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江別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日

JR江別駅を中心とするまちづくりについて

2019年9月11日、江別市議会の一般質問で、三角芳明議員が「JR江別駅を中心とするまちづくりについて」質問し、市長 三好昇が答弁しました。

質問者
三角芳明 議員
答弁者
市長 三好昇

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 三角芳明

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。今回の質問は、JR江別駅周辺にお住まいになっている方々には、非常に関心の高いテーマだと思います。江別地区のまちづくりについて、JR江別駅を中心とした今後の市街地を将来に向けてどう活性化へと導いていかれるのか伺いたいと思います。その前に、三好市長におかれましては、3期12年にわたり、この江別市にお住まいになり、大変な状況にありました市立病院の医師確保に取り組まれ、一時は回復の兆しが見えましたが、現状ではさらに深刻な状況に陥っている中、今般、再選され4期目を務められることに、市民の皆さんも、市立病院の再建については今度こそと、さらなる大きな期待を寄せていることと思います。私も多くの課題がある中で4期目に入り、どのようなリーダーシップを発揮され、この難局を切り開いていただけるのか、また、どのような対応策を出され、実りあるものにしていただけるのか、非常に期待をしている者の一人でありますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。初めに、江別市のまちづくりは、江別・野幌・大麻のJR函館本線の各駅を中心としながら、国道12号を主要な骨格として市街地が形成され、住環境や商業・業務施設の立地、工業団地の開発などにより、これまで発展してきたまちでございます。ここで、この江別市の3地区の時代の変遷の一端をひもといてみたいと思います。札幌市に近い大麻地区においては、昭和30年代後半から昭和40年代にかけて、人口増による学校の設置や、多くの住宅や団地が造成され活気あふれる地域として発展してまいりました。その後、現在では世代交代がなされ、住宅等も新たに建てかえが進み、当時の面影を残すところはごくわずかとなっております。JR大麻駅周辺の住環境も整備されるなど、また、現在においては江別版生涯活躍のまち構想も進められ、新たな世代へと引き継がれようとしている状況にあります。また、野幌地区は大型商業施設等の進出により、これまで大きく発展してきた地区でございます。第5次江別市総合計画の中では、将来的な人口増に伴う市街地の外延化による空洞化や、既成市街地の土地利用が進まないことなどが顕著になってきていることから、既成市街地の質の向上や、多様な都市機能が集積でき得る市街地の再生が求められてきました。平成16年ころからは、江別の顔づくり事業として、野幌駅高架化事業とともにJR野幌駅周辺の開発が始まり、この事業は、間もなく完了となるところまで来ています。一方、江別地区においては、古くから水陸の要衝として市街地が形成され、これまで歩んできております。昭和40年代後半までのJR江別駅周辺は、大変なにぎわいと活気のある地域として歩んできたところでございます。高度経済成長とともに人口の伸びが大きく、昭和41年には、江別市役所の本庁舎が、条丁目から現在の高砂町に移転し、さらに、昭和51年には、国道12号もJR江別駅前から現在のルートへと大きく切りかわり、商店街のにぎわいもこの時期くらいから減少し、商店街ではシャッターをおろす商店が徐々に増加し、江別市街地は年々衰退の一途をたどっているような状況でございます。この間、行政としては、江別市街地の活性化に向けた住環境整備など、さまざまな対策を講じられたと思います。その一端としてかいま見られるのは、昭和57年に水道庁舎が今の場所に移転され、また、水道庁舎とJR江別駅の前には、ふれあいの滝が完成しました。それとともに、平成に入りまして、コミュニティセンターが現在のところに建設され、その後、当時は最新の除排雪対策としてアメニティー下水道、俗に言う流雪溝が設置された地域でございます。しかしながら、高齢化が進むとともに、この流雪溝のふたを開けることもだんだん大変になり、現在では一部の方のみが利用されている状況でございます。この地域における商店街の活性化に向けてのにぎわいを取り戻す振興策としては、これらの施策がいかがだったかとの思いであります。過去においては、平成13年ころと聞いていますが、JR江別駅近隣に、余市町に本店をおいていたスーパーマーケットの出店の話があったとのことでございますけれども、その話も実らずじまいとなっております。その後、平成19年に現在地にある福祉棟と業務棟の事業運営が株式会社SPCみらいによって展開されています。この事業による所期の目的達成には至っていない状況であると思います。最近では、時代の流れとともに、この地域も急激な少子化が進み、120年以上も地域とともに歩んでまいりました江別小学校も江別第三小学校と統合となり、JR江別駅周辺から離れ、この地域はさらに閑散とした状況であります。ますます進展する人口減少と少子化の中で、この市街地にお住まいになっている方々のためにも、にぎわいと活気のある市街地として一日も早く再生することが重要と考えます。現在、この地区において唯一、日用品の買い物ができる店も、先月をもって閉店してしまいました。さらに、この地域は高齢化率が高く、日々の暮らしの中で多大な影響を受けているところでもあります。住民が安心して暮らせる住環境整備を早急に手がけていただきたいと思います。また、JR江別駅の南側では、間もなく南大通り大橋が完成し開通の予定でございます。これにより、交通アクセス環境は、大きくさま変わりしていくと考えます。そのことを踏まえつつ、JR江別駅周辺の開発は急務だと考え、今日に至っているのが現状でございます。市長は、このような状況の中で、この春の選挙では、次はJR江別駅周辺の再開発だと語られていました。この12年間市政を担われ、JR江別駅周辺の市街地活性化に向けて、どのような対応をとられてきたのか、また、これまでの具体的な取り組み経過と現状認識についてお聞かせいただきたいと思います。2項目めとして、1項目めとも関連しますが、江別小学校跡地の利活用を含めた今後の取り組みについてであります。旧江別小学校は,明治32年に現跡地に移設されて以来、新しい時代の担い手を育てる教育の場として、さらには、地域の文化、交流のための施設として役割を果たしてきました。しかしながら、近年の少子化の影響により児童生徒数が減少していることから、教育環境を考慮し、よりよいものとするため統合の結論となってしまいました。こうして江別小学校、江別第三小学校が統合し、平成28年4月に新しく江別第一小学校が開校し、現在、元気に子供が通っています。その後、江別小学校跡地は、JR江別駅前に立地する未利用地として有効活用することで、JR江別駅周辺地区の活性化と江別市全体に好影響を生み出す可能性があることから、平成26年11月に学識経験者、自治会、経済団体、市民団体などから推薦された12名の委員からなる江別駅周辺地区土地利用検討委員会が設置されております。JR江別駅周辺の現状分析や活性化、期待される機能の把握、周辺の人口推移、高齢化率、商業施設や福祉施設の配置状況の把握、アンケート調査、専門的視点からの評価・分析などを行うため、民間事業者からの意見聴取を行うなど、1年4カ月にわたり12回の委員会が開催され、平成28年3月に報告書が取りまとめられています。報告書を受けられてから今日まで3年が経過しておりますが、この間、市としてどのような対応と取り組みをなされてきたのか、具体的な取り組み状況についてお聞かせいただきたいと思います。また、今後どのようなスケジュールで取り組まれていかれるのかについてもお聞かせいただきたいと思います。以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

三角議員の一般質問にお答え申し上げます。JR江別駅を中心とするまちづくりに関しまして、初めに、市街地活性化の具体的な取り組みについてでありますが、市では、これまで水道庁舎やコミュニティセンターの機能を併設する中央公民館をJR江別駅前に移転したほか、同地区への流雪溝の設置や、3丁目通り踏切の跨線人道橋の整備を進めてきたところであります。また、平成19年のえべつみらいビルのオープンに合わせ、マスター契約した3階と4階にコールセンター企業2社を誘致し、最大1,000人規模の雇用を生み出したところであります。平成26年には、過去から地元要望のあったJR江別駅の跨線人道橋のかけかえに合わせ、バリアフリー化と上屋の設置、その翌年には、同駅の南北に駐輪場を整備するなど、JR江別駅を利用される市民の利便性向上に努めてきたところであります。さらに、北海道開発局が進める石狩川・千歳川合流点における堤防整備に当たりましては、地元自治会等の協力のもと、その実現に向けて動き始めており、市では、この動きに呼応し、江別市観光振興計画に基づく新たな観光資源としての河川活用の取り組みも検討を進めているところであります。このような状況のもと、昨年末には、大型複合書店のオープンや元江別地区において大型の宅地開発が進むなど、交流人口や定住人口の増加が期待されているところでもあります。また、長年の懸案であった南大通り大橋は、今年度末に完成する予定であり、これにより千歳川両岸の上江別地区と江別太地区とが結ばれ、市民の利便性が格段に向上するものと期待しています。いずれにしても、市といたしましては、JR江別駅を中心とする地区の活性化は、市全体の活性化につながるものと認識しており、引き続き、市民の意見や地元関係者の意向をお伺いしながら、第6次江別市総合計画に基づき、安心して暮らせるまちづくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、江別小学校跡地の利活用を含めた今後の取り組みについてでありますが、市では、平成26年11月に、JR江別駅周辺地区の活性化につなげるための目指すべき方向性などを検討する目的で、江別駅周辺地区土地利用検討委員会を設置したところであります。同委員会においては、民間事業者から事業化可能性に関する意見聴取などを行い、平成28年3月に土地活用の方針などについて報告書として取りまとめ、提出されました。その後、埋蔵文化財包蔵地調査や土壌汚染調査を実施した上で、この報告書を踏まえ、江別小学校跡地の有効活用に向けて、平成29年10月から翌年1月までの間、活用意向やアイデアのある民間事業者との対話、いわゆるサウンディング型市場調査を実施いたしました。この間の調査では、開発事業者と金融機関の2事業者から申し込みがあり、対話を行ったところでありますが、公募に至るような提案がなかったことから、その後も期間を定めず、サウンディング型市場調査を継続しているところであります。その後の調査においては、昨年10月からことし5月までの間に複数の事業者から活用の意向が示され、相手方との守秘義務の関係上、具体的には申し上げられませんが、現在、事業者から、業務系、住居系など、具体的な提案をいただいているところであります。一方、JR江別駅周辺地区の活性化については、江別小学校跡地の利活用のほか、江別市観光振興計画を踏まえた条丁目地区の活性化や河川の堤防改修、道路整備のあり方など、複数の課題があり、昨年11月以降、関係部署による庁内会議を開催し、情報共有を図るとともに、課題の整理を行っているところであります。いずれにしても、JR江別駅周辺地区の活性化につきましては、今後のまちづくりを行う上で、大変重要な課題であると認識しており、そのためには、江別小学校跡地の利活用を核として、将来を見据えて、慎重に検討していくとともに、適切な時期を逸することなく対応していく必要があるものと考えております。今後も引き続き、サウンディング型市場調査を進める中で、活性化に向けた方向性や考え方について、まとまり次第、議会や関係団体と相談してまいりたいと考えております。答弁は以上でございます。

質問 三角芳明

ただいま、JR江別駅周辺のこれまでの具体的な取り組み状況等について答弁をいただきましたが、再質問させていただきます。これまで取り組まれた状況をお聞きし、これらの施設による集客等については効果があったものと理解しておりますけれども、地元商店街の活性化に向けた経済的波及効果は、この間どれほどのものであったのか伺いたいと思います。特に、えべつみらいビルにおける当初の経済的波及効果は、非常に大きいと言われていたことを思い起こしていますが、現状はいかがでしょうか。この件についても伺いたいと思います。この地区は、先ほども申し上げましたけれども、高齢化率が非常に高い状況にあり、お住まいになっている方々にとっては、買い物する店がなくなってしまい、本当に大変な地域になってしまっております。この点についての市長の認識と、これからの対応策についてお聞かせいただきたいと思います。2項目めの江別小学校跡地の利活用につきまして再質問させていただきたいと思いますが、今後においても、サウンディング型市場調査を進める中で取り組まれるとのことですけれども、守秘義務もあり、非常に慎重に行われているということは理解します。しかしながら、この地域の発展のためには、早急に何かをしなければならないと思っています。近年、自然災害が全国的にも頻繁に発生しており、災害対策本部機能を持つ市役所の庁舎も、特に熊本地震以降、全国的に検討され建てかえが進められている状況です。そういった中で、このことに鑑みながら、当市の市役所本庁舎についても耐震化不足であるため、さまざまなことを考えられている状況であるということは理解しています。私は、こういったことに鑑みながら、これまでも、駅を核としたまちづくりを大麻地区と野幌地区で進めておりますので、これはあくまでも私の思いですが、遠くない時期に建てかえを検討している市役所本庁舎をJR江別駅近くの江別小学校跡地に置くことで、交通の利便性と新たな人の流れを誘導することができるのではないかと思っています。このことが、この地域の活性化へ向けた大きな推進力となるのではないかとの思いを持っているわけですが、この点について、市長はどのようにお考えになっているか、御見解をお聞かせいただきたいと思います。以上で、2回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

三角議員の再質問にお答え申し上げます。1点目は地元商店街への経済的波及効果について、もう1点は地元商店街に関連することついてでありますが、JR江別駅前の再開発に当たり、地元と行政が一体となって取り組んできた結果、当時、えべつみらいビルに1,000人規模の雇用が生まれたところであります。しかしながら、地元に期待していた経済的な効果が波及しなかったことは、まことに残念なことであり、こうした現状がわかりましたので、次のまちづくりにこの経験を生かしていきたいと考えております。次に、生鮮食料品店が閉店となっている状況についてでありますが、この店舗は、えべつみらいビルの1階において、平成24年から生鮮食料品を取り扱っており、地域の住民にも長く親しまれておりましたけれども、この8月をもって移転となったものであります。市といたしましても、JR江別駅周辺に食料品店がなくなったことで、周辺にお住まいの方々が不便さを感じているものと認識しているところであります。なお、えべつみらいビルの管理会社からは、生鮮食料品を扱う店舗の誘致を急ぐと聞いているところであり、市としては、一日も早く新たな店舗が入居するよう、速やかな対応をお願いしているところであります。江別小学校跡地の利活用を含めた今後の取り組みについての再質問ですが、江別小学校跡地の利活用につきましては、先ほどもお答え申し上げましたけれども、サウンディング型市場調査において、昨年10月からことし5月までの間に複数の事業者から活用の意向が示されています。現在、事業者から、業務系、住居系など、具体的な提案をいただいているところですので、そういう状況をこれからも見据えて対応してまいりたいと考えております。御質問の江別小学校跡地に本庁舎を移転することについてでありますが、本庁舎は耐震化の問題があり、現在、さまざまな角度から耐震化の手法、さらには建てかえる場合の事業手法、建築場所など、全市的な考え方を持ち対応しているところです。以上でございます。

質問 三角芳明

3回目は要望といたしますが、今ほどありましたように、JR江別駅周辺の課題は大きなものとなっていることは御認識いただいていると理解しました。市民の方々からは、地域活性化のため、早急にさまざまな対応をとっていただきたいという要望が多々ございます。そういった中で、市民の思いが早急に形になるよう御尽力いただきたいことをお願い申し上げて、一般質問を終わらせていただきます。

出典:江別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる