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江別市議会 平成17年第3回定例会 2005年9月22日

(1)自動体外式除細動器(AED)について/(2)学校選択制の評価について/(3)小中一貫教育について/(4)病児保育について

2005年9月22日、江別市議会の一般質問で、齊藤佐知子議員が「自動体外式除細動器(AED)について」「学校選択制の評価について」「小中一貫教育について」「病児保育について」について質問し、市長 小川公人、教育長 高橋侃が答弁しました。

質問者
齊藤佐知子 議員
答弁者
市長 小川公人、教育長 高橋侃

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 齊藤佐知子

議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問してまいります。初めに、消防行政についてです。1点目に、自動体外式除細動器(AED)について伺います。2002年11月に、カナダ大使館で起こった高円宮殿下のスカッシュ練習中の心臓突然死、同月の福知山マラソン中に58歳と59歳の男性、名古屋シティマラソン中に58歳の男性が心臓突然死で死亡する事故があったことは、皆さんも記憶にあるかと思います。元兵庫県立健康センターの河村所長によりますと、1998年から2年間に大阪府内で発生した病院外心停止症例1万139例のデータを見ると、男性では50歳代、60歳代、70歳代の病院外心停止が多く見られ、女性では80歳代まで年齢とともに増加しているとのこと。早期除細動の対象となる救急隊到着時の現場心電図で心室除細動の発生数を見ると、50歳代、60歳代、70歳代の男性に極めて多く、特に50歳代の男性は同年代の女性と比較して6倍の発生頻度の差が見られ、こうしたデータからもAEDによる早期除細動は50歳から60歳代の働き盛りの男性の心臓突然死対策と言えるとも言われております。2000年に発表された米国心臓協会(AHA)心肺そ生法国際ガイドラインでは、目撃された心臓突然死患者の現場心電図の大部分が心室細動であるという疫学的根拠に基づいた最も有効な救命法が述べられております。心臓突然死患者の救命率は、心肺停止から除細動までの時間が1分遅れるごとに7%から10%低下し、心肺停止から12分以上経過すると、その救命率は2%ないし5%にすぎないと言われております。成人心臓突然死患者を救命できるかどうかの唯一かつ最大の有効手段であると言われております。我が国において、心疾患による年間死亡者数は年々増加し、病院外心停止の発生件数は年間2万人から3万人と言われております。こうした中、心停止患者の救命率向上のために、厚生労働省が昨年7月から救急隊員の到着までの間、現場に居合わせた非医療従事者である一般の人にもAEDの使用を認める方針を決定し、通知いたしました。AEDの開発により、心室細動の自動認識精度には絶対的信頼があり、その小型軽量化は救急現場での早期除細動が容易になり、従来煩雑であった保守点検が不要で、駅や公共施設、集客施設に設置することができるようになりました。地域社会における心臓突然死患者の救命には、通報を受けてから除細動まで5分以内に行える救急医療体制が勧告されております。AEDは自動認識し、除細動が可能である粗い心室細動を維持するためには、すぐ隣の人(バイスタンダー)による1人で行う心肺そ生法をはじめとする一次救命処置の社会普及がなお一層重要になっております。AEDは、心室細動を自動認識し、音声による指示があれば、通電ボタンを押すだけの簡単な操作の装置です。突然死の死因のほとんどが、心臓疾患であり、その大部分は心室細動という症状です。心臓はきちんと収縮を繰り返すことによって脳や全身に血液を送り出して命を保っているのですが、心室細動という心臓自体がけいれんを起こして、心停止状態になり、血液を送り出せなくなると、4分以内に脳に障がいが発生し、12分後にはほとんどの人が死に至ります。