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江別市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月3日

(1)農業政策について/(2)防災・減災について/(3)財政運営について

2023年3月3日、江別市議会の一般質問で、三角芳明議員が「農業政策について」「防災・減災について」「財政運営について」について質問し、市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、総務部長 萬直樹が答弁しました。

質問者
三角芳明 議員
答弁者
市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、総務部長 萬直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 三角芳明

ただいま、議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。件名1、農業政策についてお伺いをさせていただきます。今なお日本の食料自給率は、御存知のとおり先進国の中でも一番低い38%でございます。人が生きていく上で必要とされているのは、衣・食・住とこの間言われてまいりましたが、着るもの、住むところは工夫次第で我慢はできますが、食だけは絶対に欠くことはできません。この世の中、現在においても生産現場における生産資材や燃油等も、ほとんどが海外に依存し続けてきているのが現状であります。皆さんは、この状況をどう思いでしょうか。これでよいと思うでしょうか。これまでの農業政策の転換期には、生産現場において将来の営農継続を考えたとき、大きな不安を抱えるとともに大きな決断をせざるを得ないことも生じてまいりました。このようなことは、これまでの結果を見ても明らかであります。このような状況下で、これまで日本の食文化を支えてきた主食のお米ですが、食の多様化によりパンや麺類に代わることで米余りが生じ、生産現場では米の過剰生産抑制のための減反政策が1971年から2018年までの約50年間にわたり続けられてまいりました。その後は、米の生産量と需給のバランスを取りながら政策が進められてきているのが現在でございます。今回、生産現場ではこれまで耕作放棄地を出すことなく、しっかりと守り続けてきた多面的機能を持つ水田の、さらなる局面を迎える水田活用の直接支払交付金の見直しが近年になって打ち出されてまいりました。生産現場におきましては、次代を担う後継者においても、将来に対する大きな影響を与えないともいえない見直し政策であります。そこで項目1として水田活用の直接支払交付金の見直しに伴う影響について、これまでの経緯と生産現場への周知について、現段階での情報についてはどこまで把握されているのか、お聞かせください。また、農業者への影響に対する状況をどのように把握されているのでしょうか。さらには、農村地域全体へ及ぼす影響についての見解については、どのように捉えられているのか、お聞かせください。さらには、この見直しにおける江別市へ及ぼす影響については、どのようなことが想定されるのか、お聞かせください。項目2として、資材・燃料高騰対策への認識と対応についてお伺いさせていただきます。近年の国際紛争の悪化により国際情勢も非常に不安定な状況が続いている中、生命維持産業である農業者における最近の資材や燃料の高騰は、生産現場においては大変大きな影響が出てきております。現段階での現状認識と今後の見通しのほか、具体的な対応策として今後どのような取組をなされていくのか、お示しを頂きたいと思います。項目3として、農家戸数の減少に対する認識と対応について伺います。当市においても、急速に進み続けてきている高齢化と担い手不足が進む中で、農村地域の中でこれまで守り続けてきた地域環境整備等が、そこに住まう人々の減少によって年々厳しさが増してきている状況でありますけれども、この現状については、どのように受け止められているのか。また、今後どのような対応策がこの農業振興地域内での継続に向けて有効な手段としての取組となるのかについてお聞かせください。件名2として、防災・減災についてお伺いいたします。項目1、石狩川中州の現状に対する認識と対応についてお伺いいたします。石狩川は北海道の大雪山系の石狩岳を起点として、北海道の西部を流れ日本海へと続く長さ268キロメートルの1級河川であり、流域面積は利根川に次いで全国2位の日本三大河川の一つであります。近年においても、世界中で発生している異常気象における自然災害等における様々な事案の中、日本国内においても集中豪雨時においては、河川の氾濫等が全国ニュースとして毎年のように耳にする状況であります。そこで、長年にわたって川底に堆積する土砂等がつくり出す中州の問題が、全国的にも見受けられるようですけれども、川底に堆積した土砂を取り除くためのしゅんせつ工事には、多くの費用と期間がかかることから容易なことではないとのことであります。当市に係る石狩川においても数か所できている中州が、年々拡大し続けている状況を目の当たりにして生活していると、過去幾度となく経験している集中豪雨による氾濫、近年では昭和56年の災害が思い出されます。この間、当河川に対する様々な対策が取られてきたと思いますが、これまで取り組まれてきたしゅんせつ工事等の状況と効果について、お聞かせください。さらには、現在も拡大し続けている中州の現状認識と、今後どのような対応策が講じられようとしているのかをお聞かせください。項目2として、橋梁の現状と対応についてお伺いいたします。当市で管理されている橋梁については147橋を管理されているようでありますが、橋梁の現状を見ると経年劣化と老朽化している橋梁が見受けられますけれども、現状においてはどのように捉えられているのか。橋梁の耐用年数はおおよそ50年となっているようですが、平成25年策定の江別市橋梁長寿命化修繕計画によりますと、1960年代に架けられた橋梁は7橋、全体の5%。1970年代には30橋の20%、1980年代には67橋の46%、1990年代には25橋の17%、2000年代には9橋の6%、そして2010年以降には9橋の6%とのことであります。この中で、1970年代から1980年代までに架けられた橋梁数は97橋で、全体の66%にもなります。インフラ整備には多くの予算を要しますので、計画的な予算をもって対応していかなければならないと考えますが、今後の改修の見通しについて、お聞かせください。件名3、財政運営について伺います。項目1として、現状に対する認識と課題についてでございますが、過去にもこの財政運営につきましては取り上げさせていただいた経緯がございますけれども、近年は新型コロナウイルス感染症対策等でより多くの苦労があったと思っております。このような状況下においての、近年の繰越金の変遷についてはどのような状況にあるのか、お伺いいたします。また、毎年の予算編成においては、財政調整基金の取崩しや、遊休資産の売却による財源を活用されてきております。今後においてもこのような対応が余儀なくされると思います。限度はあると思いますが、今後の状況を見通したところ、ますます老朽化が進むインフラ整備や市民サービスへの対応に資する一般財源としての自主財源の確保のための遊休資産の件数は、現在どうなのかをお聞かせください。項目2として、ふるさと納税の現状と課題について伺います。ふるさと納税は、2008年(平成20年)に地方税法等の改正によって5月からふるさと納税制度が始まり、人口減少への対応や地方と大都市の格差是正を目的とするものでございます。当市においても、平成26年度からのえべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画における、えべつの魅力発信シティプロモートの一環として開始された経緯がありますが、当市においては、ふるさと納税の目的に対する評価をどのようにされているのか。また、ここ数年の現状と課題についてをお聞かせください。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

三角議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、農業政策に関してお答え申し上げたいと思います。まず、水田活用の直接支払交付金の見直しに伴う影響についてでございますが、水田活用の直接支払交付金は、国の実施する経営所得安定対策のうち、麦や大豆などの戦略作物の本作化を進め、水田のフル活用を図るための交付金であります。国は、令和3年11月に交付対象水田の取扱いに係る現行ルールの厳格化の方針を掲げ、令和4年から令和8年までの間に、一度も水張りを行わない農地を交付対象水田としないことなどを示したところであります。また、国は令和5年度予算案等の中で、水田活用直接支払交付金の対象外となる畑地化をした場合の助成金交付や、畑地化後に高収益作物等の定着に取り組む農業者を5年間支援することのほか、畑地化した農業者が土地改良区に地区除外決済金等を支払う必要が生じた場合に、その資金を定額で支援することなどを新たに示したところであります。市では、これまでも市及び農業関係機関等で組織された江別市地域農業再生協議会を通じまして、制度の変更点などについて、市内の農業者への周知を進めてきたほか、令和5年度の畑地化に対する意向等について、現在、調査を進めているところでございます。見直しに伴う農業者への影響については、5年の間に水張りができないと交付金が支給されなくなること、水張り後の作物の品質及び収量確保への不安があること、畑地化して5年経過後の国の支援内容が示されていないことなど、今後の農業経営への影響が懸念されているところでございます。また、農村地域全体への影響については、交付金の対象外となることに伴い、経営的な下支えがなくなるほか、条件不利農地では休耕田が発生することが懸念され、市の農業振興にとっても農村環境の維持が難しくなるなどの影響が危惧されるところでございます。市と致しましては、引き続き関係機関とともに情報収集を進めながら、交付金の見直しに係る国の動向について、注視をしてまいりたいと考えております。次に、資材・燃料高騰対策への認識と対応についてでありますが、長引く新型コロナウイルス感染症の影響のほか、世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵攻等の影響、さらには円安の進行に伴う物価高騰等の影響緩和の対策としまして、国では、農林水産分野において、令和4年度に肥料価格高騰対策事業や飼料価格高騰緊急対策事業などを進めてきたところでございます。また、北海道においても農業分野における物価高騰対策として、化学肥料購入支援金給付事業や施設園芸エネルギー転換促進事業などの対策が取られてきたところでございます。市では、これまでもコロナ禍で落ち込んだ牛乳の消費喚起に向けた取組として、地産地消牛乳消費応援事業を実施してきたほか、JA道央と連携しながら物価高騰等の影響を受ける農業者への支援策として、肥料・畜産飼料購入特別支援事業を実施したところでございます。現在、北海道と市の肥料及び飼料の支援金については、給付手続を進めているところでありまして、今年度内に給付を行う予定でございます。また、国の肥料価格高騰対策事業については、支援金の算定に用いる令和5年春用肥料の高騰率が本年3月中に国から示され、北海道内における申請手続は本年6月から開始される予定でございます。いずれに致しましても、引き続き農業資材等の価格の状況や国及び北海道の動向を注視しまして、必要に応じて、JA道央など関係機関と対応を協議してまいりたいと考えております。次に、農家戸数の減少に対する認識と対応についてでございますが、国が5年ごとに行っている統計調査である農林業センサスによりますと、江別市における農家世帯数は平成22年は463世帯、平成27年は398世帯、令和2年は335世帯に、農業従事者数は平成22年は1,026人、平成27年は902人、令和2年は882人と推移しているところでございます。当市においても、農業従事者の減少割合は鈍化傾向にあるものの、農村地域における世帯や担い手は減少傾向にあるものと認識しております。市では、これまでも担い手育成支援などを目的に、JA道央及びJA道央管内4市により設立しました道央農業振興公社を通じまして、新規就農者の実地研修や相談体制の充実、強化を図ってきております。ここ数年は継続して、年に一、二名ほど、新規就農者が市内で営農を開始しているほか、市内の農家子弟が農業後継者として研修を受け、市内で就農される例も増えている状況でございます。また、今年度からは実際に営農した新規就農者の圃場に行きまして、営農する上での悩み事や相談等にも応ずるなど、さらなる新規就農者支援の強化に取り組んでいるところでございます。今後におきましても、地域の担い手の確保と育成に向けた取組につきまして、引き続き、関係機関と連携して対応してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、建設部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)

私からは、防災・減災について、御答弁申し上げます。まず、石狩川中州の現状に対する認識と対応についてでありますが、これまでの取組状況と効果につきましては、国土交通省北海道開発局札幌開発建設部において石狩川流域に甚大な洪水被害を及ぼした昭和56年の水害以降、市内では平成13年度までにしゅんせつ工事、平成18年度までに堤防工事を完了しております。また、平成19年9月に策定した石狩川水系石狩川(下流)河川整備計画では、新たな洪水調節施設が計画され、夕張シューパロダム及び千歳川遊水地群については、既に供用を開始しており、北村遊水地につきましては令和8年度、新桂沢ダム及び三笠ぽんべつダムは令和12年度の完成に向け、現在、工事が進められております。これらの施設の完成により、洪水時における水面上昇が抑制されることから、より一層の治水安全度の向上が図られます。次に、石狩川の中州の現状につきましては、これまでも市民等からの問合せが寄せられていることから、その都度、国土交通省北海道開発局札幌開発建設部と中州の状況について、協議してきたところであります。国土交通省北海道開発局札幌開発建設部からは、石狩川の美原大橋から石狩大橋の区間における河道幅は、堤防間の約1キロメートルであり、現在、出現している中州と比較し、非常に大きい河道断面となっていることから、昭和56年の水害に対応できる能力は確保されていると伺っております。なお、国土交通省北海道開発局札幌開発建設部では石狩川の河道断面について、継続的に測量等の調査により確認をしていると伺っておりますので、引き続き情報共有を図ってまいりたいと考えております。次に、橋梁の現状と対応についてでありますが、江別市が管理する橋梁は147施設あり、道路法に基づきおおむね5年に一度、定期的に点検を実施しており、修繕につきましては、安全性、信頼性の確保及びコスト縮減の観点から計画的、予防的に行っております。御質問の現状についてでありますが、平成25年2月に策定した江別市橋梁長寿命化修繕計画に基づき、平成26年度から令和5年度までの10年間を事業期間として点検及び修繕を実施しており、その後の法改正に伴い、平成30年3月に修繕計画の一部改定を行ったところです。これまでの対応につきましては、当市が管理する147の橋梁のうち、点検結果及び道路の重要度により、早期対応を要する橋梁38施設を対象として修繕を進めているところであり、令和4年度までに約8割の実施状況となっており、令和5年度も引き続き実施してまいります。次に、今後の改修の見通しにつきましては、これまでと同様に、点検結果及び道路の重要度を踏まえ、令和6年度からの新たな橋梁長寿命化修繕計画の策定を令和5年度中に予定しており、引き続き、安全・安心な道路環境の確保に努め、防災に取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。

答弁 総務部長 萬直樹(総務部長は2024年3月まで)

私から、財政運営について御答弁申し上げます。まず、現状に対する認識と課題についてでありますが、歳入と歳出の差額である繰越金は、例年5億円から8億円前後で推移しており、近年の実績で申し上げますと、平成30年度は約8億4,900万円、令和元年度は約5億2,200万円でありました。新型コロナウイルス感染症の発生以降は、国の給付金などにより予算規模が拡大しており、令和2年度は約10億6,900万円、令和3年度は約15億3,300万円と、例年より多くの繰越金を計上しております。繰越金は2分の1を財政調整基金に積み立てるほか、残りは次年度の自主財源となることから、安定的な財政運営のため今後も経費の削減に努め、一定の金額を確保してまいりたいと考えております。次に、遊休資産の状況についてでありますが、市では、平成24年に策定した公有地利活用基本方針に基づき、活用の見込みのない土地について、順次、売却を進めております。特に、近年は地価が高騰する一方、民有地の開発が落ち着きを見せていることから、市有地の整理を進め、令和元年度から令和3年度までの3年間で、2億7,700万円の売却収入を計上したほか、今年度は、はやぶさ運動広場跡地等の売却により、4億5,300万円の収入を予定しております。この結果、基本方針で売却候補とした市有地のうち、筆数で約6割、面積で約3割が売却済みであり、残りは33筆、約12万2,000平方メートルとなっております。このほか、用途の整理等により新たに売却可能となる土地も見込まれますことから、自主財源の確保と民間による有効利用に向けて、引き続き活用の見込みのない土地については計画的な売却に努めてまいりたいと考えております。次に、ふるさと納税の現状と課題についてでありますが、市では平成26年度からえべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画における、えべつの魅力発信シティプロモートの一環と致しまして、江別の商品を知ってもらうことで、全国に江別のファンをつくるため、ふるさと納税の返礼品として特産品の贈呈を開始したところであります。その後、返礼品取扱い事業者の開拓により返礼品数を増やし、併せて定期配送方式の導入やふるさと納税ポータルサイトの登録先の増加などを行ってきたことで、ふるさと納税額は、近年は3億円程度で推移しております。御質問の、ふるさと納税の目的に対する評価でありますが、今年度は市内の高校や大学を応援する制度を創設するなど、江別のファンをさらに獲得していく取組を開始したところであり、シティープロモートとしての効果も拡大していると考えております。また、返礼品の贈呈経費などを差し引いても、一定のプラスとなるなど、自主財源確保の面においても効果があるものと認識しております。一方、課題についてでありますが、石狩管内の他の自治体では、日用品等の返礼品によって寄附額を大きく伸ばしていることから、当市においても新たな特産品や反復的に申込みが見込める日用品の発掘など、返礼品のさらなる拡充が課題であると考えております。今後におきましても、ふるさと納税制度の周知に努め、返礼品取扱い事業者との連携強化を図ってまいりたいと考えております。以上であります。

出典:江別市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月3日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる