江別市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日
(1)財政について/(2)江別市自治基本条例(仮称)について/(3)情報公開について/(4)ごみ処理行政について
2008年3月12日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「財政について」「江別市自治基本条例(仮称)について」「情報公開について」「ごみ処理行政について」について質問し、市長 三好昇、生活環境部長 富川核、健康福祉部長 北口彰、建設部長 鈴木俊和、総務部長 林仁博が答弁しました。
- 質問者
- 干場芳子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、生活環境部長 富川核、健康福祉部長 北口彰、建設部長 鈴木俊和、総務部長 林仁博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 干場芳子
早速質問に入らせていただきます。初めに、財政についてです。バブル崩壊後、国は公共事業中心の景気拡大策を打ち出し、地方債の増発、地方交付税の増額を財源に、補助事業や投資的単独事業を半ば強制的に推進してきました。自治体は、交付税措置を有利として財政力以上の過剰投資を行い、その結果、現在の自治体財政のひっ迫を招いています。さらに、三位一体改革による地方交付税の削減が大きな打撃となっています。このような中、江別市は財政健全化に向けて取り組みを行ってきましたが、度重なる地方交付税の削減により財政運営は厳しさを増しています。中期財政見通しでは、歳入は、市税が税源移譲などにより2007年度に増加する反面、地方交付税と臨時財政対策債が大きく減少します。歳出は、2008年度以降、江別の顔づくり事業等に伴い普通建設事業費が増加し、10億円から15億円程度の収支赤字が見込まれます。財政調整基金と減債基金の2007年度残高見込みは約47億円であり、財源不足に基金のみで対応すると2012年には歳入欠陥が生じることになります。2007年6月、財政再建団体制度の50年ぶりの見直しと言われる地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる地方公共団体財政健全化法が成立しました。すべての自治体は健全化判断比率の指標を公表することになり、財政健全化計画策定の義務付けは2008年度決算から適用されます。健全化判断比率の基準によって、早期健全化団体と財政再生団体の2段階が設定され、財政を早期に健全化し再生を図るとしています。江別市は、行政改革大綱及び行政改革推進計画の進ちょく状況を再確認し、既存の事務事業を見直し、さらなる精査を行うことが重要です。また設置者として、計画的に支援する土地開発公社経営健全化対策と市立病院経営の健全化が急務です。地方公共団体財政健全化法では四つの指標が導入され、これまで以上に決算を見据え、財政状況における透明性や市民意識の向上に努めることが大切です。議会の財政に対する責任はますます重要になってきます。そのような中で、公会計の整備が求められていることから、ここで三点伺います。まず1点目ですが、2006年度決算における四つの指標の比率について伺います。また、本市が早期健全化団体や財政再生団体にならないための対策について伺います。2点目に、2008年度決算の指標公表に当たり、自治体は基準モデルか総務省方式改訂モデルのいずれかの選択をすることになりますが、江別市はどちらを選択することになるのか伺います。3点目です。東京都や蘭越町は既に独自の方式で行っていると聞いていますが、江別市も独自方式で実施する考えがあるのか伺います。次に、自治基本条例についてです。市民ネットワーク北海道は、市民が市政の主体であることを明確にし、市民参加を保障する仕組みとして自治基本条例の制定を各自治体に対して提案してきました。まちづくりは、これまでは主に行政が担ってきましたが、NPOやボランティア等、まちづくりへの市民参加が進み、市民主権で自治の基本となる仕組みをつくる時代になりました。これからは、市民が市政に参加する権利や情報を知る権利などを保障するルールを市民の合意により確立することが求められています。自治基本条例は市民主権の市政を実現するための理念、制度、原則を定めて体系化したもので、市民参加、情報公開、政策評価などの制度も盛り込まれ、自治体の憲法とも言われています。江別市では、自治基本条例の制定に向けて、2005年6月に江別市自治基本条例(仮称)市民懇話会が設置され、2007年3月に江別市自治基本条例(仮称)のあり方に関する提言(最終報告書)をまとめ、市長へ提出しました。市民懇話会は市民公募委員、指名委員、市職員からなり、学習会やワークショップ等を含めて37回開催されました。同年11月、江別市自治基本条例(仮称)制定審査委員会が設置され、条例原案の検討を進めているところです。先日、三好市長は市政執行方針を明らかにされました。自らの創意工夫とチャレンジ精神により試練を乗り越え、若者が希望を持ち、お年寄りが安心して生活できるまちをつくるため、四つの基本姿勢と五つのまちづくりが述べられており、市民として江別に住んで良かったと思えるまちづくりが進められると期待されるところです。しかし、市民自治の根幹であり、まちづくりの基本となる自治基本条例の制定につきましては、市民への広報や啓発などを行い条例制定に向けて取り組んでまいりますとありますが、情報公開、情報共有という文言は明言されておりません。真の分権と自治の推進には、市長、議員、職員にも市民参画に基づく市民合意と自らの責任の下で、最良の政策判断を行って自治体を運営することが求められています。江別市のまちづくりの最高規範となる条例づくりに向けては、市民への情報周知が重要であり、市民懇話会による提言書を最大限尊重し、さらに多くの市民意見を反映させながら制定すべきと考えます。そこで1点目の質問です。基本姿勢の第一として、多彩な人の力や思いがまちづくりに生かされることが大事であると述べられた三好市長におかれましては、どのような理念の下、自治基本条例を制定しようとお考えか、基本的な認識をお聞きします。併せて、この条例を制定することにより、市民主体のまちづくりに向けて、江別市がどのように変わっていくとお考えか伺います。2点目に、自治体の憲法とも言われる自治基本条例の制定においては、情報提供、情報共有が重要であり、市民に対して広く広報活動を行う必要があります。現在、進められている制定審査委員会の開催日程の事前周知と傍聴の呼び掛け、提言書と原案との比較表などの資料、議事録等をホームページではもちろんのこと、広報えべつ等によって市民への情報提供に努めるべきと考えますが、いかがでしょうか伺います。次に、情報公開についてです。江別市では、2004年度から第5次江別市総合計画がスタートしており、野幌駅を中心とした都市機能の充実やにぎわいのある都心づくりを目指す江別の顔づくり事業を推進しています。連続立体交差事業、野幌駅周辺土地区画整理事業、街路事業、その他の事業の四つの事業から成り立っており、野幌駅を中心とした南北市街地を一体化し、コンパクトな市街地の形成や商業・業務・交通・文化・交流・居住などの都市機能の充実による中心市街地活性化を目的としています。野幌地区では、国道12号線沿道に広域商業施設など商業・業務施設の立地が進む一方で、野幌駅周辺ではいまだに低・未利用地が点在しており、中心市街地としてふさわしい土地利用が図られておらず、野幌駅を中心とする拠点性が欠如している状況にあります。また、JR函館本線により地区が南北に分断され、8丁目踏切では朝夕に慢性的な交通渋滞が生じていることなどから、均衡の取れた南北の市街地の発展、地区人口に見合った公共施設の整備などが求められています。土地区画整理事業は、南北市街地の一体化と快適な中心市街地の形成を図るための基盤整備を目的として実施するとされており、2006年6月に都市計画決定され、連続立体交差事業、街路事業の工事が進められています。同年11月には、野幌駅周辺地区の魅力向上を目指す活性化計画の策定と推進を目的として、野幌駅周辺地区の地域住民や地元商業者、事業者、土地・建物所有者が主体となり、野幌駅周辺地区活性化協議会が組織されました。顔づくり事業との整合性を図りながら、地域を活性化させるための計画を第定し、推進していくことを目的としています。2007年7月、野幌駅周辺地区活性化協議会が江別市と共に野幌駅周辺地区活性化計画(案)を策定し、同年11月にわずか20日間の市民意見の募集の後、野幌駅周辺地区活性化計画をまとめました。計画案に対する意見募集の結果は、2月19日開催の野幌駅周辺地区活性化協議会において野幌駅周辺地区活性化計画として決定された後、2月21日の経済建設常任委員会で報告され、ホームページ等にも掲載され正式に公表されています。この計画について、社会状況を踏まえながら将来どのようなまちにしていくのか、また実現のための取り組みを明らかにしていくことは重要であり、市民の要望や意見を知るために、野幌駅周辺地区活性化協議会は市民意見反映の場を持つことが必要と考えます。また、連続立体交差事業では、連続立体交差事業協議会内に野幌駅舎景観検討委員会が設置され、三つの駅舎デザイン案が提示され市民意見の募集を行いました。事業の主体は北海道で、野幌駅舎景観検討委員会は北海道・JR北海道・江別市の合議体ですが、三つのデザイン案に至る経緯について市民への具体的な説明が不十分ではないでしょうか。市民にとっては大切な課題であることから、開催されている野幌駅舎景観検討委員会の情報は公開されるべきと考えます。自治基本条例の制定を進めている中、野幌駅舎景観検討委員会委員に市民公募枠がないことは、市民自治の停滞と言わざるを得ません。そこで質問です。まず、江別の顔づくり事業の野幌駅周辺地区活性化計画及び野幌駅舎景観検討委員会に関する情報公開について伺います。1点目の質問です。野幌駅周辺地区活性化計画が決定されるまでの経緯と、野幌駅周辺地区活性化計画(案)に対する市民意見募集の結果が、決定された計画に対し、具体的にどのように反映されたのかお伺いいたします。2点目の質問です。現在、開催されている野幌駅舎景観検討委員会の設置や委員選定に至る経緯について伺います。また、多くの市民参画で進めるべきまちづくりにおいて、野幌駅舎景観検討委員会の傍聴、検討内容の情報提供は当然行われるべきと考えますが、いかがでしょうか伺います。次に、市民に対する市政の情報公開方法について伺います。市民の生活にかかわる事業などの情報は、ホームページでの公開はもちろんですが、市民が持ち帰られるパンフレットや散らしは、情報公開コーナーに配置するのではなく本庁舎正面玄関わきのスペースを活用するなど、市民の目に留まりやすい工夫が必要と考えますが、いかがでしょうか伺います。次に、後期高齢者医療制度についてです。2005年12月に医療費の抑制を目的としてまとめられた医療制度改革大綱に基づき、高齢者医療制度関連法が2006年6月に成立しました。本年4月から後期高齢者医療制度が導入されます。75歳以上の後期高齢者及び65歳から74歳で障がい等の申請に基づく認定者を対象としています。現在、75歳以上の高齢者は国民健康保険や共済などの被用者保険、家族の被扶養者として医療制度に加入しながら老人保険制度で医療を受けていますが、今後は現在加入している健康保険から脱退して後期高齢者医療制度に加入することになります。また、現行の国民健康保険は市町村が保険者で、保険料は市町村によって違いがありました。しかし、後期高齢者医療制度では、都道府県を単位とした広域連合、すなわち北海道後期高齢者医療広域連合が保険者で、道内一律の保険料となります。現在の医療サービスの利用についても、問題となっている重複診療や頻回受診、過度な医療行為による医療費の増加などの問題が解決されないままに保険制度のみを変更することは、本当の意味での医療抑制にはつながりません。後期高齢者医療制度が始まるというお知らせが対象者に郵送されていますが、制度の内容が分かりにくい、文字が多くて読む気がしないという方もいるようです。そこで質問です。2007年12月には、市内3か所において市独自の説明会が開催されたとのことです。高齢者クラブの集まりや自治会の敬老会の催し等、高齢者の集う機会を利用し、制度の説明に加え、適切な医療サービスの利用が必要であることも併せて説明するための出前講座などを江別市独自に実施すべきと考えますが、いかがでしょうか伺います。最後に、ごみ処理行政についてです。江別市は、江別市環境管理計画中期推進計画における循環型社会の実現に向け、3Rの推進とごみの分別やごみ減量化意識向上のための市民への普及・啓発を進めています。発生抑制やリサイクルによるごみの減量を実現しながら安全で効率的なごみの処理が求められています。2007年10月より、三井造船環境エンジニアリング株式会社と地元企業2社からなる特別目的会社(SPC)による環境クリーンセンター等長期包括的運営管理委託事業が始まっています。同年10月から2022年3月に至る長期包括的運営管理委託費は、固定費が124億4,456万6,652円、変動費がごみ1トン当たり2,602円となっています。ガス化溶融炉については豊橋市、東海市、静岡市などにおいて、事故・トラブルが発生しています。焼却炉内は、毎日のごみ質により様々な化学物質や重金属の放出が予想されます。プラスチックの添加剤や難燃剤などによる臭素化ダイオキシン類、近年では多環芳香族炭化水素という物質の有害性も指摘されています。江別市では現在、燃やせないごみとして回収しているプラスチックごみも破砕処理後、焼却されています。日常の運転管理及び維持管理の重要性が求められます。2月の生活福祉常任委員会において、契約条項に基づく評価方法による環境クリーンセンターの運営管理委託状況等についての報告がありました。1月13日、焼却炉の集じん機焼損により1系統の処理を12日間停止していたことが明らかとなりましたが、不具合や事故が発生した場合は市民に評価結果の情報を公開し、透明性を図ることが重要です。また近年、企業の社会的責任が問われています。企業に求められているのは、利益の追求だけではなく、市民と共に循環型社会を確立する姿勢ではないでしょうか。1点目の質問です。2007年6月定例会において、委託事業に対する第三者評価に向けて機能維持評価委員会を実効性のある仕組みとしてまいりたいとのご答弁がありました。現在の内部監査のモニタリングだけでは運営管理に不安があることから、費用対効果も併せ、専門の技術者などが参加する第三者評価組織を設置することが必要と考えますがいかがでしょうか伺います。また、日常管理における安全性の担保についてどのようにお考えか伺います。2点目は、日常管理、事故・不具合が発生した場合についてです。室蘭市の西胆振地域廃棄物広域処理施設におきましては、事故発生時等の通報連絡と公表基準を制度化し、事故等の内容により連絡先、連絡手段、公表方法などを定めるとともに、1年間の結果報告をホームページ上で公開しています。また、ダイオキシンを含む環境測定項目8項目の定期計測データのリアルタイム表示、定期点検整備や炉・破砕処理機の点検、清掃等の情報も同様に公開しています。江別市においては、情報公開条例第7条の公文書の公開に関する実施機関の公開義務において、人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公にすることが必要であると認められる情報は公開しなければならないと記されておりますことから、市民に対して委託後の日常管理、事故・不具合発生時の情報の透明性を確保するため、事故発生時の公開基準の制度化などを具体的に進めるべきと考えますが、いかがでしょうか伺います。以上で1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
干場議員の一般質問にお答えいたします。まず、地方公共団体財政健全化法の四つの指標についてでありますが、昨年12月定例会の一般質問でもお答えしておりますとおり、四つの指標については平成19年度決算からの公表、また平成20年度決算からは具体的に健全化等について判断されるものであります。仮に平成18年度決算で試算をしてみますと、将来負担比率の詳細な計算方法が示されておりませんが、実質赤字比率、連結実質赤字比率については、いずれも決算は黒字であるほか、実質公債費比率では17.7%となっているものであります。いずれにいたしましても、懸案となっている市立病院の経営健全化等を進めるとともに、行財政改革を積極的に行い、財政の健全化と安定化に努めてまいりたいと考えております。次に、公会計制度の見直しについてでありますが、一般会計においても企業会計と同様に発生主義の考え方を導入し、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書の四つの表を整備し、必要な情報の開示に努めることとされたもので、その策定には、いわゆる基準モデルと総務省方式改訂モデルが示されております。当市といたしましても、既に作成している財務諸表との連動などを加味しながら、他都市の動向なども考慮し、いずれの方式が当市に適合しているか、検討しなければならないと考えております。また、ご指摘の東京都や蘭越町での独自の取り組みにつきましても、併せて参考にし、検討してまいりたいと考えております。次に、自治基本条例についてでございますが、地方自治体を取り巻く環境は、地方分権の進展や、少子高齢化社会の到来など、ますます複雑化するとともに、住民の価値観やニーズが多様化しておりまして、今正に新たなまちづくりへの取り組みが求められています。そのため、市民の方々や市民活動団体、企業などの皆さんの思いや力をまちづくりに生かすことができる環境づくりが重要であると考えます。こうしたことから、基本的な自治のルールを定める必要があり、自治基本条例を制定することは、大変重要なことであると認識しております。次に、この条例の制定によりまして、江別市がどのように変わるかとのご質問でありますが、市民の皆さんが自治の主役として、主体的にまちづくりに参加・協働していくという機運がこれまで以上に高まり、その結果として個性的で誇れるまちづくりの実現に大きく貢献できるものと考えております。次に、情報提供、情報共有についてでありますが、この条例は、制定に至る過程を大切にするため、市民懇話会による条例の骨子案づくりや、学識経験者などによる条例案の検討など、行政が主体となって進めるのではなく、多くの市民の皆さんと一緒になって条例づくりを進めているところであります。そのため、市民の皆さんへホームページでの会議録の公開や広報での特集、市民懇話会による市民説明会や市民意見募集など、これまで機会あるごとに条例の啓発に努めてきたところであり、今月15日には自治基本条例講演会を開催することとしております。現在、条例原案を検討いただいております江別市自治基本条例(仮称)制定審査委員会の開催状況などにつきましては、ホームページで公開しておりますが、今後も開催日程など、さらなる情報の提供を行うとともに、広報えべつなどの活用により一層の啓発に取り組み、情報の共有化に努めてまいります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私からの答弁は以上でありますが、その他の質問に対しましては、生活環境部長ほかをもって答弁をいたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 生活環境部長 富川核(生活環境部長は2008年3月まで)
私からごみ処理行政についてご答弁申し上げます。初めに、環境クリーンセンター等の第三者評価についてでありますが、事業者である株式会社エコクリーン江別が、施設の機能維持及び運営体制を第三者の視点から客観的に評価し、外部の意見を取り入れることを目的に、学識経験者を中心とした委員会の設置を準備中であります。財政的な運営状況等については年度の途中でありますことから、委員会は決算書類が整う5月ごろに開催する予定であります。市としては、同社より報告があった時点で、所管の委員会へ報告してまいりたいと考えております。なお、維持管理につきましては、市職員が日常的にモニタリングを行っており、委託開始後についても適正にごみの処理を行い、環境基準を順守しながら運転をしている状況であります。次に、日常管理、事故・不具合等発生時の対応についてでありますが、事業者がセルフモニタリングの形で日常確認を行い、同時に市職員がモニタリング業務の中で事業者と日々ミーティングを行い指導に当たる中で、日常管理における安全性と環境安全に細かな対応をしているところであります。事故や不具合の発生時につきましては、緊急事態対応マニュアルや防火管理体制マニュアルに沿って、速やかに江別市や関係官庁に報告がなされることとなっております。委託以前におきましても、事故や不具合等の内容に応じて所管委員会へ報告するとともに、地域住民や隣接市町村へも報告をしてきておりますが、事故発生時の公開基準につきましては、分かりやすい方法を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 健康福祉部長 北口彰(健康福祉部長は2008年3月まで)
私から後期高齢者医療制度に対する対象者への説明についてご答弁申し上げます。平成20年4月1日から施行される後期高齢者医療制度につきましては、円滑な実施に向けて被保険者一人ひとりに対し制度の周知を図る必要がありますことから、これまでに広報えべつで4回お知らせしているほか、リーフレット・ポスター等での周知はもとより、市が昨年12月中旬に開催いたしました大麻・野幌・江別の3地区説明会をはじめ、高齢者団体、自治会、民生委員、さらには市民グループなどの要請に基づき、出前講座等で、延べ16回、900人以上の方々に対し説明を実施してきたところでございます。今後におきましても必要に応じ、被保険者となる高齢者に分かりやすい説明会を実施するとともに、さらに、被保険者証の送付に合わせ、制度のPRリーフレットを同封するなど、必要な情報提供を行い、制度の円滑な施行を図ってまいります。以上であります。
答弁 建設部長 鈴木俊和(建設部長は2009年3月まで)
私から江別の顔づくり事業などに係る情報公開につきましてご答弁申し上げます。まず、野幌駅周辺地区活性化計画と市民意見の反映についてでありますが、この野幌駅周辺地区活性化計画は、江別の顔づくり事業と連携して、商店街や地区を活性化させようということから、地元商店街や地区の関係者などの地元の方々が主体となって策定されたものでございます。この計画を策定する過程におきましては、地元の方々でつくる野幌駅周辺地区活性化協議会として計画案を作成し、その案を市民の皆様に公開し、広くご意見を伺う機会を設けたと伺っております。また、いただいたご意見などについては、協議会として検討した中で、計画に取り入れるべきと判断されたものは、計画に反映されたと伺っております。さらに、協議会といたしましては、策定した計画書やいただいた市民意見につきまして、協議会事務局や市内の公共施設をはじめ、市のホームページを活用して公表しております。このようなことから、計画策定の過程におきましては、市民意見の募集という形で市民意見の反映を行うとともに、策定後も計画書などの公開を行っておりますことから、十分な情報公開を行っているものと考えております。また、協議会として、この計画の対象区域の地元の方々に計画書を配布し、多くの方々に活性化に向けたまちづくりへの参加を呼び掛け、浸透させていきたいとの考えをお持ちであると伺っております。次に、野幌駅舎景観検討委員会設置などの経緯と市民周知についてでありますが、野幌駅舎景観検討委員会は、連続立体交差事業により新たに建設されます野幌駅舎のデザインを検討することを目的といたしまして、北海道とJR北海道及び江別市で構成いたしますJR函館本線(野幌駅付近)連続立体交差事業協議会の中の専門部会として、平成19年7月に設置されたものであります。なお、この委員会の委員には、景観形成に精通した学識者をはじめ、市の景観形成や今までのまちづくり計画にかかわりのある市民の方々に、連続立体交差事業協議会としてお願いをいたしまて、それぞれの専門的視点から駅舎デザインを検討していただいております。また、委員会の公開につきましては、別段の定めがなかったことから傍聴はできませんでしたが、傍聴を希望される問い合わせがありましたことから、委員会で検討され、公開の上開催されることとなったところであり、今後、駅舎デザインの検討経緯や結果などにつきまして、公開されることとなっております。次に、情報公開コーナーについてのご質問でありますが、情報公開コーナーは市民の方への各種行政情報の 公開や提供のため、平成9年から一階総合案内窓口横に設置し、多くの市民の方々にご利用いただいているところであります。ご承知のように、正面玄関付近のロビーは、情報公開コーナーそのものを移設するためのスペース確保は建物構造上困難でありますが、パンフレット等の収納ラックについては、議員ご指摘のとおり、一階ロビースペースなど市民が持ち帰りやすい場所への移設等、利便性を図るために必要な検討をしてまいりたいと存じます。以上でございます。
再質問 干場芳子
2回目の質問をいたします。財政と環境クリーンセンターについて、二点ずつ質問をいたします。1点目の質問です。行政の情報開示、自治体の全体的な財政状況の把握、資産・債務改革や地方公共団体財政健全化法における貸借対照表などの根拠となることから公会計の整備は重要です。今回、基準モデル又は総務省方式改訂モデルを選ぶにしても、いずれも売却可能資産など一定の資産評価を行った上で、市民に公表しなければなりません。そこで、まず、売却可能資産をどのような基準を用いて評価するのか伺います。また、道路などの公共用地は評価をするのが困難と思われますが、それらはどのように評価されるのか。さらに、こうして評価された資産を市民にも分かりやすく、どのように公表するおつもりか伺います。2点目です。今回の公会計改革や地方公共団体財政健全化法は、夕張問題を繰り返さないということに尽きると思います。自治体における資産と債務を透明化し、決算状況をより早く開示し、だれもが自治体の財政をチェックできることが重要です。また、そこで、自治体財務の状況をよりきめ細かに把握し対応するためには、資産の流れやその使途を明らかにすることを主眼としている現金主義・単式簿記の公会計ではなく、現金以外の資産や負債の状況を蓄積し、正確なコストを把握することが可能な発生主義・複式簿記の基準モデルを取るべきと考えますが、いかがでしょうか改めて伺います。3点目の質問です。ただいまの答弁の中で、日常管理における安全性と環境保全には細かな対応をしているとのことでしたが、環境クリーンセンターの業務実施状況の確認書によりますと、委託後における2007年10月からの運営管理における会社内の相互連絡のそご、連絡の後れ、維持管理における点検・検査の一部未実施あるいは不完全、またガス化溶融炉において運転管理業務に不十分な点がありました。このような中、1月に発生した事故による炉の停止はこれらの問題への対応を十分に行わなかった結果と言わざるを得ません。市民にとって安心・安全な運営管理確保のため、市は受託事業者に対して強く改善を求めていくべきと考えますが、今後の対応について伺います。最後に、4点目の質問です。事故や不具合の発生時については、緊急事態マニュアルや防火管理体制マニュアルに沿って速やかに市や関係官庁に報告がなされ、また、事故発生時の公開基準についても、分かりやすい方法を検討してまいりたいとのことでした。委員会での報告はもちろんですが、市民に対する情報公開も大変重要なことです。事故発生時のみではなく、日常的に市民に対して業務実施状況や測定結果の情報公開を進め、安全に向けて透明性を確保すべきと考えますがいかがか伺います。以上です。
答弁 総務部長 林仁博(総務部長は2008年3月まで)
私から干場議員の2回目の質問にお答えいたします。市におきましては、平成11年度から独自にバランスシート等を作成しております。これを、積極的に議会あるいは市民の皆さんに公表してきております。また、平成13年度からは、他の市町村とのデータの比較ができるように、総務省が示した統一的基準に基づき作成しております。今回示されております公会計制度の見直しにつきましては、議員ご指摘のように、資産・債務改革の中で地方財政の健全化に資するものとして提起されたものと考えてございます。そこで、ご質問の1点目の資産の評価についてでございますが、現在市が保有する道路などの公共用地を含めた固定資産等につきましては、取得時の価格又は事業費等により評価し、資産計上する方法でバランスシート等を作成してございます。今後、売却可能資産の評価につきましては、市有財産の評価の考え方を基本に今後検討してまいりたいと考えております。また、これらの情報等につきまして、市民への公表でございますが、市広報やホームページなどを通しまして、今後とも公表してまいりたいと考えております。次に、2点目の二つの方式のうち基準モデルを採用してはいかがかとの質問でありますが、現在市では、既に総務省方式を基準にバランスシート等の財務諸表の作成を行っております。これは、他の自治体とのデータ比較等も重要な要素となりますし、現在まで積み上げてきました既存の財務統計データの活用などもございます。さらに、基準モデルあるいは総務省方式の改訂モデルの今後の見直し内容や、それぞれのモデルの特徴なども加味するなど、当市に適合する方式につきまして、他都市の動向なども参考にしながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。私からは以上です。
答弁 生活環境部長 富川核(生活環境部長は2008年3月まで)
私からごみ処理に係る2回目の質問についてご答弁申し上げます。事業者に対する改善要求についてということでありますが、安全性を欠いた運転あるいは環境基準を超えた運転を行った場合等には、当然受託業者に対して強く改善を求めていくものとしております。また、業務実施状況や測定結果につきましては、これまでも広報えべつやホームページで公開しておりますが、今後につきましても、安全・安心を第一としまして、より分かりやすい方法で公表してまいりたいと考えております。以上です。