AEDはこうした事態に際し、心臓に電気ショックを与え、心拍を正常な状態に戻します。素早い対応が命を救い、脳や全身への血流が再開され、後遺症も少なく、社会復帰の道につながります。以上述べましたが、一つ目に、スポーツ中などの突然死などへの対応として、体育施設や市役所など多くの市民が来庁される公共施設へAEDを設置すべきと考えます。大切な市民の命を守るためにも、AEDの普及について市長のお考えをお聞かせください。二つ目に、AEDの使用方法自体は、先ほどもお話ししましたが音声ガイドに従ってすれば良いので一般市民でも簡単に操作ができます。しかし、いざというときに、使用時の注意事項を守りながら冷静にAEDを実行するには事前の講習が必要です。人工呼吸や心臓マッサージなどの心肺そ生法とともに、市民を対象としたAEDの講習を組み込んでいくべきと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。次に、教育行政についてお伺いいたします。1点目に、学校選択制の評価についてお伺いいたします。子供たちが朝、目を覚ましたとき行きたくなる学校を目指して、本年4月より学校選択制がスタートをして半年がたちました。当初、きぐされていた小規模学校がとうたされるなどの声があり、私どもが調査したところ、角山小中学校では学校選択制により中学校の入学希望者が3人増えて、複式学級だったのが単式学級が認められ、各学年ごとにクラスができたと喜ばれておりました。そして、このことにより、小中兼任で教頭先生が1人だったのが、中学校専任の教頭先生が配置されたこと、体育、美術、音楽、技術など、より専門の教師を確保できるようになり、子供たちの教育環境が良くなったとお話しされておりました。また、小中一体の学校環境を生かし、小中連携教育が可能であり、授業の面でも中学校の先生が小学校の算数や英語を教えるとか、逆に小学校の先生で数学、理科の免許のある先生が中学校に行って教えるなど、子供たちが理解できる授業体制を考えることができる。また、指導の面でも、小中連携の中で情報交換が可能であること、小規模学校の良さを発揮して学校運営をなされていることに大変評価するところです。ここで質問いたします。一つ目に、学校選択制になると小規模学校がとうたされるなどと様々な議論がありましたが、今お話ししたように、角山小中学校の現状は学校の特徴を生かし学校運営をされていると評価し、子供の可能性を伸ばすものと考えております。教育長は、学校選択制1年目をどのように評価されるのか、ご見解をお伺いいたします。二つ目に、決して小さいから駄目とか、大きいから良いとかのことではなく、子供たちが自ら選択して行く意義を踏まえて、現在は隣接校のみですが、地域を限定するのではなく、今後選択区域の拡大についてどのようにお考えか、お聞かせください。様々な課題については十分配慮しつつ、選択の自由度はあっても良いかと考えますが、教育長のご見解をお聞かせください。2点目に、小中一貫教育についてお伺いいたします。品川区では、同じ義務教育でありながら、小中学校間に存在する学力観や指導観、広い意味での教育観の違いを是正し、子供たちから学習上の負担を取り除くとともに、人間形成上の連続性を持たせることをねらいとして小中一貫教育がスタートしております。小中一貫教育では、子供一人ひとりに適した学び方で学力を伸ばすこと、自らの生き方を主体的に切り開くための知識や智恵を身に付けさせることを柱として、小中学校の一体化を図ることになります。9年間という長くゆとりのある教育課程を、子供が学習指導要領に合わせるのではなく、子供の状況に学習指導要領を合わせるといった考え方で、柔軟に編成しているとのことです。9年間の教育に一貫性を持たせながらも、心理的、身体的な発達あるいは成長にかかわる変化など、品川区の子供の状況が5年生ころを境に大きく変化していることから、大きく分けて第1学年から第4学年と、第5学年から第9学年の二つのまとまりで編成しているとのことです。