江別市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月19日
(1)ふるさと納税について/(2)老朽化した自治会館の今後のあり方について/(3)子供の医療費の助成について/(4)地方版総合戦略について
2015年6月19日、江別市議会の一般質問で、島田泰美議員が「ふるさと納税について」「老朽化した自治会館の今後のあり方について」「子供の医療費の助成について」「地方版総合戦略について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、生活環境部長 後藤好人、教育部長 斉藤俊彦が答弁しました。
- 質問者
- 島田泰美 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、生活環境部長 後藤好人、教育部長 斉藤俊彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 島田泰美
ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。このたびの一般質問は、昨年度に私が扱った一般質問と関連した項目が何点かありますが、その後の進捗やまた違った観点でお聞きしたいと思い再度取り上げましたのでよろしくお願いいたします。それでは初めにふるさと納税についてお伺いします。現在、道内の市町村において、ふるさと納税制度の利用者がふえ、自治体によっては寄附金が住民税の額をしのぐところも出てきています。もともと、ふるさと納税制度は、自分の故郷や応援したい都道府県または市町村に寄附をすると、居住地の住民税と所得税が一部控除される制度です。実質的に納税者が税の一部を自分の選んだ納税先に寄附をすることで、住民としての主体性を発揮して出資金を投資したことになり、まちづくりに参加することができます。同時に、目的として都市と地方の税制格差を是正することにつながっていく制度でもあります。この制度は平成20年4月30日から公布され、当初は寄附額のうち5,000円を超える部分が控除されましたが、平成23年度から2,000円を超える納税額が控除の対象となり、実質の負担は2,000円となっています。道内の市町村の平成25年度の寄附総額は前年度の約1.8倍の14億9,000万円と大きく伸びていて、胆振管内鵡川町では同じく前年度の6倍の寄附件数となり、寄附金は7倍の4,500万円にも上ったと新聞にも掲載されておりました。これは全国的にもそうですが、寄附額に応じてお礼として地域の特産品を納税者に送ることでその効果が出るものと思われます。日ごろからなかなか手に入らない地域の特産品等のブランド品が寄附をすることにより手に入ることから、結果的に特典合戦が全国的に過熱する状況となっています。財政力が弱い自治体ほどこの特典に経費をかけ税収をふやしたいと力を入れ、また、そのことが特産品の全国PRにもつながっていくものと考えられます。ただ、特典の相場は寄附金の半額分と見られ実質的な収入は発送費を差し引くとまちに残るのは3割程度となり、自治体によっては制度本来の趣旨にそぐわないと判断して特典を設けていない市町村も道内には4割ぐらいあるそうで、自治体として計上される寄附額が予測できないこともあり、まちの安定財源として見込める制度とは言いがたく、特産品のPR目的として割り切って活用している自治体もあるようで、またそれも一つの選択肢であります。江別市においては、今年度の市長の予算大綱説明の中で、ふるさと納税を推進し、江別の特産品のPRに努めていくと説明されていました。特産品について、現在は、1万円未満の寄附の場合、全員に江別市のカレンダーを、また1万円以上5万円未満の寄附額の方には5,000円相当、5万円以上10万円未満の方には1万円相当を、そして10万円以上の方には2万円相当の特産品詰め合わせを贈呈しています。特産品を送る効果が江別市のPRに大きく貢献していますが、一方で、平成26年度の寄附を行う理由のアンケートによると、全体の40%がやはり以前に自分が住んでいたから、そして知り合いが住んでいるといった江別市に愛着があるといった理由で寄附をする方が最も多かったようで、このこともしっかり認識すべきであると思います。ちなみに特産品の贈呈があるからという理由で寄附をする方は4.8%でした。この結果を踏まえたとき、今後においていわゆる特典合戦という競争に参加していくのかどうなのかお聞きしたいと思います。また、全国的に人気のある特産品においては限定数があるため、短い期間に募集が終了する自体も発生し、特産品を目当てに寄附をする人がふえている現状では、伸び代に限界があるといった見方もあるようです。やはり、江別市においては、江別に愛着のある寄附者一人一人を大切にすることを念頭に考えたふるさと納税のあり方を検討すべきではないでしょうか。この2点について江別市としての見解をお聞きしたいと思います。次に、老朽化した自治会館施設の今後のあり方について質問いたします。この件は冒頭でも述べたとおり、昨年の6月の一般質問で取り上げた自治会館として活用できる施設についての質問と関連いたしますのでそのことも含めお聞きいたします。当時、この件につきまして三つの質問を行いましたが、市からの答弁を総括してみますと、自治会の運営や存続に関してさまざまな課題があるが各自治会単位でそれぞれ解決し、それほど市内の自治会から要望や要求が寄せられて来ていないとのことだったように思えます。しかし、この1年間を振り返ってみますと、自治会関係者から、やはりこの問題も含め苦慮しているとの話を聞きましたので再度取り上げたところでございます。現在江別市内には162の自治会があり、自治会の加入率は昭和46年度の96.6%をピークに現在に至るまで緩やかに低下してきて、昨年度には70.9%まで低下しました。これは、市内人口の増加に伴って加入世帯は緩やかにふえてきましたが、世帯数がそれ以上に増加したことで加入率が減ったためと思われます。そして、この自治会の抱える問題として一番の悩みは、役員のなり手がないことと、集会所に関する問題です。特に現役の若い役員のなり手がないことで役員の高齢化が進み、長期間役員を続けることで自治会運営が硬直化してくると考えられます。もちろん、そうあってはならないと日ごろから自治会の現役員の方々は頑張っていらっしゃると思います。しかし、現実問題として、自治会にかかわらず、さまざまな団体やクラブそして組織等が少子高齢化により、その会に携る方々の年代が高齢化してきていることは周知のとおりであります。また、集会所といわれる公共の施設も同時に相当老朽化してきている状況でもあります。現在、市内には27の自治会が単独で自治会館を維持していますが、それぞれの会館を運営していくために別会計として会館運営会計等により維持されていると考えられます。その多くの自治会は会館の老朽化による小規模工事程度の修繕費の蓄えはあると思いますが、建てかえをするだけの資金の積み立てがあるとは思えません。このことも現在自治会館等を単独であるいは連合で運営している自治会の大きな悩みとなっています。仮に修繕や耐震化による改築、また建てかえ等の工事を行う場合、市としてどの程度の助成が可能なのかお聞きしたいと思います。もう1点、昨年の第2回定例会の一般質問でもお聞きしましたが、集会所等の代替施設として校区内の学校の空き教室は活用できないものなのか。現在学校の体育館等は一般に開放していますし、また個々の教室や会議室等はPTAの役員会などに使用されています。これを定期的に自治会として使用できないものなのか。現在は今の自治会館や集会所を何とか維持できても、将来、例えば10年後には間違いなくこれらの施設は物理的に使用不可能となります。これから将来的に協働のまちづくりを進めていくならば、当然今から検討をしていく重要な課題であると思われますので、前向きな御答弁をお願いいたします。次に、子供の医療費の助成についてお伺いいたします。この件は昨日の一般質問でも取り上げられましたが、違う観点で質問したいと思います。このたび、4月の江別市長選挙におきまして、市長を含めた他の候補者も、公約の中で子育て世代の支援策等を訴えながら選挙戦に臨んだのではないかと思います。また、特に他の候補者は、公約として子供の医療費助成の拡大を主張していたように思われます。江別市に限らず全国の地方において、少子高齢化・人口減少対策は喫緊の課題であり、対策として子育て環境を整備・充実することで子育て世代に選ばれる地域づくりが求められ、他市町村においても、このたびの選挙戦では同様の公約が飛び交ったのではないかと推測するところです。江別市における選挙戦での公約ですが、他候補とも昨年度スタートした第6次江別市総合計画の策定に肯定的にかかわり、政策面で公約の方向性は基本的に変わることはなく、個別政策の優先順位や具体的な進め方、また手法が違うだけだったように思われます。また、お隣の札幌市長選挙におきまして前副市長が当選を果たしましたが、選挙期間中4名の各候補者とも子供医療助成制度の拡充についてもそれぞれ訴えていたようです。札幌市の現行制度では、ゼロ歳から小学校就学前の子供の通院・入院費では、初診時一部負担は発生しますが、あとの自己負担分は市が助成することになっています。また、小・中学生においては入院医療費の自己負担分は市が助成していて、通院費に関して住民税非課税世帯は初診時一部負担のみで、住民税課税世帯については限度額がありますが通院医療費の1割が自己負担となっています。選挙戦ではこの現行制度を、前副市長を含めた3候補者とも通院費の助成対象を小学生まで、共産党候補は中学生まで拡大することを訴えていたようであります。その中で当選を果たした前副市長は、小学生までなら財源を確保できる見通しがあり、実現は可能であると主張していました。江別市での市長選はどうだったのか、三好市長におかれましては子供の医療費拡充についてまでは言及していませんでしたが、保育料の軽減やぽこあぽこの開設を行った実績があり、また、このたびの補正予算案にも子育て支援事業が盛り込まれていることは認識しているところです。この件にかかわる江別市の歴史を振り返ってみたとき、子供の医療費無料化について、昭和47年度第3回定例会で議論が高まり、昭和47年度第4回定例会において当時の山田市長時代に市側から江別市乳児医療支給条例の制定の提案が出されました。当時の山田市長は乳児の医療費軽減を図り、次代を担う幼児の健やかな成長と健康の保持増進を図る、このことを目的として、昭和48年4月には乳児の医療費無料化を実現いたしました。続いて同年の10月には、助成対象を乳幼児である3歳未満まで拡大する措置がとられ、医療福祉に関して大きな進展となる当時の時代背景がこのことから伺うことができます。江別市の現行制度では通院費・入院費においてゼロ歳から3歳未満まで初診時一部負担で済み、3歳から小学校就学前までの住民税非課税世帯も同様の助成を受けることができ、また通院費に限って住民税課税世帯は限度額がありますが、医療費の1割を負担しなければなりません。一方、入院費に関しては平成24年10月から市の独自事業として3歳から小学校終了まで課税世帯でも初診時一部負担で受診できるよう拡充されてきています。今日まで、乳幼児の医療費の無料化を含めた助成の拡充について、平成5年ごろから議会に請願や陳情また意見書等として提出され議決がなされてきましたが、通院費において助成の対象として小学生にまで拡大する提出案はなかったと思います。このたびの市長選での公約に関して振り返ってみたとき、やはり子供の医療費助成の問題は今後において取り組まなければならない課題かと考えます。ちなみに平成27年1月5日から平成27年2月4日までの期間に実施された江別市子ども・子育て支援事業計画案の市民意見募集の中でも、子供の通院費助成拡充について意見が寄せられておりました。また、私自身もこのたびの選挙期間中にこのような市民の声を聞く機会がありました。特に子供の病気やけがなどはいつ起こるかわからず、不安定でもあり生命にもかかわります。この医療費の拡充事業は他の子育て支援事業と同等に扱うことができないようにも思えます。したがって、今後、現行医療制度を一歩進めた助成の拡充を検討できないものかお聞きするのと、また財源確保が一番の問題でどのぐらいの財源を要するのか、この2点について市長の見解をお伺いいたします。次に、地方版総合戦略についてお伺いいたします。この件に関連した地方創生につきましては、昨年の第4回定例会の一般質問でもお聞きしましたが、進展もありましたので再度質問いたします。当時、衆議員の解散総選挙により地方創生関連2法案が衆参両院本会議で可決されたものの、その後の進展が見られなく、各自治体もその対応に苦慮されたのではないかと思われます。しかし、現在はもう既にまち・ひと・しごと創生総合戦略の一環として、各自治体によっては、国から先行型交付金が交付されているところもあります。この交付金の考え方は、地域住民生活など緊急支援のための事業交付金であり、地方公共団体において自由に事業設計が可能となりますが、運用について何点か制約もあります。いずれにしても、自治体にとって有効に活用されることが求められます。また、この交付金は地域消費喚起・生活支援型と地方創生先行型の2種類に分けられ、消費喚起型はプレミアムつき商品券等、地域の方々に直接効果がある個人給付事業等に限定され、先行型は基本的に実施計画に盛り込まれる事業が地方版総合戦略の中に含まれることや各自治体の単独事業を対象とすることなど、幾つかの制約もあります。市は今年度予算編成の中で、地方創生等国の緊急経済対策に伴う平成26年度補正予算として、消費喚起型プレミアムつき商品券発行に2億2,750万円を、創生先行型の16事業に1億1,800万円を計上したところであり、新年度予算と一体的に進めています。また、各自治体では、努力義務とはいえ、今年度中に平成31年度までの5カ年のまち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しなければならず、戸惑っている自治体もあるようです。全国自治体のアンケートによると、自前で策定できる道内自治体は179市町村のうち41%で、国や民間の支援が必要な自治体は55%、そして策定が困難と回答した自治体は3%であるという結果が出ています。策定するとなると、当然、人口減少に歯どめをかける政策を最優先に盛り込まなくてはならず、道内自治体のアンケート調査では、今後自治体が強化する三つまでの政策として雇用の確保が73%と最も多く、次に移住の推進・支援が63%で、子育て環境の充実が49%となり、この結果が各自治体の総合戦略に反映される見通しとなります。ただ、策定に当たっては1年以内限定の努力義務があり、将来を左右する計画だけに、地域住民と対話をしながら時間をかけて検討する必要があるといった意見や、急がすことで画一的で地域の状況に即していない計画内容になりかねないなど、住民本位の計画に仕上がるだけの時間を与えるべきだとの意見もあります。各自治体によってこういったさまざまな意見や考え方もありますが、江別市としては、現在まで、総合戦略の策定に向け先進的に取り組んでいるようです。その内容について、5月28日の総務文教常任委員会で所管から報告がありました。その報告によると、策定期間について、昨年からスタートした第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンやえべつ未来戦略と国の総合戦略との整合性を鑑みたとき、方向性や考え方で多くの共通点があり、期間を1年以内に限定されたとしても市としてはクリアできる見込みであるという報告だったと思います。また、スケジュール的には5月に推進本部の設置・アンケート調査、6月には有識者会議、そして9月にはパブリックコメントの実施となり、10月中にはこの地方版総合戦略が仕上がる予定であるといった報告を受けたところです。しかし、委員会の中でも質疑が出ましたが、9月にパブリックコメントを集約して翌月の10月に策定を終了すること自体どうなのか疑問が残るところです。確かに、市の総合計画との方向性や考え方が国の総合戦略の趣旨と合致していることで策定に要する期間が短縮できるとはいえ、パブリックコメントを実施した意味がないように思われます。やはりその結果を踏まえ検討を重ね、画一的ではない江別版の総合戦略を策定すべきではないかと考えるところです。今現在、政府は地方の総合戦略の一環として、先駆性のある事業の実施計画を策定した自治体や年度内の10月までにこの地方版総合戦略を策定した自治体には、上乗せ交付金としてさらに支援金をその自治体に配分することを進めています。この上乗せ交付金は、さきの地方創生先行型交付金平成27年度分の事業費1,700億円のうち、全国自治体に配分した1,400億円を引いた残りの300億円が原資であり、上乗せ交付金を希望する自治体は年内8月までに実施計画の申請を国へ提出することが条件となっています。ちなみに、先駆性の事業に取り組んだ市町村に対しては3,000万円から5,000万円の交付金が、また、10月までに総合戦略を策定した自治体には最大1,000万円の支援金が交付されるとなっています。さまざま総合戦略について、これまでの経過や私なりの考えを述べてきましたが、それでは今後、市として委員会で報告があったスケジュールどおり10月までに江別市の総合戦略を策定するのかどうなのかお聞きするとともに、その結果において先駆性を選ぶのか、10月までの期間限定を選ぶのか、全体的な総合戦略に対する考え方も含め市長の見解をお伺いいたします。以上で1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
島田議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、子供の医療費の助成に関連しまして、子供の医療費の助成に対する考え方についてでありますが、江別市における助成につきましては、北海道との共同事業として、子育て家庭の医療費の負担の軽減を図り、あわせて乳幼児等の健康増進と健全なる育成を図ることを目的に実施しているものでございます。平成24年10月からは、経済的負担が重くなる入院につきまして、3歳から小学校修了までの課税世帯にも助成の拡大を図ってきたところでございます。この4月からは、昨年実施いたしましたえべつ・安心子育てプランの策定における住民意識調査で、保護者から最も要望が多かった経済的な負担の軽減に対しまして、地方創生の資金を活用し、保育料を引き下げるなどの対応をしたところでございます。次に要望の多かった子供の医療や福祉の充実につきましても、安心して生み育てられる環境の充実のために、江別市立病院では、産婦人科と小児医療が連携体制を整えているほか、市内において小児科と連携しながら、安心して医療を受けられるように救急体制の充実を図っているところでございます。今後におきましても、保護者の意見を伺いながら対応してまいりたいと考えております。子供の医療費の助成につきましては重要なことと認識しておりますので、今後とも国や道に拡充を求めていくとともに、当市におきましても、どのような対応が可能か、引き続き研究してまいりたいと考えております。なお、全国市長会からは全国一律で助成対象とすべきとしまして、先般、6月10日付で国に対し特別提言を行ったところでございます。次に、子供の医療費の助成に係る財源確保についてでありますが、通院費を初診時一部負担金のみにしたと仮定し平成26年度までの実績から算定いたしますと、3歳から6歳までの課税世帯に対象を拡大した場合は、新たな財源として約3,000万円、加えて、小学生の1年生から6年生までを対象とした場合には、約1億3,000万円となり、合わせますと約1億6,000万円が新たに追加となります。さらに、市独自で乳幼児等医療費の助成を拡大した場合には、国民健康保険におけます国と道からの普通調整交付金が減額措置されることになります。先ほどもお答えしましたとおり、子供の医療費の助成は、全国市長会におきまして、全国一律で助成対象とすべきとの特別提言をしておりますことから、当市におきましても、今後とも国や道の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、地方版総合戦略に関連しまして、総合戦略の策定のスケジュールについてでありますが、国の総合戦略では、人口減少への対応としまして、地方における安定した雇用の創出や若い世代の結婚・妊娠・出産の希望をかなえることなどが目標として掲げられ、地方においてもその内容を勘案して総合戦略を策定することが求められております。少子高齢化や人口減少への対応など広く市民等の意見を反映して策定しました第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンと、5年間の重点的な取り組みを定めたえべつ未来戦略は、国の総合戦略と多くの点で考え方が一致しておりますことから、えべつ未来づくりビジョンに基づいて実施している事業を基本に、現在、江別市の特性を踏まえた新たな施策について検討を進めているところでございます。御質問にありました総合戦略の策定スケジュールにつきましては、現在、市民・事業所へのアンケート調査を実施しておりまして、さらに7月には大学生や子育て世代との意見交換会を予定しているほか、9月には広く市民意見を聴取するためのパブリックコメントを実施することとしております。なお、総合戦略の策定につきましては、地方創生先行型交付金の上乗せ活用や、来年度の予算編成に反映していくため、10月末までに総合戦略を策定する必要があると考えているところでございます。その策定された総合戦略につきましては、来年度以降も有識者会議等の意見をお聞きしまして、必要に応じて見直しを行った上で事業を進めてまいりたいと考えております。次に、地方創生先行型の上乗せ交付金についてでありますが、地方創生先行型の基礎交付分につきましては、本年3月の国の緊急経済対策に伴う補正予算により16事業、1億1,800万円の交付決定を受けまして、既に取り組みを進めているところでございます。また、今年度途中に予定されている上乗せ分の交付金についてでありますが、この交付金は二つのタイプに区分されておりまして、一つ目は、国が指定する事業分野で他の地方公共団体の参考となる先駆性がある事業に対するもので、二つ目は、地方版総合戦略を10月末までに策定した自治体の事業に対するものでございます。 現在、二つのタイプの交付金活用を念頭に総合戦略の策定作業を進めているところでございます。なお、いずれのタイプの交付金も事前相談としまして8月までに事業計画の概要を提出することとされております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)
私から、ふるさと納税についての御質問に御答弁申し上げます。初めに、特産品の贈呈についてでございますが、ふるさと納税に関する特産品の贈呈の状況といたしましては、平成25年に総務省が実施した調査によりますと、都道府県・市区町村を合わせ、約5割に当たる932団体が特産品等の贈呈を実施しているとのことであります。当市では、平成20年度からふるさと納税制度を導入してきたところであり、昨年度からふるさと納税による寄附者への特産品の贈呈を導入したところであります。昨年度の当市へのふるさと納税の実績は、105件、257万2,350円であり、特産品の贈呈を導入する前の平成25年度と比較しますと、市外からの寄附の増加などの要因で、92件、127万5,160円の増となったところであります。当市といたしましては、ふるさと納税による寄附者への特産品の贈呈は、第6次江別市総合計画におけるえべつの魅力発信シティプロモートの一環として取り組んでいるところであり、寄附者へのアンケート調査では、93.9%の方が特産品によって新しい江別の魅力を発見できたと回答されているほか、82.8%の方が特産品を知人に紹介・お裾分けしたと回答されていることなどから、効果的なシティプロモートの手法であると考えております。一方、特産品の贈呈につきましては、本年4月1日に総務大臣から各自治体に対し、特産品の贈呈に当たっては、寄附金控除の趣旨を踏まえた良識ある対応を行うよう通知がなされたところであります。いずれにいたしましても、寄附者の意向などを把握しつつ、より多くの方に江別のさまざまな魅力を発信することにより、継続して当市を応援していただけるよう、国からの通知にも留意しながら、今後においても適切に対応していきたいと考えております。次に、江別市に愛着を持って寄附した方への対応についてでありますが、当市へのふるさと納税につきましては、当市に愛着を持って応援していただいた寄附者の意向を行政に反映させるため、寄附の申し込み時に、寄附金の使途を、全ての人が輝く、ふるさと江別の実現のために、自然保護や緑化事業のために、子育て支援や医療・福祉の充実のために、教育や文化の充実、歴史遺産の保存のためにという四つの事業分野から選択していただいており、基本的に翌年度の事業に財源充当しております。また、寄附金の使途を明らかにするため、ふるさと納税制度を導入した平成20年度から財源充当する事業が決定した後、寄附者へその事業の内容などを通知しているほか、ホームページでも使途を公表しているところであります。また、過去に当市に住んでいた方や知人が住んでいるなど、江別に愛着を感じている方も多いことから、現在の状況を知っていただくとともに、当市を身近に感じていただくため、江別の風景入りカレンダーやパンフレット、広報誌なども送付させていただいております。今後におきましても、寄附者の意向を把握しながら、引き続き江別に関心を持っていただけるよう、丁寧な対応をしてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
答弁 生活環境部長 後藤好人(生活環境部長は2015年6月まで)
私から、老朽化した自治会館の今後のあり方についての御質問のうち、老朽化した自治会館の修繕や建てかえに要する市の助成について御答弁申し上げます。自治会館等の新築、増築、改築または修繕等につきましては、自治会館等建築補助金交付規則に基づき、自治会に対して建築費用の一部を補助しているところであります。補助対象となるのは、新築または改築は、建物面積が50平方メートル以上、増築は20平方メートル以上、修繕等は、その費用が総額50万円以上の場合としており、補助額は、木造の場合は1平方メートル当たり6万円、耐火構造の場合は1平方メートル当たり6万7,000円を基準単価として、自治会の世帯数に応じて定めた基準面積に基準単価を掛けた額、または建築費総額の2分の1の額のいずれか低い方の額としております。近年の利用状況といたしましては、平成24年度は新築1件、修繕2件、平成25年度は改築1件、修繕2件、平成26年度は修繕で3件の利用があり、今年度も二つの自治会が修繕での利用を予定しており、これらは全て自治会の希望に沿ったものであります。なお、制度の内容や申請手続などにつきましては、毎年、自治会館を所有している自治会に対し周知を行っているほか、今年3月に作成した自治会活動・運営お役立ちマニュアルで、制度の概要や補助申請の流れについて、改めて全自治会に対し周知を行ったところであります。以上でございます。
答弁 教育部長 斉藤俊彦(教育部長は2016年3月まで)
私から、老朽化した自治会館の今後のあり方についての御質問のうち、自治会館や集会所の代替施設としての学校の空き教室について御答弁申し上げます。学校の空き教室を定期的に自治会が使用できないかとのお尋ねでありますが、これまでも自治会の集会等で学校施設の利用申請があった際には、学校長または教育委員会が学校教育に支障がなく、施設管理上も問題がないと判断した場合に使用を認めております。しかしながら、特定の教室を固定的に自治会が利用することにつきましては、余裕教室は習熟度別の学習スペースや相談室として利用しているほか、保護者からの要望に応えて市内のほぼ全校に特別支援学級を新設している背景もあり、4月現在における市内の小・中学校の空き教室は2室のみとなっております。さらに、国からは放課後子ども総合プランに基づき、一体型の放課後児童クラブ及び放課後子供教室の計画的な整備も要請されているところであります。こうした現状を踏まえますと、学校施設の利用対象は児童生徒の優先が基本でありますことから、教育委員会といたしましては、教室を自治会館等の固定的な利用に供することは難しいものと考えております。私からは以上でございます。
再質問 島田泰美
御答弁ありがとうございました。それでは2回目の質問をさせていただきます。老朽化した自治会館の修繕や建てかえに関する件ですが、市として各自治会に対し制度の内容や申請手続に関して毎年周知を行ったり、マニュアルの冊子を作成してさらに周知を行っていただいているとのことでしたので、この件に関しては理解いたしました。次に、集会所等の代替施設としての空き教室活用についてですが、現況では難しいとの御答弁でしたが、当然、学校施設の利用対象は児童生徒が優先であることは理解できます。ただ、先ほども質問いたしましたが、現在ではなく将来的なことを考えたとき、今後空き教室がふえていくことも考えられますし、また活用する時間帯が学校の管理時間帯の範囲内であることが条件など、学校側も自治会側も互いにきめの細かい配慮があれば可能ではないかと思いますので、再度御答弁をお願いいたします。次に、子育ての医療費の助成についてですが、先ほどの御答弁の中で全国市長会が子供の医療費について助成の対象とすべきとして、国へ特別提言を行ったということからすると、やはり全国的にも子供の医療費の助成については関心が高まってきたのではと推測するところでございます。まずは3歳から6歳までの課税世帯に対しても、助成の対象とすることを視野に入れ、国や道の動向も見きわめながら検討していただくことを要望いたします。次に、地方版総合戦略についてですが、2回目の質問をいたします。江別市が平成26年度補正予算として措置された国の緊急経済対策等の制度を効率よく活用していることは理解できますし、またその波及効果としてさらに域内循環が進み、市内経済の活性化にもつながっていくことが考えられます。また、このたびの地方版総合戦略の策定を進める中で、上乗せ交付金の活用が重要なことは理解するところですが、やはり市民アンケートやパブリックコメントなどの市民の声を重視していくことがまずは求められると思います。1回目の質問でも述べたとおり、策定に向けたこのスケジュールにはやはり疑問が残り、進めていく上でいま一度の検討が必要かと思われますので、再度御答弁をお願いいたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
島田議員の再質問にお答え申し上げます。私からは、総合戦略の策定スケジュールに関連してお答えをしたいと思います。総合戦略の策定スケジュールでございますが、先ほどお答え申し上げましたとおり総合戦略は多くの市民意見を反映して策定されましたえべつ未来づくりビジョンを基本としながら、現在実施中のアンケート調査のほか、7月に実施を予定しております大学生や子育て世代との意見交換会、さらには9月上旬に予定しております総合戦略のパブリックコメントなどによりまして、広く市民の意見を聴取してまいりたいと考えております。また、総合戦略につきましては、来年度以降も毎年度有識者会議等の意見をお聞きして、必要に応じて見直しをするということになっておりまして、私どもは今後におきましても市民の意見を反映できるように努力してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 教育部長 斉藤俊彦(教育部長は2016年3月まで)
私から、自治会館や集会所の代替施設としての学校の空き教室についての再質問にお答え申し上げます。学校側も自治会側も互いにきめの細かい配慮があれば、学校施設の活用も可能ではないかとの御質問でありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、自治会の集会等で学校施設の利用申請があった際には、学校教育に支障がなく、施設管理上も問題がないと判断した場合には現在でも使用を認めております。なお、固定的な教室の利用は現状では難しいものと考えておりますが、今後、恒久的な空き教室が生じ、学校施設の構造上の問題や放課後児童会での利用との調整などが解決できれば、集会所の代替施設としての利用も可能なことから、個別に判断してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
再質問 島田泰美
1点だけ、総合戦略について要望いたします。先ほどの御答弁から、総合戦略策定のスケジュールに関して、7月には大学生や子育て世代の方々との意見交換会を予定しているとのことでしたが、この件につきましては5月28日の総務文教常任委員会で所管からの報告はなかったかと思います。でも、ぜひともこの意見交換会で、これから一般社会人となる学生や子育て真っ最中の世代の方々の意見や考え方をしっかりと汲み上げ、この総合戦略の中に盛り込んでいただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。以上で終わります。