江別市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月3日
(1)子育て支援政策が地域経済に与える影響について/(2)保育の定員数のさらなる拡大について/(3)子育て応援企業へのサポートについて
2021年12月3日、江別市議会の一般質問で、岡英彦議員が「子育て支援政策が地域経済に与える影響について」「保育の定員数のさらなる拡大について」「子育て応援企業へのサポートについて」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 白崎敬浩、経済部長 福島和幸が答弁しました。
- 質問者
- 岡英彦 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、健康福祉部長 白崎敬浩、経済部長 福島和幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 岡英彦
国内での新型コロナウイルスの初確認から、そろそろ2年が過ぎようとしております。感染対策については、文字どおり国民全員が協力して大きな成果を上げていると感じますけれども、経済に対するコロナ禍の影響は大変大きなものになってしまっております。経済が落ち込む際には、成長軌道に戻るまで積極財政により支えることが、国民生活を守る上で大変重要であるということは、過去の不況期の対策の検証により明らかになってきており、今後もマクロ経済の観点からの経済対策に期待をしたいと思います。今回の質問は、新型コロナウイルス感染症対策という直近の話題ではなく、近年の様々なデータを踏まえ、新型コロナウイルス感染症の終息後を見据えた中期的なスパンでの考え方を質問いたしたいと思います。まずは、件名1、子育て支援政策が地域経済に与える影響についての、生産年齢人口が減る一方でコロナ禍前まで納税義務者数が増加していた要因についてお伺いを致します。11月30日に2020年国勢調査の市町村別人口の確定値が発表され、江別市はここ数年の転入者数増加の寄与により、前回調査よりも人口増となりました。これは、人口減少が進むと予測されていた直近の人口推計を覆す結果となっており、特に子供の数であるゼロ歳から14歳の年少人口が増加していることは、将来にわたって地域が活力を維持していくためにも大変好ましい傾向です。しかしながら、今回の調査で一時的に人口増となっていたとしましても、2005年以降の人口減少のトレンドの中では、15歳から64歳の生産年齢人口が減少していくことによる労働力の不足にいかに対応していくかについては、依然として大きな課題となっております。実際、国勢調査の結果によりますと、2015年と2020年の生産年齢人口は4,698人、率にして6.3%の減少となっています。特に、ここ数年は、どこの業界でも人手不足が叫ばれており、コロナ禍においても、リーマンショック時ほどの求人倍率の低下は起こっておらず、人手不足という基本的な状況は変わっておりません。一方で、コロナ禍前の令和2年度決算までの、ここ数年の個人市民税収入というのは、堅調に推移しており、特に、納税義務者数については、5万4,157人と過去最高の人数を記録しています。これは納税義務が発生する所得で働いている人が増えていることを意味しており、労働市場が売手市場になっている中で、働きたい人が働く環境を見つけやすくなっていると言えます。国勢調査による市町村別・年齢区分別の就業状況の集計は、新型コロナウイルス感染症のため遅れており、来年発表されるため、発表後にさらなる精査が必要ではありますが、現時点で、生産年齢人口が減少している一方で、一定以上の所得を得て働く納税義務者数が増加している理由は、比較的人口の多い団塊世代以下の高齢者が65歳を超えても働いていることと、女性の就業率が年々高まっていることの2点と考えられますが、市長としてはどのように考えているのかお伺いを致します。次の項目は、女性の就業率の上昇が人手不足の緩和と世帯の所得上昇に寄与することについてです。今後も、高齢者の就労割合の増加は続くと考えられますが、人口ボリュームの多い団塊世代は、そろそろ75歳を超えてくるため、さすがにいつまでも働き続けるというのは難しいと考えられます。したがって、働く高齢者の絶対数が今後も増え続けるというのは、何とも分からない部分がございます。一方で、江別市の女性の就業率は、データの都合上、正確には労働力率という数字になりますが、前回の2015年国勢調査時点で44.5%、15歳から64歳までで見ると61.8%であり、上昇傾向にあるものの、全国平均の50.0%、15歳から64歳で67.3%よりも低く、まだまだ上昇する余地があると考えられます。働く女性が増えることは、働き手の確保により、モノ・サービスの生産につながり、そこで生まれた付加価値が働き手のいる世帯の所得を上昇させることになりますので、これは地域のGDPを増加させる。すなわち、地域経済を活性化する方向につながると考えられます。また、経済面以外にも、都道府県別の女性の就業率と合計特殊出生率の調査では、女性の就業率が高い地域の方が出生率が高い傾向が見てとれることが分かっており、女性の就業率上昇は、少子化を防ぐ方向にも働いております。さらには、世帯の所得上昇は、経済的に厳しい環境にいる子供の数を減らすことにもつながることが明らかになっております。以上のように、女性の就業率の上昇は、人手不足の緩和と世帯の所得上昇など、効果が大きいと考えられますが、市長としてどのように認識されているかをお伺いを致します。続いて、子育て支援、特に保育サービスが、地域の経済政策としても重要であることの認識についてです。全国平均に比べて低い江別市の女性の就業率は、今後も上昇していくことが予想されますが、女性が離職せずに出産や子育てを行っていくためには、とりわけ都市部においては、子育て支援、特に保育サービスの充実が非常に大きなポイントとなっております。保育サービスは、保育の必要な児童に養護と教育の役割を果たすものですが、これまで述べてきたように、働く女性が増えることは、働き手の確保と世帯の所得上昇をもたらすものであるという地域経済からの視点も重要であると認識されるため、政策として保育サービスを充実させていく重要性は、ますます高まってきていると言えます。国のGDPを増加させるためには、保育サービスへの投資の費用対効果が大きいという研究結果もあり、待機児童が発生していることにより、働きたいのに働けない状況が続いている江別においては、保育サービスの充実は、直接的に家計の所得を増やす方向に働くことになり、有効な経済政策の一つであるとも考えることができます。以上の観点から、子育て支援、特に保育サービスが地域の経済政策としても重要であることの認識について、市長の考えをお伺いを致します。以上の流れを踏まえた上で、件名2、保育の定員数のさらなる拡大についてお伺いを致します。まずは、令和4年度の保育施設申込状況を踏まえた上で、現時点での今後における保育の量の見込みについてです。働く女性の増加とここ最近の好調な転入者増を受けまして、第2期江別市子ども・子育て支援事業計画で策定した保育の量の見込み以上に保育需要が伸びており、昨年度と今年度は、実態よりも少なく見積もられる厚生労働省ベースの待機児童まで発生してしまっている状況にあります。令和4年度に向けて、現在、過去にない規模で保育園の整備を進めていることは大変評価をしているところではありますが、さらなる需要増への対応が必要であると考えます。まずは、11月30日までの申込期間でございました、来年度、令和4年度の保育施設申込状況を踏まえた上で、現時点での第2期江別市子ども・子育て支援事業計画内における今後の保育の量の見込みについてお伺いを致します。それを踏まえた上で、今後のさらなる保育の提供体制の拡大についてでございます。現在進めている保育園の整備により、令和4年度当初で、第2期江別市子ども・子育て支援事業計画の最終年度となります令和6年度以上の保育量を確保することになりますが、先ほど来から申し上げているように、全国平均に比べると低い現在の江別市の女性の就業率を考慮しますと、まだまだ不足していくと考えられます。直近の申込状況から保育需要を判断してきたこれまでの手法では、ことごとく需要量を過少に見積もってきており、考え方を変える必要があるのではないでしょうか。例えば、政策的に女性の就業率を全国トップレベルの北陸地方、さらに例えば、福井県の2015年国勢調査による女性の労働力率は53.9%、15歳から64歳では74.2%と江別市とは10ポイント程度の開きがありますが、このくらいまで女性の就業率が上昇していくだろうということを予想いたしまして、子供の総数に対して、保育園定員数をこれぐらいのレベルまでもっていくという考え方を行っていく必要があると、私としては考えております。件名1で述べたように、保育サービスへの投資は地域経済政策としても大変重要であり、投資は大きな波及効果を生むと考えますが、保育の提供体制のさらなる拡大について、市長としての考えをお伺いを致します。最後に、件名3、子育て応援企業へのサポートについてでございます。これまで述べてきたように、今後も働く女性が増えていく傾向というのは変わりはないと考えますが、このような社会におきましては、朝から晩まで長時間会社に拘束されるような働き方は通用しないことになってまいります。現在の少子化の状況から見ても、今後も人手不足の傾向は変わらず、売手市場の中で、従業員が働きやすい環境をつくっていくことは、企業の存続にとっても最も重要なポイントになってくると考えられます。女性の就業率上昇によって、女性も男性も働き、男性も女性も家事と育児を行う必要があり、性別に関わりなく働きやすい労働環境を整えていく必要がございます。こういった状況の中で、現在、国においては、子ども・子育て支援に積極的に取り組んでいる事業主を支援する制度を整えてきております。例えば、厚生労働省の両立支援等助成金における子育てパパ支援助成金は、中小企業で一人目の男性の育児休業取得者に対して57万円が助成されるものであり、また、内閣府の中小企業子ども・子育て支援環境整備事業補助金は、くるみん認定という子育て支援に関する一定の基準を満たすという認定を受けた中小企業に50万円が助成されるというものです。子育てしながらも働きやすい環境づくりは、これからの企業に求められるものであり、このような国の制度を積極的に活用していくことは大きなメリットがあると考えられます。これらの制度は、市が直接窓口となるものではございませんが、市としても制度の周知や、申請に当たって、様々なサポートを行うことは重要ではないかと考えますが、市長の御見解をお伺いを致します。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
岡議員の一般質問にお答え申し上げます。子育て支援政策が地域経済に与える影響に関しまして、まず、生産年齢人口が減る一方でコロナ禍前まで納税義務者数が増加していた要因についてでございますが、令和2年国勢調査におけます当市の人口は、前回調査の平成27年よりも420人増加しまして、人口12万1,056人となり、14歳以下の年少人口でも、令和元年から毎年増加している状況にあります。一方で、15歳から64歳までの生産年齢人口は、減少が続いているため、就労の観点では、企業における人手不足への対応が課題となっているものと認識しております。そのような中でも、当市における個人市民税の納税義務者数は、年々増加しておりまして、令和2年度決算では、5万4,157人となったところであります。この納税義務者数について、平成29年と令和2年の1月1日現在の数値を男女別・年齢別に集計しまして、人口との比較を行ったところ、全体では、人口が398人、納税義務者数が1,874人増加している状況でございました。また、男性では、人口と納税義務者数の伸び率が、おおむね同様の傾向を示しておりまして、特に70歳以上の高齢者が大きく増加している状況でございました。一方、女性では、30歳以上の納税義務者数におきまして、人口よりも大きな伸びを示しており、特に40歳代では、人口が520人減少しているものの納税義務者数が207人増加している状況でございました。女性の納税義務者数が増加した主な要因でありますが、特に30歳代から60歳代について、世帯の状況にもよりますが、市内企業における事業拡大などで新たな雇用の場が創出され、就労開始や就労収入の増加につながったものと考えております。また、65歳以上の高齢者につきましては、男女ともに、年金収入によって課税されている方が一定数いる一方で、給与収入を得ながら生活されている納税義務者数が増加している状況でございました。いずれに致しましても、コロナ禍前まで納税義務者数が増えておりますのは、30歳以上の女性の就業開始や収入の増加のほか、働く高齢者が増えていることが主な要因であると考えております。次に、女性の就業率の上昇が人手不足の緩和と世帯の所得上昇に寄与することについてでございますが、国におきましては、平成27年に女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、いわゆる女性活躍推進法が定められ、社会全体で女性活躍推進の動きが活発化してきております。市では、江別市男女共同参画を推進するための条例に基づきまして、平成26年に江別市男女共同参画基本計画を策定し、その基本理念を踏まえまして、女性が働きやすい環境づくりの取組を進めているところでございます。これまで、企業と働きたい女性を結びつけることを目的に、就業する際に必要とされる基礎的な技術取得と実地研修を実施しまして、毎年度、市内企業への就労につながっているところでございます。また、昨年度からは、これまでの事業の通年化を図るため、まちなか仕事プラザを開設しまして、引き続き働きたいと考えている女性への支援を実施しているところでございます。御質問の女性の就業率の上昇につきましては、女性の経済的自立のみならず、地元企業の人材不足対策など、地域の経済活性化の側面があると考えておりますことから、今後におきましても、女性の就労を促進するための支援を積極的に進めてまいりたいと考えております。次に、子育て支援、特に保育サービスが地域の経済政策としても重要であることの認識についてでございますが、市では、第6次江別市総合計画や江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる、誰もが活躍できる地域社会をつくることを基本目標の一つとしまして、未就学期の多様な子育て需要に対応するため、良質な幼児教育や保育を受ける機会を提供するとともに、働きながら安心して子育てができる環境づくりを進めているところでございます。また、これまで、保育園、認定こども園及び放課後児童クラブの新設等によります定員増や、保育料の独自軽減を行い、子育て環境の充実を図ってきたところでございます。市と致しましては、女性の就業率向上は、人材確保対策や、地域の経済活性化の一面を持っているものと考えておりますことから、今後におきましても、働きたいと考えている女性の就職活動を支援するとともに、保育需要の把握に努め、子育て環境の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、保育の定員数のさらなる拡大に関しまして、第2期江別市子ども・子育て支援事業計画期間内における保育の提供体制のさらなる拡大についてでございますが、市では、第2期江別市子ども・子育て支援事業計画におけます保育の提供体制につきまして、年少人口などを基に江別市子ども・子育て会議からの意見を伺いながら計画を策定してまいりましたが、その後、子育て世代の転入増加によりまして、待機児童数の増加が見込まれましたことから、令和4年度に向けまして、300人の保育定員を増やし、計画期間内におけます保育の提供体制を確保したところでございます。今後におきましても、保育の提供体制につきまして、需要の推移を見極めるとともに、江別市子ども・子育て会議などの関係機関から意見を伺いながら、対応を進めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、保育の定員数のさらなる拡大についての御質問のうち、令和4年度の保育施設申込状況を踏まえた上で、現時点での今後における保育の量の見込みについて御答弁申し上げます。市では、11月1日から令和4年度の保育園入所申込みの受付を行っており、1次申請は11月30日をもって受付を終え、現時点では単純集計の段階ですが、新規の入園申請はほぼ前年並みの申請量となっております。現行の第2期江別市子ども・子育て支援事業計画では、令和2年度から令和6年度までの5年間における必要な保育の量を記載しておりますが、計画を上回る保育需要が見込まれたことから、市では急遽、実態を踏まえ、令和4年度当初に向け、新たに5施設、300人定員の保育施設の整備を進め、計画を上回る保育定員を確保したところであります。今後におきましても、社会情勢等の変化による保育需要の高まりも含め、実態に応じた対応をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 経済部長 福島和幸(経済部長は2024年3月まで)
私からは、子育て応援企業へのサポートについての御質問に御答弁申し上げます。国では、次世代育成支援対策推進法に基づき、両立支援等助成金を創設し、子育てを積極的に応援する企業への支援を行っております。助成金等の受給には、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の水準を満たす就業規則を規定して運用していることや、次世代育成支援対策推進法の規定に基づく一般事業主行動計画を策定し、北海道に届出をすることなどが要件とされており、当該制度の申請等につきましては、国が直接の窓口となっております。市と致しましては、これら制度の活用は重要であると認識していることから、今後におきましては、情報収集を行いながら、ホームページやまちなか仕事プラザを通じて制度などの周知を図るとともに、申請の支援につきましては、江別商工会議所をはじめ、関係機関と連携しながら進めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 岡英彦
それでは、再質問を行っていきたいと思います。まず、件名1の項目1、納税義務者数の部分ですけれども、今回、非常に短い時間の中で、これまで委員会の審査などではなかなかできなかった分析を行っていただきまして、改めて、この点に関して感謝を申し上げたいと思います。非常に参考になる結果が出てきたというふうに私としても思っております。30歳以上の女性の就労や収入が増えていること、特に40歳代で顕著であることや、給与収入を得る高齢者が増えていることというのが、データから裏づけられたということが言えると思います。市民税の結果というのは、市町村単位で把握することができる地域の所得状況のかなり正確な指標であると私は考えておりますので、今後も全庁的に状況を把握していただいて、政策につなげる努力というのを行っていただければと思います。この点に関しては以上です。次に、項目3の保育サービスの重要性ということですけれども、今回の一般質問で、女性の就業率向上のために保育サービスが重要であり、結果として、地域経済にも寄与するという基本的な考え方について、市長とも認識を共有できたというふうに考えております。ぜひ、この部分が江別市全体にとって、この子供を預けられる環境のさらなる充実というのが、大変重要であるということを、全庁的にも認識を持って取り組んでいっていただければと思います。続きまして、件名2の保育の定員数のさらなる拡大についての項目2の部分について、こちらは再質問をしたいと思います。若干補足の説明を致しますけれども、令和4年度に向けて300人の保育定員を増やしていることは、1回目の質問で述べたように大変評価をしているところではございますけれども、これは、うれしいことに転入増によって計画で想定していたよりも就学前の子供の数が増えてきておりますので、当然、行わなければいけないものであったということが言えます。特に、待機児童が多い一、二歳に関しては、全体の子供の中で、どのくらいの割合の子供が保育園を利用しているかという入所率というものに注意が必要だと考えます。御手元にございます予算決算常任委員会の資料では、平成28年から令和2年までの4年間でこの数字が29.5%から42.3%と12.8ポイントも急激に上昇しております。さらに、これは待機児童が含まれませんので、利用希望者という意味で待機児童を加えますと、令和2年で48.8%と、およそ一、二歳の子供のうちで半分の子供の家庭は、保育サービスの利用を希望しているということに既になっております。先ほどの福井県の例で申しますと、そのうちの福井市では、令和元年度でこの数字は70%を超える入所率となっておりまして、江別市の近年の入所率の急上昇、また、全国との比較ということを考えますと、今後もこの伸び率は続くものと考えられまして、まだまだ提供体制が不足すると考えることができます。加えて、計画では急激に子供の数が減少すると見積もられていましたが、実際には減っていない、もしくは増えているという状況になりまして、これが提供体制の不足に拍車をかけている状況になっております。このように、女性の就業率の上昇による入園希望者の増加と子供の数が減っていないという傾向にあることをしっかりと認識していただいた上で、高い入所率を確保できるように整備を進めていくべきではないかと考えますが、改めて、この点に関しての市長のお考えをお伺いしたいと思います。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。保育提供体制のさらなる拡大についてということでございますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、市では子育て世代の転入増加によりまして、現行計画を上回る保育需要が見込まれましたことから、令和4年度当初に向けまして、300人の保育定員を増やしたところでございます。これによりまして、3歳以上につきましては、現在、市内に在住する児童数に見合う教育・保育の提供体制を整えたというふうに考えておりますが、一方で、3歳未満の児童につきましては、御指摘のとおり、今後の保護者の就業等の状況によっては、さらなる保育の提供体制の確保が必要になるものと考えております。市では、これまで計画に基づく保育の提供体制の確保ということを基本にしながらも、保育の需要に応じましては、その需要数に応じた体制の整備を進めてまいりました。令和4年度中は、現行計画の中間見直しを予定しておりますことから、これから行います令和4年度4月の入所の利用調整の結果、さらには、計画後期におけます保育需要の状況を見極めた上で、江別市子ども・子育て会議の意見を伺いながら、引き続き待機児童ゼロを目指してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 岡英彦
今回の質問で、改めて第2期江別市子ども・子育て支援事業計画を上方修正していくことの必要性というのを御認識いただけたのかというふうに考えております。これまでは、子供の数の見込みをまず間違ってきました。加えて、待機児童ゼロを目指すと市長も市政執行方針で随分前から述べられておりますが、残念ながらまだこれも達成することができていない状況でございます。ただ、改めて今、市長から待機児童ゼロを目指すと答弁いただけましたので、来年度の第2期江別市子ども・子育て支援事業計画の中間見直しにおきましては、ぜひ、本日の私の質問と答弁の内容を踏まえて、積極的な対応をお願いをしたいと思います。それでは、件名3、最後に子育て応援企業へのサポートについてでございます。答弁では、市としても制度活用の重要性について、御認識を頂けたものと考えております。現実には、中小企業の場合、なかなか制度を理解して申請するところまで手が回らないというところもあると思います。ただ、物によっては、簡単なサポートで比較的申請がしやすいものもあれば、それほど簡単ではないものとか、いろいろあるというふうに伺っていますので、ぜひそういった面でのサポートをお願いを致したいと思います。最後に、こういった制度の活用も含めて、これからの社会においては、これまで以上に、子育てしながらも働きやすい環境を、企業、そして社会でもつくっていくことが重要であり、それを支援をすることも行政として重要になってくると考えておりますけれども、この点について少し市長の思いをお話しいただければと思います。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。助成金を含めた国の支援制度を含めた全体のこの思いということでございます。今回、国はこれまでの様々な子育て政策の縦割り的なところを反省するということも踏まえまして、今、子供省を設置する方向で動いてございます。司令塔となるということでございます。今回のこの制度も、内閣府の制度と厚生労働省の制度がありまして、内閣府につきましては直接国という形になってございますので、我々はなかなか承知しないところもございました。その関係もございまして、我々は指導したことが果たしてそれが十分かどうかという判断もございまして、なかなか市町村が国の直接事業を指導するということが難しい状況でもございました。しかしながら、今回、国の制度の中で子供省を設置を致しまして、全体を束ねて整理、調整をされるということでございますので、私も全国の市町村も含めまして、これらの束ねる制度を一括にやっていただけるということに今期待をしているところでございます。あわせまして、やはりGDP比で非常に少ない日本の予算でございますので、それも欧米並みに増やしていただけるようなことができるのではないかと期待をしております。そこで今回、御指摘がありました、子育て応援をする企業を支援する重要性ということでございますが、先ほども答弁させていただきましたけれども、子育てと仕事の両立を応援する企業の支援は極めて重要だと思ってございます。先ほどの就業率の観点からも、市内経済、さらには、出生数に影響するということでございますので、ぜひこれからも指導していきたいと思っておりますが、先ほど答弁申し上げましたとおり、国が実施する事業者支援制度の周知をこれからも図り、さらには、市内の関係機関、商工会議所や企業の皆さんとも連携をしながら、国の制度をはじめとした、子育て全体の制度につきまして、周知徹底を図り、そして応援をしていきたいと思っております。以上でございます。