前半は、子供と教師の信頼関係を築くことを大切にしながら、基礎・基本の徹底に重点を置いて、後半は、教科や学習内容の選択の幅を増やしたり、個々の学習の習得状況に合わせて選べるようにするなど、子供の個性、能力を十分に伸ばすことができる編成を工夫するとともに、不登校や問題行動の発生率が高くなる最後の第8学年、第9学年では、画一的な指導ではなく個に応じた指導が徹底できるよう、各教科の内容を編成し直しているとのことです。昨今、中学生の非行、犯罪がマスコミ等で報道されるたびに、悲しく残念でなりません。ある識者によると、以前は勉強などから落ちこぼれた子供が犯罪を犯すのが一般的で、ある意味で犯罪に走る子供は特定しやすい状況にあったが、今は逆に一見目立たない、どこにでもいるような子供が重大な事件を起こしている。社会になじめないことが強く影響しているとの指摘もあります。自分の感情をコントロールできなくなっている子供が多く、また、その以前の問題行動がありながら、そばにいる大人がしっかりと対応できなくなっていることに、子供は自分の行動に歯止めがきかなくなっているのではないでしょうか。高校に進学しても、将来の夢や希望もなく、意欲もうせているため、1学期中に相当数退学してしまう子供たち、幼児期を経て、小学校、中学校と9年間の義務教育期間は、子供たちにとって新たな社会生活であり、友達や先生との新たな出会いがあって人格形成もなされていく大切な期間であると考えます。先ほど、角山小中学校のお話もさせていただいたところですが、教員の交流も含め、小中連携した教育の重要性があり、今後の教育の在り方として小中一貫教育の必要性があると考えるところです。教育長のご見解をお伺いいたします。最後に、福祉行政についてです。病児保育について伺います。現在、仕事の多様化に伴い、保護者の働き方が変化し、責任ある職に就いたり、ひとり親家庭であったり、お子さんが病気のときどうしても仕事を休めない場合に、医療機関でお子さんを預かり、保育を行い、就労支援する病児保育事業があります。私たち会派で8月に行かせていただいた品川区の病児保育の例をご紹介いたしますと、本年2月より病児保育がスタートし、働くお母さんたちから大変に喜ばれております。同区の病児保育は、区内在住者が対象で、保育園や幼稚園に通う生後6か月以上就学前までの子供が病気になった保護者が、就労のために家庭で看護できない場合に利用できます。1日の利用定員は4人で、保育士1人と看護師1人、パートが1人で保育、看護に当たるほか、医師が診察も行います。入院加療が必要な場合や感染力の高い病気の急性期は利用できません。平日の朝8時半から夜6時までで、利用期間は7日以内で1日2,000円とのことです。現在は1施設ですが、今後委託先を増やすことを検討しているとしています。また、鹿児島の志布志町では、小児科の診療所の隣に病気の子供を預かり、父母の就業を手助けする病児保育施設慈幼堂が本年4月よりオープンいたしました。ここの対象は、小学校3年生までの子供で、様々な病気中の子供のほか、病状のピークを過ぎたものの安静が必要な状態などのお子さんです。ここでは、専任の保育士3人と担当看護師が対応しているとのことです。院長先生は、子供の病気は1日で完治するものでもなく、母親が1週間仕事を休めば大きな収入減になる。休みを受け入れる企業、会社の整備が急務ではあるが、現状は小さい子供を持つ母親は働きたくても働けない状況にあると、施設を設立した意義をおっしゃっております。江別市においても、様々な状況で働くお母さんが増えている中で、子供が病気になったときに安心して預けられるところが欲しいとの声があり、病児保育の実現は子育て対策の一環として大切な事業と考えます。また、少子対策の一つとして、私たち公明党のチャイルドファースト(子供優先)社会の考え方に沿ったものであり、重要と考えます。市長のお考えをお聞かせください。以上で、1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

齊藤議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、病児保育についてのご質問でありますが、病児保育につきましては過去からご質問をいただき、ご答弁を申し上げているところでありますが、病児保育は国の乳幼児健康支援一時預かり事業といたしまして、子育てと仕事の両立支援の保育サービスの一つとして、病気回復期にあって集団保育が困難な児童を、仕事の都合等によって家庭で保育できない保護者に代わって一時的に児童を預かる保育制度であります。病児保育を行う際には、病気回復期にある児童を看護師等の専門スタッフが健康状態をチェックしながら、保育、服薬の介助及び給食の提供等を行うことが必要でありますことから、医療機関等の施設において実施することが最も適当であると考えております。このため、国の基準においては、病院、診療所に付設された施設、あるいは事業専用施設であって、保育室又は安静室及び調理室等の専用スペースの確保や、定員2名の場合においては、緊急時に備え、常時1名の看護師等の配置が基本となっているところであります。このように、常時緊急時の備えが必要でありますことから、当面は難しいものと考えておりますが、児童の病気回復期における子育てと仕事の両立について困難さを感じている親御さんもおりますことから、実施市の状況等も十分検証しながら、研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。それから、次にAEDについてのご質問でありますが、平成16年7月1日付け厚生労働省通知により、一般市民も救命行為が簡単にできるAEDを使用した除細動が可能となりました。議員がお考えのように、一般市民が冷静にAEDを操作するには、人工呼吸や心臓マッサージ等の知識がより大切であると認識しておりますことから、市といたしましてもAEDの設置が普及する前の事前講習も推進すべきと考えております。これに伴い、本年4月に訓練用AEDトレーナーを3台整備し、7月に市内私立中高等学校において教師71名を対象に講習会を実施したところであり、9月10日には江別医師会主催の江別市民医療教室に参加した一般市民96名に、AEDの取扱いも兼ねた一般救急講習を行ったところであります。さらに、10月には事業所を対象とした応急手当普及員養成講習、11月には一般市民を対象とした上級救命講習、1月には中学生を対象とした市民救護士講習を予定していることから、AEDの取扱いも併せて普及・推進について検討してまいりたいと考えております。また、AEDの設置は、公共施設のみならず、大型店、量販店や遊技場など、民間のご協力も望まれるところであると考えております。いずれにいたしましても、当面は日本消防協会の助成金で購入するAED1台を、施設職員のAED講習が終了後、発症の可能性が高い公共施設に設置し、有効活用してまいりたいと考えております。なお、今後におきましては、活用状況の推移を見る中で、他の施設につきましても検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかにつきましては、教育長からご答弁を申し上げます。

