江別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月13日
(1)木育について/(2)AEDについて
2024年9月13日、江別市議会の一般質問で、石川麻美議員が「木育について」「AEDについて」について質問し、市長 後藤好人、経済部長 石田賢治、子ども家庭部長 金子武史、健康福祉部長 岩渕淑仁が答弁しました。
- 質問者
- 石川麻美 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、経済部長 石田賢治、子ども家庭部長 金子武史、健康福祉部長 岩渕淑仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 石川麻美
ただいま議長に発言の許可を頂きましたので、通告に従い順次質問させていただきます。初めに、件名1、木育についてお伺いいたします。木育は、2004年に北海道で誕生した取組であり、子供をはじめとする全ての人が、木と触れ合い、木に学び、木と生きるとして、北海道民と北海道庁による木育推進プロジェクトチームが同年9月に発足し、スタートしました。そして、プロジェクト会議が設けられ、2005年3月に木育プロジェクト報告書として検討結果を取りまとめております。その中に、木育という言葉について、私たちは、木を子供の頃から身近に使っていくことを通じて、人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てたいという思いを木育という言葉に込めており、子供をはじめとする全ての人々が、木と触れ合い、木に学び、木と生きる。それが木育ですと記されております。木育の一番の目的は、1つ目に、触れる・感じる、2つ目に、作る・楽しむ、3つ目に、知る・理解する・行動するという、これらが三位一体となって、肌で木の魅力を実感し、幼児期から原体験として触れ合うことで、豊かな暮らしづくりや森の活性化に貢献できる木材を増やすことにあります。木育プロジェクトが始まった当初は、割り箸は自然環境を壊す、木を伐採するのはよくないといった誤った知識ばかりが先立っており、大人でも正しく理解していない人が少なくありませんでした。確かに、世界全体で見ると、人間の森林伐採が自然環境を壊しているケースは多いですが、実は、国内に目を向けてみると、森林の伐採は一概に悪いとは言い切れません。日本は、世界有数の森林大国であるものの、林業の衰退などによって、2000年頃には建築木材の多くを輸入材に頼っていました。そのため、森林の木が放置されてしまうという問題が深刻化すると、余計に木材を海外に依存するという悪循環が起こってしまったのです。本来、森林は、植林、伐採、製材、そしてまた植林と繰り返すことで活性化します。しかし、そのサイクルの重要性が消費者まで届かないと、林業、製材業の衰退、最終的には、地球環境保全にまで悪影響を及ぼす可能性すらあるのです。しかし、適切に管理された森林から伐採された木材を使うということは、森林の整備に貢献するだけではなく、地球温暖化の防止や大気、水、土壌など、環境の維持に貢献することにもつながります。こういった観点からも、木育は、これからの日本においては、非常に重要な取組と言えるのではないでしょうか。この木育の取組は、北海道から全国に波及し、林野庁は、2006年に策定した森林・林業基本計画において、木育を国産材利用の拡大に向けた取組の一部として位置づけており、全国各地で木育の推進に取り組んでおります。以上を述べさせていただき、以下の3点についてお伺いさせていただきます。1点目として、木育の推進についてお伺いいたします。あらゆる人にとって、木育と触れることでもたらされる主な効果として、次の3つが挙げられております。1つ目は、五感が刺激され感性が広がる、2つ目は、リラックス効果や情緒安定、3つ目は、環境を愛し育てる人材の育成です。森林などの自然や木材と触れ合うことで、五感が刺激されて、感性や物事への視野が広がる効果が期待できます。特に、温度変化に敏感な幼い子供の場合は顕著で、人肌のようなぬくもりのある質感に触れることで、本能で心地よさを感じ、好奇心や集中力を養うと言われております。また、木の質感だけではなく、匂い成分にもリラックス効果があることが立証されており、大人にも情緒を安定させる作用が期待できます。そして、何より、木の魅力を知ることで、将来的に環境を愛し、育てる人材が増えることが最も大きな意義になります。