みんなの議会

江別市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月19日

(1)発達障がい児支援について/(2)学童保育について/(3)閉庁中における緊急相談体制について

2014年6月19日、江別市議会の一般質問で、相馬芳佳議員が「発達障がい児支援について」「学童保育について」「閉庁中における緊急相談体制について」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 真屋淳子、教育長 月田健二、教育部長 斉藤俊彦が答弁しました。

質問者
相馬芳佳 議員
答弁者
市長 三好昇、健康福祉部長 真屋淳子、教育長 月田健二、教育部長 斉藤俊彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 相馬芳佳

議長のお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問いたします。1項目目は、発達障がい児支援について、通常学級の中での発達障がいがある子供の学習環境の整備等にどう取り組むかが、今回の質問の柱となります。発達障害者支援法が対象とする発達障がいは、支援法第2条に規定され、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がいその他これに類する脳機能の障がいであってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものと定義されています。先日、小学校に通うお子さんを持つ家族の方から、子供に学習困難事例が起こり、関係者から発達検査を受けてはどうかと突然申し入れされたが、子供がこの診断を受けることで通常学級での生活から排除される可能性があるのではと心配され、どうしたらいいか困っているとの御相談をいただきました。今回の相談では、その後すぐに教育委員会が動いてくれたこと、学校、特に担任の先生の、受け持ちの子供ばかりでなく、子供の保護者に寄り添う姿勢に保護者が安心をされ、学校側と相談することで、巡回相談の実施や校内委員会の研修が実施され、学校全体でかかわるという体制が確立されました。さらに担任の申し出で、医師の受診の同行などが短期間に実施され、今後の教育環境づくりの方針が少し見えてまいりました。また、昨年の秋、高校3年生の段階で、初めて発達障がいの診断を出されたお子さんがいます。それまで学校生活にもクラブ活動にも全力で取り組んでいたが、高校3年生の春ごろから、今、やっていることが覚えられず、友達や親との約束を忘れて守れない、教科書の文字が理解できない、体はどんどん大人になるのに社会性が追いつかず友達から仲間外れにされる、とうとう学校に行くと言ったまま公園でお弁当を食べ、帰宅する毎日が続き、学校からの連絡で初めて不登校がわかり、保護者がパニックを起こすほど驚いたそうです。そこで本人が、毎日がつらくてつらくてたまらないと、みずから心療内科の受診を希望したことから、発達障がいの二次障がいによる鬱と判明し、治療を受けることになりました。一時は成績不振、単位時数不足から退学の判定会議まで開かれたそうですが、学習不適応の発達障がいの実態が理解され、医師の診断が出たことで卒業認定となり、学校生活や家庭生活にも少しずつ落ちつきが見られたことで、今年の春、進学とともに親元を離れての生活をスタートさせました。この間、保護者は自分の子供が発達に障がいがあることがなかなか認められませんでした。特に父親は、子供と接する時間が少なかったこと、親への反発は成長過程と認識していたことが響き、理解に時間が必要でした。両親と子供の3人での診療内科への通院で、少しずつ受け入れようとしていると伺いました。子育て途中に、子供の発達に不安を覚え、障がいの存在を疑われる子供を抱きしめての診察、そして障がいの告知。しかし、その後をどうすればよいのか。どうやって育てていけばよいのかわからない保護者の生きる希望をどう生み出していくのか、それは、行政としてもあらゆる支援策を通じて取り組まなければならないと考えます。今回は、低年齢での判明と学齢期を終わる時点の2例を出させていただきました。特別支援教育では、誕生から就学前教育、就学、進学、就労という子供の成長に応じて一貫した教育を行い、一人一人に合った丁寧な支援のために乳幼児期から学校卒業までの一貫した長期的な計画として、学校が中心となって個別の教育支援計画を作成することになっています。しかし、特別支援教育は、個人の力を上げることに重点が置かれているのではとの指摘があります。さきに挙げました例では、集団生活になかなかなじめない児童に対して、発達診断を受け、その結果では特別支援学級への転籍を選択しなければならないのではないか、この発達検査の申し出の前に十分な相談活動がなされ、保護者が安心して子供に向かえる環境を提供できたのか、また、後者では、通常学級の中で進級してきたとしても、支援が必要な状態を周りが理解できていたのか疑問が残ります。今年4月に、会派で福岡市発達教育センターを視察してまいりました。環境に恵まれたすばらしい施設を見学させていただきましたが、支援の必要な子供と保護者に対し、どこかで支援が終わるというものではないと改めて感じました。説明の中で、就学相談参加者数が平成21年度に752名だったものが、平成25年度には1,277名と倍近い増加となっている現状。教育措置では、平成21年度の相談数のうち、措置が647名、不一致が105名で不一致率14.0%。平成25年度は措置が1,102名、不一致率13.7%で、年度によるばらつきは余りありませんでした。相談中の期間は、委員の方が缶詰状態になって審議されるそうです。特別支援学校や特別支援学級への進学や進級ではなく、不一致が1割強とすると、通常学級での進学進級になるお子さんも出ます。通常学級での支援が必要とされる環境での学習になるとするならば、発達障がいのある児童生徒の支援を江別市はどう進めていくのか、次の点についてお伺いいたします。1点目、就学相談の平成26年の取り組みについて伺います。2点目、通級指導の実態について伺います。3点目、発達障がいのある児童生徒の支援はどのように行われていますか。お伺いします。4点目、巡回相談の昨年度の実態についてお伺いします。5点目、発達検査や心理検査をどのように実施していますか。お伺いいたします。6点目、自立活動の状況についてお聞かせください。そして、最後の7点目、教育支援における発達支援センターの今後の方向性についてお伺いをいたします。2項目目は、学童保育について伺います。学童保育は、共働き・ひとり親の小学生の放課後の生活を継続的に保障すること、そのことを通して親の働く権利と家族の生活を守るという役割を持っています。学童保育には、子供の安全を守り、健全な育成を図る専任の指導員が配置されています。厚生労働省が作成したガイドラインでも仕事の重要性が明確にされました。一つ目、指導員の仕事の確立。二つ目、専任・常勤・常時複数配置という配置基準の確立と、その財政的保障。三つ目、現実に指導員が安心して働き続けられるような労働条件の向上。四つ目、指導員の力量を向上させていくための研修の充実、研修体系の確立。五つ目、学童保育の役割を果たせる指導員が安定的に確保されるための公的な資格制度、養成機関の整備。質問の1点目、このような指導員のガイドラインについて、江別市の現状と考えについてお聞かせください。2点目、障がい児の入所について、現在の対応はどのようにされていますか。お聞かせください。3点目、待機児童の実態。さらに、学童の質、料金などの面でニーズが合わず、利用申し込みをせずに母親が仕事をやめてしまうケースがあると伺いました。保護者の離職状況の実態についてお伺いいたします。全国学童保育連絡協議会によれば、2013年3月に保育所を卒園し小学校に入学した児童数約46万人という数字に対し、学童保育に入所した新1年生は約31万人と、保育所卒園児の67%程度しか学童保育を利用しておらず、その数字には隔たりがあります。同協議会では、低学年の潜在的な待機児童は40万人を超え、高学年を含めるとさらに多いと指摘しています。厚生労働省の調べによると、全国の放課後児童クラブは昨年5月1日時点で2万1,482カ所。前年から397カ所ふえて過去最高だったが、申し込んでも利用できない児童数は8,689人に上った。登録児童数も過去最高の88万9,205人で、前年より3万7,256人ふえた。政府は女性の活躍をさらに後押しするため、放課後児童クラブの定員数を、2015年度から5年間で約30万人拡充すると発表しました。4点目、学童保育の平日の閉所時間が一般的に保育所よりも早いという問題。これが、子供の小学校入学を機に母親の就業率が低下する現象、いわゆる小1の壁の一因となっていると言われています。そのことにより、遅くまで子供を預かってほしいという保護者の希望や就業事情を、今回は30分の延長という形での運営としました。今後、保育園の開設時間と同様に夜7時までの延長についてのお考えを改めてお聞かせください。2015年4月からは、前述のとおり、2012年8月に成立した子ども・子育て関連3法によって学童保育は制度的に大きく変わる予定です。児童福祉法が改正され、学童保育の対象年齢が、現在のおおむね10歳未満から小学生に拡大されます。従うべき基準として、職員は原則として2人以上配置し、うち1人以上は研修を受けた有資格者であること、さらに参酌すべき基準として児童の集団の規模は40人までとすること、児童1人当たり1.65平方メートル以上の面積を確保すること、開所日数は250日以上、開所時間は平日が1日3時間以上、休日が1日8時間以上などが示されました。質問の5点目、今後、これらの変更点についてどのような運営をされるのかお聞かせください。6点目、経済的に厳しい家庭にとって必要不可欠な保育料の減免は、現在の国の制度にはありません。市町村が独自で減免制度を設けているところが6割あります。しかし、4割の市町村には減免措置がありません。減免の対象は、生活保護世帯が多く、次いで非課税世帯となっています。江別市の減免制度についてのお考えをお聞かせください。質問3項目目、最後は休日における緊急相談体制についてお伺いいたします。国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律、平成26年法律第43号が今年の5月30日に公布され、国民の祝日として新たに山の日が設けられることになりました。この改正は平成28年1月1日から施行され、国民の祝日の年間日数は16日になります。国民の祝日に関する法律、平成19年1月1日施行で、第1条自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築き上げるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、または記念する日を定め、これを国民の祝日と名づける。第2条国民の祝日を次のように定める。そして、第3条国民の祝日は、休日とする。第2項、国民の祝日が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い国民の祝日でない日を休日とする。第3項その前日及び翌日が国民の祝日である日(国民の祝日でない日に限る。)は、休日とする。少し長い引用となりましたが、これでいくと、平成26年は、5月に4連休、11月に3連休、平成27年は、5月が5連休、9月が5連休となります。今までも、閉庁中については市役所代表番号での対応がなされ、それぞれの課により、相談体制がとられてきたことは承知しております。今回の質問は、特異な例かとも思われますが、実際に対応に苦慮した点から、今後の閉庁中の体制について、再確認の意味を込め質問させていただきます。5月4日夕方、家庭に問題のある方から相談の電話が入りました。その場所へ駆けつけ、今後の身の振り方を考えると、北海道立女性相談援助センターへの相談事項と判断しましたが、連休中のため、私の知識不足が大きな原因ですが、公的機関と連絡がつけられません。北海道立女性相談援助センターの相談電話も留守番対応となります。閉庁中の市役所では、担当の課との連絡をとってくれましたが、最終的にどなたも駆けつけることができない状態とのことで、警察とのやりとりとなりました。警察では、ホットラインは教えられないとの対応です。そして、警察が、直接援助センターに行って、頼んでごらんなさいとの助言をしてくださいました。所持金のない状態の相談者とともに、夜7時を過ぎて、北海道立女性相談援助センターに向かいました。センターに張りめぐらされた塀、インターホン越しで応対してくれた宿直の方は、江別から電話もなしに来所したことに驚かれましたが、最終的には正職員との電話連絡で夜の9時に入所が決まり、その日の宿泊先は見つかったことになります。今回は本当にまれな例かもしれません。しかし、相談者にとっては開庁時に相談できる案件ばかりがあるとは思えません。あえて、閉庁が続くことが予想される期間にDVや虐待等で市役所へ連絡が来た場合、どのような相談体制をとられるかお聞かせください。以上で1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

相馬議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは学童保育に関連しまして、何点かお答え申し上げます。学童保育に関連しまして、まず、指導員のガイドラインについての現状と江別市の考えについてでありますが、平成19年に厚生労働省から示された放課後児童クラブガイドラインにおいて、指導員は保育士や教諭の資格を有する者などであることが望ましいこと、指導員の活動としては遊びを通して自主性、社会性、創造性を培うことなどが定められております。市は、これまで、このガイドラインを踏まえながら放課後児童クラブを運営し、また、民間が開設する放課後児童クラブに対しましては、これを周知した上で、徹底するよう要請してまいりました。その結果、施設ごとに有資格者が配置されており、国が示すガイドラインに沿った放課後の健全な児童の育成が図られていると認識しているところでございます。次に、放課後児童クラブにおける障がい児の入所についてでありますが、昨年度の障がい児の入会状況は12名、今年度は9名となっております。障がい児の入会につきましては、それぞれの放課後児童クラブにおいて、その程度や特性に応じた指導員の体制整備をしながら対応しているところでございます。市は、受け入れする放課後児童クラブに対しまして、かかる経費の一部を助成し、受け入れの促進に努めているところでありますが、今後も、入会を希望する方々の要望に沿えるよう、できる限りの対応をしてまいりたいと考えております。次に、子ども・子育て関連3法に伴う運営の変更点についてでありますが、平成24年8月、子ども・子育て関連3法において児童福祉法が一部改正され、放課後児童クラブの設備及び運営につきましては、各市町村が条例で定めることとされました。各市町村が定める条例につきましては、今年4月30日付で厚生労働省より公布されております、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を踏まえて制定することとなっております。国が定めた基準におきまして、従うべきものとして、放課後児童支援員は、支援の単位ごとに2名以上とし、うち1名は有資格者等とされております。現在市内で開設している放課後児童クラブにおける指導員は、これらの従うべき基準を満たしているものと認識しているところでございます。また、市が参酌すべきものとして、これまでのガイドラインに沿って盛り込まれたものにつきましては、現状において基準を満たしておりまして、新たに盛り込まれたものや変更となったものにつきましては、条例への規定内容を検討した上で、必要に応じて指導してまいりたいと考えております。市といたしましては、国の基準が公表された際に、これまで、民間開設の事業者を対象として説明会を実施し、基準の内容につきまして周知を図っておりますが、今後の条例制定に当たりましては、国の基準を踏まえながら、引き続き民間開設の事業者と連携を図り、準備を進めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)

私から、発達障がい児支援についてのほか2件について御答弁申し上げます。初めに、発達障がい児支援のうち、発達支援センターの今後の方向性についてでありますが、教育支援に対するかかわりにつきましては、教育委員会が設置する特別支援教育専門家チーム委員として、子ども発達支援センターの専門職を学校に派遣し、特別支援教育を必要とする児童の発達状況を踏まえながら、教員や保護者に助言するほか、教育支援委員会委員として効果的な教育の場について協議するなど、連携に努めているところであります。今後につきましては、現状の連携体制を継続するほか、支援を必要とする児童が利用する福祉サービス事業所とも連携するなど、特別支援教育を必要とする児童や保護者が安心して教育や相談が受けられるよう努めてまいります。次に、学童保育についてのうち、待機児童、保護者の離職状況の実態についてでありますが、市が開設する放課後児童クラブにおいて、今年度待機をしている児童は、いずれも高学年で7名おり、併設する児童が自由に来館できる施設である児童センターを御利用いただきながら、今後、施設に空きが出次第、入会の御案内をしてまいります。なお、平成25年度の待機児童は計3名でありましたが、同じく併設の児童センターを御利用いただきながら、年度途中で入会できております。民間が開設する放課後児童クラブにおきましては、待機児童を把握する仕組みにはなっておりませんが、市といたしましては、入会の希望をされた方が結果として入会に至らなかったものについても把握するよう事業者に要請し、潜在的なニーズを把握した上で、適正な定員の確保に向けて努力してまいります。次に、放課後児童クラブの質、料金などの面でニーズに合わず、利用申し込みをせずに母親が仕事をやめてしまうケースにつきましては、把握が難しい状況であります。いずれにいたしましても、来年4月に施行予定の放課後児童健全育成事業に係る設備及び運営に関する基準の条例において、指導員の質を向上させるための規定を検討するとともに、利用者のニーズについて把握していく仕組みについて研究するなど、保護者が安心して子供を預けられる環境整備に努めてまいります。次に、開設時間の延長についてでありますが、市が開設する放課後児童クラブにつきましては、本年4月より、希望者について、通常の午後6時までの預かりを30分延長し、午後6時30分までとしております。今後さらに開設時間を延長するかにつきましては、4月以降の利用実績を見ながら、今後まとめられる子ども・子育て支援に関するニーズ調査の結果を子ども・子育て会議に提供し、その議論を踏まえて検討してまいります。次に、保育料の減免についてでありますが、現在市では、独自の施策として、生活保護世帯、就学援助の認定を受けられている世帯等につきましては利用者負担金の減免制度を設けております。また、民間が開設する放課後児童クラブにおいても同様の対象世帯が入会している場合には、補助金を交付し、保育料の軽減を図っております。市といたしましては、今後も引き続き減免制度を継続していきたいと考えております。次に、閉庁中における緊急相談体制についてでありますが、DV等の可能性がある事案が発生した際の対応については、マニュアルにより、あらかじめ庁舎管理委託業者に複数の業務担当者の連絡先を知らせておき、通報があった際には順次担当職員に連絡が入ることとしております。また、市役所閉庁時にDV等の緊急事態が発生し、すぐに職員が駆けつけられない状況の場合は、警察、女性相談援助センター、児童相談所等の関係機関と連携の上、迅速に対応することとしております。今回の事案は、まれなケースであり、警察において緊急対応とならなかったものでありますが、閉庁時の対応におきましては、今後さらに関係機関との連携の強化を図ってまいります。私からは以上であります。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私から、発達障がい児支援についてのうち、通級指導の実態について及び発達障がいのある児童生徒への支援について御答弁申し上げます。まず、通級指導の実態についてでありますが、発達障がい通級指導教室は市内の小学校の通常学級に在籍し、その中で特別な指導を必要とする障がいのある児童に対して、各教科等の授業は通常の学校で行いつつ、障がいの特性に応じ、週1回から2回、1回につき1時間程度、特別な指導を行うものであります。保護者は、児童と一緒に通級指導教室に通い、教員の児童への指導の様子を観察し、家庭内においても、指導内容を日々の生活に活用しております。平成25年4月に、江別市では初めて、大麻東小学校に発達障がい通級指導教室を開設しております。開設時の児童数は10名でありましたが、平成26年度は21名となっております。指導内容は、個別指導とグループ指導に分かれており、個別指導では、指導目標を立てて発達の基礎となる心の発達、心身の発達を促すための活動を行い、グループ指導では、楽しみながら社会性やコミュニケーション能力が高まる、コミュニケーション能力が生まれるような活動を行っております。次に、発達障がいのある児童生徒の支援についてでありますが、市内小・中学校の通常学級に在籍し、学習や行動面で困難を示す児童生徒は、平成25年度では3.8%、354名で、そのうち発達障がいの診断数は69名であります。これらの児童生徒への支援に当たっては、全ての小・中学校に校内委員会が設置されており、特別支援教育コーディネーターが中心となって、情報の共有や校内研修など、学校全体で取り組みを進めているところであります。教育委員会では、特別支援教育の専門性の向上を図るため、管理職、特別支援教育コーディネーター、一般教職員などの研修を実施するほか、特別支援教育補助員の配置などを行っております。また、発達障がいのある児童を対象にした新たな学びの場として、平成25年度に通級指導教室を大麻東小学校に開設しております。さらに、今後、江別小学校・江別第三小学校統合校に通級指導教室の開設を予定しているところであります。いずれにいたしましても、教育委員会では、通常学級に在籍し、発達障がいのある児童生徒の支援につきましては重要な課題と認識しており、引き続き適切な指導が受けられるよう、環境整備や教育内容の充実を進めてまいります。私からは以上であります。

答弁 教育部長 斉藤俊彦(教育部長は2016年3月まで)

私から、発達障がい児支援についての御質問のうち、就学相談の取り組みほか3件について御答弁申し上げます。まず、就学相談の取り組みについてでありますが、就学相談は、教育委員会が障がいのある児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた就学先の決定を行うため、保護者の同意を得て、幼稚園または保育園等から提出される調査票等に基づき、医師、教育職員、児童福祉施設の職員などで構成する教育支援委員会で意見聴取をした上で保護者と協議を行い、決定するものです。平成26年度の入学及び進級に向けて実施した就学相談件数は133件で、近年はこうした相談がふえている傾向にあります。教育支援委員会の意見聴取では、61名が平成26年度の特別支援学級への就学相当と判断されましたが、保護者との協議の結果、このうちの8名の児童が通常学級に就学しております。次に、巡回相談の実態についてでありますが、教育委員会では、平成19年度に発達障がい児等の指導についての知識・経験等を有する者で構成する特別支援教育専門家チームを設置いたしました。学校からの依頼により、小・中学校を訪問する巡回相談を実施しており、巡回相談では児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、生活や学習上の困難を改善または克服する支援を行うため、保護者との相談や教員への助言を行っています。平成25年度の実績は64件で、内訳は、通常学級に在籍する児童生徒に関するものが60件、特別支援学級に在籍する児童生徒に関するものが4件となっております。次に、発達検査や心理検査の実施状況についてでありますが、検査は児童生徒の困り感を解消して、よりよい教育環境で学習してもらえることを目的に、保護者の理解や同意を得て実施しているものです。実施に当たっては、特別支援教育専門家チームが巡回相談等で担任教諭や保護者と面談をした後、検査の実施について保護者へ持ちかけ、同意が得られた場合に実施しております。平成25年度は、巡回相談で25件、就学相談で74件の検査を実施しております。次に、自立活動の状況についてでありますが、自立活動は、本来特別支援学校の教育課程において特別に設けられた指導領域であり、個々の児童生徒が障がいによる学習上または生活上の困難を主体的に改善、克服するために必要とされる知識、技能、態度及び習慣を養い、心身の調和的発達の基盤を培うことを目標に行われるものであります。また、学校教育法施行規則には、特別支援学級または通級による指導において、特に必要がある場合には特別の教育課程によることができる旨を規定しております。学習指導要領では、通常の学級における自立活動についての規定はございませんが、通常の学級においても、障がいによる学習上または生活上の困難の改善・克服を目的とした指導が必要となる児童生徒がおります。このようなことから、本市では、大麻東小学校の通級指導教室において、自立活動の支援を行っているところであります。その内容といたしましては、生活のリズムや生活習慣の形成に関すること、他者とのかかわりの基礎に関すること、感覚を総合的に活用した周囲の状況の把握に関することなど、全部で26項目あり、その中から必要とする項目を選んで実施しております。私からは以上であります。

再質問 相馬芳佳

それでは、質問項目1、発達障がい児支援について再質問をさせていただきます。再質問は、3点目、発達障がいのある児童生徒への支援についてでございます。答弁にありました、開設2年目となった大麻東小学校の通級指導教室、さらに統合校に予定されている2校目の教室と、支援の体制が進んでいることを理解いたしました。支援の形はさまざまですが、今回取り上げました通級教室が、子供の自信や意欲の回復と情緒的な安定に関することや学級担任や在籍学校への具体的な支援、保護者への支援において大きな役割を果たしていると言われています。また、特別支援教育推進の中心としての情報発信や啓発の面でも、通級指導教室の担当者が主体となって特別支援教室に関する研修会を行ったり、保護者や地域の小学校に対して、発達障がい等の理解・啓発のために紙面で情報を配信したりしており、そうした面での貢献も認められております。在籍学級での授業を抜けて通級による指導を受けることに実は不安を示す児童や、通級による指導で児童の抱える問題がある程度改善できたとしても在籍学級でその成果を十分に生かしきれない連携の課題、それから、指導や児童について話し合いをするための十分な時間のとり方、また、通級は基本的に保護者の送迎が必要ですので、送迎ができないため指導を十分受けられない児童がいることなど、運営していく中での課題も指摘されておりますが、江別市として取り組み始めた通級指導教室、特に発達障がいの通級指導教室に期待をいたしまして、2回目の質問として、答弁にありました教育委員会として押さえている診断数69名の児童生徒に対する通級に対する案内、入級希望についてどのようにお考えか、お伺いをいたします。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

再質問に御答弁申し上げます。発達障がい診断数69名の児童生徒に対する通級の案内及び入級の希望についてでありますが、保護者から学校へ発達障がいの診断を受けていると申し出のある児童生徒69名のうち、児童59名全員には、教育委員会から小学校を通じて、通級指導教室の内容について御案内をしております。その上で、入級の希望があった場合には、教育委員会としてはできるだけ保護者の希望に沿うことが基本と考えており、現状では希望者21名全員が発達障がいまたは言語の通級指導教室に通っております。以上であります。

再々質問 相馬芳佳

再々質問をさせていただきます。保護者にとっては、子供の発達に心配が生じたときに、早期に、身近なところで、安心して相談できる場があるかどうかというのは切実な問題であることは言うまでもありません。仮に、子供の障がいの状態が改善されないままであったとしても、周りの人々が適切な理解と配慮をすることによって、親子の暮らしは確実によりよいものになっていく。さらに、地域の関係者と連携しながら、親子の日々の暮らしを支援していくところに通級による指導の意義があるとも言われています。今回、通級指導を受けている発達障がいの児童生徒は過去6年間で約4倍にもふえているというふうな報告もございますし、2012年度に通級指導教室を設置している公立小・中学校は前年度比272校増の合計3,333校で、全体の10.7%となりました。道内では、なかなかこのカウントをすることができないということで、不確実ではありますが、平成24年度に101の教室が数えられているということを調べました。今回、小学校には発達障がいの児童のための通級学級ができましたが、それでは中学校での設置についてのお考えはいかがなものか、お伺いをいたします。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

再々質問に御答弁申し上げます。中学校での通級指導教室の設置についてでありますが、中学校は、放課後、クラブ活動、学習活動、友人との交流などがあり、小学校に比べると、在籍する学校の授業後に通級指導教室に通うことは困難な場合も考えられます。このことから、各学校に校内委員会が設置されており、特別支援教育コーディネーターが中心になって、学校全体で取り組みを進めてきたところであります。しかしながら、発達障がいのある生徒の保護者からは中学校の通級指導教室の開設の要望もあることは承知しており、教育委員会といたしましては重要な課題と認識していることから、今後、国の動向を見きわめながら対処してまいりたいと考えております。

再々質問 相馬芳佳

ありがとうございます。次に、7点目、発達支援センターの今後の方向性については、要望とさせていただきます。答弁の中に、支援を必要とする児童が利用する福祉サービス事業所とも連携するなどという答弁がございましたが、新聞報道によると、なかなかその指導がうまくいかない、あるいはどうやって言っていいのか、どうやってやったらいいのかということがわからないという事業所、あるいは収入としては大きな利益が認められるということで参入をしている事業所があるという現実についても伺っております。それでも、江別市としては、支援を必要とする児童が利用しているサービス事業所と連携をするということが今年きちんと打ち出されて始まったとお伺いをしておりますので、発達支援センターが児童や保護者が安心して相談できるようなセンターであるよう、今後も充実を望みたいと思います。次の2回目の質問は、2項目目、学童保育についてお伺いをいたします。3点目、待機児童、保育者の離職状況についての2回目の質問をいたします。平成26年の江別市の保育園の卒園者は260名、学童への新1年生の入所は254名で、数字上はほぼ均衡した数となりました。今の江別市の学童の入所は一応3年生までが優先とされていて、空きがあった状態では高学年、特に6年生までの希望がかなえられていますが、高学年7名の待機の実態が答弁されました。高学年であることから、自宅や習い事での放課後の過ごし方にも広がりはあると考えられますが、今後の課題と認識いたしました。いただいた答弁では、潜在的ニーズ把握を、今後は民間にも依頼して適正な定員確保をしていきたいとありますが、高学年の学童保育の入所希望に応える定員の拡大について、あわせて高学年に向けた保育の構築についてのお考えを再度お伺いいたします。

答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)

相馬議員の再質問にお答えいたします。高学年の入所希望に応える定員の拡大についてでありますが、今後、入会を希望された方が結果として入会に至らなかった、いわゆる潜在的なニーズを把握することや、子ども・子育て支援事業計画に盛り込まれる放課後児童クラブの平成27年度から5年間の必要量の見込み、提供体制等に基づき、子ども・子育て会議において、定員のあり方や校区を越えての利用の仕方等について御意見を伺い、保護者が安心して子供を預けられる環境整備に努めてまいります。

再々質問 相馬芳佳

5点目、子ども・子育て関連3法に伴う運営の変更点について、2回目の質問をいたします。国の基準が交付された際に、民間開設事業者に対して説明会を実施したとありました。今までも、このような国の基準や法律が改正された後に、慣れた場所から移転をするという例があり、相談をいただいた経緯がございます。国の基準を遵守することで、今後の学童の運営で、民間事業の運営に困難を来す課題はあるのか、また、どのように対応していくのか、改めてお聞かせください。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

私から、再質問にお答え申し上げます。国の基準を遵守することで、民間事業者の運営に支障を来す場合の対応ということでございますが、国の基準を踏まえて制定を予定しております放課後児童クラブの設備・運営に対する基準の条例につきましては、現在条例の策定におきまして、作業を進めているところでございます。今後、条例の策定に当たりましては、これまでのガイドラインから新たに盛り込まれたものや変更となるものについて、事前に民間開設者の事業者にお知らせをいたしまして、課題について伺った上で、放課後児童クラブの運営に支障がない形で対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:江別市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる