑熱対策に関しまして、公民館や体育館におけるエアコン設置の見通しについて御答弁申し上げます。教育委員会では、令和5年度の記録的な猛暑を受け、社会教育施設の暑熱対策に取り組んでおり、令和6年7月に、コミュニティセンター、野幌公民館及び大麻公民館のロビーにエアコンを設置しております。市では、公民館をはじめとする市内の公共施設や協力施設の店舗など16施設を、環境省が推奨するクールシェアスポットに登録し、涼しい場所を市民に共有していただくために、広くホームページなどで紹介しているところであります。また、公民館におけるエアコン未設置の研修室や体育館では、窓の開放や大型扇風機による換気などの対策と利用者への注意喚起を行い、特に運動を行う体育館では、館内アナウンスや職員の巡回による水分補給の促進などの熱中症対策を行っております。さらに、熱中症警戒アラートが発出された場合には、利用者が暑さを避けるために貸室の使用を事前に中止した際に、使用料を還付するなどの対応をしているところであります。教育委員会と致しましては、近年の暑さに対応し、利用者の安全・安心を確保することは重要であると認識しておりますことから、小・中学校に設置しているスポットクーラーなどの冷房備品に今後余剰が生じた場合には、公民館や体育館への設置について検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 長田旭輝
それでは、順次、要望と再質問をさせていただきます。件名1、介護予防活動について、項目1、参加する意識の醸成については要望とさせていただきます。市としてのお考え、意識の醸成についての取組は理解を致しました。介護予防に取り組む大切さを多くの方に知っていただけるように、今後とも取組を進めていただきたいと思います。項目2、介護予防の活動拠点を増やすことについて要望させていただきます。市として、活動拠点となる会場確保の取組を進めるお考えであると理解を致しました。そして、介護予防の活動拠点となり得る新たな場所の調査も現在行っているとのことでした。活動拠点が近いと、通いの場など介護予防活動に参加してみたいという声も実際に伺っております。今後とも、調査・情報収集を進めていただき、他の事例なども研究していただきながら、先ほども申し上げましたが、様々な民間施設の活用なども視野に入れて取り組んでいただくことを要望いたします。項目3、介護予防活動に参加する機会の拡大については再質問させていただきます。通いの場は、介護予防に効果的な取組であり、市としても、通いの場の周知や取組の推進をされていることは承知を致しました。重要な取組でありますので、今後とも取り組んでいただきたいと思います。ただ、市民の中には、この通いの場や介護予防教室の参加までに至らない方も一定数おられます。介護予防にも、運動や健康づくりに限らず、様々なアプローチの方法があると思います。介護予防は、身近に構えずに参加できるということをより多くの方に知っていただけるように、先ほど私も他の事例を提示させていただきましたが、幅広く様々なプログラムを用意することで、より多くの方が介護予防につながるきっかけをつくることができると思います。今後、市としても、介護予防教室のプログラムのさらなる充実などに取り組んではどうかと考えますが、いかがでしょうか。件名2、公共施設の暑熱対策について再質問させていただきます。小・中学校の余剰となったスポットクーラーを活用されるということで理解を致しました。そこで、確認ですが、今年度も小・中学校のエアコン設置が進んでおり、来年度にはスポットクーラーに一定の余剰が出るものと考えております。余剰が出来次第、公民館や体育館で順次活用していくという理解でよろしいでしょうか。以上で、要望と2回目の質問を終わります。
答弁 健康福祉部長 白石陽一郎
私から、介護予防活動についての再質問に御答弁を申し上げます。介護予防教室のプログラムのさらなる充実についてでありますが、高齢期を生き生きと過ごすためには、多くの方に介護予防に取り組んでいただくことが必要であることから、参加を促す取組として、先ほど御答弁を申し上げたとおり、広報えべつ9月号に通いの場の特集記事を掲載したほか、今年度から介護予防教室の内容を見直し、認知症に特化したプログラムを新設したところであります。市と致しましては、介護予防活動の参加者増加に向けて、他市の事例も参考にしながら、引き続き、事業内容の充実を図ってまいります。以上であります。
答弁 教育部長 佐藤学
私から、公民館や体育館におけるエアコン設置の見通しについての再質問に御答弁を申し上げます。学校のスポットクーラーなどに余剰が生じた場合の活用についてでありますが、今年度、小学校8校にエアコンの設置を進めており、来年度から使用を開始することとしております。教育委員会と致しましては、来年度以降、学校の冷房備品に余剰が生じた場合には、順次、公民館や体育館への設置について検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 長田旭輝
あとは要望とさせていただきます。項目3、介護予防活動に参加する機会の拡大について要望させていただきます。介護予防教室の見直しなどにより、新たなプログラムにも取り組まれているとのこと、承知を致しました。今後も、事業内容の充実に取り組まれるとのことですので、多くの方が介護予防に触れる機会を持てるように取組を進めていただくことを要望いたします。件名2、公共施設の暑熱対策について要望をさせていただきます。スポットクーラーなど学校の冷房備品に余剰が生じた際には、順次、公民館や体育館への設置を検討していただけるとのことですので、施設を利用される方がより安心して活動できるように、ぜひ実現に向けて前向きに御検討いただくことを要望いたします。以上で、私の一般質問を終わります。