残念ながら、小さい頃からプラスチック製品に囲まれた現代の子供たちにとって、木はあまり身近な存在とは言えません。しかし、木材を通して木に触れることで、自然を守る心が自然と芽生え、環境問題への意識が高い子供たちが増えることが期待できます。このように、木育は、現状の暮らしを豊かにするだけではなく、遠い将来まで地球環境を維持する意識を自然と身につけることが大きな意義であり、メリットでもあるのです。そこで、本市の緑の特性と現状は、市全体の面積の約10%を占める道立自然公園野幌森林公園をはじめ、石狩川を含む42の河川、農村部の耕地防風林、鉄道林などの多様な緑に囲まれた自然豊かな環境にあります。また、緑が多い公園も多く、休日に親子連れで楽しんでいる様子もうかがえます。第2次江別市緑の基本計画に、今後の緑のまちづくりを進めていくため、第7次江別市総合計画に即して、市民協働による様々な取組を通じて、緑に対してどう関わっていくかという観点から、緑をまもる、そだてる、いかすの3つの計画を基本方針としております。中でも、毎年行われている市民植樹は、私自身、木育という視点で見れば、大きな取組であると思います。第2次江別市緑の基本計画における3つの基本方針を進めていくためには、木育の取組を進めていくことが大変重要であると考えますが、この木育の推進を市としてどのようにお考えか、お伺いいたします。2点目に、木育マイスターの活用についてお伺いいたします。木育マイスターとは、北海道が認定する木育を普及させる専門家のことを言います。森林のことや木工クラフトなどの専門的知識を持ち、企画力やコーディネート力のある方や、自分の得意分野でない活動をする際は、その分野に強い方の協力を得て、プログラムを組み立てて活動します。学校や団体から依頼があれば、木育プログラムの企画立案や運営実施のアドバイスやプロデュースをしたり、自らアクティビティーを行う場合もあります。北海道では、平成22年度から木育マイスター育成研修を開始していますが、その全てのカリキュラムを修了した受講生を木育マイスターとし、令和6年1月現在で369名の木育マイスターを認定しております。北海道が進める木育マイスターが江別市でも数名いらっしゃいますが、さらに木育の取組を進めていくために、この木育マイスターの活用について、市としてどのようにお考えか、お伺いいたします。3点目に、木育ウッドスタートの推進についてお伺いいたします。地産地消の木製玩具による木育を推進する中で、ウッドスタートという取組も全国的に始まっています。ウッドスタートとは、地元の木材を使い、温かみのある木製のおもちゃを赤ちゃんにプレゼントし、木材に親しんでもらう取組になります。日本の森林率は67%と、世界第3位となっており、日本の木を扱う技術は高いにもかかわらず、木製のおもちゃの自給率は5%未満でした。近年の日本では、里山の荒廃が問題視され、里山を健全な状態に保つには、ほどよく木を利用することも大切であるとし、認定NPO法人日本グッド・トイ委員会では、かねてから地産地消の木製玩具を子育てに活用する木育を提唱しており、2010年からウッドスタートの取組が始まっています。当市で現在行っている親と子の絵本事業は、絵本の読み聞かせを通じて、親子の間でゆったりとした触れ合いが育まれることを願って、新生児に2冊配付していますが、赤ちゃんが初めて出会う絵本ということになり、ウッドスタートは、初めて触れる木材ということになります。特に、赤ちゃんにとって、木は心が落ち着く優しい木材と言われています。ぬくもりあふれる木のおもちゃで遊ぶことは、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚の五感を刺激し、育むと言われており、赤ちゃんが遊ぶおもちゃとしてふさわしいとされています。石狩市では、今年度、木育ウッドスタート事業の取組を9月より開始されることとなりました。地元の木材を利用したサケのおもちゃを市内の障がい者就労継続支援事業所で作成することとしており、木育のみならず、林福連携による林業の活性化と就業者福祉の増進を目指すとしています。そして、玩具安全基準のST基準適合検査も合格し、10か月健診の赤ちゃんを対象に配付していくということです。また、道産木材や地元の木材を利用すると、森林環境譲与税の活用ができます。2024年度から、森林環境税として、個人住民税均等割と合わせて1人年額1,000円が徴収されますが、税収の金額が、国によって森林環境譲与税として都道府県や市町村に譲与されるものです。なお、森林整備が緊急の課題であることを踏まえ、2019年度から前倒しで譲与することとしております。この森林環境譲与税を活用して、ウッドスタート事業として同じような取組をしている自治体も多数あります。そこで、当市として、ウッドスタート事業を推進することについて、お考えをお伺いいたします。続きまして、件名2、AEDについてお伺いいたします。AEDは、心臓発作などの際に、救急車が到着するまでに、電気ショックを心臓に与えて救命処置を行う医療機器です。2004年から一般市民の方の使用が認められ、現在、当市においても、学校や公共施設などを中心に多数の施設に設置されています。心肺蘇生を受ける人、AEDによる電気ショックを受ける人の数は、年々増加し、決して特別なことではなくなりました。総務省消防庁の報告によると、2022年、倒れる瞬間を目撃された心停止の中でも、約半数は心肺蘇生を受けておらず、さらに、AEDによる電気ショックが行われたのはたった4.2%でした。心停止の直後には、けいれんがあったり、呼吸しているように見えたりと、心停止かどうかの判断に迷う状況がしばしばあるようです。また、いざというときに、AEDがどこにあるか分からない、実際に人が目の前で倒れた際に、自分が使えるか不安があるなどが報告されております。しかし、当市においては、普通救命講習などを積極的に開催しており、多くの市民が受講しております。受講した市民の方が、学んだことを基に、万が一のときは積極的にAEDを使い、人命救助してくださることを期待しております。以上を述べさせていただき、次の5点についてお伺いさせていただきます。1点目として、ホームページにおける公共施設等のAED設置情報の在り方についてお伺いいたします。当市のホームページにAED設置のマップが2つ表示されております。1つは、日本救急医療財団全国AEDマップ、もう一つは、市公共施設等AED設置場所のGoogleマイマップになります。2つのマップを見比べてみたところ、日本救急医療財団全国AEDマップには、AEDの設置場所と使用時間などの詳細が記載されていますが、市公共施設等AED設置場所のマップには、それらの記載はありません。また、市の公共施設にはAEDが設置されているものの、日本救急医療財団全国AEDマップには、反映されていない状況になっております。AED設置のマップが、ホームページ上に2つあることが非常に分かりにくくさせているように感じ、なぜ2つのマップが必要なのか、疑問に思うところです。調べたところ、日本救急医療財団全国AEDマップは、投稿型のマップではなく、厚生労働省の指示に基づく全国版で、登録型の唯一のAEDマップになっております。国内で販売されている全てのAEDには、出荷時に日本救急医療財団全国AEDマップ登録書が同梱されており、設置者及び設置管理者から一般財団法人日本救急医療財団のホームページに設置登録情報を公開することに同意を得たものが公開されております。当市として、日本救急医療財団全国AEDマップにAED設置情報が正しく反映されていることを確認できているのでしょうか。もし確認し、正しく反映されているのであれば、市の公共施設の情報も加えるなどして、1つのマップを有効的に使用するほうが分かりやすいと考えますが、統一できない問題や課題があるのでしょうか、2つのマップ情報の在り方についてお伺いいたします。2点目として、先ほどの質問で2つのAED設置の情報の在り方について質問させていただきましたが、私自身、ホームページを見て感じたことがもう一つあります。それは、人が目の前で倒れているときに、ホームページを開き、AEDのマップにたどり着くまで冷静な判断ができるかということです。今年、私も普通救命講習を受講しましたが、自分が倒れている人を見つけ、AEDの使用をしなければいけないことを考えたときに、ホームページから設置場所を確認することができるのか、心配になるところです。愛媛県新居浜市では、スマートフォンを持っている場所から一番近いAEDを検索できるアプリをホームページに掲載しております。このアプリは、公益財団法人日本AED財団が無料で提供する救命サポーターteamASUKAと言い、小学校で駅伝の練習中に心肺停止で倒れ、校内にあったAEDが使われないまま亡くなった桐田明日香さんの名前からつけられたようです。公益財団法人日本AED財団に確認したところ、アプリを登録した方がAEDの設置を登録できるのはもちろんのこと、当市のように多数のAED設置をしている場合には、エクセルデータを公益財団法人日本AED財団に送ると反映してくれる仕組みになっております。私も、アプリをダウンロードし、当市のAED設置を確認したところ、アプリ内では3か所しか登録されておらず、今後、普及していってほしいとのことでした。ホームページを見るよりも、このアプリを使用すれば、AEDの設置場所をすぐに確認できます。また、現在地からAED設置場所まで、徒歩や車での道案内や何分で到着するのかが表示され、119番につながる機能も備わっています。救命サポーターteamASUKAのアプリ活用について、当市でも活用し、市民の皆様に周知していただけるように広報をお願いしたいと存じますが、お考えをお伺いいたします。3点目に、24時間使用可能なAEDの設置についてお伺いいたします。1点目の質問で紹介しましたAED設置場所のマップをよく見ていくと、警察署や消防署への設置はあるものの、市の公共施設に設置されているAEDの大半は、夜間・早朝は恐らく使用できないと思われます。心停止となった人に対しては、救急車到着までに、心臓マッサージとともにAEDを使うと、救命率が大きく上がるとされております。一度心停止を起こすと、自然に心拍が再開することはほぼありません。心停止から1分経過するごとに、救命率は約10%ずつ低下します。このような問題を解決するために、千葉県印西市では、24時間営業のコンビニエンスストアにAEDを設置いたしました。千葉県印西市だけではなく、ほかの都市でもコンビニエンスストアへの設置が進んでおりますが、当市における24時間使用できるAEDの把握と、今後、AED設置に至っていないコンビニエンスストアへの設置推進をすべきと考えますが、いかがでしょうか。4点目に、誰もがAEDを使用できる環境づくりについてお伺いいたします。AEDの使用をためらう理由として、いざというときに使い方が分からないということも考えられます。また、講習を受けていても、いざというとき冷静に判断して使用ができるのか、誰もが不安になることと思われます。AED本体には、使用方法が記載されていたり、蓋を開けると音声が流れるなど、よく見たり聞いたりすれば分かりますが、瞬時にAEDをためらうことなく使用できる手段として、例えば、AEDの使用に不慣れな方がAEDを使用する場面を想定するとします。スマートフォンなどを常時所有している現在、AEDに一度も触れたことがなかったとしても、いろいろな場面でよく見かけるようになった2次元コードから取扱い説明動画を読み取り、閲覧することで、ちゅうちょせずに使えるような工夫も必要かと考えます。救命率向上に資する地道な取組として、AEDを初めて使う方やちゅうちょして使えない方が、ためらうことなくAEDを使用できるように、あらかじめ取扱い説明動画を見てもらう働きかけや、いざというときに動画を見てもらうなどの環境づくりを進めていくべきと考えますが、お考えをお伺いいたします。5点目に、AED使用時の女性への配慮についてお伺いいたします。先ほどの質問で、心停止から1分経過するごとに、救命率は約10%ずつ低下しますということをお伝えしました。119番通報から救急車到着まで、全国平均で約9分かかり、何もしないと助かる可能性は大幅に低下します。また、一命は取り留めても、脳に後遺症が出てしまうこともあると言われています。このため、周囲の人が人工呼吸や心臓マッサージなどの心肺蘇生を続け、AEDによる電気ショックを行うことが望まれており、人工呼吸が難しい場合は、心臓マッサージだけでも行うと救命率は2倍になり、さらに、AEDを使えば6倍になると言われております。このような救命活動は非常に有効なのですが、若年女性への実施率が低い報告もされております。熊本大学の教授らの研究チームが、総務省消防庁の救急蘇生統計に係るデータを利用して、2005年から2020年まで、市民より目撃された心原性院外心停止の全国患者約35万人を対象に、心肺蘇生術やAEDを受けた人の割合、30日後に意識や認知力、麻痺や障がいなどの神経学的予後を男女別、年齢別に分析、検討しました。その結果、15歳から49歳の患者で、心肺蘇生術を受けた人の割合は、男性56.8%、女性53.5%、AEDを受けた人は、男性7%、女性3.8%と、いずれも女性は男性より低い状況でした。神経学的予後が良好だった人の割合は、救命措置を受けた人では、受けない人に比べて上昇、15歳から49歳の女性では、より良好で、同年代の男性と比べても高いことが判明しています。総務省消防庁では、女性に配慮してAEDを使用できるように、適切な取扱い方法を周知徹底していますが、結果を見ると、女性への実施率を向上させるための手段をさらに考える必要があると思われます。AEDを使用する際、衣服を脱がすという場面が想定され、傷病者によっては使用をためらうこともあることから、また、1分1秒を争う救命活動の際、ためらわず使用できる工夫が必要であり、三角巾で肌を覆うことで女性への配慮ができるものと考えます。三角巾の活用は、ほかにも骨折の部位の固定や止血にも活用ができることから、多くの市町村で実施されている取組となっております。当市の公共施設等へのAED設置は88か所にもなります。多くの人の命が救われることを考えると、三角巾を配備する工夫も必要と思いますが、いかがでしょうか。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 後藤好人
石川議員の一般質問に御答弁を申し上げます。私からは、まず、木育に関しまして、木育の推進についてお答え申し上げます。木育とは、平成16年に北海道のプロジェクトの中で生まれた概念であり、子供をはじめとする全ての人が、木と触れ合い、木に学び、木と生きる取組で、子供の頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むこととされております。令和6年度からスタートした第2次江別市緑の基本計画では、みどり・水・らしさとともに、心豊かに住み続けられるまちえべつを基本理念に掲げ、緑地の保全や緑化の推進を図ることとしております。計画に基づき、市では、緑に触れる機会の創出として、市民植樹や名木百選ウォッチングなどを実施するほか、道産木材を活用した大型遊具を都市と農村の交流センターに設置するなど、市民が木と触れ合う取組を行っているところであります。市と致しましては、市民が木と触れ合うことは大切であると認識しており、第2次江別市緑の基本計画に基づく取組を実施することは、木育の推進にもつながるものと考えております。次に、AEDに関しまして、誰もがAEDを使用できる環境づくりについてでありますが、市民が心肺機能の停止した傷病者に遭遇した際に、効果的な心肺蘇生を行えるよう、AEDを使用した救命講習を毎月消防本部で実施しているほか、市内小・中学校あるいは希望される企業や自治会などにも適宜行っております。また、一般社団法人江別医師会、北海道江別保健所と共催で行っている救急の日のイベントでも、同様の講習を実施しております。AEDの操作方法を含めた応急手当ての手順については、市ホームページにも掲載しております。議員が御質問のAEDをためらうことなく使用できる環境づくりについてですが、AEDは、蓋を開けると自動で音声が流れ、操作方法を指示してくれますけれども、いざというときに冷静に対処するためには、繰り返し救命講習を受講することが重要だと考えております。市と致しましては、引き続き受講した方への定期的な受講勧奨をするとともに、講習を受けたことがない方にも受講していただけるよう、市ホームページや広報えべつ等で周知するほか、AED使用方法を動画にした上で市ホームページに掲載するなど、内容の充実を検討してまいります。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、経済部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 経済部長 石田賢治
私から、木育についての御質問のうち、木育マイスターの活用について御答弁を申し上げます。木育マイスターは、北海道が平成22年度から育成を開始したもので、木育の理念を十分に理解し、活動の企画立案やコーディネートのほか、関係者への指導、助言などを通して木育の普及啓発を行う専門家です。北海道は、令和6年1月現在で369名の木育マイスターを認定しており、江別市内で活動されている方もホームページで紹介されております。市内の小学校の中には、木育マイスターを総合学習の授業の講師として招き、森林や樹木についての講話や道産エゾマツの木材を使った工作体験等を行っている学校があるほか、商業施設においては、木育マイスターが主催するイベントが開催されるなど、市内においても、木育マイスターの方々が御活躍されております。市と致しましては、木育マイスターの活用は、緑を通じた様々な学びや活動の一助としても有効であると考えておりますことから、木育マイスターの活動が広がっていくよう、周知に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 子ども家庭部長 金子武史
私から、木育についての御質問のうち、ウッドスタートの推進について御答弁申し上げます。ウッドスタートは、地場産の木材を活用した子育て支援策として、子供をはじめとする全ての人たちが、木のぬくもりを感じながら楽しく豊かに暮らすことを目的に、自治体などが、地域で制作した木のおもちゃを赤ちゃんに贈る取組であり、NPO法人の呼びかけにより、全国で約60の自治体が取り組んでいると承知しております。市では、これまで、赤ちゃんが生まれた家庭で、親子が絵本に親しみながら楽しく子育てができるよう、毎年4か月未満の赤ちゃんのいる全ての世帯へ、地域の主任児童委員などが家庭を訪問し、交流しながら絵本をプレゼントするなど、安心して子育てをするための様々な支援に取り組んできております。子育てにおける木の活用に関しましても、市の保育園やぽこあぽこなどで木製遊具などを積極的に活用しているところでありますので、御質問のウッドスタートにつきましては、まずは他の自治体の事例などを情報収集してまいります。以上であります。
答弁 健康福祉部長 岩渕淑仁(健康福祉部長は2025年3月まで)
私から、AEDについての御質問のうち、4点について御答弁申し上げます。まず、ホームページにおける公共施設等のAED設置情報の在り方についてでありますが、AEDの公共施設への設置場所については、平成20年から、紙によるマップ作成と併せ、市ホームページへの掲載を開始しました。その後、AEDの公共施設への設置が平成23年度までにほぼ完了し、紙のマップでは掲載し切れなくなったことから、市ホームページへの掲載に一本化したところです。また、平成30年には、設置場所を分かりやすくするため、ウェブ上の地図サービスを活用し、公共施設AEDマップをリニューアルしました。一方、日本救急医療財団全国AEDマップにつきましては、平成27年に運用が開始され、公共施設のみならず民間施設の設置状況も掲載されていることから、平成30年に市ホームページから閲覧できるようにしたところです。日本救急医療財団全国AEDマップは、公開に同意する設置者等が登録を行い、設置日やバッテリーの交換日を登録することで、使用できるAEDであることを担保する方法が取られておりますことから、市と致しましても、有効に活用すべきものと考えております。議員が御質問のAED設置情報の在り方につきましては、現在、市ホームページからリンクしている日本救急医療財団全国AEDマップの登録データの確認と整理を進めるとともに、設置状況がより分かりやすくなるよう、公共施設等AED設置場所マップとの統合を検討してまいりたいと考えております。次に、無料アプリの活用についてでありますが、AEDマップに関するスマートフォンアプリについては、マップ機能に特化しているものや救急処置に関する動画を確認できる機能等を備えたものなど、数種類が提供されているところでありますけれども、AEDの登録件数やサービス内容に差があるなど、それぞれのアプリに特徴がある状況です。市と致しましては、AEDは緊急時に迅速かつ正しく使用できることが重要であり、スマートフォンアプリを利用して設置場所や使用方法を確認できることは、緊急時にも効果があると考えておりますことから、市民が利用しやすく、より有効なアプリの調査をしてまいりたいと考えております。次に、24時間使用可能なAEDの設置についてでありますが、市内の公共施設や民間事業所等に設置されているAEDは、多くがその施設を利用する方の非常時のためのものであり、施設等が閉鎖している時間帯は使用できない状態であります。現在、24時間使用可能なAEDの設置場所は、公共施設では消防署や警察署となっており、民間事業所では、職員が常駐している宿泊施設や介護施設等の一部であることを確認しております。議員が御質問の24時間使用できるAEDのコンビニエンスストアへの設置推進につきましては、市町村が機材の調達や日常の点検まで全て担い、貸出しのみ依頼する方法、日常の点検と貸出しを依頼する方法、協定締結により事業者側で用意、管理いただく方法等、様々な方法がありますことから、市としましては、AED設置の在り方を含め、全国の状況を研究してまいりたいと考えております。次に、AED使用時の女性への配慮についてでありますが、傷病者の心肺が停止している状況でAEDによる心肺蘇生をする際は、一刻も早い処置が必要となります。救命講習では、AED使用時に、電極パッドを貼りつける場所がぬれていないこと、湿布等の貼り薬やペースメーカー等の埋め込みがないことを確認すること、さらには、音声ガイドに従った手順で確実に電極パッドを所定の位置へ貼り付け、迅速に処置することを指導しております。また、傷病者が女性の場合の配慮につきましては、電極パッドを素肌に直接貼ることができれば、服を脱がさなくても適切に対応できること、電極パッドを貼った後に体に上着等をかけても大丈夫なことなどを説明しております。AEDを使用する際には、電気ショックの時間を遅らせないことと迅速な処置が重要と認識しておりますが、傷病者への一定の配慮も必要なことから、配慮の方法につきまして、今後も救命講習の中で丁寧に説明してまいります。以上であります。
再質問 石川麻美
2回目は、再質問はせずに要望とさせていただきます。まず、1件目、1項目めの木育の推進についてですが、御答弁から、木育に基づいた取組を行っていることは理解いたしました。しかしながら、今回、私が質問した趣旨は、1回目の質問でもお伝えしたように、第2次江別市緑の基本計画における3つの基本方針を進めていくためには、木育の取組を進めていくことが大変重要であると考えることから、ぜひ、木育の推進を行っていただきたいということでありました。現在の第2次江別市緑の基本計画は、今年度から始まった計画であることも理解しておりますので、今後、市における木育の取組に私も注目していきたいと思いますし、また、第2次江別市緑の基本計画の中にどのように木育を取り入れるかということの在り方については、今後、御提案も含めて、改めてお話しさせていただきたいと思います。現状としては、そうした思いで木育を進めていただきたいということを要望とさせていただきます。次に、1件目、3項目めのウッドスタートの推進についてですが、市の保育園やぽこあぽこなどで木製遊具などを積極的に活用しているのは理解いたしましたけれども、ウッドスタートは、赤ちゃんに木製のおもちゃをプレゼントする取組となっております。スマートフォンやパソコンなどの電子機器が多くなり、自然のぬくもりがなかなか感じなくなった時代だからこそ、赤ちゃんにとってウッドスタートの推進は非常に重要であり、効果が高いものと考えます。また、第7次江別市総合計画にうたわれている子どもの笑顔があふれるまち、自然とともに生きるまちの基本理念は、ウッドスタートの推進に当てはまるものと思います。既存の事業である親と子の絵本事業の取組を進めていることも承知しておりますが、そういった有効性に鑑みて、今後の事業の在り方について前向きに御検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。最後に、2件目、3項目めの24時間使用可能なAEDの設置についてですが、24時間使用できるコンビニエンスストアへの設置推進に関しては、御答弁の中で様々な方法をお示ししていただきました。予算等の関係もございますので、現実的な進め方としましては、コンビニエンスストアなどと協定を結んで協力を頂くということではないかと私は考えております。千葉県市川市では、市民の救命率向上を図ることを目的として、コンビニエンスストアにAEDを設置するため、市内に店舗を有するコンビニエンスストアチェーン5社と協定を結びました。令和6年6月1日より、設置店舗数110店舗で運用開始となっております。既に店舗で利用するために設置されているAEDを含め、こうした協定を結ぶことが現実的であると思いますし、もし可能であれば、そういった形で民間の皆様に御協力を頂きながら、特に夜間に使用できるAEDが広く普及されることについて、前向きに御検討していただきたいと思います。また、協定締結ができるのであれば、例えば、コンビニエンスストアでAEDを設置していただいた情報の提供をお願いすることで、AEDマップにも反映されるようになりますし、なおかつ、女性への配慮にも使用できる布などを市として提供することで、より広く使えるような形をつくっていただくことが、市民の安心・安全につながっていくことと思います。他市の事例も研究しながら、そういった形で進めていただくことを要望し、私の一般質問を終わります。