答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

私から、教育行政についてご答弁申し上げます。学校選択制導入に当たっての評価と選択区域の考え方に関するご質問についてでございますが、本年4月に学校選択制がスタートいたしまして約半年が経過しております。今年度は、61名の申請に対しまして、各校とも受入れ枠内でありましたことから、すべての希望者が希望する学校に入学することができました。入学者の内訳でございますが、小学校の新一年生が野幌小学校の特認制度を活用した13名も含めまして39名、中学校の新一年生が22名でございます。その他制度導入の初年度ということで、在校生特例を適用した者が6名となっております。なお、在校生特例につきましては、自宅から近い学校を希望するケースが5名、新一年生の選択制の移動に伴い、その兄弟が転校を希望したケースが1名となっております。ご質問のありました学校選択制の評価についてでございますが、旧制度の下では認められなかった学校への通学につきまして、児童生徒やその保護者の希望をかなえることができたことが第一に評価されるべきことではないのかなと考えているものでございます。制度導入後の学校の状況につきましては、市内の各校長に意見を聴きましたところ、学校の特色をより一層鮮明に打ち出していこうとする意識が教職員にも浸透してきたこと、保護者や地域住民の学校に対する関心が高まったことなど、校長をはじめ教職員が積極的に学校の情報を発信するようになったなどの動きが見えておりまして、学校全体の意識改革が進んでいるとの印象を受けたところでございます。また、校区外の学校に就学した児童生徒の様子についてでございますが、他の児童生徒とも協調して学校生活を送っているとのことであり、一方、受入れ側の児童生徒もまた良い刺激を受けているとの報告を受けております。なお、教育タウンミーティングなどで出された登下校時の安全性については、学校と保護者との連携の下で支障がないものと聞いております。また、角山小中学校については、議員ご質問のとおり新一年生3名が増えたことに伴い教職員の数が増えたことなど、子供たちにとって良い学習環境になっております。したがって、私といたしましては、この制度が保護者、各学校とも好意的な印象を持って受け入れていただくことができたものと思っております。なお、選択範囲の拡大についてのご質問でございますが、この制度の導入に当たりましては、議会の場でもご説明させていただいておりますとおりに、学校選択制の検証は原則として3年ごとに行い、その結果に基づいて必要な見直しを行うというものでありますので、その点ご理解いただきたいと思います。したがいまして、毎年保護者や学校関係者の意見を聴きながら、制度の見直しの必要があると判断した場合には、教育タウンミーティングなどで広く市民の意見を聴きながら、一方、通学区域審議会に諮ってまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。次に、小中一貫教育についてでございますが、現行の学校教育においては、ご案内のように小学校の課程は6年、中学校の課程は3年となっておりますが、その一方で、小学校高学年と中学校の発達段階における共通点に着目して、一貫性のある指導を行おうとする方法論が、この小中一貫教育でございます。これは、小中学校の垣根を越えて児童生徒の学習活動の円滑な移行を可能にするとともに、児童生徒一人ひとりの個性や能力に応じた指導を可能にするなど、教育上の意義が注目されているところであります。現在、幾つかの地域において、文科省から研究開発指定校を受けたり、構造改革特区の認定を受けて教育課程の基準の特例を設けることによって通常の小中学校とは異なる小中一貫の教育課程を編成して、その教育効果に関する研究が進められているところでございます。道内では、構造改革特区の認定を受けて、三笠市の岡山小学校と萱野中学校が小中一貫教育を導入しており、9年間の一貫した教育を通して、確かな学びのできる生徒の育成と地域の特色を生かした教育の推進を目的としているところでございます。三笠市では、現在新たに国際科を設けて、小学校一年生から年間35時間程度の英語教育を実施しており、小学校三年生以上を対象とした地域科も新設するほか、小学校五、六年生を対象として、今年度は理科と家庭科を融合して選択科として試行しております。小学校の英語教育では、専属のALTが配置されておりまして、選択科の理科と家庭科には中学校の教員が担当するなど、小学校と中学校との教員が協力して授業を進めているとのことであります。しかしながら、聞くところによりますと、実際には双方の校舎が1キロメートルほど離れておりまして、職員室も小中学校とも別々でありますことから、教育課程の編成等、月数回の合同会議は実施しているものの、日常的な連携に課題が残っているとのことでございました。本市における導入の可能性についてでございますが、将来的な児童生徒数の減少の影響もあって、今後の学校適正配置にも配慮しなければなりませんが、既に市内の小学校で実施しております小学生英会話学習活動支援事業と中学校の英語学習とカリキュラム上での連携が実現可能になってきておりますし、習熟度に配慮した学習指導体制の構築に市内各学校とも向かっているところでございます。その一方で、教科担当スタッフの育成、確保など、多角的に検討していくことが課題として残されていることも事実でございます。ご指摘のとおり、市内には角山小中学校という併置校があり、音楽等の教科について小中学校の教員が連携して授業に取り組んでいるところでもありますが、全市的に考えた場合に、江別の子供たちにとってどのような教育課程の下で行われることが最も適切であるかどうか、その中に議員ご指摘の小中一貫教育の構想も視野に置いて、今後十分な検討と検証が必要であると考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。以上でございます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

再質問 齊藤佐知子

2回目の質問をさせていただきます。最初に、自動体外式除細動器(AED)について、1点お伺いしたいと思います。体育施設や市役所など、多くの市民が来庁される公共施設へのAEDの設置についてですが、市消防本部のお話によりますと、通報を受けてから救急隊員が到着するまで約6分前後とのことと伺っております。昨年6月に、市内の立命館慶祥中学校で三年生のお子さんが運動場でランニング中に突然倒れて、約15分後に救急車が到着しましたが、既に手後れの状態で、大切な命を亡くされていることはご承知のことと思います。先ほども申し上げましたが、心停止後4分で脳に障がいが発生し、12分後にはほとんどの人が死に至ります。本市において、昨年1年間にそ生を試みた心停止患者は71人とのことであり、そのうち1か月間の生存者が4人、その中で社会復帰された方が1人と聞いております。また、本年度においては現在のところ搬送された心停止患者は60人とのことでありますが、社会復帰された方の確認はできておりません。伊勢崎市では、心停止状態の人の救命率を上げるために、本年より2か年で市内の公共施設50施設にAEDを配置する計画を立てて、実施しております。また、横須賀市においては、全消防職員を対象に講習を行っており、全消防車にAEDを設置し、救急車が到着するまで救急隊員が応急処置に当たっているとのことです。ご答弁では、当面は日本消防協会の助成金で購入するAED1台を施設職員の講習が終了後、発症の可能性が高い公共施設に設置し、有効活用してまいりたいとありましたが、市民の命を守る観点から、心肺停止患者の救命率向上のために、各市内の公共施設に計画的にAEDを設置していく必要があると考えます。再度、市長のお考えをお聞かせください。2点目に、病児保育について伺います。6月定例会の私ども会派の質問で、江別市の合計特殊出生率が1.11と全道一、全道、全国平均より低い合計特殊出生率であることを明示させていただき、少子化対策の重要性を指摘させていただいたところですが、子供を生み育てる環境を整備することが急務であり、そのためにも病児保育の必要性があると考えます。江別市の少子化をここで食い止めるためにも、最大限の努力と知恵で子育て支援をして、女性に安心感を持たせることが必要であると考えます。再度、市長のお考えをお聞かせください。以上です。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

齊藤議員から2点について再質問がありましたので、ご答弁を申し上げたいと存じます。まず、AEDの設置についてでありますけれども、率直に申し上げて、否定は全然していない、あったことに本当にこしたことはないわけであり、必要性は十分認識をしているわけであります。そんな中で、先ほど1回目の答弁で、特に可能性の高い公共施設というふうに申し上げましたけれども、具体的に言えば体育館に今回は設置を予定させていただきたいと思っています。なお、そのほかにということでありますが、もっと端的に言えば、どこかへ配置しても発生するのは全く全然違うところで発生するかもしれない、あるいは公共施設でなくて民間でも、それで民間についても望まれるという答弁をさせていただきましたけれども、いずれにしてもかなり考えればいろいろ網羅しないと、ちょうどこの網羅されていないところで発生して、もしかしたら命を落とすかもしれない。こういうことで、実際のところは他市の施設については否定はしませんで、若干今すぐにということでなくて、活用状況というか、そういう推移を見させていただいて、その後でまた検討させていただきたいと、こう思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。それから、病児保育でありますけれども、基本的には少子化対策あるいはこの合計特殊出生率の話も今ありましたけれども、この課題はトータルでとらえているというか、福祉、保健あるいは教育、雇用と、こういったことは全部自治体だけでなくて国も事業所、地域、そういったものそれぞれが連携して総合的に進める。その中の一つの施策としてこの病児保育もあると、こういうふうにとらえているわけですけれども、いずれにしてもこれも病児保育、当面市としてどうかと、こういうことでありますが、率直にこういったトータルの課題あるいは少子化対策も個別的に例えばこれはどうか。これもあった方がいい、あれもあった方がいい、こういろいろ個別的に対応することにはなかなか難しいですし、それを全部一つひとつ積み上げる、みんなそれをとらえていかなきゃならない、こういうことではちょっと厳しい面もありますし、それから、官から民へというのは大きな国の動向としてはありますけれども、例えばお聞きするところでは、千歳市は民間の株式会社でこの病児ということについて受け止めてやっているやにも聞いていますが、いずれにしても、今すぐということではかなり国の基準も厳しいですから、病児を扱う、病児回復期ということですから、看護師なり、医療との関連だとかいろいろ条件がありますから、ちょっと余りこういうことですぐコストというのは言いにくいですけれども、やっぱりその辺では少し、当面即ということでは課題もあると、こんなふうに思っておりまして、今後実施されている市について少し調べて検証させていただいて、その可能性がどうなのかということについて研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

出典:江別市議会 平成17年第3回定例会 2005年9月22日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる